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ぼくらはギリギリの勝利をみてきた。(1983)

激動の日々の中で、

我々プロレスファンも様々な想いの中、

今夜も金曜夜8時がやって来ました。

束の間、あの日に帰りましょうか。

今回も“我々は一蓮托生”とばかり、

盟友・流星仮面二世さんのブログから引用です。

 団塊Jrのプロレスファン列伝 / 名レスラー伝~大好きなマスクマン~ より

さて今回はですね、マスクマンですよ。ボクがマスクド・スーパースター好きなのはもうおなじみですが、これがですね~、ヘビー級のマスクマンというのがツボ、大好きなんですよ。というわけで今回はマスクド以外に大好きなふたりのマスクマンをご紹介します。

(略)続いてはビッグ・ジョン・スタッドです。(略)82年の年末からWWF所属となったことにより、83年には新日本プロレスの第1回IWGPにアメリカ代表として出場します。このときはリングネームこそ全日本プロレス来日時と同じくビッグ・ジョン・スタッドそのままでしたが、肉体は初来日当時よりビルドアップされて筋骨隆々。さらに黒いマスクを被りマスクマンとして登場したことにより注目を集めました。

(略)初めての新日本参戦となったこのシリーズでは5月13日、大宮スケートセンターでの決勝リーグでアントニオ猪木とのシングル初対決が実現します。


流星さんが大好きなスーパーヘビー級マスクマン、

父であるマスクド・スーパースターはもちろん、

スーパー・デストロイヤーと並んで挙げられた名は、

“人間起重機”ビッグ・ジョン・スタッドでした。
ビッグ・ジョン・スタッド入場

今から5年前、

満を持して流星さんとの初対面(参照:世界に一つだけの縁~6年半越しの運命という名の前編~)前、

レガ自作DVDを制作するにあたって、

リクエストをお伺いしたところ、

「大型マスクマンが好きなんですよ~。B・J・スタッドとか」という返信が。

ところが私、スタッドの映像がなくてですね、

期待にお応え出来なかったんですねぇ。

あれから月日が流れ…今回、動画を見つけました。

対戦相手はもちろんIWGPの提唱者、

“燃える闘魂”アントニオ猪木です。
猪木入場

1983年5.13 大宮スケートセンター

IWGP決勝リーグ戦

第1回IWGP決勝リーグ戦

アントニオ猪木vsビッグ・ジョン・スタッドを振り返りましょう。
アントニオ猪木vsビッグ・ジョン・スタッド

先にコールされたスタッド、

常に“2号”を名乗るマスクマン人生でしたが、

素顔のリングネームでマスクマンというのも画期的。

204センチの長身はハルク・ホーガンをも凌ぎますね。
ビッグ・ジョン・スタッド(マスクVer.)

迎え撃つ猪木は、

開幕戦のアンドレ・ザ・ジャイアント戦でまさかの黒星発進。

強豪相手と言えども、

もう負けが許されません。
IWGP提唱者アントニオ猪木

ゴング前に気合を入れ直し、

館内、大猪木コールの中で試合が始まりました。
ゴング前に気合一発

立ち上がり、

早くもラフで先手を取ったのはスタッド。

組み際、背中へのハンマーパンチで、
ラフで先手を取るスタッド

猪木は痺れを切る様に両手を振りますが、

これ優勝戦でもやってるんですよね。

“舌出し失神事件”の予兆だったのでしょうか?
やや痺れがあるのか?

ロープ際では強烈なボディブロー、
ボディブローから、

思わず山本小鉄さんの一言が出ます。

小鉄さん
「しかし大きいですねぇ。ただですね、下半身がですね、上半身の割りには細いって感じがしますけどね。どうですかね、足を攻めるって点もあると思うんですけどね」


ロープに振ってカウンターのバックエルボーは、

身長差もあって、

猪木の喉元へ叩き込む様にお見舞いします。
ロープに振ってのバックエルボー

スリーパーホールドはニアロープのためブレイクとなり、

離れ際、重いストンピングから、
ストンピングから、

ハイアングルのボディスラムは、

デッドリードライブ風味。
ハイアングルのボディスラム

早くもカバーに入ると、

猪木は珍しく右肩を上げてクリア。
猪木珍しく肩を上げる

通常だと大技後のフォールに対しても、

必ずキックアウトで返していく猪木らしからぬ返し方ですね。

スタッドはすかさずチンロック気味のスリーパー、

丸太の様な両腕で絞っていきます。
万力の様な締め

猪木はジワジワと腰を上げて、

振り返ると鳩尾に膝蹴りを入れて脱出。
起き上がって膝蹴りから、

左のインローから右のアリキック3連打とつなぎ、

形勢を立て直していきます。
アリキックの連打で、

すると思わず片膝つくスタッド、

長くインタバルを取ります。
スタッドは思わず膝をつく

立ち上がってもコーナーへ後退し、

猪木の追撃を警戒しています。
弱点は下半身か?

