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希望という名の対抗戦~後編~(1994)

前編からの続きです。

新日本vsみちのくの対抗戦、

8人タッグマッチも中盤を迎えて、

獣神サンダー・ライガーザ・グレート・サスケのマッチアップとなりました。
これにサスケも応えた

2ヵ月前に行なわれた『SUPER J-CUP 1st STAGE』の、

準決勝で苦杯を舐めたライガーが、

機先を制すキックを放つところから始まります。
機先を制すキックから、

一瞬動きの止まったサスケに対し、

いきなり浴びせ蹴り!
浴びせ蹴り!

左首筋へモロに食って動揺している間に、

ライガーはリング下に放り込むと、

躊躇するなく薄い場外マットの上でパワーボム!
場外に放り出してパワーボム!

ダメージを回復する間も与えず、

すぐにリングへ戻すと、

今度は大谷晋二郎と二人掛かりで、

ハイジャック・バックドロップ!
すぐリングに戻してハイジャック・バックドロップ!

この危険な畳み掛けがライガーの真骨頂、

主導権は完全に新日側が掌握しました。

そのまま交代した大谷は、

ロープに振ってカウンターのドロップキック。
カウンターのドロップキック、高い!

これまた高い打点で、

サスケの顔面から胸板を打ち抜きました。

続けて打ったローリングソバットは、

先程のサスケを上回る、これも高打点の一発。
ローリングソバットも高い!

次々と決まる打撃技に不敵な笑みを浮かべ、

みちのく側コーナーを見やる大谷。

TAKAみちのくは我慢出来ず怒りを露わにします。
ニヤつく大谷にTAKAが怒り

それを尻目に大谷はエル・サムライにスイッチ、

淡々とエルボーを打っていくサムライでしたが、
サムライに交代

一瞬の隙を衝いて逆転のサスケは、

低空のブレーンバスターから、
サスケがブレーンバスターから、

サッカーボールキックで背中を思い切り蹴り上げて、

獅龍(現・カズ・ハヤシ)に交代。
サッカーボールキックで反撃

勢い良くリングインしたのですが、

サムライが放ったボディへの逆水平チョップが、

偶発的に鳩尾を捕えてしまうと、
代わった獅龍は不意にチョップを食い、

そのままうずくまる様に、

動きが止まってしまいました。
悶絶する獅龍

サムライすぐにライガーにタッチ。

ライガーはここで機転を利かせたか(?)、

獅龍を自軍コーナーから対角線に振ります。
ライガーは相手コーナーに振るが、

そのまま追走したライガーでしたが、

獅龍はコーナーポスト寸前で身体を浮かせてかわします。
切り返しにいく獅龍

そのままリングの中央へ後退りましたが、

気がつけば背後からサムライがガッチリと羽交い絞め。
背後からはサムライ

今度こそと突進したライガーに、

獅龍はサムライ共々ショルダースルー。
ライガーの突進をショルダースルー

返す刀でサムライをアームホイップ。
返す刀でサムライをアームホイップ

今度はライガーとサムライが入れ替わり、

同じシチュエーションが出来上がりましたが、
今度はライガーが羽交い絞め、

サムライが打った逆水平は、

ライガーの胸板にヒットして同士討ちに。
サムライの逆水平は同士討ち

気を取り直してライガーとサムライは、

獅龍の胸板に改めてダブルの逆水平。
獅龍に逆水平、

これはヒットしましたが、

獅龍は後ろ受け身からすぐにヘッドスプリング。
倒れるが即ヘッドスプリング、

すぐにチョップで追撃するライガー、サムライですが、

獅龍は受け流すかの様に受け身。
チョップ→ヘッドスプリング繰り返し、

そしてヘッドスプリング→受け身→ヘッドスプリング…と繰り返し、
やがて一人で繰り返し、

立ち上がったところでターンを決めると、

ライガー、サムライは呆気にとられたかの様に傍観。
ターンを決めると、

その場で跳び上がった獅龍に、

コーナーで待機するサスケ、SATO(現・ディック東郷)、TAKAのみならず、

対戦相手のライガー、サムライまで釣られる次第!
欽ちゃんジャンプ!

しっかりとお辞儀する事も忘れない、

礼儀正しい獅龍がそこにいます。
礼儀正しい獅龍

最後はしっかりと館内へアピール。

これぞ90年代みちのくプロレス名物“欽ちゃんジャンプ”です。
そしてアピール

元祖は本場のルチャドール、ケンドーでしたが、

トリッキーさを持ち味としていた当時の獅龍が、

しっかりと自分のものにしていました。

会場にはほのぼのとした空気が拡がりましたが、

黙ってはいられない大谷は、

怒りのままにロープイン。
大谷はカチン

ある意味この場面において、

これはこれで獅龍の勝ちなんですよね。
ある意味これで獅龍の勝ち

大谷と違って怒りを噛み殺してるのが、

当時の“じょっぱり”な石沢常光(現・ケンドー・カシン)

このタイミングでリングインして来ました。
ここで石沢リングイン

力任せに獅龍をニュートラルコーナーに叩き付け、

串刺し式のスピアー、
コーナーで串刺しのスピアから、

そのまま流れで水車落としを決めます。
水車落とし

カバーにいきますが、

カウント2で返す獅龍。
カウントは2

さらに石沢は反対側のコーナーに振りますが、

巧く切り返したのは獅龍。
コーナーへのハンマースローを切り返す獅龍、

今度はお返しとばかり、

串刺し式のラリアートを力一杯打ち込みます。
串刺しラリアート

競技者としての実績は雲泥の差かも知れませんが、

プロとしてのキャリアはほぼ一緒の二人。

獅龍にも意地がある訳です。

続けてロープに振ってのヒップトスで叩きつけると、
カウンターのヒップトスから、

起き上がりざまドロップキックで、

石沢をリング下に蹴落としました。
ドロップキックで場外へ蹴落とすと、

さあここからハイライトです!

