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海賊亡霊あらわる episode.4(1988)

さてさて、3からの続きです。

会場での帰れコールとは裏腹に、

次々と要求が受け入れられ、

一気にアントニオ猪木との一騎打ちまで登り詰めた、

海賊男ビリー・ガスパーガリー・ガスパー

1988年3.19 長崎国際体育館大会、

セミファイナルのリングに立った猪木の目は、

久々に輝きに満ちていました。
久々に燃える闘魂

続いてリングインしたガスパーズの二人、

一年がかりの物語は遂に本丸へ辿り着きました。
いきなり二人で立ち塞がるガスパー

『ワールドプロレスリング』20年弱にわたるゴールデン放送、

その主役である猪木“最後の抗争相手”は、

まさかまさかの海賊男でした。

アントニオ猪木vsビリー・ガスパー、初対決です。
アントニオ猪木vsビリー・ガスパー

ガスパーズ二人の圧力で赤コーナーに追い詰められ、

身動きがとれない猪木。
孤立無援の猪木は、

たまらずエプロンに出ると、

入場口に向かって誰かを呼び込みました。
誰かを呼ぶと、

背を向けた猪木にガスパーズは猛然と襲い掛かり、

それを救うべく登場したのは、

今回も“狂犬”ディック・マードック
助っ人のマードック登場

勢い良くリングインまでは良かったのですが、

すぐに返り討ちに遭ってしまいます。
すぐに返り討ちに遭う

場外では猪木もガリーに捕まってしまい、

殴る蹴るの猛攻に遭ってしまいます。
猪木もガリーに掴まる

マードックの額はパックリと割れ、

大流血に見舞われてしまいました。
早くも大流血のマードック

猪木はガリーの実力を見切ったか?

すぐに反撃開始。
猪木は反撃開始

リングを挟んで反対側では、

ビリーのストンピングの嵐によって、

もはやマードックはグロッキー状態。
マードックもはや戦闘不能

猪木が救助に駆けつけますが、

ビリーはすぐにリングへ戻って臨戦態勢。
猪木が救助に行くとビリーはリングへ

無残に血ダルマと化したマードックは、

ヤングライオンによって運ばれていきました。
若手に運ばれるマードック

その間にビリーはロープを挟んで、

猪木にラフファイトを仕掛けると、

ここでやっと試合開始のゴング。
ビリー今度は猪木に猛攻

すぐに猪木はロープを潜り、

アリキックの連打から鉄拳制裁にいきますが、
怒りの鉄拳で返す猪木

ビリーは冷静に対処すると、

シュミット流バックブリーカーで腰椎をヘシ折りにいきます。
ビリーはシュミット流背骨折り

立て続けにビリーは、

仰向けに倒れた猪木に対し垂直に落とすエルボー。
この肘の落とし方!

この肘の使い方、どこか見覚えもありますが…。

続けて拳を握ると、
さらにナックルも、

体重を乗せながらピンポイントで喉笛に打ちつけます。
巧い打ち方!!

このビリーという海賊、

エルボーとナックルの使い方が抜群に巧いですね。

猪木はダメージの蓄積を避けて場外エスケープ。
猪木たまらず場外エスケープ

しかしリング下にはガリーが待ち構えているため、

全く予断を許しません。
下にはガリーが待っている

ここで解説の山本小鉄さんが、

何かに気付きました。

小鉄さん
「保坂さん、猪木選手も(身長が)190(センチ)くらいですね。この小さい方の選手はですね、195センチぐらいありますね!」


195センチ…大型ですね。

回復不充分ながら猪木はエプロンに立ちますが、

ビリーの方も隙あらば、と決して視線を外しません。
ロープ越しの睨み合いから、

ほんの一瞬のタイミングでリングに入った猪木は、

ビリーの長い脚めがけてアリキックの連打。
猪木は下半身に的を絞る

これには再び小鉄さんも口を開きます。

小鉄さん
「この海賊男ですね、やはり下半身が弱いですね。ですから自分の弱いところ付け込まれると『マズイ』って感じありますね」


しかしビリーは顔面かきむしりからの形勢逆転、

おもむろに身に着けていたネックレスを外すと、
ビリーはネックレスを外すと、

後ろから首に巻き付けていきました。
猪木の首に巻き付け、

そこから力を込めて締め上げます!
締め上げていく!!

さすがにこれは反則を取られると、

一旦離れて今度は正攻法、

サイドから入るネックロックで隙間なく締め込んできました。
ブレイク後は正攻法サイドからのネックロック、

ラフだけではなく細かいテクニックにも長けていますね。

ビリーは時折グイッと力を込めながら、

そのままフロントネックロックに移行していくと、

猪木の身体から徐々に力が抜けていきます。
グイグイ締め込むと猪木の身体は脱力、

これがかなりの長時間続き、

遂に猪木は落ちたか? というタイミングで、

レフェリーはチョークと判断してブレイクの要請。
落ちたか? というタイミングでチョークと判断

離れたビリーは『オレノ、カチダロ?』とばかり、

レフェリーに詰め寄りますが却下されます。
ブレイク後「オレノカチダロ!?」

ならばとビリーは、

全く動かない猪木の後頭部にニースタンプ。
容赦なく膝を落とすビリー

やっと顔を上げた猪木、

目の焦点は定まらず半失神状態です!
猪木は半失神状態

ゆっくりと体を起こしていきますが、

その表情は朦朧としたままです。
朦朧と身体を起こしていくが、

すぐにビリーは追撃のエルボー連打、

一発一発が鋭角で重いです。
すぐにビリーはパンチ攻撃

コーナーに追い込んだところで、

猪木は両腕によるブロックから、
エルボースタンプをブロックして、

顔面めがけてナックルアローの連打!
顔面にナックルアロー!

