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希望という名の対抗戦~前編~(1994)

日本のジュニアヘビー級が、

また盛り上がりの兆しを見せています。

その中心人物は高橋ヒロム
ヒロムがジュニアオールスター戦の呼びかけ

下交渉のない状態から『ジュニアオールスター戦』をぶち上げ、

そこに各団体から賛否両論の反響が沸き起こったのです。

 新日公式 / バーニング・スピリット 2022年9月3日(土) 愛知・名古屋国際会議場・イベントホール より

ヒロム
「これはすごいことが起こるんじゃないかってドキドキと、勝手なことしてヤバかったんじゃないかって不安で食欲もないよ! いろんな意見があって当たり前だし、なにか行動を起こすときは賛否があって当たり前。むしろプロレス界全体に賛否を巻き起こせているなら最高! どんな想いで闘うかは自由だけど、ジュニアとプロレスが盛り上がることがしたいんだ。
(略)まぁ、もう誰にもヒロムちゃんは止められませーん!」


方法論は違えども、

その熱量は奇しくもヒロムが引導を渡した、

かつてのジュニアの象徴、獣神サンダー・ライガーを彷彿とさせます。
ライガー@8冠王者

日本におけるジュニアヘビーの団体間の壁を、

最初に取り払ったライガーの功績は計り知れません。

夢を見せてくれた“あの時代のジュニア”を、

今夜は回想しましょうか。

舞台は1994年6.15 日本武道館
超満員の日本武道館

新日本vsみちのく対抗戦と銘打った、

8人タッグマッチ、
新日本vsみちのく対抗戦

獣神サンダー・ライガー、エル・サムライ、大谷晋二郎、石沢常光vsザ・グレート・サスケ、SATO、TAKAみちのく、獅龍です。
ライガー、サムライ、大谷、石沢vsサスケ、SATO、獅龍、TAKA

ちょうど2ヵ月前に4.16 両国国技館で行なわれた、

『SUPER J-CUP 1st STAGE』で大ブレイクを果した、

みちのくプロレス側は左からTAKAみちのく獅龍(現・カズ・ハヤシ)と、

“東北の英雄”ザ・グレート・サスケSATO(現・ディック東郷)の4人。
みちのく側はサスケ、SATO、獅龍、TAKA

迎え撃つ新日側は、

左から石沢常光(現・ケンドー・カシン)エル・サムライと、

獣神サンダー・ライガー大谷晋二郎という布陣。
新日側はライガー、サムライ、大谷、石沢

先発はライガーとSATOで、

緊張感ある睨み合いから、

試合は始まりました。
先発はライガーとSATO

まずはガキッとロックアップ、

SATOの体幹はライガーに負けていません。
まずはロックアップ

サイドヘッドロックに捕えたライガーを、

SATOは一旦ロープに押し込んでから振ります。
いきなりロープワークが始まり、

勢い良く戻ってきたライガーは、

ショルダータックルで吹っ飛ばすと、
ライガーのショルダータックル、

すぐにロープへ走りますが、

中央で待ち構えたSATOが軽々とリープフロッグでかわして、
今度はSATOがリープフロッグ、

反対側から戻ってきたところで、

風車式のバックブリーカーを狙いますが、
カウンターのバックブリーカー狙いは、

空中で絡み付いたライガーが、

コルバタで返していき、
ライガーがコルバタで返す、

SATOは受け身を取ってから、

もう一度、走ってきたところで、

いなして反対側に押し込むと、
走って来たSATOをかわしたライガー、

SATOはセカンドロープに飛び乗って、

きれいにトンボを切ってから、
SATOはセカンドロープに乗ってトンボを切ると、

突進して来たライガーに、

今度は風車式バックブリーカー成功。
ライガーを風車式バックブリーカー

出だしから目まぐるしい攻防が繰り広げられ、

満員の武道館の観衆も一気に温まりました。

現在では小ずるいヒール戦術と、

豪快なやられっぷりが持ち味の東郷ですが、

当時は顔に似合わず軽快な空中技と、

その対極の怪力殺法が特徴でしたよね。

先手を取ったみちのく側は、

ライガーを自軍コーナーに捕獲。
みちのくコーナーでライガーを捕獲、

たまらず新日側が一斉リングインしますが、

SATOは自ら壁になります。
たまらず新日側が一斉リングイン

そこにTAKA、獅龍2人掛かりで、

ライガーを宙吊り状態からの股裂きに取り、

さらにSATOが真ん中でポージング!
みちのく側はさらに挑発行為

これには若い大谷、石沢も怒りを露わにしますが、

意に介さず交代した獅龍がヌカドーラでマットに叩き付け、
獅龍のヌカドーラ、

すかさずTAKAがスワンダイブ式のボディプレス!
TAKAのスワンダイブ・ボディプレス、

間髪入れずSATOのトペ・アトミコ!
SATOのトペ・アトミコ、

締めはサスケのトペ・アトミコ!
締めはサスケのトペ・アトミコ

ロープ際での空中技3連発も、

さすがにみちのく勢は速い!