獅龍は、

石沢が起き上がるタイミングを見てロープに走ると
ロープに飛んで、

トップとセカンドロープの間を、

ミサイルの様に飛び抜けるトペ・コンヒーロ!
獅龍のトペ

直後にその獅龍目掛けて、

サムライがトペ・スイシーダ!
サムライのトペ

そこにSATOが、

リング上でコーナー対角線を走り込み、
SATOは対角線を走り、

コーナーに駆け登っての三角飛びから、

絵に描いた様な空中姿勢でトペ・コンヒーロ!
三角飛びのトペ・コンヒーロ

そのSATOに向かってライガーが、

コーナートップから体重の乗ったプランチャ・スイシーダ!
ライガーはプランチャ

そのライガーに向けてTAKAが、

今度こそトップロープに飛び乗ってから、
TAKAはここで、

当時の現場監督・長州力を驚愕させた技、

宇宙人プランチャを敢行!!
宇宙人プランチャ!!

負けず嫌いの大谷は、

スワンダイブでトップロープに飛び乗って、
大谷もスワンダイブで、

プランチャを被せ、

TAKAの余韻を掻き消します!
プランチャ

さあ大トリです。

サスケはロープに飛んで勢いを付けると、
大トリはサスケの、

ドンドン加速しながら、

ノータッチでトップロープを飛び越えて、
セントーン・アトミコ!!

トペ・コンヒーロで放送席の機材諸共、大谷を破壊!!
放送席ごと破壊

シングルマッチ、タッグマッチ、その他の試合形式、

プロレスにはそれぞれのハイスパートがありますが、

今では必ずと言っていいくらいに観られる、

6人タッグや8人タッグでの空中技オンパレードは、

みちのくプロレス(ユニバーサルか?)という団体が、

日本に定着させたものだと思います。

そんなこんなでリングに戦場を戻して、

獅龍が低い軌道のウラカンラナを、

石沢にお見舞いしますが、
獅龍がウラカンラナ、

これはカウント2でキックアウト。
カウント2で返す石沢

クイックタッチでSATOにつなぐと、

先程の三角飛びと対極の力技パワースラム!
SATOはパワースラム、

ここはコーナーに待機する3人総出で、

カットに入った新日勢。
総出でカット

場外へのダイブ技の攻防から、

どうやら主導権はみちのく側に移行した模様です。

SATOは自軍コーナー付近で石沢を捕えると、

一発アピールを決めておいて、
SATOはアピールから、

サスケとTAKAのアシストを受けての、

スリープラトン・パワーボム!!
スリープラトンのパワーボム!

そのまま分断作戦に連係して、

フォールを狙いますが、
そのまま分断作戦

ここを自力で返した石沢!!

大谷も手を叩いて喜びます。
返した石沢

そして登場したのはサスケ、

ロープワークからセカンドロープに飛び乗って、

唸りたくなるくらいに美しいラ・ブファドーラ!
サスケはケブラーダ

これもカウント2でしっかりと返していく石沢、

“悪魔仮面”と呼ばれる現在の姿からは、

想像がつかないくらい真摯に必死に返します。
石沢これもキックアウト

やや攻め手を失ったか?

サスケはロープに振ると、

ややイージーにラリアートを繰り出しますが、
サスケのラリアートを潜り抜けると、

そこを潜り抜けた石沢は、

バックに回るとリバースDDT!
リバースDDTで一矢報いた

これは強烈に決まってほぼダメージが五分になると、

互いに自軍に戻っていって、

石沢はライガーに、サスケは獅龍に、

それぞれスイッチしました。
石沢はライガー、サスケは獅龍にスイッチ

やや出遅れた獅龍に、

出会い頭でライガーが浴びせ蹴り!!
出会い頭に浴びせ蹴り!

一発で動きを止めたライガーは、

リング中央でツームストン・パイルドライバーを敢行!
リング中央でツームストン・パイルドライバーを決めると、

そこへ既に各コーナーの上で待機していた3人が、

それぞれ三方向からダイビング・ヘッドバット!!
三方向のコーナーからダイビング・ヘッドバット!

そしてみちのく側を分断するのと同時に、

ライガーは次の技のセッティングへ。
そして分断から、

最後にチョイスしたのも危険技、

雪崩式フィッシャーマンズ・バスターでした!!
ライガーの雪崩式フィッシャーマンズ・バスター!!

首筋からキャンバスに突き刺さった獅龍、

完全なる3カウントが数えられました。
完全なる3カウント

勝利の凱歌が上がった新日勢、

4人が両腕を挙げる中、

大谷と石沢の表情がいいですね!

そして悔しがるみちのく勢もまたいい!
勝利したのは新日本

この緊張感とダイナミズムこそが、

本来プロレスが持つ対抗戦の醍醐味でしょう。

当時、大谷も石沢もTAKAも獅龍もまだ若手、

夢と希望に燃えていた時代でした。

もちろん観ていたこちら側も。
SUPER J CUP 1st STAGE閉会式

ヒロムちゃん! あとは頼みましたよ!!

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Author:紫レガ
五十路のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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