左のインローから一気に延髄斬り!!

…はビリーが左手でディフェンスしました。
続けて延髄! …はブロックされる

しかも飛び上がるタイミングでのカットですから、

かなり猪木の技を研究してきています!!

ビリーはコーナー対角線に猪木を振ると、

猪木は切り返してのハンマースロー。
コーナーへのハンマースローは切り返すが、

しかし待っていたのは、

ビリーのカウンターキックでした。
待っていたのはビリーのキック

ビリーはここが勝機と見たか、

ブレーンバスター狙いに行きますが、
ブレーンバスター狙いは、

逆に猪木がタイミングを見ての切り返し。
猪木が切り返す

そして立ち上がるタイミングを見計らって、

今度は延髄斬りをヒットさせました!!
延髄斬り今度はヒット!!

ダメージの残るビリーがゆっくり起き上がると、

猪木は勝負を決めんと卍固めへ!!
卍固めの背後にはガリー

しかしここでリング下のガリーが介入して、

背後から猪木を殴打!!
忍び足で乱入

そのままガリーがストンピングを見舞ったところで、

ビリー反則負けのゴングが鳴らされました。
ガスパーの反則が取られる

初対決はあと一歩のところで不透明決着。

今度は二人がかりで痛めつけられているところへ、

頭部に包帯を巻いたマードックが再び登場!
マードック再び登場

大張り切りのマードックは、

さっきのお返しとばかりビリーにパンチ一発!
先程のお返しとばかり一発

リング下で猪木も椅子を手に激昂!
猪木もイスを持って激昂

その椅子を持ったマードックが身構えます。
身構えるマードックに、

前年の新旧イリミネーション(参照:Pride of instinct.8~お互いのプライドがルールだ!~)から、

年末のタッグリーグ戦(参照:エントリー辞退と昭和二大事件の関係性について)と、

この時期のマードックって、

猪木の援護射撃に回りがちでしたね。

海賊男との抗争で、

本格的に猪木、マードック組が始動しかけましたが、

結局はこのシリーズ限定のタッグで終わりました。
ガスパーズはたまらず退散

ガスパーズはマードックの気迫に圧される形で、

速やかに退散していきましたが、

まだまだ海賊の猛威は収まる訳がありません。

いつかまた、5で。

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tag : アントニオ猪木 海賊男 海賊亡霊 ビリー・ガスパー ガリー・ガスパー ディック・マードック

comment

Secret

No title

いいですねー!
しかし全く覚えてません!!笑

海賊男のエルボーはさすが!うまいですね!
ラフファイトはお手のもの、マンハッタンで学んだんでしょうか?
謎です!

ストロングスタイルの隙間に、こういう古くさいアングルのアメプロも大好きですよ!

そういえばこの直後ですものね!飛龍革命は!

No title

3と4立て続けで読ませていただきました。
あれだけ引っ張った海賊男もベイダー出現のあおりを
受けたのか?旬を過ぎたのか?で滑りまくりでしたね。
マッドマックスの時と同じで、実力者と若手のコンビが、
2回目あたりになると3番目の男に変わるパターンでしたね。
リーダーの方は、年末には素顔に戻ってますし...
個人的には3の方で、サムライウォリアーと、伝説のマスクマン、
スーパーマリオマンの中身の人の写真があって、1人ほくそ笑んでいました(笑)

>みのるさん

全く覚えてません!!笑<ややもすれば、この辺の時期はプロレスファンの記憶からすっぽり抜け落ちている可能性も高いです(笑)。

海賊男…マンハッタンで学んだんでしょうか?謎です<確かに謎めいていますが…マードックとの間には何かがありそうですね!!

古くさいアングルのアメプロも大好き<プロレスにはいろいろな側面が有りますもんね。決してクリーンにお客さんみんなを満足させることだけではないと思う訳です。

この直後ですものね!飛龍革命は!<そういったマグマを噴出させる前段にあったのが、この時期でしょうか。
猪木一人で海賊との抗争に打って出ようかという空気の中でマードックだけが何かを察して結託。ファンは前田の件もあって、総しらけムード…。リング上ではベイダーがどんどん増長していって…。
藤波は意を決したんでしょうねぇ。

みのるさん! お待たせ致しました。発送完了であります!

>ドックマンさん

ありがとうございます。

ベイダー出現のあおりを受けたのか?旬を過ぎたのか?で滑りまくり<かなり実験的な部分が大きかったんですけども、確実に現在につながる種蒔きは出来たんじゃないでしょうかね。

マッドマックスの時と同じ<スーパーマックスというネーミングと裏腹にかなりの三流が入っていたそうですが、マシン軍団から始まる増殖キャラは新日のお家芸でしたもんね。

サムライウォリアーと、伝説のマスクマン、スーパーマリオマンの中身の人<サムライ・ウォリアーは今観返しても良い感じなんですよね。なぜ一回で終わってしまったのか?
レイ・キャンディは本当にキャラのデパートでしたね~。個人的にはザンビア・エキスプレスも嫌いじゃないです。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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