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馬場さん没20年追善興行のこと

BI砲目当てで申し込んだ(参照:この冬、満を持しての解禁)日テレG+では今月も、

過去の全日名勝負、名場面が放送されています。

さらに先週の日曜日には、

先月行なわれたビッグイベント、

『ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~』

2019年2.19 両国国技館も観ることが出来、

遅れ馳せながら感動のおこぼれを頂戴した次第です。
G馬場没20年追善興行ポスター

この大会は文字通り“平成最後のオールスター戦”でしたね。

テレビで観て感じたことを書き残しておきます。

今回は会場で生観戦された流星仮面二世さんのご感想とも、

勝手にリンクさせて頂きたいと存じます。

 団塊Jrのプロレスファン列伝 より
魂の相伝~プロレスの日に、プロレスを見た~

第1試合 ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル
出場レスラー
キム・ドク、百田光雄、ジョー・ディートン、菊池毅、垣原賢人、井上雅央、MEN'Sテイオー、本田多聞、相島勇人、TARU、土方隆司、ヤス・ウラノ(レフェリー、マイティ井上)

これはまず入場曲ですね。スターウォーズのディスコバージョンですよ。全日本プロレスの海外からの試合のときよくかかってたあの曲ですね。これで全員が入ってきました。素晴らしい選曲でしたね。


そう、『Star Wars Theme(Disco version)』(参照:リアル・グレーテストミュージックの全貌~後編~)ですよ。

全日が持っているBGMの魔力です。

内容自体は昔の新春バトルロイヤルと一緒で、

顔見世的なのんびりとしたアレでしたが、

出場選手が皆それぞれ元気そうで安心したという。

第2試合
本間朋晃、岡林裕二、野村直矢、成田蓮vs宮本和志、橋本友彦、橋本大地、野村卓矢


気になったのは大日本プロレスの野村卓矢というレスラーですね。8人タッグだったこともあり蹴り以外の技はわからなかったのですが、シングル見てみたいですね。この蹴りの、あの先に何があるのか?


おおっ! 流星さんもノムタクが気になりましたか!

彼の試合、UWFが好きだった方ならオススメですよね。

UからMMAに行かなかったファンにとっての希望ですよ、野村卓矢は。

私が他に気になったのは、

本間朋晃宮本和志…ターメリックストームの再会。

サムライTV入ってた頃このタッグよく観てましたよ。

時が流れて本間は長期欠場明けのメジャーレスラー、

一方の宮本はビッグ・パパパンプ風の肉体派、

ちょっとだけセンチな感情も湧きました。

二人の橋本の重い攻撃に防戦一方の成田蓮を指して、

しきりに宮本が「新日本の若手こんなもんか?」とやっていましたが、

私は逆に『新日本の若手だから、あんな細い身体で受け切れるんでしょ』と思い観ていました。

第3試合 ストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチ
大仁田厚、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、保坂秀樹vsグレート小鹿、長井満也、石川修司、佐藤光留