冒頭の小鉄さんの解説通り、

弱点は下半身ということでしょうか。

手繰り合いからスタッドは、

一転してエルボースタンプを落とすと、
エルボースタンプを打ち下ろし

ロープに振って、
ロープに振っての、

カウンターのラリアート。
ラリアートは強烈

これがスタッドの決め技の一つでありますが、

今度はカウント2でキックアウトする猪木。
猪木はキックアウト

すかさず押さえ込むスタッドですが、

猪木はもう一度キックアウト。
更にキックアウト

再び襲ってくるスタッドのチンロック気味スリーパー、
再びスタッドの締め

苦悶の表情を見せる猪木に、

館内の猪木コールも音量が上がって来ます。
力任せにグイグイ締め込む

ロープブレイクから、

スタッドは猪木を高々と抱え上げて、
高々と持ち上げての、

落差のあるベンジュラム・バックブリーカー! 強烈!
ベンジュラム・バックブリーカー

すぐに片エビ固めに来るスタッドを、

これまたカウント2で2度キックアウト。
カウントは2

返せばすかさず締めに入るスタッド、

徹底してこのパターンの攻めですが、

猪木は左足をロープに伸ばして回避。
またしても締め、猪木の左足がロープへ

離れ際、スタッドが2度にわたり、

エルボードロップからカバーに行きますが、
スタッドはエルボードロップ2連発

これはロープに近すぎてブレイクが掛かります。
カウントは2

猪木はダメージが蓄積される前に、

一旦場外エスケープで間を取ります。
一旦場外エスケープの猪木

勢いの止まらないスタッドは上がり際を捕らえ、

速攻でロープに振ると、
上がってきたところロープに振って、

アメフト仕込みのショルダータックルで、

猪木を吹っ飛ばします。
ショルダータックルで吹っ飛ばす

首投げからフォールの体勢を挟み、

もう一度、締めが待っていました。
もう一度締めに入るが、

さすがにワンパターンな攻めに業を煮やしたか、

今度は猪木もハンマーロックで切り返すと、
今度は猪木が切り返して、

一旦離れてストンピングから、
ハンマーロックからストンピング

グラウンドに戻って腕ひしぎ逆十字。
腕ひしぎ逆十字へ

これが良い角度で入りますが、

身体を起こして返していくスタッドのフィジカルも凄い。
上体を起こしたスタッドはギロチン

スタッドはリストを掴んで猪木を引き起こしますが、
リストを掴んで引き起こすと、

この体勢…、

右手で相手の左手を持って引きつけながらラリアートを打つという、いわばレインメーカー式のやり方をやったことがありました。打ち方にもバリエーションがあってよかったですね。


流星さんもご指摘されていましたが、

ここからレインメーカー風味で打つラリアートも、

スタッドならではの迫力でした。
スタッド式レインメーカー1 スタッド式レインメーカー2

この猪木戦では不発に終わりましたね。

そのままスタッドはロープに振って、

ショルダースルーを狙いましたが、
ショルダースルーに、

飛び越えた猪木は、

巨漢殺しの代名詞である回転エビ固め!

ここはカウント2。
猪木の回転エビ固めはカウント2

スタッドはまたしても締めに来ますが、

これを読んでいた猪木は切り抜けると、

左腕殺しのストンピング連射。
左腕殺しのストンピングから、

そのままハンマーロック、さらに右の肩口もフック、
ハンマーロック、さらに右腕を固めて、

体勢を変えてサーフボードストレッチへ、

グラウンドながら猪木の動きが激しくなってきました。
サーフボードに変化してから、

なぜなら生中継の放送時間が残り僅か!

猪木は離れると、

序盤でスタッドを苦しめたアリキックの連打。

ここで無情にも古舘伊知郎アナの声が!

古舘アナ
「残念ながらこの辺でさようならっ!!」

この瞬間、いつも同時に襲ってくるのが、

「猪木、勝ったのかな!?」という焦燥感と、

「野球中継は毎日延長するのに、なぜプロレスは週一回1時間だけなんだ!?」という悔しさでした。
アリキック連打で切り崩して、

そして神頼みに近い感情で、

CM明けに賭けるのです。
提供バック越しのアリキック

提供スポンサーが読み上げられる中、

必死に試合の動向を追い、

スポンサー各社のロゴの隙間から、

かすかに見えた延髄斬り!!
最後は延髄斬り!!

レフェリーのカウントが、

3つ数えられたのを確認すると、
カウントは当然3つ!

文字が消えた画面に浮かび上がる、

猪木の勝利の雄叫びを脳内で聴き、

安眠を得ることが出来た訳であります。
ダー!!

