750頁、それぞれの真実。
これまで衝撃の出版を重ねてきた、
『証言UWF』三部作(参照:ほとんど真実 、 DOKURYO“U” 、 史観の変遷 、 四文字をめぐるUインターの人間模様 、 私にとっても最終作 、 いよいよ一週間後 、 腑に落ちた日)の集大成。
Uインター関連だけを拾っても、

完全版 証言UWF 1984-1996 より
あの「10・9」から24年目の再会!
髙田延彦と武藤敬司の初対談を特別収録
プロレスか、格闘技か―
前田、髙田、藤原、山崎、船木、鈴木…
28人が告白する葛藤、暗闘、醜聞の全真相!
全750ページ超、大ボリュームの完全版!
猪木の不参加、佐山と前田の対立、新生UWFのブームと崩壊、3派分裂…1984年の第一次UWFの設立から1996年のUWFインターナショナル崩壊まで、プロレスと格闘技の間で漂流し続けた男たちの葛藤、暗闘、醜聞の全真相!!
単行本「証言UWF」シリーズ3冊に登場した28人の証言に加え、伝説の「10・9」を語る髙田延彦と武藤敬司の初対談を特別収録。大ボリュームのシリーズ完全版!
目次
■コンテンツ
「激突!! 新日本プロレスvsUWFインターナショナル全面戦争」から
24年後の“10・9”に初めて実現─
特別対談 髙田延彦×武藤敬司
第1章 第一次UWF「原点」の真実
髙田延彦
「Uインタ―の後期は、すべてを手放し、一人になりたかった」
中野巽耀
「前田さんは力任せ。スパーリングで一番だったのは髙田延彦」
宮戸優光
「前田さんと若手の分断を画策していた神社長が許せなかった」
安生洋二
「前田さんが宮戸さんを『新弟子』と呼び続けたことがすべて」
田村潔司1
「選手全員が神社長から興行の売り上げデータを見せられている」
垣原賢人
「道場の練習をそのまま出してはいけないのか」?という葛藤
田村潔司2
クビ覚悟だった髙田への「真剣勝負してください」発言
金原弘光1
“真剣勝負”を絶対に許さなかったUインター
山本喧一1
リングスに要求した移籍の条件は“田村との真剣勝負”
安生洋二×髙阪 剛
「誰も止めないから」起こった安生の前田殴打事件
金原弘光2
「髙田道場に誘われなかったのは、正直ショックだった」
山本喧一2
「Uインターで“神様”だった髙田さんは孤独だった」
鈴木 健
「田村の『真剣勝負してください』発言で髙田さんは人間不信に」
このボリューム感!!
私にとっては高田延彦の証言こそが全てなのですが、
そこを軸としたそれぞれの立ち位置による“言葉”が、
私の中でのUWF三派分裂から今に至る答えです。
正義はそれぞれの中にある訳ですが、
私にとっての正義は高田の言葉に他なりません。
さらに加筆部分もあるというので、
これも心して読み解きたいと思います。
そして今回の目玉は高田と武藤敬司の特別対談。
あれから24年……。“10・9”にこの二人の再会が実現!!
— 堀江ガンツ (@horie_gantz) 2019年10月9日
11月1日発売
宝島社 文庫『証言UWF完全版 1984-1996』
髙田延彦×武藤敬司対談、特別掲載! pic.twitter.com/oehLjM8jU4
本のサブタイトルに『1984-1996』とある以上、
『ユニバーサル旗揚げ~Uインター解散』までの時代ですよね。

これ即ち『高田伸彦~高田延彦』の時代なんですよ。

ほとんどのUWF信者にとって、
UWFの象徴は前田日明氏だと思います。
或いは佐山サトルでしょう。

でも1996年の翌年にUの宿命を背負って、
グレイシーという黒船に向かっていった以上、
私には高田以外に象徴は考えられない。
それが表紙にも表れていると思います。

この表紙の高田、IWGPヘビーのベルトを巻いていますね。
1996年、ある意味UWFファンが、
幸せでいられた最後の時代です。
それぞれの証言から、
それぞれの答えを弾き出すのが、
この一冊の意義でしょう。
「750ページだろうと、とにかく読むだけだ!!」

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comment
No title
これは買いですね~。
越中戦の高田が表紙ってのもいいですよね~。
是非じっくり読みたいと思います。
レガさんお感想も楽しみにしてます!!
No title
「堀江ガンツとプロレスと札幌メンバーと」も楽しみで、これは聞いておきたい事を忘れないようにメモに残しました。
>Fさん
越中戦の高田が表紙ってのもいい<さすが! あの1ショットで越中戦と見極めるのはFさんならでは!
是非じっくり読みたい…感想も楽しみにしてます<一度読んだ内容ですが、こうやって全部を並べて読むと、一つの事柄に対してそれぞれの見解が読めて興味深いです。
私としてみれば、やっぱり高田寄りになっちゃいますね。
>aliveさん
内容はほぼ一緒でも過去の三冊と表紙を並べておきたい一冊です。