宮戸語録 vol.6~セコンドの品格~

はい、宮戸語録です。(参照:vol.1vol.2vol.3vol.4vol.5)

Uインターにおける宮戸優光の仕事は、選手であり、取締役であり、コーチであり、仕掛人であり、構成係であり(参照:相棒)、チャンコ番長であり…そしてエース高田延彦のセコンド、

そう名参謀でした。

み…宮戸!!??

そのセコンド論にも確固たる理念があります。

2006年大晦日のあの事件(参照:屈辱の日)に対しても、セコンドの不備を唱えました。

kamipro 108 (2007)―紙のプロレス (108) (エンターブレインムック)kamipro 108




 kamipro№108 より

宮戸
「桜庭のセコンドは若い選手がついてたでしょ? だから遠慮しちゃったんですよ。しょうがないよね」


格闘技においてセコンドの存在がどれほど大切かを、この人ほど体現してきた人物はいないでしょう。

Uインターにおける大一番…すなわち団体の存亡をかけた高田の試合には必ず宮戸の姿がありました。

「高田延彦」のカタチ―高田延彦22年間とは?1981‐2002「高田延彦」のカタチ―高田延彦22年間とは?1981‐2002




 「高田延彦」のカタチ より
安生×宮戸 Uインター元取締役対談

― 高田vsスーパー・ベイダー戦なんか、宮戸さんはテレビ解説をやってたのに、途中から突然、高田さんのセコンドに行っちゃったじゃないですか(笑)。

宮戸「強かったねえ、ベイダー。あそこで負けられちゃマズかったですもんね。ていうか必死だったよね、あの頃は」

(参照:真冬の奇跡~前編~~後編~)


解説の仕事を放棄してまで、リング下から高田に檄を飛ばす。

この光景がUインターそのものでした。

その徹底したセコンドぶりは何も試合中に限ったことではありません。

 格闘ゲリラマガジン vol.2 より
世紀の一戦を巡る7つの謎に迫る!

宮戸
「僕らはUインターの時からそうだったんですけど、通路であんまり選手を待たせなかったんですよ。というのは、通路は控室と温度差があるんです。それが興行サイドのペースで持っていかれちゃうと調子が狂っちゃうんですよ。だから入場のギリギリまで控室にいさせてやってくれって頼んでたんです。横にいる人間っていうか、セコンドはそこまで気を使うのが当たり前ですから」


この徹底ぶり…他のプロレス団体はおろか、MMAのジムでもここまで気を配って選手をケア出来る人間は少ないと思います。

ただしそれは、その選手の力を知り尽くしているからこその気構えなのです。

T 多重ウェィブT 多重ウェィブ




 T多重ウェィブ より

宮戸
「たとえばバーベルだって100㌔しか上がらないのを、傍らで『まだ上がるよ、まだ上がる』っていう人がいたら、実は120㌔が上がるっていう現実があるでしょう。俺が高田さんに対してやっていたことはそれと同じことだったんでしょうね。そういう意味じゃあ、高田さんが一人でやってたら100㌔しか上がらなかったかもしれないよね。でも、俺は高田さんの力は120㌔上がるってわかっていたから、当時は俺がその力が出るようにやっていたんでしょうね。(略)俺からいわせれば、高田さんの強さはそれまではあまり伝わっていなかったしね。だから、俺はその部分をUインター時代はある程度、伝えきれたと思うね」


とにかく高田ほど、気分の乗り方によって実力が異なる選手はいません。

これは以前、前田日明も語ってましたが、「高田は横でケツを叩く人間がいないとダメなんだ」と。

Uインターにおける宮戸の存在はまさしく理想の姿だった訳です。

その分、高田は短期間に過酷な試合を行うことにもなり、尚且つ常勝を義務付けられ、

確実に肉体と精神を擦り減らしていきました。

 「高田延彦」のカタチ より
安生×宮戸 Uインター元取締役対談

宮戸「そういう意味じゃあ、高田さんの選手生命は凄く大きく花開き光り輝いたんだけど、その分、逆に太く短くなっちゃった部分はあったと思うね」


でも、この時代の高田を見れた幸せを私は噛みしめてます。

その感動を語り継いでいくことが、このブログの役割ですね。

高田を介抱する宮戸

関連記事
スポンサーサイト

tag : 宮戸優光 高田延彦 kamipro 「高田延彦」のカタチ 格闘ゲリラマガジン T多重ウェィブ

comment

Secret

高田の引退試合で、宮戸が田村のセコンドに付いたのに「高田さん、高田さん!」と叫んでいたというのを、田村のインタビューかなにかで読みました。
引退試合だけは特別に宮戸が田村のセコンドに付いたんですかね?
PRIDE時代にも高田が宮戸と共に戦っていたらもっと活躍が見れた感じがしますね!

No title

こんばんは!前田のコメント興味深いですね。やはり宮戸の存在はでか過ぎますね。キングダム時代、つまりヒクソン戦前は、それがなかったのが悔やまれます。
現状として、ベストな高田を知らないファン結構いると思うんですよね。それを伝えることって素晴らしいと思います!

>フエルト布よしゆきさん

田村のセコンドに付いたのに「高田さん、高田さん!」と叫んでいた<当日はリングの一番近くで見届けたいという一心でセコンドについたそうです。

PRIDE時代にも高田が宮戸と共に戦っていたら<そうなんですよね。
今の桜庭もそうですが、あの時代の高田には檄を飛ばせる人間がいなかったですもんね。
追い込まれてこそ力を発揮するのが高田ですからね。

>H.Tさん

こんばんわ

前田のコメント<確かPRIDE.1後のゴン格か何かだったと思います。

ベストな高田を知らないファン結構いると思うんです<強さだけじゃなく、華がありましたからね。
あの時代の高田はいろんな意味で最強です。

前田日明さんのコメント…
そうなんですね。。

その役目が宮戸さんだったと。
宮戸さんは、何役も難役もこなしていたんですね。

私もリアルタイムで見ることが出来たなら…
とつくづく思いが、このブログがあるので大丈夫ですね。

また、髙田延彦選手&前田日明選手もブログに書いて下さいね(お願い)

>みーさん

前田日明さんのコメント…その役目が宮戸さんだった<前田氏自身は宮戸に対して思うところがいくつもあるんでしょうけど、高田の性格をよく知る者としてコメントしていたんですよね。

リアルタイムで見ることが出来たなら…このブログがあるので大丈夫<ありがとうございます。嬉しいです。

髙田延彦選手&前田日明選手もブログに書いて下さいね<何か二人の間に変化があれば…、

あ、KAMINOGEのシーザー会長インタビューで二人の話題が出ていましたね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード