Yoji Anjo Is Alive vol.8~至高の闘い・後編~(1993)

前編からの続きです。

安生の強烈な踏み付けを機に試合が大きく動き出します。

佐野は豪快な水車落としでお返し。

豪快な水車落とし

スープレックスや各種の投げはUWFスタイルの一つの軸でしたが、当時のU系他団体からは消えつつありました。

特にパンクラスの旗揚げを機にその傾向は強まります。

そんな中、最後までその技術を残した団体がUインターだったと思います。

そのまま佐野はスリーパーにつなぐと、

そのままスリーパーへ、

安生はセオリー通りに足首を極めて脱出。

足首を極めて脱出

さらに佐野はドラゴンスリーパーでの切り返しを狙うと、

ドラゴンスリーパーを狙うが、

安生が回転から、

逆に、

逆にドラゴンスリーパーを決めます。

切り返す

二人の闘いは全く止まる様子を見せません。

その後も佐野のスープレックスが冴えわたります。

まずサルトから、

カンヌキスープレックスと、

フィッシャーマン・スープレックス、

フィッシャーマンから、

そのままクラッチを切らずに締め上げます。

そのまま締め上げる

ここも安生は切り返していき、“Uの秘技”腹固め。

安生の腹固め

グラウンドでは不利と見たか佐野はスタンドからの再開に掌底ラッシュで勝負に出る。

佐野の掌底ラッシュ

が、むしろこれが安生の土俵。

得意の膝を一発返すと、

安生も得意の膝で返すと、

佐野がダウン。

佐野ダウン

さらに膝でいくが、

さらに膝で追い討ち、

佐野はしっかりキャッチして、

佐野は捕え、

そのままSTFへ。

これはUインターのテーズ式ではなく、新日で身につけた(?)蝶野式。

変形のSTF

それでも安生は切り返す。体重を預けてのヒールホールド。

安生も変形のヒールで返す

佐野はアンクルで返す。

この技はSWSでの船木戦や自身の藤原組参戦で自分のものにしたのでしょうか。

佐野はアンクルで返す

ここも巧く安生は切り返し、デスロックにいく。

安生はデスロックに行く

下から佐野は肘を使ってフェイント。

佐野が肘を打ってくると、

安生は反則のアピールから、

反則をアピールして、

逆に後頭部へのエルボーを連打で落とす。

倍返し

ここで佐野は熱くなり、揉み合いへ。

しかしここも安生の思うツボで、

佐野怒って揉み合う

ガッチリとサブミッションを極めに行く。

思えばこれが、後に200パーセント男としての切り札となった“グランドクロス200”ですね。

グランドクロス200?

佐野に残された戦術はもうスープレックスしかなく、

投げっぱなしのジャーマン。

佐野の投げっぱなしジャーマン

このダウンで、ポイントはいつのまにか同点。

安生ダウンで持ち点はタイに

佐野は蹴りで勝負に出ますが、

やはりキャッチされます。

佐野のミドルをキャッチし、

安生はお返しのSTFへ、

そのままSTFへ

これを佐野が巧みに抜けてスタンドでのダブルリストロックから、

ダブルリストロックから、

後方への投げ、そのまま袈裟固め。

さらに肘を決める。

回転して袈裟、さらに肘も極める

さらに自らポジションを変えてハンマーロック。

ハンマーロックに移行して、

一気にチキンウィングフェイスロック!!

チキンウィングへ、

止まらない二人の攻防は回り回って一番最初の技に戻ってきました。

安生はタップ。

ガッチリ入って安生タップ

佐野が勝利します。

しかし両者ともに精も根も果てて、

佐野勝利するが、

足元がおぼつかないまま握手を交わします。

精根尽きた両者

安生自身の特異な思考(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.1)がUインターでの数々の名場面を生み出した訳ですが、

やはりそれプラス同世代間ならではの意地の張り合いという部分が、この一進一退の“闘い”を生み出したのだと思います。

高田や田村、桜庭と比較してもそれほど思い返される機会の少ない安生、佐野の試合ですが、

内容に関しては「これこそUWF」と言っても過言じゃないですね。

関連記事

tag : 安生洋二 佐野直喜

comment

Secret

No title

チキンウィングフェースロック・・・
私はこの技の決まり手、見た事がありません!
この試合は知りませんでしたが、目まぐるしい
技の繰り出し合いがハイレベルですごい内容ですね。
ありがとうございます!

>YYさん

目まぐるしい技の繰り出し合いがハイレベルですごい内容ですね<もしも見る機会がありましたら、ぜひ。

このような本当の意味での“回転体”は、かつてUインターのリングで数多く見られました。
この最後の技もUの歴史に決して欠かせないものです。
このYYさんのコメントをいただいて、今日の記事を書かせて頂きました。
こちらこそ、ありがとうございます。

そして…メールの内容、本当にありがとうございます。
m(_レ_)m

No title

こんばんは!安生は、この頃からグランドクロス200を自分の物にしてたんですね。知らなかったです。
この攻防も見ると、佐野の引き出しも凄いですね。今の佐野はスタイルもあるんでしょうが、だいぶ太ってて・・この頃の方がかっこいいです。

>H.Tさん

こんばんわ。

この頃からグランドクロス200を<私も知りませんでした(笑)
当時は普通に膝十字として流してたと思います(汗)

佐野の引き出し<佐野はルチャからストロングスタイルまで出来るのに、インターではUWFスタイル貫きましたからね。
それでいてvs新日ではブランクをものともせずに飛ぶんですから…彼も天才肌ですね。

今の佐野<お腹が中野みたいになっちゃいましたね(笑)
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード