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俺の獣神ベスト5~その5~前編(2019)

~その4~からの続きとなりますが、

いよいよラストとなります今回は、

私にとって今年のベストバウトでもあります。
獣神サンダー・ライガー

それは獣神サンダー・ライガーとしても、

山田恵一としても、

決して外すことの出来ない存在である、

鈴木みのるとの一戦です。
鈴木みのる

80年代後半、船木誠勝と三人で、

藤原喜明の教えを乞うた関係性は、

お互いのプロレス人生において、

大きな基盤となっているはずです。
組長入場with山田&みのる

2019年10.14 両国国技館

獣神サンダー・ライガーvs鈴木みのる
は、

スタイリッシュで明るい現在のNJPWと一線を画し、

ほんの少しだけ薄暗い、

昭和新日本のニオイがしました。
獣神サンダー・ライガーvs鈴木みのる

1989年に袂を別って以降、

リングで交わることなど有り得なかった二人が、

突然再会したのが2002年11.30 横浜文化体育館

既にMMA団体となっていたパンクラスのリングでした。
鈴木vsライガー@パンクラス

 東スポWeb / ライガー激白 大っ嫌いな鈴木みのるへの思い より

ライガー
「02年に俺はパンクラスで鈴木と試合したんだけど、あれは1回
(佐々木健介とみのるの試合が)ゴーサインになったのに新日本側の事情で崩れた。上井(文彦)さん(当時の新日本プロレス役員)が困ってて、2人のときに『ライガー、やってくれないか』と言われてたんです」

「鈴木とも電話で話して『俺でいいならやるぜ』って。『お前、このままなら新日本が逃げたと思うだろ』と言ったら『思う』ってあのバカも言うんだもん! 嫌じゃん、そう思われるの」


佐々木健介“敵前逃亡まがい”の尻拭いから、

鈴木の一言で魂に火が点いたライガーでしたが、

本番ではパウンド連打を浴び続け、

最後チョークスリーパーで秒殺されると、

すぐに「2年後のリベンジ」を誓いました。
パンクラスでの再会

この試合がターニングポイントとなり、

鈴木は新日でのプロレス復帰から、

17年間フリーとして各団体を渡り歩き、

“プロレス王”と呼ばれるまでになったタイミングで、

ライガーの引退ロードに横槍を入れてきたのです。
鈴木の挑発

再三マスクを破り、挑発を繰り返した挙句、

ライガーの中の化身である鬼神ライガーが覚醒。
鬼神ライガー2019

両国での一騎打ちが決定したところで、

遂に「殺し合い」を宣言しました(参照:感動共有2019年10.14 両国 ライガーvs鈴木のこと)。

当日、鈴木の前に現われたライガーの姿は、

これまた久々に化身の“戦闘用”となっていました。
ライガーは久々の戦闘用

リングで向かい合った両者からは、

ピリピリとした殺気と怒りが滲み出ています。
リングで向かい合った二人

場内からメイン級の声援が飛ぶ中で、

高らかにゴングは鳴り響きました。
獣神サンダー・ライガーvs鈴木みのる

手繰り合いから始まるのですが、

自然な構えの鈴木に対し、

ライガーは17年前同様、

やや腰を下げての構えです。
指先で魅せる

思う様に組手が取れないのか、

サッと離れる両者。
サッと離れると、

鈴木はビジョンに映った自分の顔を見てか、

不敵な笑みを浮かべていきます。
鈴木は不敵な笑み

もう一度、手繰り合いのリスタートから、

ライガーがリストロックに行くと、

鈴木はそれを嫌って払い除けました。
リストロックに行くライガーを払う鈴木

細かい手繰り合いの“指先一つ”で魅せる、

猪木イズム溢れる立ち上がりですね。

そう思って観ていたら、

突如、ライガーは仰向けになって下から挑発。
ライガーは下から挑発

文字通りの猪木アリ状態に持って行くと、

鈴木は当然そこに乗っかり、
鈴木は猛然と上になり、

グチャグチャっと絡み合うと、

一旦サッと離れて向き合います。
絡まり合うもサッと離れて向き合う

スタンドからライガーは、

スライディング・レッグシザースでテイクダウン。
ライガーはスライディング・レッグシザース

ところが腕を極めにいったのは、

下になった鈴木の方でした。
鈴木が下からのアームロック、

そのままポジションを逆転してダブルリストロックに、

ライガーたまらずロープエスケープ。
上になってさらに締め上げるとロープエスケープ

これを「U系の展開」とか「格闘技寄りの」とか、

そういった観方をするのは違う気がします。

この試合のポイントの一つ、

それは二人の“表情”なのです。

今度は鈴木の方から仰向けになり挑発。
今度は鈴木から誘う

もちろんライガーも乗っかりますが、

ここは鈴木の土俵でした。

すぐに逆転して足を取りにいきます。
すぐに逆転して足を狙う

ところがこれはライガーの誘い水、

下から三角締めに極めていきました!
ライガーは下から三角締め、

これには面食ったか? 鈴木もエスケープ。
鈴木がエスケープ

この技術のバックボーンはレスリングに非ず。

ライガー
「あの試合で負けて、悔しいから柔術を始めた。動機は不純だけど、鈴木をぶん殴るため。あのバカ、1回、プライベートで会ったとき『なんでいまさら柔術なんて始めたんですか』とか聞いてきたから『おめえ、ぶん殴るためだよ!』って答えたんだ(笑い)」


