「やったーーーーーーーーーー!!」(1985)

キムケンが金原を相手に“らしくもない”勝ち星を奪う(参照:杜の都で稲妻)10年前、

同じ仙台で、新日の歴史を変える大仕事をやってのけました。

1985年 12.12 宮城県スポーツセンター

85 IWGPタッグリーグ優勝戦


新日四天王揃い踏み

アントニオ猪木、坂口征二vs藤波辰巳、木村健吾

猪木、坂口vs藤波、木村

この試合、本来なら優勝戦進出チームを決めるための試合で、勝った方がリーグ首位のブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ組と対戦するはずでした。

しかし、ブロディ組突然のボイコットで繰り上げの優勝戦となりました。

握手を交わす

そんな背景は置いといて…この試合、ストロングスタイルっぷりが溢れんばかりの名勝負となりました。

先発は猪木と藤波。

先発は猪木と藤波

猪木はいつものバックからの攻め。

得意のグラウンドテクニック

猪木と藤波のお約束ムーブ、ブリッジの攻防。

ブリッジワーク1

ブリッジワーク2

ブリッジワーク3

ブリッジワーク4

クリーンなレスリングの攻防から一転して代わった坂口はブレイク無視の強烈な逆水平。

坂口の強烈な逆水平に、

藤波も強烈な張り手から、

熱くなる藤波。

前日の福生大会でブロディに壊された坂口の膝を狙っていきます。

膝を狙う

坂口は荒業で凌いでいく。

この辺り猪木と藤波とは一味も二味も違う攻防です。

坂口は高角度で投げ捨てる

猪木とキムケンの局面ではスライディング・レッグシザースからインディアン・デスロックと、これもお約束ムーブ。

代わった猪木はインディアン・デスロック

ただしこの日のキムケンは気合が違って、

猪木にグラウンドで亘り合おうと応戦。

キムケンも負けてない

代わった坂口が太い腕で締め上げるとキムケンの顔も歪みます。

坂口のスリーパーは万力のよう

徐々に主導権は師匠コンビへ、

シュミット流バックブリーカーと急降下爆弾の連係。

黄金コンビの連係

ニューリーダーズも若さで返していきます。

自軍コーナーにおびき寄せた猪木に二人がかりのストンピング。

ツープラトンのストンピング

何とかつないだ坂口の“裏技”バックドロップは藤波がコーナーポストを蹴って崩れます。

坂口の裏技バックドロップは崩される

そして延髄!!

藤波の延髄斬り

代わった猪木にキムケンの強烈な張り手。

キムケンの強烈な張り手に

これに黙っている猪木ではありません。

前週の両国大会で負傷したキムケンのマブタに弓を引く鉄拳です。

この流れは、翌年の武藤凱旋シリーズの試合でも見られました(参照:鉄拳教育とは何か!?)。

猪木怒った

さらに延髄!!

延髄!!

何とかスイッチすると、元気いっぱいの藤波は足4の字固め。

これも猪木藤波の定番です(参照:20 years ago)。

これだけいくつものお約束ムーブを見せられてもマンネリ感のなかった当時の新日本、

これぞプロレスリングではないでしょうか?

師弟対決名物の足4の字

再び坂口が出てくるとニューリーダーズは躊躇なく膝に狙いを定めます。

遂に坂口の膝が、

二人がかりで厳しい攻め。

壊される…

何とか猪木にスイッチすると、もう坂口は戦闘不能です。

動けない

後がない猪木はキムケンに大技バックドロップ。

孤軍奮闘の猪木

しかし元気な藤波に捕まります。

猪木のお株を奪う卍!!

藤波、掟破りの逆卍

何とか切り替えしてロープに走ると、

カウンターのコブラツイスト狙いを、

歴史的瞬間1

切り返されて、

歴史的瞬間2

藤波必殺の、

歴史的瞬間3

ドラゴン・スープレックス!!

歴史的瞬間4

初めて奪うカウント3つ!!

