私についての説明から~高校編②~

と言う訳で高校編…のつづきです。

1・2の三四郎と柔道部物語を足して2で割った青春時代です(笑)※ROSESさんありがとうです。

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小林 まこと

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ベンチとスクワットによる肉体改造は徐々にですが、うまくいっていました。

年末は狸小路地下の旭屋書店で立読み後にウィダーのプロテインを袋買いして、本格的に体作りを始めました。

しかして、その日は突然やってきました。

筋トレに時間を費やし、乱取りを軽視していく中、私を谷底へ突き落とす出来事がありました。

いつの間にかレスリング部をドロップアウトした同級生が、我が部に入部してきたのです。

前記したように我が校のレスリングは全国クラス、そこで3年までやってきてると言う事は並の肉体、精神力じゃないんです。

そんな中で、退部すると言う事…ドロップアウトと言っても監督か誰かとのイザコザと聞きました。実際に彼も全国レベルのレスラーでしたから。

通常、レスリング部をやめた人間は何かの圧力から学校にすら残らないケースが多いんです。

しかし彼は堂々と校内を歩いてました。そんな人間が入ってきたんです。

中学時代は柔道の全道レベルだったとも聞きました。

しばらく私も彼も互いに挨拶すらろくにせず、道場ですれ違ってました。

そんな中、ある日乱取りをやる事になったんです。私は軽中量、彼は中量で一階級上です。

肉体改造といっても自己流の私の体は、2年間スパルタに耐え抜いた彼の肉体と比べれば雲泥の差でした。

組んでも崩せません。彼も奥襟を取りますが、私は足技で嫌います。

急に彼の体が目の前から消えました。

直後、腹の辺りに強烈な締め付け、と同時に足が浮き…

どすーーーーーーん!!

