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俺の獣神ベスト5~その4~(1994)

~その3~からの続きです。

前回の記事で取り上げた、

他団体ジュニア戦士たちの引き上げと共に、

獣神サンダー・ライガーの功績として大きいのは、

今でこそ当たり前になっていますが、

ジュニアの体格のままヘビー級に真っ向挑み、

階級の壁をぶち破ったことだと思います。

年に一度、団体内最強を決める『G1 CLIMAX』にも3度出場、

ヘビー級を相手に通算3勝を挙げています。
ライガー@G1

そして特に忘れられないのが、

IWGPジュニア王座を保持しながら、

時のIWGPヘビー級王者、“破壊王”橋本真也との一戦、

対ヘビー級仕様のコスチューム初披露となった日ですね。
戦闘用ライガー初見参

今回はその1994年2.24 日本武道館

橋本真也vs獣神サンダー・ライガー
を振り返ります。
IWGP王者対決実現

この日の興行は『THANKS WRESTLING DAY』と名打たれ、

入場料もパンフも半額という特別興行でした。
田畑アナ若い!

CMが明けると既に、

橋本の左腕集中攻撃を受けて、

ライガーは劣勢に回っていました。
橋本真也vs獣神サンダー・ライガー

橋本は容赦なく体重差を使い、

重い重いミドルキックでライガーを吹っ飛ばし、
重爆キック

さらに身長差をも利しての、

ショルダーアームブリーカーで左肘を壊しにいきます。
橋本のショルダーアームブリーカー

橋本は一気に畳みかけんとロープに振りますが、

リバウンドしてきたライガーは股下を潜り抜け、
リバウンドしたライガーは股を潜り、

振り向きざま低空ドロップキック。
低空ドロップキック

不意打ちを左膝に食らわせてから、

ライガーが膝十字固めを極めに行くと、

たまらず橋本はロープエスケープ。
膝十字に橋本エスケープ

続けてロメロ・スペシャルを狙いに行きますが、

橋本の重量はなかなか持ち上げることが出来ず、
果敢にロメロ狙い、

数回トライしたところでロープに手が伸びました。
未遂に終わる

休むことなくお次はインディアンデスロック。

食いながらも橋本は張り手、地獄突き、ヘッドバットと、

下から攻撃を加えますが、
インディアンデスロックに橋本は下から加撃、

しゃらくせえ! とばかりに、

ライガーが上から掌打を打って止めました。
ライガーは上から掌打

さらにライガーが首を固めにいったところで、

橋本が逆に首を取り返し、
首を取り入ったところで、

右腕を巻き込みながら脱出すると、

そのまま腕ひしぎ逆十字へ。
腕ひしぎ逆十字へ

ライガーは新日流のレッグシザースによる脱出から、

そのまま橋本の左足を極めていきます。
ライガーはレッグシザースで脱出からレッグロック

一度ロープに辿り着くも、

ライガーはさらに締め上げ、

これに橋本も再度、逆十字の切り返し。
橋本はもう一度逆十字

ここら辺りは野毛の道場で、

若手時代に繰り返されたスパーリングの賜物か?

橋本は一転して高速のスロイダー。
橋本は超低空スロイダー

さらにシュミット流バックブリーカーで攻め込みます。
シュミット流バックブリーカーで痛め付け、

照準を腰に絞った模様ですが、

引きずり起こしたところで、
引きずり起こすと、

虚を衝いたライガーの掌底アッパー!
ライガーの掌底アッパー!

モロに顎に食った橋本に、

今度はライガーが一気にライガーボムを狙いますが、

そう簡単には持ち上がる訳がありません。
ここでライガーボム狙い!

一旦離れてロープに走ると、

待っていたのはカウンターのトラースキックでした。
ロープに走るが橋本がカウンターの裏蹴り

体重差が大きいだけに、

一発で逆転することが可能です。

橋本は続けて正面に叩きつけるブレーンバスター!
正面に落とすブレーンバスター

一気に勝負を決めんと、

ロープに走ってラウンディング・ニールキックを打ちますが、

ライガーが潜り抜けたため空を斬ります。
橋本ロープに走ってのニールキックは空振り

今度はライガーがロープに走りますが、

またしてもカウンターのサイドキックで食い止められます。
ライガーもロープに飛ぶがカウンターのサイドキック

改めて放ったニールキック、

今度は命中してライガーがもんどり打ってのダウン!
橋本のニールキック炸裂!