ライガーは17年前の乾杯を機に、

一般道場生としてブラジリアン柔術を始めたんですよね。

今でも継続していて何と紫帯まで取得したそうです。

お次はロープに走ってのスライディングキック、

ライガーの持つ引き出しの多さを痛感します。
ライガーのスライディングキック

リング下へ落ちた鈴木を場外フェンスに叩きつけ、
場外フェンスに叩きつけ

パイプ椅子を手にしたところで、

マーティ浅見レフェリーが止めに入ります。
椅子を持つがレフェリーが止める

その一瞬を逃さないのが鈴木の真骨頂。

速攻走り込んでのビッグブーツから、
一瞬の隙を逃さず鈴木がビッグブーツ

お返しに場外フェンスへ叩きつけると、
ライガーをフェンスに叩きつけ、

逆にパイプ椅子でメッタ打ちです。
イスでメッタ打ち

これにはライガー、左腕を痛めたか?
左腕を傷めたライガー

止めに入るレフェリーに、

鈴木は「入ってくんな!!」と一喝。
止めるレフェリーに一喝

この日もマスクを破りにいきました!!
マスクを破りに行く鈴木

これには一気に怒りが沸点。

昔からよくライガーは、

「俺の正体はみんな知ってんだ! なのになぜマスクに手を掛ける!?」とキレていましたもんね。
怒りの獣神

胸板に掌打をかましますが、
掌打をかますが、

すぐに鈴木はボディブローから、

エルボーバットを返していきました。
鈴木がボディブローからエルボーの返礼

そしてリングインすると、

会場からは一斉にライガーへの声援です。
さきにリングインする鈴木

何とかエプロンまで上がってくると、

待っていたのは鈴木のスパイダー式腕十字。
上がってきたライガーにスパイダー式腕十字

場内からのライガーコールには、

憎々しいまでの表情を浮かべて、
そしてこの表情

師匠譲りの一本足頭突き一発!
師譲りの一発!

さらに追い打ちはナックルパート気味の一発。
さらに横殴り

足に来てしまったライガーを見て、

鈴木はレフェリーへ「立たせろ!」と催促。
この表情

ライガーは意地で起き上がると、

胸板に掌打を打ち込んでから、
ライガーは掌打から、

ボディへ膝を突き上げて、
膝を突き上げ、

自らロープに走りますが、
ロープに走るが、

待っていたのは顔面へのカウンターキック。
待ってたのは鈴木のカウンターキック

コーナー対角線に振って、

さらに串刺し式にもう一発。
串刺し式でもう一発

首投げで座らせたところに、

ランニング式のサッカーボールキックを打ちますが、

これをライガーはキャッチ。
走り込んでのミドルキックはライガーがキャッチ、

膝へエルボースタンプを落としておいて、
膝へのエルボースタンプから、

コーナー対角線に振ると、

串刺し式の掌打をぶち込みます。
串刺し式の掌底!

これは浅かったか?

鈴木はライガーに向かって「来ーいオラァ!!」
「来いオラァ!!」

エルボーバット3連発から、
鋭いエルボー

ロープに走ったところで、
ロープに走った鈴木に、

ライガーのカウンター掌底アッパーが、

鈴木のアゴ先端にクリーンヒット!!
カウンターの掌底はモロにヒット!

さらに17年分の思いを乗せた、

浴びせ蹴り!!
17年分の浴びせ蹴り!

プロレスであってもMMAであっても、

ライガーの主武器はあくまでも骨法なんですよね。

そして当然、プロレスの大技もしかり、

ブレーンバスターで持ち上げたところ、
ブレーンバスターは、

読んでいた鈴木は後方へ着地して、

スリーパーホールド!!
鈴木が切り返しのスリーパー!

ライガー一転してピンチとなったところで、

後編へつづきます!!

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tag : 獣神サンダー・ライガー 鈴木みのる パンクラス 藤原喜明 船木誠勝 新日本プロレス80'S

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No title

何年かぶりに早送りなしで見た試合です。場外乱闘は余計だったけど、素晴らしい試合でした。本音を言えばもっと早くにMMAルールでやってほしかったですけど。

No title

ライガーの紫帯ですが、かつて私が通ってた格闘技道場の先生が柔術紫帯だったので、もう普通にライガーも指導者として活動出来る腕前なんですよね。

これ相当、凄くないですか。

ちなみに高田は白帯の一つ上の青帯を取得したようです。

引退したのに技術向上を目指してるのも、常人には理解不能ですけど凄い。

キムタクや菜々緒も柔術やってるみたいですけどね。

>BPHさん

何年かぶりに早送りなしで見た試合…場外乱闘は余計だったけど、素晴らしい試合<リズム感が懐かしくって心地良かったですね。
場外戦は今の鈴木の持ち場である以上、仕方のない部分もありますよね。

もっと早くにMMAルールでやってほしかった<そういう観方の方も多数いらっしゃるでしょうね。
実際にあの試合から2年後に行なわれていたら、どういう試合になっていたことでしょう。そういう想像が働くこと自体、この試合が特別なものである証拠でしょうね。

>aliveさん

ライガーの紫帯…指導者として活動出来る腕前<そうなんですか? それは凄いですね!
ことさらに強調しないところもかっこいいですね。

高田は白帯の一つ上の青帯<ガンツさんに教えて頂きましたねぇ。私はあの瞬間鳥肌立ちました。

キムタクや菜々緒も柔術やってる<V6の岡田氏なんかはMMAやれるくらいの腕前らしいですね。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
48歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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