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Pride of instinct.4~俺ともう一回闘え 後編~(1987)

3からの続きです。

マサ斎藤の大技ラッシュで、

アントニオ猪木のダメージは一気に増幅。

そこへ追い撃ちを掛ける様に、

マサは猪木の喉元をトップロープに2度叩きつけ、

尚且つトップロープに股間も2度打ちつけました。
股間打ち

たまらず猪木は場外に倒れ込み、

回復と同時にリングへ戻ると、

またしても喉元に一発。

再び場外へ落ちた際には、

足に来ている様子です。
猪木のダメージ大

何とかリングに戻ると、

待ち構えていたマサはバックドロップ狙い!!

猪木は防衛本能か? 腰から崩れました。
崩れ落ちる猪木

苛立ちと共にマサは、

猪木を場外へ放り投げます。
マサは反対側に猪木を放る

するとここで猪木の表情が一変!

リング下の紙テープの束を引きちぎり、
ここで闘魂に火が点いたか?

間髪入れずリングインと同時に、
リングインと同時に、

マサの脳天に浴びせ蹴りを見舞っていきました!!
浴びせ蹴り一閃!

さらにナックルアローでマサを打ちのめしてから、
ナックルアロ-

エプロンに出て雄叫びを上げ、

突如、ロープの金具を緩め始めました。
「ロープ外せぇぇぇーー」

場内が騒然とする中、

猪木、マサがそれぞれレフェリーにアピール。

裁く某レフェリーはおもむろにマイクを掴んで、

何とノーロープデスマッチによる続行を告げました。
ノーロープデスマッチ敢行

まるで1か月前のしくじりをやり直すかの様に、

ロープが外される中で、

マサは既に臨戦態勢。
マサも呼応

猪木は金的のダメージを和らげるべく、

ドン荒川の手荒い介抱を受けます。
金的のダメージを介抱する荒川

向かい合ってから、

猪木の張り手の連打がリスタートの合図でした。
張り手の連打から始まり

このマタドールの様な構えがかっこいいんですよね。

さらにナックルアローも連打!
再びナックルアロー

マサの髪の毛を鷲掴みにすると、

そのまま鉄柱へ額を打ち付けます!
リング内から鉄柱攻撃!

さらに場外でも鉄柱攻撃!
さらに場外で鉄柱攻撃!

この厳しい攻めでマサの額が割れ、

リングに戻ってからは鬼神の表情で鉄拳制裁です。
流血のマサに鉄拳制裁から、

さらに棒立ちとなったマサの顔面に、

延髄斬りの要領でジャンピングハイキック!
顔面への蹴りはやや当たりが浅い

これは脳天をかすめる形で、

ダメージは浅かったのですが、

猪木はナックルパートで間合いを取り、
ナックルパートから、

2発目は正面から顔面を捉えました!!
顔面斬り

そうです。

前回記事の冒頭で引用した“ある予告”とは、

この技のことだったのです。

猪木神話の全真相表紙
 猪木神話の全真相―燃える闘魂の名言・奇言 より

渋沢恵介(著)

袋小路の問答に、やっと方向性が見えてきたのは、この質問だった。
「狙っていくのは、どこですか」
「より効果的な所であるに決まっているでしょ」
「ということは、人間の急所の部分ですか」
「そうだよ、急所。急所の部分だね」
米噛、鳩尾、金的など体には様々な急所が点在する。
「急所といっても、いわゆる金的ではないですね」
「ハナから反則となる攻撃はしないよ」
「ということは眉間ですか」
咄嗟に口に出たのが、眉間だった。
「そうだよ、眉間。眉間を狙うつもりだ」
(略)「眉間を、どう狙っていくのですか」
「やはり打撃を加える。つまり蹴りだろう」
しかし眉間を狙う必然性は、どこにあるのだろうか。
「斉藤の首筋は知ってるでしょう。もう首がつまった状態になっている。あそこに何度か延髄斬りを入れたことがあるけど、巧くピシッと決まらないんだ。だから眉間に入れてみるんだ」


そもそも延髄もそうなのですが、

この眉間斬りも一撃で命を落としかねない、

人体の急所の中でも、

特に危ない箇所への打撃なんですよね。

そこを平然と狙い撃ちしていく…まさにキラー猪木の真骨頂。

マサはそのまま自軍コーナーへ這っていくと、

セコンドの馳浩がマサの手首に何かを装着。
マサはセコンド馳のもとへ

その手には何と手錠が!!
手錠が…

その手錠を利用してマサが反撃開始。
マサ反撃

脳天を何度も殴りつけ、

猪木もナックルで応戦しますが、

マサの金的蹴りで動きを止められます。
マサの金的蹴り

そしてマサは猪木にも手錠を掛けて、
猪木にも手錠を…

ここからは“世界初”のノーロープ手錠デスマッチとなりました!!