フォールに行きますが、

山本小鉄レフェリーのカウントは2。
カウントは2

橋本に長引かせる気はなく、

決め技の一つであるDDTの形に入ります。
DDTに来たところを、

これは読んでいたライガー、

“抜ける片足”の要領(参照:猪木流ローシングルとは何か?)で抜け出ると、
切り返したライガーは、

カニばさみによるテイクダウンから、
カニばさみから、

膝十字固めをガッチリと極めて、

再度エスケープを奪います。
膝十字で再度エスケープを奪う

この場面、当時テレビを一緒に観ていた橋本ファンの友人、

「橋本何やってんだよ! グラウンドで押されてどうすんだ!」と、

かなり怒っていたものですが、

ライガーのサブミッション技術も卓越していましたね。

ダメージの残る橋本が動き出す前に、

ライガーは疾風の如くトップロープに登り詰め、
すぐさまトップロープに登り、

放ったのは左膝へのミサイルキック!
ミサイルキックは橋本の左膝直撃!

意表を衝く飛び道具から、

足4の字固めでさらに膝を極めていきます。
足4の字固めで下半身を殺して、

思いのほか長い時間食らい続けた橋本が、

やや下半身に力が入らないところで、

ライガーは2度目のトライで高々と持ち上げての、
ハイアングルの、

ライガーボムに成功!!
ライガーボム!!

これは完璧に決まりましたが、

橋本も意地のキックアウトです!!
橋本必死にキックアウト!

ライガーここからの波状攻撃も凄い。

軽々と橋本をコーナーに乗せてから、
コーナーに乗せて、

雪崩式のDDTは、

橋本の身体を返し切れず垂直落下!!
雪崩式DDTは垂直落下!!

これでも決まらないと見るや、

コーナー対角線に振ってから、
コーナーに振っての、

走り込んで串刺しの浴びせ蹴り!
浴びせ蹴りから、

休むことなくコーナーに乗せると、
もう一度コーナーに乗せ、

雪崩式のフランケンシュタイナー!!
雪崩式フランケン!!

橋本は頭からマットに落ち、

その勢いで跳ね起きてしまいます!
橋本の頭が跳ね起きる!!

それでもミスターIWGPは沈みません。

この波状攻撃もカウント2でキックアウト!!
この波状攻撃にもカウントは2

ライガーもやや攻め疲れが見えてきましたが、

橋本の巨体をきれいなジャーマンで投げ切りました!!
橋本の巨体をジャーマンで投げ切る!!

それでもカウントは2!!

ライガーもまだ止まりません、

これまたトップロープに駆け登ると、

今度のミサイルキックは橋本の後頭部直撃!
矢継ぎ早に後頭部へミサイルキック!!

息継ぎなしの猛攻の締め括りに、

ロープへ全力で走りますが、
ロープに走って、

これを橋本は一本背負いで迎撃しました!
待っていたのは橋本の一本背負い!

ここからは破壊王の必勝パターン、

重爆ミドルキック3連発でライガーを吹っ飛ばします。
重爆ミドルキック3発でライガーダウン!

フラフラと起き上がったところに、

もう一度ミドルキック連打!
さらにミドルキックは、

しかしライガーは3発目をブロックして、
3発目をブロックしたライガーが、

顔面へのストレート掌底!!
掌底ストレート!

すぐに橋本は身を沈めて水面蹴り!!
橋本は水面蹴り!

この一発で勝負あったか?

橋本は右ハイキックでライガーの頭部を打ち抜き、
さらにハイキックから、

最後はもちろん、
最後はもちろん、

垂直落下式DDT!!
垂直落下式DDT!!

これが決まれば間違いなく3カウント、

まさしく平成マット屈指の必殺技でした(参照:THE FINISH!!)。
文句なしの3カウント

IWGP無差別級対決は、

ヘビー級王者の橋本が爆勝。
橋本爆勝!!

しかしながらジュニアヘビー級王者も、

あわや!? の大善戦でした。
ライガー大善戦!!

