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完封勝利~前編~(1990)

田村潔司のYoutubeチャンネルの中で、

新生UWFにおける“セメント最強説”が飛び出したのは、

当時の高田延彦でした。
高田延彦@新生U

 Kiyoshi Tamura田村潔司【一人UWF放送室】 / セメント最強のレスラーは誰なのか…を発表します【新生UWF編】「田村潔司」20191215 より


他にも新生UWF時代に、

道場で練習を共にした後輩たちが口を揃えて、

高田の強さを語った本(参照:いよいよ一週間後)も記憶に新しいです。

現在“プロレス王”の異名を持つ鈴木みのるもその一人ですね。
鈴木みのる@新生U

当時たった一度だけ実現した、

1990年5.4 日本武道館

高田延彦vs鈴木みのる
は今思うと、

奇跡的な試合形式だったそうです。
高田延彦vs鈴木みのる

試合開始のゴングが鳴ると、

いつものアップライトスタイルに構える高田に対し、

鈴木は組討ち特有のスタンスを取ります。
組討ちの鈴木とストライカー高田

まずは手繰り合いから、

自然と首の取り合い…いわゆるカラーアンドエルボーの形へ。
首の取り合いから、

幾度かの組み合いから、

先にタックルを放ったのは高田の方でしたが、

レスリング技術が持ち味の鈴木は難なく切ると、
先に高田がタックル、

もう一度、組み直す形で体勢を戻します。
鈴木は堪える

一旦離れれば、

ここから高田も低い構えに変化しました。
一旦離れて、

改めて首の取り合いから、

鈴木はタイミングを計って、
首相撲から、

一本背負いの仕掛け!
鈴木の一本背負いは、

これは高田が凌ぎます。
高田が潰す

立ち技における高田は、

とにかく腰が重いのです。

鈴木はそのまま亀になって防御に入ると、

高田はやや攻めあぐね。
亀になる鈴木

下から左腕を巻き込んだ鈴木、

クルッと身体を返してのダブルリストロック狙い。
下から腕を取るが、

ご存知、UWFの“伝家の宝刀”ですが、

もちろん高田にとっても同様です。

素早く切り返して上を取り直すと、

絡めた腕をそのままに腕ひしぎ逆十字へ。
切り返した高田が腕ひしぎ逆十字、

鈴木は両手をクラッチしたまま付いて行き、

身体を起こしての防御。
鈴木もディフェンスして、

今度は鈴木が上になりますが、

パワーの差もあって高田の腕は取れません。
上にはなるが取れません

ならば、と右手首を掴んだまま右足も取って、

尚且つ一度立ち上がりながら左足を踏みつけます。
ならば足狙い

上にいる鈴木は何とかせんと、

いろんな箇所に餌を撒きますが、
絶対極めさせない高田

高田は下になりながらも鉄壁のディフェンス。

その表情には余裕すら窺えます。
鉄壁の高田

鈴木は一旦足を取りに行く素振りで、

高田の防御壁を開けると、
一度足にフェイント、

右腕を引き寄せて腕ひしぎ逆十字へ、

しかし高田は先読みして防御。
腕十字は高田が防御

もう一度、上になってタイミングを見ますが、

高田は『取れるもんなら取ってみろ』とばかり、

胸の前で堅く両腕をクロスします。
もう一度上になって、

そこへ手を差し込んだ鈴木が、

もう一回、腕十字に行きますが、

高田は身体を左に捻って防御すると、
腕十字に行くが、

そのままサイドポジションを取ってから、

鈴木の喉元に前腕を押し当てます。
返した高田が上になりギロチンから、

ここは体重差が大きく左右しますね。

鈴木の意識が上半身にいったところで、

高田は縦四方…いわゆるマウントポジションを奪います。
マウントポジション!

鈴木はしばらく堪えてから、

ブリッジを使っての逆転。
ブリッジで返す鈴木

サイドポジションを取り返すと、

畳まれたままの高田の左腕に、

今度は手をねじ込んで行きますが、
手首を極めに行くが、

高田は意に介さず、

涼しい表情で武道館の天井を見つめます。
絶対に極めさせない高田

ここで鈴木もマウントを取りました。
鈴木もマウントを奪う

そして再び腕十字にトライ、
もう一度腕十字の仕掛け

高田がスッと腕を抜けば、

足を取って膝十字固めにトライ。
膝十字の仕掛け

これも高田の防御に遭うと、

そのまま足を狙っていく動きから、

一転して腕十字! …ここも高田はすぐ反応して不発。
さらに腕十字は高田が防御

再びサイドポジションを取って、

肘で鈴木の顔面にスリコギ攻撃です。
肘でグリグリ、

この嫌がらせもスパーリングでの技術の一つですね。

左腕を取ってダブルリストロック狙い、

そのまま腕十字にも行ける体勢です。
ダブルリストロック狙いから、

鈴木のクラッチが強固と見た高田は、

極めを諦めて上四方固めに移行。

顔の上にお腹を乗せて…これラッパ吹かせに行ってますね。
上四方でラッパを吹かせにいく

鈴木は下でもがいて気道を確保すると、

ブリッジを使いながら脱出に成功。
鈴木必死の脱出から、

そのまま高田はがぶりますが、

徐々に鈴木は起き上がって行き、
徐々に起き上がり、

パッと離れたタイミングで、

片足タックルに入りました。
鈴木が片足タックルへ、

ところが高田の腰は重い!

一瞬よろめいただけで逆に潰してしまいます。
高田は潰していって、

ガラ空きの首を裸締めに取ると、

鈴木は目の前のロープにエスケープ!
フェイスロックで最初のエスケープは鈴木

これが最初のロストポイントでした。
鈴木にロストポイント1

実にここまでスパーリングさながらの展開、

…というよりもスパーリングそのものですね。

後編へ続きます。

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tag : 高田延彦 鈴木みのる

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Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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