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目に焼き付いたキラー猪木~前編~(1997)

あれは23年前の夏の日、

中島体育センターよりも大きな札幌の会場で、

私も一度だけキラー猪木の怖さを目撃しました。
超満員に埋まったアイスアリーナ

この1ヵ月後にG1クライマックス初制覇を果たす、

飛ぶ鳥を落とす勢いの佐々木健介と、

この8ヵ月前にデビューしたばかりでありながら、

新人離れした肉体を誇る藤田和之が対角線に立ち、
健介も藤田も最初で最後のチャンス

パートナーにはタイガーキングこと佐山聡
パートナーはタイガーキング(佐山)

これがアントニオ猪木

“現役最後の北海道”でした。
現役最後の札幌となった猪木

1997年7.6 真駒内アイスアリーナ

アントニオ猪木、タイガーキングvs佐々木健介、藤田和之
を振り返ります。
猪木、タイガーvs健介、藤田

気合一発!! 先発を買って出ると、

反射的に猪木コールの大合唱。
猪木は気合と共に先発を買って出る

反対側からは健介が出て来ました。

互いに自然体で構え、

猪木と健介が向き合う貴重なシーン。
猪木と健介の時空を超えた局面

猪木は間合いを計っておいてから、
この間合いから、

いきなりの浴びせ蹴り!
猪木がいきなり浴びせ蹴り!

タイミングが合わずノーダメージでしたが、

猪木は間髪入れず片足タックルへ。
不発に終わるとそのまま片足タックルへ

下半身が安定している健介は、

崩れることなく猪木の左腕を取ると、

アームロックの形からグラウンドへの移行。
凌いだ健介はアームロックからグラウンドへ

そのままダブルリストロックに入りますが、

関節の柔軟な猪木は極めさせずに、
ダブルリストロックに取るも猪木は柔軟に凌ぐ

起き上がってタイガーへスイッチ。
起き上がるとタイガーへスイッチ

タイガーはロープを潜るとアップライトスタイル、

健介は打撃を警戒して両腕のガードを上げます。
佐山と健介も異次元空間

先に健介が重い右ローキックを放ちますが、

当然の様にタイガーは左足でブロック。
先に仕掛けた健介のローキック

すぐに蹴り返していきますが、

ミドルキックをキャッチした健介はテイクダウン。
タイガーのミドルキックをキャッチした健介、

倒されながらタイガーは左足に絡み付き、

膝十字固めに入れば、

健介は転がりながらロープへ。
テイクダウンされたタイガーが膝十字に行って健介はロープへ

ブレイク後、藤田にスイッチします。
藤田にスイッチ

するとタイガーは健介との局面から一転して、

軽快なフットワーク、いわゆるタイガーステップから、
タイガーステップから、

いきなり左ハイキック!
いきなりの左ハイキック!

藤田はガードが間に合わず、

一瞬、食らったかにも見えましたが、

ものともせず高速の両足タックルへ!
藤田のタックルは高速!

これ本当に速いですね。

それもそのはず藤田は、

1989年から全日本学生選手権4連覇、

1993年と1995年は全日本選手権優勝と、

レスリングのフリースタイルで輝かしい実績を残し、

前年にプロ入りしたばかりで、

ほぼ肉体も壊れておりません。

しかしながら倒してからが、

まだ装備されておらず、

そこを衝いてタイガーは下から腕十字に取ります。
すぐにタイガーは下からの腕十字、

藤田はすぐに脱してタイガーの身体を裏返すと、

脚を畳んでの攻めに転じますが、
藤田は足を取る、

かかりが浅いか、

タイガーも脱して起き上がります。
佐山は起き上がると、

すると藤田は速攻の飛行機投げ。
藤田は飛行機投げも速い

とにかく組み付いてから投げるまでの速いこと!

これでスイッチが入ったか?

タイガーは先に起き上がると、
先に起き上がるタイガー

今度は右ハイキックを藤田の側頭部にクリーンヒット!!
右ハイキックがモロにヒット!

これには頑丈な藤田も、

腰から崩れてしまいました。
藤田大きなダメージ

タイガーはここで猪木にスイッチ、

のちに師弟関係を結ぶ27歳差の二人が、

ここで初対決を迎えた瞬間です。
猪木と藤田の初対決

ここでも猪木はいきなり左からの張り手!
猪木が張り手

すぐに藤田は胴タックルで組み付きますが、

猪木はロープ際まで移動しながらかわしていきます。
藤田のタックルに猪木はロープエスケープでいなす

レフェリーからブレイクが掛かり、

離れ際に藤田がお返しの張り手を放ちますが、

猪木は顎を引いてのディフェンス。
離れ際、藤田が張る

藤田はもう一度、組み付いていき、

同じ様にブレイクが掛かったところで、
もう一度組み付くが、

一瞬の隙をついて猪木の小外刈り!
猪木がモンスターマン戦ばりの小外刈り

冷静に戦況を見守る観客席の中、

モンスターマン戦(参照:プロレスラーの強さっていう意味みたいなもの)を彷彿とさせるシーンに、

私は一人で興奮してましたね~。

リング中央に移行して今度は互いに組み合いました。

まるで『オメエの得意なものを見せてみろよ』と、

猪木が言っているかの様です。
組み合うと、

藤田はここも高速で懐に飛び込むと、
藤田またも高速のタックル!

バックに回って胴をしっかりロック、

猪木は膝をついて4点ポジションを取ります。
バックに回られ猪木は腕を取ると、

猪木は上から藤田の腕を固め、

巻き込みながら左足で藤田を跳ね上げます。
ペールワン戦ばりに巻き込んで、

あっさり上のポジションを取っていったこの場面、

一瞬、私の席からペールワン戦(参照:アノキ・ペールワン~後編~)のあのシーンにも見えました。

藤田はクロスガードで猪木を固めます。
上になるが藤田もガードポジション

上から狙う猪木と下から狙う藤田、
97年の新日本で既に柔術の攻防

まるで柔術ばりの攻防ですが、

これPRIDE.1開催の3ヵ月前のことですからね。

1997年の新日本のリングにおいて、

既にこういうシーンが観られていた訳ですね。

ロープサイドまで移動していきブレイクすると、

先に起き上がった藤田がストンピング。
ロープブレイクして藤田はストンプ

ここで健介にスイッチすると、

勢い良く飛び出しての袈裟切りチョップ連発!
代わった健介は逆水平式の袈裟切りチョップラッシュから、

橋本の“縦に打つタイプ”と異なり、

健介や小橋の場合は“逆水平式”でしたね。

猪木がたまらずダウンすると、

雄叫びを上げたのちにストンピングの連発。
ストンピングで追い込み、

引き起こすとロープに振る動きから、
ロープに振るフェイントから、

そのままリバウンドを使って逆一本背負い!!
逆一本背負いへ!

猪木は充分な受け身を取れず、

脳天からマットに突っ込んでしまいました!!
猪木はタイミングを逸して頭からマットへ!

すぐカバーに入った健介、

猪木はカウント2でキックアウトします。
キックアウト!

パッと離れると猪木は両手を挙げ、

健介の追撃に対しての結界を張りました。
すぐに離れて、

タイガーにタッチしたあと、

猪木はしばらく頭を押さえます。
タイガーにつなぐも頭を押さえる

逆一本背負いは90年代の新日本で、

当たり前の様に使われていた健介の大技ですが、

猪木にしてみれば未知の荒技だったかも知れませんね。

ここで後編へ続きます。

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tag : アントニオ猪木 タイガーキング 佐々木健介 藤田和之

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Author:紫レガ
48歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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