尚もライガーをロープに振って、

SATO、獅龍の合体サイドキックから、
SATO、獅龍のトウキック、

改めて宙吊りでライガーに屈辱を味合わせます。
みちのくそのままにライガーを辱める

ホームであるみちプロのリングでは、

見慣れた日常なのですが、

青森出身の石沢はそろそろキレかかっています。
怒る新日軍

次に勢い良く飛び出したのはTAKA、

ロープに振ってドロップキックを放ちますが、
TAKAカウンターのドロップキックは、

ライガーは冷静に両腕を巻き付けて、

ロープのリバウンドを制し自爆に終わりました。
自爆に終わる

ここでライガーは大谷に交代すると、

リングインと同時に後頭部への鋭いドロップキック!
リングインと同時に大谷のドロップキック

そのままコーナーに押し込みますが、

TAKAにも意地があります。
コーナーで揉み合って、

体勢を入れ替えて、

コーナーの対角線に振ってから、
対角線に振ったTAKA、

そのまま追走していっての、

串刺し式ジャンピング・エルボーバットを一撃。
串刺しのフォアアーム

さらに反対側に振っていき追走するも、

大谷はコーナー直前で体を翻してロープアウト。
反対に振ると大谷がロープアウトから、

そこからスワンダイブでトップロープに飛び乗り、
スワンダイブの、

まるで矢の様なドロップキックで、

TAKAの胸板を貫きます!!
矢の様なドロップキック!

倒れたTAKAを尻目に、

大谷はみちのく陣営を一瞥。
みちのく陣営を一瞥

今度は大谷が対角線に振りますが、
今度は大谷が対角線に振ると、

コーナー直前でトップロープに飛び乗ったTAKA、

バク宙で頭上を飛び越えておいて、
コーナーからトンボを切るTAKA

振り返った大谷を右手で呼び込むと、
大谷を呼び込むと、

カウンターのベリー・トゥ・ベリーで、

豪快に放り投げました。
カウンターのベリートゥベリー

投げたTAKAのルーツは岩手県立盛岡工業高校レスリング部、

投げられた大谷のルーツも山口県鴻城高校レスリング部、

ベースを同じくした同世代(1学年違い)です。

ちなみに流星仮面二世さん(from 団塊Jrのプロレスファン列伝)も同世代。

この時代の高校レスリングは逸材だらけでしたね!!

TAKAは助走をつけてのドロップキックで、

大谷をリング下に蹴落とします。
助走付けてドロップキック、

そしてロープに走ると、

トップロープにひとっ飛び!
リング下の大谷にスワンダイブして、

…が、これはフェイント、

そのままバク宙でリング中央に着地します。
ここはバク宙でフェイントに終わる

会場がドッと湧き上がる中、

TAKAはアピールをかましますが、
アピールするTAKAの背後に、

このリングでは敵に背を向ける事は許されません、

既にエプロンにいた大谷はスワンダイブから、
既に大谷はスワンダイブ、

再び矢の様なドロップキック!!
再び矢の様なドロップキック!

別角度からスロー映像で見ると、

まるでTAKAの首が吹っ飛んでしまったかの様な衝撃!!
別角度から見ると首が飛ぶ様な一発

場外まで吹っ飛んでしまいましたが、

這い上がってきたところで大谷は髪を鷲掴みし、
リング下から這い上がるTAKAの髪を掴み、

ロープ越しにヘッドロックを極めると、

そのまま自軍コーナーまで移動。
自軍コーナーへ

ここで代わったサムライが、

トップロープ越しのブレーンバスター。
代わったサムライはトップロープ越しのブレーンバスター、

さらにツームストン・パイルドライバーで、

TAKAの脳天をキャンバスに突き刺します。
続けてツームストン・パイルドライバー

カバーにいきますが、

カウント2でキックアウト。
カウント2で返すと、

するとここで突如飛び出したのは、

大技のサムライボム!!
いきなりサムライボム!

これには思わずサスケがカットプレー。

淡々とエゲつない技をつないでいくのが、

サムライの怖さだと思います。
サスケがカット

サムライは石沢にタッチしてから、

コーナー付近にボディスラムでTAKAをセットしました。
自軍コーナーでボディスラム、

そこへライガーがトップロープから、

ダブルフットスタンプを降下!
ライガーのフットスタンプに始まり、

すかさず石沢が続きます。
お次は石沢、

さらに大谷が高さも加えて続くと、
大谷は高さも加えた一発、

締めはサムライの重量感溢れる一発!
締めはサムライが重量感ある一発

序盤に出たみちのく勢の4連打に対して、

新日勢もキツめの4連打で返してきました。

交代した石沢は首投げから、

アゴで固定していく猪木流のスリーパーホールド。
代わって石沢のスリーパー猪木流

そのままチキンウィング・フェイスロックに移行したところで、

再びサスケが回し蹴りでカット。
チキンウィングを狙ったところでサスケがカット

石沢はすぐにライガーにつなぎました。
ライガーに交代

ライガーはローンバトルが長引くTAKAのバックに回ると、

力任せに投げっ放しのジャーマン!
軽量のTAKAを投げっ放しジャーマン!

ここも別角度のスロー映像が流れますが、

ライガーのパワーたるや!
別角度から見ると、この飛距離

クイックタッチでつないでいく新日側、

リングインしたサムライはトウキックから、
交代したサムライはトウキックから、

身長差を利して上からのエルボーバット。
エルボーの連発に、

TAKAは食った勢いを逆利用して、

ロープのリバウンドからフライングフォアアーム!
TAKAはリバウンドからのフライング・フォアアーム

ここで満を持して大将格のサスケが登場!

サイドヘッドロックに入るとロープへ振ったのはサムライ。
ここでサスケが登場!

リバウンドからショルダータックルで倒しておいて、
ショルダータックルで倒しておいて、

目まぐるしいロープワークの攻防から、

サムライはジャンプ一番リープフロッグ。
目まぐるしいロープワークからサムライのリープフロッグ、

サスケも高々と飛び越えて、
サスケは高々と飛び越えて、

戻ってきたところで、

サムライはかわしながら逆のロープに送ると、
かわしながら逆のロープに送ったサムライ、

勢いが増して戻ってきたサスケを、

きれいなサイクロンホイップで迎撃。
カウンターのサイクロンホイップ

今度はコーナーワークの展開となり、

対角線に振ったサムライ、
コーナー対角線に振ると、

サスケはセカンドロープに飛び乗って、

振り返りざまにクロスボディ敢行。
サスケがセカンドロープに飛び乗ってクロスボディ

立て続けにローリングソバット一撃!
続けてローリングソバット

たまらずライガーにスイッチしたところで、

サスケが自軍コーナーに後退。
ここでライガー登場!

ライガーは『SUPER J-CUP』の因縁もあり、

正面から挑発していきますが、

それには乗らず獅龍にタッチするサスケ。
サスケは獅龍にタッチしていなすも、

尚も挑発するライガーに、

会場の声援が後押ししますが、

サスケの腰は重いか?
ライガーは「逃げるな」と

今度はライガーが仰向けになって、

サスケを小馬鹿にした様なジェスチャー。
さらに仰向けになって挑発

これで火が点いたか、

遂にサスケは応えました。
これにサスケも応えた

この続きは後編です。

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No title

どうもです(^-^)

そうでしたか~。大谷は知っていましたがTAKAみちのくがレスリングやってたのは知りませんでした。意外ですね~(^o^)

とにかくボクらの年代はプロレスに憧れてレスリング部なんてのがたくさんいましたもんね。ちなみに、みちのく繋がりだとヨネ原人は同い年でスパさんの後輩にあたるようです。が、まちがえてたらすいませ~ん(^o^;)

>流星さん

どうもっ! おはようございます!!

大谷は知っていましたがTAKAみちのくがレスリングやってたのは知りませんでした<確かそうだったと思います。パンクラスに一戦のみ出場した際、対戦相手の山宮恵一郎と同じ『レスリング出身』と出ていた記憶があります。

ボクらの年代はプロレスに憧れてレスリング部なんてのがたくさんいました<確かにそうかも知れませんね。しかしながら、その中で名門で3年間やってた方は流星さん、スパさんら限定されます。心から尊敬します。

みちのく繋がりだとヨネ原人は同い年でスパさんの後輩<という事は流星さんもご一緒に汗を流した訳ですね? 他にも以前お話を聞かせて頂いたインディのレスラーら、流星さんとプロレスラーとのつながりは太いですね。
また機会があれば、直接いろんなエピソードを教えて下さい!!

>流星さん!

No title

買いました~(^o^)/

実はこの本に載っているマスクドの写真のコスチュームのひとつ(本人使用)を持っていたりします。ちょっと自慢~。にゃは~(*≧∇≦)ノ

>流星さん

おはようございます!

買いましたか~!!

この本に載っているマスクドの写真のコスチュームのひとつ(本人使用)を持っていたりします<さすが流星さんです。もう一度、流星仮面で鑑定団にリベンジして頂きたいんですよ、ええ。
今回はスーパーマシンの話も語られてるのかな?

いまだにサッポロビール園でスタッフの方に撮影をお願いした際の「我々はアジアンテローズではありません」で吹き出したりしています(笑)。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
五十路のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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