かませ犬の重要性(1998)

前回のコールマン戦(参照:“辛”剣勝負)につづき、

高田延彦のPRIDEでの試合を振り返って見ます。

裏テーマは『PRIDE疑惑試合の見解』です。

まず最初に私が7年前に自分のHPの掲示板(最強UWFインター板【誰のカキコミでも受けます!】)に書き込んだコメントを読んで頂けるとありがたいです。

高田の気迫に

押され気味のストュージョン

高田ヤオ疑惑…結論から言わせて頂くと『NO!』です。よく例に挙げられるのはステュージョン戦とコールマン戦とアレク戦ですが…ステュージョンはハッキリしてるのは“かませ”だった事でKRS側も高田が勝たないと困る(PRIDE.4が成立しない)為全く実績のない巨漢をチョイスしたのでしょう。プロの興行としてみれば正論です。そして試合ですが当時高田のVT戦は過去一度しかなくステュージョンは(その当時では最もリアルファイト寄りの)Uインター時の映像で研究したんじゃないでしょうか?結果高田の両足タックルなど予測もせずすんなりテークダウン→ヒールとなったんじゃないでしょうか…

2002/10/08(火)


今日はその試合…高田のVT第2戦目です。

ヒクソンとの“世紀の一戦”に敗れ、歴史的敗戦の汚名を一身に背負った高田(参照:第一歩)。

プロレスを背負って闘い、惨敗した時、高田の仇を討とうというプロレスラーは出てきませんでした。

唯一、仇討ちを宣言したのは、かつての兄貴分・前田日明でしたが、

悩みぬいた末に、高田は自ら丸一年越しの“世紀の再戦”に臨む決心をしました。

ヒクソンが挑戦を拒んでいるという噂があった“路上の王”マルコ・ファスに弟子入りしてバーリ・トゥードの何たるかを学んだ高田に、

マルコ・ファスの特訓を受ける

当時、PRIDEを主催するKRSが課した前哨戦が、この無名の柔術家との一戦でした。

1998年 6.24 日本武道館 PRIDE.3

高田延彦vsカイル・ストュージョン


上半身に入墨をまとった巨漢柔術家の最初の攻めは長いコンパスからのハイキックでした。

いきなりハイキックの柔術家

意表を衝かれた高田ですが、気負けせずに顔を突き出します。

気合溢れる高田は顔を突き出す

そこへまさかの2発目。

よもやの2発目がテンプルをかすめる

セオリーのない攻めに高田は一瞬戸惑います。

高田ダウン

さらに蹴ってくる柔術家に、

なおもロー

我に返った高田は重いローを一発。

高田も重い一発を返す

急遽、作戦変更の柔術家はぎこちないタックルに来ます。

作戦変更のストュージョンはタックル

ここは基本どおり、マルコの教えどおりに凌いでいきます。

高田オープンガードから、

突き放して、

スタンドへ

今度は高田がタックル。

今度は高田のタックル

柔術家は基本の基本(?)どおりのクロスガードです。

ガッチリとガードを固めるストュージョン

そこをタイミング良く抜けて、

スルリと抜けると、

アキレス腱を取ります。

そのままアキレス、

立て続けにヒールホールドで、

さらにヒールで、

タップアウト!!