マサは猛然とヘッドバットで猪木を痛めつけますが、
ノーロープ手錠デスマッチに

これが逆に本能を呼び起こしてしまい、

猪木のケンカ殺法が始まります。

ショートレンジのエルボーバットから、
猪鬼覚醒1

ナックルパートをブチ込む際には、

ほぼノールックであります。
猪鬼覚醒2

さらにヘッドバットも顔面への連打式。
ヘッドバットは顔面に!

締めに右ストレートを打ち抜くと、

マサはもんどり打ってダウン!!
右ストレートを打ち抜いてマサダウン!

さらに猪木は上から、

キャンバスに大の地となったマサを殴り続けますが、

その顔はまるで泣きじゃくっている様にも見えます。
泣き顔の様な猪木

しかも一発一発ブチ込むたびに猪木は、

「ヒェェェェェーーーー!!」「キェェェェェェーーーー!!」と、

今まで聞いたことのない様な奇声を発しています。
猪鬼覚醒3

この状況を静かにリングサイドで見守る長州、

やや心配な顔つきにも見えます。
長州は静かに戦況を見つめて、

もはやマサはグロッキー、

流血の量も半端じゃありません。
マサ大流血

それでも猪木は、

「キェェェーーーー!!」と拳を落とし続けます。

もはや周りが全く見えていない、

半狂乱状態にあります。
キエェェェーーーー

しかしデスマッチというルールにおいては、

本来レフェリーが試合を止めることはありません。

このままでは危険と見たセコンドの馳が、

遂にタオルを投入しました!!
馳はタオル投入

リングサイドに座る長州に、

事後承諾を仰ぐ様子ですが、

猪木の奇声は止むことを知りません。
ストップ要請

馳はそのままリング内に飛び込むと、

身を挺して手錠のロックを外しにかかります。
錯乱する猪木を総出で止めに入る

マサと引き離された猪木は、

勝利を告げられてもなお狂乱を続けます。
ヒエェェェェェーーーーー

そこにキレたのが長州!!

フェンスを乗り越える勢いで叫びます。
長州キレる1

誰も止められない猪木を、

藤波辰巳が強烈なドラゴンビンタで強制終了!!
ドラゴンビンタで我に返らせる

血塗れのマサはピクリとも動きません。
血の海に沈むマサ

長州は完全にキレています!!
長州ブチ切れ

馳と呉越同舟でマサをリング下に降ろした藤波が、

長州の目の前に来た途端、
藤波が目の前に来ると、

当たり前の様に長州の張り手が飛びました!
藤波に一発かます長州

ライバルとの再会に藤波は一気にスイッチON!

マイクを持っての「上がって来い」という挑発に対し、

長州
「藤波オラ!! @*+%$#!! 猪木コラ!! よく聞けコラァ!! 俺たちが闘いを@*+%$#!! 俺たちがテメエたちを撃ってやるんだ!! この闘いは!!」

長州はマイクで挑発

この瞬間、藤波と長州のみならず、

国技館の大観衆もお茶の間の視聴者も、

全員のスイッチがONされましたね。

若手である佐々木健介の肩を借りて、

控室へ引き上げるマサの姿を見て、

私なんかは『あぁ、これでマサの役割は果たされたな』と、

『次はいよいよ長州の出番か』なんて思っていました。
半死半生で退場のマサ

ところがマサのプライドはそれを許しません。

5へと続きます。

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tag : アントニオ猪木 マサ斎藤 長州力 藤波辰巳 馳浩 渋沢恵介

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No title

マサさんの、当たって砕けろ!もう一回戦え!の精神は、仕事や責任を背負う我々世代にとって、とてつもない勇気と励みになりますよね!

猪木の言葉ももちろん仕事中に浮かんできますし、マサさんの言葉も浮かんできます。

マサさんの、負けても負けても絶対に諦めない姿勢、しつこいくらいの姿勢、仕事で失敗しても、必ずマサさんが「もう一回戦え!」と励ましてくれます!

>みのるさん

当たって砕けろ!もう一回戦え!の精神…とてつもない勇気と励み<今思うと、マサさんとしてみればこのタイミングでこのコンディションで今なら猪木と歴史に残る闘いが出来ると踏んでの『もう一回闘え』だったんでしょうね。機を逸さない、一匹狼ならではの嗅覚だったと思います。

マサさんの、負けても負けても絶対に諦めない姿勢、しつこいくらいの姿勢<あの時代にプロレスを観ていた我々には、それ以外の人間に対するアドバンテージは大きいと思いますよ。ええ。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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