鈴木はメインやセミで、オカダも出場して絡むとか、あってほしかったなぁ~


同感ですねぇ。

鈴木秀樹と新日勢が絡むチャンスは本当に少ない、

だからこそ、ここは猪木的世界も見てみたかったところです。

大仁田厚はいつも通りでしたが、

記事を書いた(参照:激情に学べ~其の壱~同~其の弐~同~其の参~)直後だったからなのか、

あの影響力は凄いなぁと思いました。

元々カシンも鈴木も猪木側の住人ですし、

長井も大仁田を嫌悪する藤波のところの所属ですもんね。

アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー

もはやなつかしい吹けよ風、呼べよ嵐の中、ブッチャー登場です。車椅子に乗るブッチャー…押すのはジョー・ディートンです。いやぁ…もう言葉になりません。涙目です。


ある意味この大会の本当のメインは、

このセレモニーだったと思います。
ブッチャー入場

私が観ていて感じたのは、

祝福に駆けつけた方々のことです。

かつての名レスラーたちは激戦の代償から、

腰も膝もガタガタなんですよね。

一般のお年寄り以上にスローモーで、

リングに上がるのも、やっとじゃないですか。

むしろ徳光さんや倉持さん、松永さんらの方が、

同世代ですけど、しっかり歩いてるんですよ。

この光景を観て、今更ながら私は、

心からプロレスラーという職業を尊敬します。

と同時に、ある思いが巡ってきました。
ブッチャー新日登場2

流星さんのブログでは、

さらにブッチャーにまつわる思い出が綴られています。

私なんかとは比較にならない、

ブッチャーへの思いが伝わってきますね。

“黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャー

本当にお疲れ様でした。
77オープンタッグ・ファンクスvsブッチャーシーク1

第4試合
渕正信、藤原喜明、青柳優馬vsタイチ、金丸義信、TAKAみちのく


タイチは先にも書きましたが新・旧ファン問わず、会場を完全に自分の空気にして支配してましたね。プロフェッショナルですよ。おもしろい試合でした。


この濃い面子が揃ったシックスメンにおいて、

私も一番光ったのはタイチだったと思います。

気がつけば鈴木軍の三人共、

全日と縁の深い選手でしたが、

それを最大限に表現していたのもタイチでした。

渕にも、レフェリー京平にも、組長にも、

さらには川田にまでも、

自分の今の立ち位置を最大限に使って、

絡んでいくという…素晴らしい選手ですよ。

まっすぐにヒールとして見るなら、

今、こんなに憎たらしいレスラーは少ないですよ。

第5試合 3WAYタッグマッチ
SANADA、BUSHIvsジェイク・リー、岩本煌史vs海野翔太、吉田綾斗


そんな中で、ん!?と思ったのがジェイク・リーという選手でした。若手なのは間違いないと思いますが、どこの団体かすらわかりません。もちろんこの日が見るの初めてなので、先に述べたような動きも、もしかしたら日々の試合ではやっているのかもしれません。でもこう、テンポや空気がちょっと他のレスラーとちがう気がして、見ていて、あれ!?となるときが何度かあり…なぜだか不思議とデビューしたばかりのジャンボ鶴田の姿がオーバーラップしていました。似てるわけじゃないんですけどね、不思議でしたね。ボクは本当にこの日しか見ていないのでわかりませんが、もしかしたら何か持ってる、大器なのかもしれませんね。


私もこのジェイク・リーは初めて見たのですが、

地味ですけど大型で動けて良い選手ですね。

というか全体的に全日の選手、皆デカい。

それでも見慣れているのも関係してか、

SANADABUSHI海野翔太の三人が、

抜きん出て見えるんですよ。

試合自体の組み立て方も、

相手の技を受ける時も、

アピールという部分でも、

場数を踏んでいるからなのか厚みがあるんですよ。

こういう場に出ると、

つくづく新日本の選手からは風格を感じます。

第6試合
丸藤正道、新崎人生vs望月成晃、シュン・スカイウォーカー


三世が一番印象に残った試合が実はこれで、それが何だったかていうと、新崎人生でした。入場、体つき、素早い身のこなしに思わず釘付け。


新崎人生に関しては、

長く観てる方は全員感じると思いうんですけど、

本当に身体も変わらないし、技のキレやスピードも、

全盛期そのままですよね。

あと最も驚くのは“顔つき”まで変わらないんですよ。

不老長寿の薬でも持っている様な。

これって凄いことだと思います。

あと望月成晃からは、

試合前の選手紹介時をはじめ、

リング上の随所で高田リスペクトを感じられて嬉しいです。

第7試合
秋山準、大森隆男、太陽ケアvs小島聡、永田裕志、西村修


これは2000年代初頭のプロレスですね~。ファンによっては、おお~!!というカードだったんではないかと思います。しかし、ボクはこの時期はプロレスから離れ気味になっていて…


確かに!! 私も、

このメンバーが最も脂の乗ってた時期のプロレス、

あまり力が入らなかった時代であります。

でも札幌なんかだと、

いまだにテンコジなんかの人気は根強いんですよ。

実はあの時代のファンこそが、

暗黒期を支えてきた層なのかも知れませんね。

大森以外はみんなコンディション良さそうでした。

小島聡秋山準に対して逸っていましたが、

秋山は苦笑交じりにあしらっていましたよね。

あの辺りが新日と全日の色の違いで面白い。

エルボー合戦一つとっても、

秋山は相手から視線外さないんですが、

小島はインパクトの瞬間ノールックなんですよ。

ZERO-ONE旗揚げ時に秋山が破壊王のことを、

「相手見ないで蹴るからケガする」的な発言してたのを思い出しました。

ちなみに秋山のテーマ曲、全日時代のと同じでしたが、

現在はあれに戻しているんですか?