ベリー・トゥ・バック、そうジャーマンで赤畳の外の硬い畳に後頭部から叩きつけられました。

数秒間意識が吹っ飛びました。

気がつくと、私は道場の隅で壁にもたれてました。

「怖い…」 初めてそう思いました。

その翌日から、私の足は放課後まっすぐバスターミナルに向かってました。別な日は友人の家、そして遅くまで煙草の煙の中でバカ話をして帰宅しました。

逃げました。怖くて。

数週間、頭の痛みも続きました。

雪が融けて頭の痛みなどすっかり忘れてしまっても、私は逃げ続けました。

一年から一緒にやってきた仲間は教室に来ては「出て来いよ」と。

6月の最後の高体連を前に、私は小1からの友人が住む下宿屋に泊まりに行きました。

友人もプロレスファン。少年時代の彼をプロレス好きにさせたのは少年時代の私。

彼は長州ファン、私は藤波ファン。

小6の修学旅行でプロレスごっこをやって、彼の鎖骨を折ったのも私。

彼は頭もよく地区で一番の進学校に通い、私はガラの悪い奴らが通う学校に通う。

それでも一番の友人でした。親友というやつ。

いつものように角瓶のソーダ割りを極薄にして飲みながら、私は週プロを読み、彼は時折ベースを弾く。

「もうすぐ最後の試合っしょ?」

「ああ…。でも多分ダメだわ」

「なんで?」

「部活出てないし…」

「そうか…。俺、学祭でやる曲の“詩”任されてんだよね。で、いくつか出来たんだけど、レガに一番最初に見てもらうわ」

「…ああ、いいの?」

キャンパスノートに書かれた歌詞はどれも愛だ、恋だ、彼女がどうの…正直読み流してた。

そんな中で最後のページに、『リング』とか『国技館』とかの文字。

読みいってると

「あぁ、それ、レガと俺の事書いたんだよね」

内容は、

♪あのときに約束したよな、お前はメインエベンターとしてコーナーに立つ、俺はリングアナとしてお前の名をコールする。

♪いつか約束の地、両国国技館のリングで会おう。


…みたいな。細かく覚えてないけど。

何も言えなくなって、胸が熱くなって。

確かに中学生の時に約束してたんです。

「俺は鍛えぬいて、強くなって新日に入る」

「俺はいい学校出て、アナウンスの勉強して、リングアナになる」

翌日から私の足は再び道場に向きました。

もちろん甘くはなく、2年に投げられたり。

でも、もう四の五の言ってられません。 「あと1ヵ月あれば、いける」と根拠のない自信もありました。

練習していくうちに私が団体戦のレギュラーから外れてる事を知りました。

もちろんショック受けてる場合じゃありません。

実際に試合までに勘は戻ってました。

初日、風邪気味で団体戦を迎えましたが、全く問題ありません。

私は補欠でしたが、実は監督の作戦。実は決勝トーナメントの一回戦で軽重量級地区最強の奴と私を副将戦で当てる為の隠し玉だったんです。

結果的に見事な玉砕、押さえ込みに一本負けでしたが、俄然、私の闘魂に火が点きました。

実は監督は大会直前に入院。その監督の期待に応えられなかった事で、翌日の個人戦に必勝を期しました。

翌日、個人戦。いろいろな想いを持って臨みました。

1回戦、脇固めで一本勝ち。

2回戦、横四方で一本勝ち。

ブロック決勝、新人戦3位の相手に谷落し2発で合わせ一本勝ち。

決勝リーグは、1戦目、右手の親指突き指した上、上四方で一本負けの後、2戦目も判定負け。

結果的には、地区大会軽中量級3位。結果を残したといえば残したし、もっとやれたといえばやれたんですが…

とりあえず地区大会は終えました。私はプレッシャーと気合の大事さを知りました。

そして、モチベーションを維持したまま臨んだ全道大会は、1回戦を裏投げで一本勝ち。2回戦は払い腰か何かで綺麗に投げられて一本負け。

短い柔道生活は終りました。そこに涙はありませんでした。

その後の高校生活は付録みたいなもので、遊びまくりの飲みまくり(汗)。

月イチで2000円飲み放題のスナックに通い続ける私にプロレスラーという夢は音をたてて崩れ去っていきました。

大好きだった、共に歩んだ新生UWFも。

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そして、私を再生してくれたベース弾きの彼。実際に彼は初志貫徹、一浪して大学行って、アナウンスの学校も通って、某プロレス団体のフロント入りしました。

それでは長々と失礼しました。

ご静聴ありがとうございます。

~次回、社会人編へ?~
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tag : 高校生

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辞めた人間に圧力…どこも同じなんですね(笑)

挨拶は「コ○スゾ」
(脅迫)

顔を合わせたら拉致
(誘拐)

階段最上段からの受け身
(突き落とし)

坊主頭から髪延ばしたら髪に点火
(放火)

取り囲んでの太鼓の乱れ打ち
(集団リンチ)

気付いたら弁当箱空っぽ
(食い逃げ)



後略

まぁ…カワイイもんでしょ(笑)

ああ青春時代…

しゅるさんがマットで汗を流してた頃、私も畳の上で汗を流してたんですねぇ。

やっぱり名門校というのはレスリングに限らず中でも外でも恐ろしいというか…じゃないと全国優勝なんてありえないんでしょうね。
数年前から野球部関連でいろいろと問題が表に出てきてますが、そんなもんは昔っからある訳で、いまさらどうのこうのって(略)
ま、レ○プは絶対ダメですけど。

今、時間をみては最初から読んでます。

中学〜高校とレガさんも汗を流された。
しかも3位という素晴らしい結果を残されてる

親友の詩はホロっときました。
その親友の方、某団体のフロントに…
凄いですね!

>みーさん

時間をみては最初から読んでます<うわぁ~何だか丸裸にされてるみたいで恥ずかしうぃーーーー!!

中学〜高校とレガさんも汗を流された<いや私なんざは底辺のレベルでしてね。流星さんみたいな方とお話してるとレヴェルの差を思い知らされる訳ですよ。

親友の方、某団体のフロントに…凄いですね!<凄いですよ。初志貫徹ですからね。
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紫レガ 

Author:紫レガ 
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