宮戸語録 vol.8

久々に宮戸語録です。(参照:宮戸語録 vol.1vol.2vol.3vol.4vol.5vol.6vol.7)

前回の vol.7 でPRIDE.1(参照:第一歩)直前の宮戸インタビューを振り返ってみましたが、

しかもUインターユニフォーム装着!!

今回はその1年後、PRIDE.4(参照:あと3分だけ…~前編~~後編~)の前のインタビューです。

聞き手がターザンだったこともあり、通常の宮戸語録とは一風違ったものとなりました。

その内容は高田の敗因、ひいてはセコンド論にまで及びます。

必殺プロレス激本 (双葉社ムック 好奇心ブック 21)必殺プロレス激本




 必殺! プロレス激本 より
「プロレス最強伝説」の継承者 宮戸優光インタビュー

◆PRIDE.1での高田について
宮戸
「うん、もう高田さんじゃなかったですもんね。違う人がいたという感じでしたから。だから、バービックとやった頃
(参照:本当の意味での真剣勝負)北尾とやった頃(参照:10月最後の夜に…カタルシスを)を100とすれば、あのときは15くらいでしたもんね精神的に」

「また、周りが力を与えてあげる雰囲気にしてないんだよな(吐き捨てるように)。逆に奪っていくような雰囲気だった。高田さんはわりと精神的に試合に入っていくタイプなんですよ。イケる! っていう感じで。心に迷いがあると、それがそのまま試合に出てしまうタイプなんですよ。だから、イケるぞ、というのも試合に出る」

(昔の宮戸に戻れた?)いや、戻れなかったですね。気を遣っちゃって。だから控室にもいなかったですもん、ほんの5、6分だけで。なんで辞めた奴がこんなところにいるんだ、という雰囲気もあったしね、なんとなく」

「高田さんが充電できてないことが、遠目に見てもわかったからね。(略)充電できてない高田さんにこれをやらせたら、結果はある程度、見えてるじゃないですか。高田さんがどういう人かは、周りはわかってるわけだから、『お前ら、よくやらせたよな』って。やらせんだったら、その前に高田さんが精神的に充実した体勢を整えて、燃えてる高田さんにしてから、燃えられる高田さんを作ってから、やらせればよかったのに」


◆セコンド論
宮戸
「周りがうまく盛り立てていかなきゃ。いま、それをやってあげられる人が周りにいないんですよ。高田さんは気持ちから、試合に臨む自分を作っていくタイプだから。だから周りがいっしょに作ってあげなきゃ」

「その気にさせる、みたいな言い方は失礼だけど、でもぼくはそれを心掛けてましたよ。控室にもチョコチョコ顔を出して、ちょっと様子みたりね。そういうことをする人もいなかったんじゃないですか」

「試合についてアドバイスするというだけじゃなくね、高田さんが試合を決めたけれども、それをどういう時期に、どういう状況になって、どういうふうにやってもらうのか、というところまで考えなきゃダメですよね。高田さんが決めたんだから、その日でいいんじゃないの、じゃダメでしょう。危ない橋を渡るなら、いつ、どういうふうに渡るのかと。練習を手伝いますとか、そういう問題じゃないんですよ」


宮戸のセコンドに対する持論には大きく頷かざるを得ません。

道場やジムで一緒に汗を流したからセコンドに入る…という単純なものではないのです。

例えばボクシングの世界ではセコンドに“カットマン”という役割がいて、

その仕事とは、とにかくカットした部分の治療。いわゆる“止血”のみ。

総合の世界においてはそこまでの役割は必要ないのかも知れません。

しかし単にタイムを計測して残り時間を伝える人間や、

インターバル中に汗を拭き、水を飲ませるだけの人間よりも、

必要な人間はいると思います。

最近では田村に付いている立嶋氏が、重要な役割を担っています。

結果も出しています。

とにかく、宮戸優光という男ほど高田延彦の力を理解した者は他にいませんでした。

その関係がUインターの全盛期を作り上げていったのです。

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tag : 高田延彦 宮戸優光 ターザン山本 プロレス激本

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No title

「U.W.F.最強の真実」を読んでいても痛感するのは
宮戸さんがいかに、常に周りを気遣い、盛り上げ役・つなぎ役・
フォロー役として奔走していたかですよね。且つ、
ハッキリ筋を通す時は相手によらず、通すという姿勢。
宮戸さんのセコンド論にはホント納得ですね。

>YYさん

いかに、常に周りを気遣い、盛り上げ役・つなぎ役・フォロー役として奔走していたか(略)且つ、ハッキリ筋を通す時は相手によらず、通すという姿勢<いや、直に宮戸と接した方の分析は重いです。
Uインターにおいては尚且つプロデューサーからマッチメイカーから…もう超人ですよ(汗)
宮戸がいなかった数年間で、U系団体は死んだと思っていますんで、IGFの現場監督をきっかけにどんどんプロデュースしてもらいたいです。
田村vsヌルヌルなんかを宮戸の仕切りで見られたら、もう感涙モノだったと思いますよ。

No title

こんばんは!宮戸が駆けつけファンは興奮したんですが、宮戸本人は一度辞めた人間ですから、い辛いなどの心理があったんですね。

やっぱり宮戸は高田を誰よりも理解してますね。もしずっと宮戸が支えてたらヒクソン戦は?と思ってしまいますね。

>H.Tさん

こんばんわ。

宮戸本人は一度辞めた人間ですから、い辛いなどの心理があったんですね<キングダムについては、そのスタイルも含めて宮戸は真っ向否定してましたからね。

やっぱり宮戸は高田を誰よりも理解してますね<そうですね。それゆえに蜜月関係は短かったのでしょうね。
その分、濃かったですけど。
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