歴史的瞬間5

信じられない表情の藤波とキムケン。

「三つ入った??」

猪木は思わず苦笑い。

思わず苦笑いの猪木

初めて師匠から勝ちをもぎ取った藤波とキムケン。

抱き合って、

記憶に残る勝利者インタビュー、

田畑アナ「藤波選手、おめでとうございました」

藤波「やったーーーーーーーーーー!!」

田畑アナ「木村選手、新しい時代が来ましたね」

キムケン「やったーーーーーーーーーー!!」

田畑アナ「勝者、藤波、木村、両選手でした」


「やったーーー!!」

ドラゴンコールとともに新しい時代を迎えた新日本プロレスの85年暮れ。

涙の初優勝

が、年明けとともに侵略してきたUWF軍団(参照:猪木なら何をやっても…いいんです。)が、猪木の首を狙ってきたことで、藤波時代はここからまだずっと先送りとなりました。

キムケン時代は…

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tag : アントニオ猪木 坂口征二 藤波辰巳 木村健吾 IWGPタッグ

comment

Secret

No title

藤波さんのドラゴンスープレックスは素晴らしいですね。
確か一度も返された事なかったですよね。

No title

こんにちは!晩年の藤波はドラゴンの形だけで中々やってくれなかったんですよね。それだけに、あのドラゴンスープレックス画像は華ありますね!しかもフォールされたのが猪木。そしてパートナーが木村健吾ですか!ドラゴン凄い嬉しそうですね!

>123daさん

確か一度も返された事なかったですよね<崩れた形になって返されたことはありましたね。
同年9.19東京体育館の猪木戦がそれでした。
あとはドラゴンに限らず、ジャーマンでもコンガ・ザ・バーバリアンやブロディまでも投げきったのは素直に凄いことだと思います。

>H.Tさん

こんばんわ。
晩年の藤波はドラゴンの形だけで<いわゆる“ドラゴン・フルネルソン”ですね(笑)。
ゲームにもその名で登録されてましたね。
ただフルネルソンって言っても、ドラゴンの場合締め上げる訳じゃないから…結局見せ技なんですよね(汗)
他にも場外の相手にドラゴンロケットのフェイントかけたり、トップロープからの雪崩式リングインとか…独特のドラゴンムーブありましたね。

この試合結果にブロディボイコットの秘密が隠されている…なぁ~んて事も言われてますね。

…どうもそういう話の方に興味が行ってしまうオラは嫌なファンですな

>BKっち

…どうもそういう話の方に興味が行ってしまうオラは嫌なファンですな<いやいやBKっち、今はもういろんな見方があってしかるべきですよ。
そういう意味ではプロマニの時代からBKっちの一貫した見方は非常に正しいと思います。
実際プライドの高いブロディです。
タッグリーグ優勝戦のシナリオと翌年の前田戦…ボイコットの意味するものは? いろいろ考えるのもプロレスならではです。

いやー

なつかしいですねぇ~(^^)
このときはボク猪木信者だったので、当然猪木が勝つと思っていたので・・・
フォール負けした瞬間、ボクはしばらく硬直してしまって母親に

「大丈夫か!?」

と言われたのを思い出しました(^^)

この試合の木村選手、がんばっていましたよね。あとこれの前にも公式戦で一度やってますよね。あのときの木村選手もがんばっていましたよねぇ~!確かジャーマンまで出してましたよね!

そう、このあとUWFが来て・・・
思えば、うーん・・・藤波は前田や高田と好勝負を展開していたので、この試合以降は藤波がエースとしてもよかったのかもしれませんねぇ・・・
なんて思います(^^)

>流星仮面二世さん

フォール負けした瞬間、ボクはしばらく硬直してしまって<当時は猪木が負ける…しかも日本人相手になんてありえませんでしたからね。

これの前にも公式戦で一度やってますよね。あのときの木村選手もがんばっていましたよねぇ~!確かジャーマンまで出してましたよね!<そうです。試合前にUWF軍団が現われた試合ですね。
…あの試合、録画してなかったんですよ(泣)
新日の大一番…けっこう録画失敗したものあります。
当時のビデオって時間合わせずれてたりチャンネル間違ったりで涙した思い出かなりありますね。

思えば、うーん・・・藤波は前田や高田と好勝負を展開していたので、この試合以降は藤波がエースとしてもよかったのかもしれませんねぇ・・・<当初は前田藤原が「猪木の首」、高田山崎が「藤波の首」って言ってましたから…キムケンはシカトでした(泣)
でも藤波と越中は真っ向から受けてたったんですよね。
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