あと西村修も久々に観ましたが、

リングシューズが全日系のエナメル仕様になっていたのが、

個人的にはビッグサプライズでした。

セミファイナル
ミル・マスカラス、ドス・カラスvsカズ・ハヤシ、NOSAWA論外


おそらく見るのはこれが最後になるであろうマスカラス・ブラザーズ。本当に見れてよかった。そして、この日マスカラス・ブラザーズの良さを存分に引き出してくれたカズ・ハヤシ、NOSAWA論外に、ありがとうと言いたいです。


もはやここまで来たら伝統芸能の趣ですね。

『スカイハイ』が流れて登場して、

往年のムーブを反復するだけで充分。

こんなプロレスが観られるなんて、

20代の頃は思いもよらなかったです。

メインイベント
棚橋弘至、ヨシタツvs宮原健斗、関本大介


さてメインです。この試合、注目していたのは宮原ですね。今の全日本でエースというレスラーがどれくらいやるのか?大変興味がありました。


宮原健斗の試合をフルで観たのも初めてですが、

全日っぽくない自己顕示欲の強いキャラで、

棚橋弘至と“陽”の部分では被りましたね。

でもまだ若いんですね、この若さは魅力です。

関本大介もよそ行きじゃなく、

普段通りの強さを見せてくれて良かったです。

そしてヨシタツは紆余曲折を経て、

全日で自分のポジションを掴んだ様ですね。

身体も絞れていますし、動きも良いですし、

技のキレも光っていました。

これこそメインに相応しい顔ぶれで、

日本プロレス界トップクラスの四者ともに、

持ち味を十分に発揮したタッグマッチでした。

宮原
「プロレスを最高にーー!!」

棚橋
「愛してまーーーす!!」


っていうエンディングも光に溢れていて良かったです。
新タナケンのコラボ

賛否両論あると思いますが、

私は断然“賛”の方です。



馬場さんの追善セレモニーもまた、

プロレスという世界が持つ素晴らしさを、

再認識出来たひとときでした。

この手の大会のエンディングは、

お決まりの様に全員集まって記念撮影なのでしょうが、

今回のそれは一段と豪華さに溢れていて、

壮観そのものでした。

46歳にもなると、

本当に素直に感動する機会は激減しています。

この大会はそういう心を潤してくれて、

尚且つ自分自身の熱い気持ちを、

蘇らせてくれた興行だったと思います。

ジャイアント馬場さん、本当にありがとうございました。
馬場入場

BI砲の二人を考えることが出来、

プロレスファンとしての自分にとっては、

本当に激動の一ヵ月となりました。



このまま終わっては【腕ひしぎ逆ブログ】として不自然ですね。

順番は逆になりましたが、

最後にオープニングのアントニオ猪木登場について。

やはりこの父子の掛け合い、最高です。

マイクを持ち、話し出す猪木…ああ猪木がいる。しゃべっている…猪木が同じ空間にいて、今、おれと同じ空間の空気を吸っている!!ただ一心不乱に猪木を見つめ、猪木ーっ!!と声を出し、猪木が発する一言一句に身を酔わせます。そして、最後は久しぶりの1、2、3、ダァー!!です!!ああ倒れそうだぁ…なんという至福なんだぁ…

おれはもう今日は帰ってもいいよ~。猪木が退場したあと我に返り、余韻に浸ります。すると

「お父さん、子供みたいだったよ~」

と、三世。そうだなぁ…無理もない。こうして毎週、金曜8時を過ごし育ってきたからなぁ。こうなっちゃうんだよ。三世がオカダに夢中なようにね。


あぁ、これもまたつづいていってるんですね。

本当に流星さん親子には感動させられます。

全てがつながっていってるんです。

猪木がリングに上がらなかった理由、

プロレスファンの想像力を、

フルに働かせることが出来る事案だとは思います。

でも猪木のプロレスを長く観てきた人や、

猪木を深く考えてきた人なら、

理由は何となくわかるはずです。
美しきBI砲

そしてここから、

つながっていくんです。

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tag : ジャイアント馬場 アントニオ猪木 アブドーラ・ザ・ブッチャー 流星仮面二世 流星仮面三世 棚橋弘至 宮原健斗 関本大介 ヨシタツ

comment

Secret

感無量ですね

バンディ追悼に続き、取り上げていただきありがとうございます(^o^)