大会のエンディングではお互いにベルトを携えて、

勝負の余韻に浸っていましたが、

『ケロの旅日記』の主人公とも言えたこの二人、

『東京フレンドパーク』でも共演したりと、

プライベートで本当に仲が良かったですよね。

もしも存命だったなら、

ライガー引退に際して橋本はどんな言葉を贈ったでしょうね…。
最後は互いのベルトを持って握手

さて、この対ヘビー仕様、

またの名は“戦闘用ライガー”ですが、

化身ともいえるこの姿でもう一つ記憶に残るのが、

1994年5.1 福岡ドームでのエキシビジョンマッチ

獣神サンダー・ライガーvs佐山聡ですね。

いきなり入場シーンに落胆したのですが、
佐山の入場にガッカリ

一方的な佐山聡のシューティングスタイルに、

ライガーは真摯に向き合って、

掌打、浴びせ蹴りと有効打を入れていた印象です。
ライガー真摯に対応

さらに“戦闘用ライガー”と対極をなす、

もう一つの化身が“鬼神ライガー”ですね。
鬼神ライガー

これも1996年10.20 神戸ワールド記念ホールでの、

グレート・ムタvs獣神サンダー・ライガーという、

対ヘビー級のドリームマッチで生まれました。
ムタvsライガー1

絶対的ベビーフェイスのライガーに対し、

悪の限りを尽くすムタが遂にマスクを引き裂くと、
ムタvsライガー2

中から出て来たのが山田ではなく、

顔面にペイントを施した鬼神ライガーでした。
ムタvsライガー3

試合はムタがラウンディング・ボディプレスで取りましたが、

インパクト勝負ではライガーの圧勝でした。

ムタは『してやられたり』の心境だったと思います。
ムタvsライガー4

~その5~では、

ライガー“最後の名勝負”を振り返ります。

関連記事

tag : 獣神サンダー・ライガー 橋本真也 グレート・ムタ 佐山サトル

comment

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No title

ライガーの足四の字ですけど、94年の秋くらいかなキムケンとシングルが、あり徹底して足殺しから決めてました。
決して長くはない足でやるから、やりづらい気がするんですけど逆にガッチリ締まるのかな。デストロイヤーも長い訳じゃないし。

あまり知られていないと思われる、このシングルは懐かしの闘魂Vスペシャルで売っていて私、買いました。またライガー特集も持っていて青柳戦の服部のカットを見つけた瞬間のショックったら大きかったですね。スロー再生で何回も見ちゃいました。

橋本戦は同じ日に安田がデビューしたんですよね。「レフェリー山本小鉄」とコールされたら大きな歓声が、あがったの覚えています。

ちなみにキムケンは掌底やられて正当な攻撃なのに「オイ、掌底だろう」口を触りながら文句言ってました。でも好きなんです、キムケン。

No title

ライガーはプロレスラーの中でも屈指の分厚い大胸筋をしてましたね。ライガーはマサ斎藤と並んで自分の理想の体です。

No title

この時のマサさん、やたら橋本に厳しかったですよね(笑)。
でも、「新日本でも5本の指に入るくらい、関節が上手い」のコメントに、胸が高鳴ったものです。

ライガーにしか出来ない、対ヘビー級の戦い!
今思うと、相手が橋本だから出来たんですよね、きっと。

佐山との試合、佐山はこの試合を否定するような発言していたようですが、コンディション的なものから考えても、ライガーの方が上でしたよね。

>aliveさん

ライガーの足四の字…決して長くはない足でやるから、やりづらい気がするんですけど逆にガッチリ締まる<デストしかり、フレアーしかり、かつての名手は大体足の短い選手ですね。武藤がフィニッシュに使うなんて想像もしなかったですし。

青柳戦の服部のカット<タイガーはとにかくヘタクソでした。

「オイ、掌底だろう」<キムケン的にはパンチはグーで打たなきゃダメだということでしょうね、きっと。

>BPHさん

プロレスラーの中でも屈指の分厚い大胸筋<脚の怪我で欠場中、会場ロビーでタンクトップ姿のライガーの隣に並んだ事あるんですけど…恐竜みたいでしたね。上腕も足みたいに太かったですし。

マサ斎藤と並んで自分の理想の体<変にカットが入っていないプロレスラーらしい体型でしたよね。ジュニアを超越していた時期もありました。

>平田さん

この時のマサさん、やたら橋本に厳しかった…でも、「新日本でも5本の指に入るくらい、関節が上手い」のコメント<腹固めなんて橋本しかやらなかったですしね。三角締めは脚が太すぎて四角締めでしたが(笑)。

対ヘビー級の戦い!…相手が橋本だから出来た<先日のYOUTUBE番組でも「橋本には余裕があった。とにかく橋本は強かった」と言ってました。
強さの信頼があったから、思いっ切りいってましたもんね。雪崩式DDTの角度なんてありえないですよ。

佐山はこの試合を否定するような発言…コンディション的なものから考えても、ライガーの方が上<浴びせ蹴りが入って照れ笑いしていましたが、ライガーは逆に佐山を完封していたんですよね。単純に「ライガー凄い」と思って観ていました。

No title

佐山さん。ライガーさんに掌底を入れられたり、浴びせ蹴りが頭部に入って片膝を付いてましたけど、あれって完全に恥をかかされていませんか?

いくら佐山さんが後になって「芝居」云々と言った所で、浴びせ蹴りを頭部に叩き込まれ片膝をついた事実は消えないよな・・と思います。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
48歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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