マットを叩くストュージョン

高田久々の勝利です。

久々のジャンプ

コーナーでも

2度目のヒクソン戦へ向けてのコメントは力強く、

「今年は自分の気持ち含めて、ただじゃリング降ろしません。応援お願いします」

「今年は、ただじゃリング降ろしません」

控室に戻ると、誰よりも満面の笑顔で亜紀夫人が待っていました。

亜紀夫人も笑顔

この試合についての私の見解は前述したとおりです。

結局、この一戦の意味というのは半年後の東京ドームに向けての前哨戦という事です。

KRSも、もちろん高田自身も、ひょっとしてストュージョンまでも(?)が、その目的の為に一丸となったのかも知れません。

ただし、それは出来試合=八百長という意味ではなく、

あらかじめ結果がわかるくらいに差のある相手を探し出して、尚且つ大会のメインとして見栄えするファイターでなくてはなりません。

トップファイターを呼んで、事前に打ち合わせをして、結果を捏造してしまったならば、

そこにはもうヒクソンはやって来ないのですから…。

それでもこの試合、ストュージョンの長い脚から放たれたハイキックであわや高田KO負け…という場面もありました。

そこは追い討ちをかけられずに未然に防がれたのですが。

もう一度真剣勝負の意味を考えてみると、それは決して何もかもがシュートであるとは限らないのです(参照:宮戸語録 vol.3~宮戸味徳編~)。

私、営業職なんですが、例えば自分の飛び込みで見つけてきたお客様…これ言わば“シュート”なんですね。

文字通り0からのスタートで、結果はどう転ぶかわからないのですが、自分で進めていく中で途中から結果が見えてくるんですよ。

そうなれば、もう多少の事では覆らないんです。

それに対して、第三者の紹介やら何やらで始まったお客様…まぁ広い意味での“ワーク”ですね。これって、初めから結果は半分以上決まってます。

ところが、そこであぐらかいて下手打っちゃうと…もうどうにも修正不能なんですね。

ちょっとわかり辛いかな(汗)。

最後に前述の7年前のコメントのつづきも書いておきます。

それからコールマン戦ですが非常にコールマンにとっては触れて欲しくない試合らしいですが、当時UFCから撤退し下り坂に見られていたコールマンは事実シャムロックの様にWWF入りも考えていました。そして彼自身PPVで高田、Uインターの存在も知ってましたしVTよりも日本でプロレスデビューする事まで視野に入れてました。コールマンは自分の強さを見せて勝つ以上にPRIDEの日本のトップでありプロレスのメインエベンターである高田と名勝負をして今後の道を開こうと思っていたはずです…しかし奥さんのアクシデントで体調最悪にして臨んでしまったのです。
触れられたくないのはそういう理由です

最後にアレク戦ですが日本のプロレスラー同志があのルールで試合すればあぁなるのがむしろ自然です。あえて言えばアレクはプロレスを描きすぎて高田はPRIDEにこだわった…そういう結果だと思います

ご不満でしょうがこれが私の見解です。

2002/10/08(火)


またの機会には、そのアレク戦も振り返ってみましょうか。

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tag : 高田延彦 カイル・ストュージョン マルコ・ファス

comment

Secret

No title

こんばんは!勇気ある記事ですね。自分、ここまで疑惑が多いとは正直把握してませんでした。もう一度試合を見てみたいなと思えてきましたよ。

ストュージョン戦は、高田負けれないという状況もあって結構ドキドキして見たのに、ストュージョンがイマイチだったのが衝撃でした。蹴りは結構良い蹴りしてましたよね。

No title

こんばんは
当然これも生でした
武道館でしたね
ハイキックもらったときはイヤな空気でしたよ
一発でしたがいいロー打ってましたし
アキレス→ヒールも見事で・・。
この試合に1番ウダウダ言ってたのは漫画家の板垣ですね(汗

>H.Tさん

こんばんわ。

勇気ある記事<そうですか? けっこう微妙なニュアンスになっちゃったんですけど、この試合でコケてたらPRIDE.4はない訳ですからね。
考えてみれば人一倍イメージを大事にするヒクソンのことです。高田が自分との試合の前に誰が相手であれ黒星なんかつけてしまったら、何をおいても対戦することはないでしょう。
船木との試合のときがそうでした。「自分との試合の前に船木が試合を行ってはならない」…みたいな契約を交わしてました。

ストュージョンがイマイチだったのが衝撃<これが一番の衝撃でした(笑)

>Fさん

こんばんわ。

当然これも生<さすがです!! 本当に高田ファンの鑑ですよ。
武道館でしたね<そうです。Uインターの聖地でした。映像で客層見てもUインターの会場っぽかったです。

この試合に1番ウダウダ言ってたのは漫画家の板垣<そういうこともあるんで、高田ファンにグラップラー刃牙好きはいません(笑)

No title

ボクはこの試合はいい試合だったと思いますね(^^)
でもこの試合のように足を取りにいって上に乗られヒクソン戦では涙をのんだんですよね・・・あれが今でも残念でたまりません(TT)
って話がそれてますね(^^;

かませ犬、重要だと思います。
いろいろ言う人はいますけど、勝負事って自信が大事じゃないですか?そういう自信って勝つことで育まれていくと思うんですよね。だからこういう試合って大事だと思いますね~。でも負けることももちろん必要ですよね。勝って自信ばっかりつけても亀田みたいになっちゃーおしまいですもんね(^^;

あー板垣、ボクも嫌いです。ついでに夢枕獏も( ̄^ ̄)

>流星仮面二世さん

この試合のように足を取りにいって上に乗られヒクソン戦では涙をのんだ<さっそくヒクソン戦を書かせていただきました。ありがとうございます。

かませ犬、重要だと思います<そうなんですよね。
例えばちっちゃい話になりますけど、部活でも有望な一年坊主入ってきたら自信持たすためにちょっと弱めの2年をパートナーにしてやったり、調子乗ってきたら逆に押さえ込んでやったり…それに近いかなと思います。

板垣、ボクも嫌いです。ついでに夢枕獏も<ふふふふ。
獏さんは私、好きですよ。
でも板垣と猿渡からはプロレスを馬鹿にしてる空気感じるんだよなぁ…
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