当日、会場オープニングはジータスのオープニングと同じくNTVスポーツテーマにのせ馬場さんのダイジェスト映像が流れたのですが、その終了直後に炎のファイターがかかったのには、いやぁ~本当にやられました。多分血圧250くらいはいっちゃってましたよ。すごかったぁ~(*ノ▽ノ)

当日は、往年の名レスラーには胸が躍り、そしてボクなんかが知らない若いレスラーには、期待の思いが広がって・・・とにかくあの日は、はじめから終わりまで「濃い」の一言で、自身の心は大人になったり子供になったりと、本当に充実した一日でした(^-^)

そして、つながり。ファン同士であったり、ボクらのような親子であったり・・・プロレス通して感じますね~。こういう世界観は、他にはなかなかないですよね。プロレスって本当にすごい世界なんだなと思いました(^ー^)

>流星さん

バンディ追悼に続き<こちらこそ、いつもお断りもなしに申し訳ございません。

NTVスポーツテーマにのせ馬場さんのダイジェスト映像が流れ…その終了直後に炎のファイターがかかったのには、いやぁ~本当にやられました。多分血圧250くらいはいっちゃって<私らよりも以前のオールドファンにとっては、古の日プロ中継が蘇った瞬間だったのかも知れませんね。
私もテレビで観ていて音が聞こえるくらいに血が漲りました。

往年の名レスラーには胸が躍り、そしてボクなんかが知らない若いレスラーには、期待の思いが広がって<そこら辺り、変な壁作って観ない流星さんは本当に素晴らしいと思います。
多分に三世くんのプロレスの観方とお互い影響しあっているんでしょうね。

自身の心は大人になったり子供になったり<流星さんのブログ記事…本当に感動した次第です。

そして、つながり…プロレスって本当にすごい世界なんだなと思いました<…そういうことですね。どうぞ宜しくお願い致します。

ジャイアント馬場は二度死ぬ

絢爛豪華な平安絵巻からーの没20年興行。
輝いてプロレスをしていた若き日の名選手たちがヨボヨボとして登場する空間、それはプロレス大河ドラマのメイキング?いやカーテンコールだったのでしょうか。
あの馬場につっかかってヒリヒリしていたマスカラスの試合、ヨシヒコよりは動けていましたがコーナーポストに上がった時の違うドキドキ感ときたら・・。
ドスだけでなく論外にも囁かれ耳も遠くなったのか?
それでも対戦相手からも観客からも溢れる愛とリスペクトを注がれた試合、これもプロレスですね。
村の外から見たら笑えることも中から見たら泣けるわけなんであります。

デストロイヤーはもう日本に行けないと悟った時どんなに憔悴したのか想像できる気がします。
G+でついでに新潟で馬場とのPWF戦、記憶では観客が湧かなかった試合=凡戦のようなイメージでしたが見返してみると違いました。
むしろ観客を置いてきぼりにしたような白熱戦でしたよ。
破壊者というより「駆逐艦」が私は好きでしたね。

ムチを鳴らしてブッチャーの前に立つジュニア。
一瞬だけの殺気がプチ手の平コロコロ感、こんなカーテンコールの中でもすぐメルヘンへ引き戻されるのもプロレスですねー。
猪木が花道を出てくるときの顔を見てちよっと驚きましたがダーのころにはまた猪木に戻っていましたね。

「人は二度死ぬ」と申します。
一度目は本当に死んだとき、二度目は人々の記憶から消えるとき。

ジヤイアント馬場は骨折しての武道館で復帰のときに強く死を予感させられました。
そしてその時がやってきて今20年の区切りも終わりました。
人々の記憶の中でこれからまたゆっくり死んでゆきます。
亡くなった愛すべきレスラーたちと、不謹慎ではございますがもうすぐ亡くなっていく愛すべきレスラー達も同じ道をたどるのだと思います。
猪木の没20年はどんな選手たちがどんな姿で記念写真をとるのか、それを見ることは私にはできませんが。

BIの最後の遭遇を見ることができましたので最後のメルヘンというか年寄りの戯言を。
猪木がよくいう三途の川で待っているという馬場からの手紙。
これは彼一流のジョークでしょう。
ジョークでしょうが・・もし本当に馬場が書いたとしたら?

馬場は自分のがんを知っていた説というのがあります。
だから巨人のOB戦に最初で最後の参加をしたとかね。
挑戦を無視しつづけた馬場、相手にされない猪木。これもBIのプロレスでした。
そしてついに逆挑戦を受けた猪木は、自分に振り向いてくれたことをうれしく思ったんじゃないでしょうかね。

話が長いとあいつは年をとったと言われますのでこのへんで。

>アスク御大

輝いてプロレスをしていた若き日の名選手たちがヨボヨボとして登場する空間<あの光景を見てもの哀しさと同時に、プロレスラーという名の比類なき人種に改めて最大限の敬意を抱きましたね。

マスカラスの…対戦相手からも観客からも溢れる愛とリスペクトを注がれた試合、これもプロレス<こんなプロレスを観るなんて、10代の自分も、20代の自分も、30代の自分も、はたまた40なりたての自分も、全く想像していませんでしたし、またこんなに感動するなんて、数年前の自分は想像すら出来ませんでした。
プロレスというのは愛の世界ですよ、まさしく。

デストロイヤーはもう日本に行けないと悟った時どんなに憔悴したのか<第二の故郷どころか、母国と何ら変わらない国だったでしょうね。
デストロイヤーに関しては近々追悼の意味でも記事をUpします。これは私をプロレスに導いてくれた祖父に対する意味もあります。

新潟で馬場とのPWF戦…観客を置いてきぼりにしたような白熱戦<御大にとっては引き続き、強い馬場さんの名勝負を堪能されてることと思います。それはきっと若き猛々しい馬場さんも、誰にも負けない円熟期の馬場さんも、微笑みながら応援されてた晩年の馬場さんも、ずーっと観てきた御大だから許される充足感だと思うのです。

ムチを鳴らしてブッチャーの前に立つジュニア…こんなカーテンコールの中でもすぐメルヘンへ引き戻されるのもプロレス<そこもやはりオープンタッグを知るか知らないかでも変わってくると思うんです。あのときの残虐性に心の底から震えたり、怒りが込み上げたりしたファンだからこそ、平成も終わりを告げる頃に向かい合う二人に胸が高鳴るのだと思います。

猪木が花道を出てくるときの顔を見てちよっと驚きましたがダーのころにはまた猪木に戻っていました<それと同じ気持ちになったのが、以前記事にしたテレ朝CHの蝶野の番組出演時の猪木を見たときです。でも今回同様、プロレスの話をしていくにつれ元の猪木に戻っていったんですよ。

「人は二度死ぬ」と申します…ジヤイアント馬場は骨折しての武道館で復帰のときに強く死を予感させられました…人々の記憶の中でこれからまたゆっくり死んでゆきます<いや、またゆっくり死んでいっても再び馬場さんが生き返る日もあると思うのです。
なぜなら師匠・力道山は刺殺後、村松友視氏の仕掛けたブームによって80年代に生き返り、猪木と北朝鮮の関わりの中で90年代に生き返り、木村政彦の再ブレイクと共に2000年代に生き返ったじゃないですか。馬場さんもきっと何度も生き返るはずです。

亡くなった愛すべきレスラーたちと、不謹慎ではございますがもうすぐ亡くなっていく愛すべきレスラー達も同じ道をたどる<今回こういう映像を観たことで、私自身のプロレスファンとしての原点をも思い出した次第です。

猪木がよくいう三途の川で待っているという馬場からの手紙<夢の中の話かも知れませんが、猪木は昔から力道山が夢枕に立っては「お前、それでいいのか!!」と雷を落とされたそうです。またマスクド・スーパースター戦直前にはゴッチさんが夢に現われて、試合ではジャーマンで勝利したとか…とにかく夢にまつわるエピソードが豊富です。
馬場さんの挑戦状も夢に見た風景だったのではないかと思うのです。

挑戦を無視しつづけた馬場、相手にされない猪木。これもBIのプロレス…猪木は、自分に振り向いてくれたことをうれしく思ったんじゃないでしょうか<そう考えると、ずっとずっと友情…というか兄弟愛は続いていたんでしょうね。そこら辺り、私は前田氏と高田にも希望は捨てたくないのです。

話が長いとあいつは年をとったと言われますのでこのへんで<後ろからそっと御大のマフラーを直したいと思います。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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