ここからやや強引に締めますよ。

現在、我々が…もはや地球上の人類全員ですね、

得も言われぬ焦燥感と悔しさ、

さらに終わりの見えない恐怖と闘っている訳ですが、

今は怒りを表に出すタイミングにはなく、

ひたすら耐え忍ぶ時期なのだと思います。

何より不要不急の外出はしない。

もし外出時には最大限の注意を払い、

帰宅後は“入念なうがい、手洗い”を、

自宅においては栄養摂ってリラックスして、

たくさん睡眠取って免疫力を上げましょう。

それが“やれること”でしょうし、

神様もそれを見てくれるんじゃないでしょうか。

放送時間ギリギリの勝利の醍醐味、

みんな知ってるじゃないですか。
何度もギリギリで勝利してきたんだ!!

ギリギリ間に合ってくれ!!

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tag : アントニオ猪木 ビッグ・ジョン・スタッド IWGP 流星仮面二世

comment

Secret

これこれ問答

「レガ自作DVDを制作するにあたって、

リクエストをお伺いしたところ、

「大型マスクマンが好きなんですよ~。B・J・スタッドとか」

ところが私、スタッドの映像がなくてですね」

うぉーん!!あのときは無茶振りすいませんでした~( ノД`)

でも!!いまここに出現!!すごい!!よくありましたねこれ!!これ、これですよー(*≧∇≦)

そうそう、このラリアートです!!猪木戦のときのこれ、よかったですね~。スタッドのラリアートはホーガンのアックスボンバーより効くんじゃないかと当時子供にしても思ったものでした。体ごといく感じが迫力あってよかったですね~(^o^)

あとレインメーカー式!!これですよ!!これ、これよくぞ見つけてくれました!!んぉぉぉー!!

このやり方ってジェイク・ロバーツが昔やっていたと聞いたことあったんですが、おそらくスタッドの方が使用したの先、早いと思うんですよ。なので貴重な発見だと思われます。レガさんさすがです。発掘ありがとうございます(*^^*)

あと、レガさん以前に延髄斬りの特集やったとき、この試合の延髄画像を使用していましたが・・・あのときは提供のテロップ(なつかしい)なしのものでした。これってノーカットの試合映像が存在しているんですかね?

それにしてもスタッド、デカイですよね。実は今でいうとランス・アーチャーと同じくらいなんですよ。確かにスタッドの方が体重はありますけど、それにしてもちがいすぎますよね。この辺りがプロレスのなんたるか?なんだと思います。いいレスラーでした(´- `*)

No title

この試合のセミは確かアンドレVS前田ですよね。

CMの最後にフィニッシュの部分が出て結果が解るのは86年タッグリーグで猪木・藤原VS藤波・武藤てのがあり、どっち勝ったと思ったら猪木がバックドロップで武藤を沈めたのを思い出しました。

これをインチキと見るか、狙った訳じゃないけど結果、猪木一流の芸当と見るかでプロレスへの受け止め方が解ると思います。

>流星さん

あのときは無茶振り<いいえいいえ!! 私も「なんでもござれ」みたいに振っておいて、所有していないという情けないやら申し訳ないやらでした。

スタッドのラリアートはホーガンのアックスボンバーより効くんじゃないかと当時子供にしても思った<迫力がありますね。アメフトタックルの応用でしょうね。

レインメーカー式!!これですよ!!<某動画サイト…これ侮れませんです、はい。

ジェイク・ロバーツが昔やっていたと聞いたことあったんですが、おそらくスタッドの方が使用したの先<ジェイク・ロバーツはキワモノの部類に入るレスラーですけど、そのレインメーカー式やDDTなんか思えば日本のプロレスに多大な影響を与えてるんですね。

以前に延髄斬りの特集やったとき、この試合の延髄画像を使用<あれはですね、記事中にも貼っているDVD『アントニオ猪木 必殺技全集-極意-I』の中の1シーンであります。完璧に後頭部を捕らえた一撃ですね。

それにしてもスタッド、デカイですよね。実は今でいうとランス・アーチャーと同じくらい<この時代、ホーガンもいましたし、何よりもアンドレがいましたから凄い時代でしたよね。
カネックなんかはかなり小兵の部類でしたが、それでも183センチ。今なら大きい方に入るかも知れませんね。

>aliveさん

この試合のセミは確かアンドレVS前田<何でもやって来い、と言ったアンドレですね。前田氏もこの試合果敢にジャーマンを狙ったという、のちのセメントマッチが嘘の様な好一番でした。

CMの最後にフィニッシュの部分が出て結果が解るのは86年タッグリーグで猪木・藤原VS藤波・武藤…猪木がバックドロップで武藤を沈めたのを思い出しました<この時期の猪木のバックドロップは延髄斬りと並ぶフィニッシュホールドでしたね。週プロで大写真になっていた記憶があります。

インチキと見るか、狙った訳じゃないけど結果、猪木一流の芸当と見るか<一つ言えるのは野球なんかだと選手が勝利や成績より放送時間を気にするなんて以ての外でしょうけど、プロレスの場合はテレビと共同体というか、共犯者というか…特に猪木は番組のプロデューサーと同じ様な立場にもありましたから試合内容やフィニッシュもかなり考えていたと思うのです。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
48歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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