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Pride of instinct.10~巌流島の決闘 弐の章~(1987)

9からの続き、

やっとの思いでアントニオ猪木マサ斎藤がリングに立ち、

関門海峡からの潮風の中、

『巌流島の決闘』は始まりました。
夕刻の試合開始です

まずマサがリングの中央を取る形で、

低く身構えていきますが、
マサは低い構え

猪木は一定の距離を保ったまま、

一度ロープ外へ。
ロープアウトして間合いを外す猪木

猪木は時折、上空を見上げて、

どうにも集中出来ない様子です。

 週刊ゴング No.177 より

猪木
「ヘリコプターの音はイライラしたね。あれだけ低空で飛ばれると、爆音が直接、体に伝わってきたし、立ち合いは我慢比べといった感じだったね」


対するマサはそれに動揺することもなく、

猪木が戻ってくるのを待って、

より低い体勢から手を取りにいきます。
ファーストコンタクトは手繰り合い

ここも猪木はパッと間合いを外し、

上体を起こすと拳を握って何やら一言。
拳を握る猪木

マサはこれにも動じません。

心技体が充実…1987年のマサ斎藤完全体!!
マサは動じず

再び手繰り合いから距離が近付くと、

マサは右足を踏み出して、
低い構えから、

猪木の左足にシングルレッグダイブ。
片足タックル

早くもテイクダウンに成功して、

そのまま足をロックしていくと、
足を取ると、

アキレス腱固めの体勢へ。

猪木は右足を内に入れながら、

柔軟な足首で防御していきます。
斎藤はアキレス腱狙い

マサは無理せず上のポジションに切り替えると、

猪木は下から右腕を取っていき、
猪木は下から腕を取る

隙を見てサッと脱出しました。
隙を見てサッと脱出

極めっこには絶対の自信ですね。

マサは再びタックルに行きますが、

今度は猪木、余裕を持っていなします。
マサのタックルいなす猪木

組み合いながらマサは左腕を脇固めに狙いますが、

猪木は瞬時に前転して回避。
マサの脇固めを前転で逃れる

ここで早くもアクシデントか?

猪木は右肩を押さえてリング下へ。
右肩を痛めたか

これは誤算でした。

この日のリングは『INOKI闘魂LIVE PART.1』で使った、

異種格闘技戦仕様だったんですね。

通常時よりゴムマットが一枚少ないんです。

すぐにリングに戻りますが、

右肩を気にしています。
一度リングに戻るが

もう一度リングを降り、

鉄柱を使って右肩をストレッチ。
再度インタバルを取る

アントニオ猪木自伝表紙
 アントニオ猪木自伝 より

猪木
私も闘いの中で肩の関節が外れ、自分で入れて続行した。


ここら辺はもう、

“修羅場くぐり”の凄み以外の何物でもないですね。

リングインすると、

もう一度タックルに来たマサにがぶり。
マサのタックルをがぶる猪木

潰して上になると、

右肘に体重を乗せて顔面へのスリコギ。
上になって肘でスリコギ

早くも鼻から出血したマサを、

今度はフェイスロックでさらに締め込み。
さらに締め込む

このゴッチ流拷問技がマサにはない武器なのでしょう。

脱出したマサは手四つから組みに行きますが、
手四つから

猪木は嫌います。

まだ右肩にダメージが濃く残っていますね。
右肩にダメージが残る

今度は猪木が足を取りに行くと、

マサもがぶってから潰して、

一気にバックに回るまでのスピードたるや!
がぶって潰してからバックに回るマサ

東京五輪日本代表の片鱗が見えました。

マサもバックから猪木の顔面を極め、
首を取るマサ

そのまま捻り上げてフェイスロックへ。
そのままフェイスロックへ移行

さらに袈裟固めへ変化したところで、

猪木はマサを転がして脱出を図りますが、
猪木は返さんとするが

マサのロックは緩むことなく、

元に戻しての袈裟固め。
マサは袈裟固めに切り返す

強烈な締め込みの中、

今度は猪木が徐々に起き上がって行くと、
徐々に起き上がるも

マサはロックを解かずに、

きれいなヘッドロックホイップから、
マサはヘッドロックホイップ

もう一度袈裟固め、さらに左腕をアームバー、

これは体重が乗っていますね。
もう一回袈裟固め、さらにアームバー

とにかくマサの締め付けが強く、

ロックが緩むことがありません。

…そう、マサの秘策は“締め技”、

そのアシストとなるのが普段着けない、

左腕の分厚いサポーターだったんですね。

猪木は締められながら、もう一度起き上がると、

クルッと身を翻してショルダー・アームブリーカーへ!
猪木は腕折りで切り返し

腕を捕らえたままトップロープを乗り越え、

自らエプロンに出ると、
自らエプロンに出ると

そのままロープを利用した腕折り!!

一気にマサの表情が苦痛に歪みます。
ロープを使った腕折りへ

さらに体勢を変えていくと、

トップロープと自らの肩の両方を使って、

アームブリーカーに固めていきました。
ロープ際の魔術師

マサのサポーターのすべり止めを逆利用し、

尚且つロープのワイヤーというアイテムも有効利用していく、

この猪木の兵法には脱帽するしかないです。

一旦マサをリング下に投げ落としたところで、
場外へ投げ落とす

11へ続けます。

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tag : アントニオ猪木 マサ斎藤

comment

Secret

No title

いやー、レガさん!
猪木斎藤シリーズ、楽しみで仕方ないです!

「巌流島」
「無観客」
「お互いのプライドがルール」
これだけでお腹いっぱいになります!
こんなロマン溢れる闘いは他にないですよね。

無観客だからこその、ルールなし。
観客入れてたら、ルールなしは成立しませんものね。

猪木も、どこかで古代パンクラチオンを意識していたと思います。

できれば古舘アナに実況してほしかった!
保坂アナも一生懸命で、どのレスラーにも公平で好きですよ!

でも古舘アナが上記の価値観を、どうファンタジーとロマンとリアルを重ねて実況してくれたか?と思うと、プロレスのロマンを浮き上がらせてくれたような妄想を時々します。


話し変わりますが、あのハチャメチャ野球マンガ「アストロ球団」で、巌流島で野球試合があるんですよね!

>みのるさん

楽しみで仕方ない<ありがとうございます!! 心から嬉しい一言であります。

こんなロマン溢れる闘いは他にない<確かに巌流島は馳vsシンもありましたが、この様なロマン溢れるものではなかったですね。
猪木がマサを指名したことで、これが実現出来たと思います。藤波vs長州では全く違った意味合いの闘い模様となったことでしょう。

観客入れてたら、ルールなしは成立しません…どこかで古代パンクラチオンを意識していた<猪木としてみれば死を覚悟しての闘いだった様ですね。ライオンと闘うこととか、プロレスラーとしての命の意味を常に考えていた猪木は偉大だと思うんです。

古舘アナが上記の価値観を、どうファンタジーとロマンとリアルを重ねて実況してくれたか?<あの闘いに厚みが出来ていたことでしょう。
闘い二人と同様にトーキング・ハイに陥ってたかも知れません。

ハチャメチャ野球マンガ「アストロ球団」で、巌流島で野球試合<それ全然知らなくって、今日の帰宅途中に調べました(笑)。
テレ朝のドラマだったんですね? 巌流島での無観客試合、しかも原作にはなく、2005年の放送って…確実に猪木vsマサがインスパイアされてる感ありますねー!!
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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