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この冬、密やかな解禁(1976)

CS放送、テレ朝チャンネル2の良質番組である、

『ワールドプロレスリング オレの激闘!ベスト5』の1月放送分で、

遂に“燃える闘魂”アントニオ猪木が登場したのは、

私にとって大きな驚きでした。
オレの激闘!ベスト5猪木編13

CS番組とは言え、

猪木がテレビで長時間プロレスのことを語るなんて、

もう観ることは出来ないと思っていたからです。

ところが、その放送内容は実に奥が深く、

かつての愛弟子である番組ホストの蝶野正洋に対して、
オレの激闘!ベスト5猪木編12

プロレスに対する想いを熱く語る姿は、

感動的ですらありました。
オレの激闘!ベスト5猪木編14

猪木が挙げた自身のベストバウトの中には、

あの1976年6.26 日本武道館における、

格闘技世界一決定戦 vsモハメド・アリも入っていまして、

実はその映像の中には、

これまで封印されていた名シーンが、

そろり、そろり、と解禁されていたのでした!!

今まで猪木vsアリの試合映像が、

電波に乗ったのは当時の本放送を除いて、

過去5度ありました。

当ブログ記事にしたものが4つ、

 そこにアリがいたという事実

 神が仕組んでくれた闘い~前編~

 神が仕組んでくれた闘い~後編~

 最高の試合、最高の闘い

 神様にとっての猪木アリ~前編~

 神様にとっての猪木アリ~後編~


それと1999年大晦日のテレビ朝日特番、

『24時間地球大騒ぎ!!カウントダウン2000』内です。

さらに『燃えろ! 新日本プロレス エクストラ 猪木VSアリ 伝説の異種格闘技戦』で、

満を持してDVD化された際には、

ニューヨークでの調印式から試合終了に至るまで、

ほぼノーカットで観ることが出来ました。

 一日早いバースデイ
猪木アリ開封静止画6

しかし、そんな状況まで辿り着きながら、

どうしても版権の壁にぶち当たり、

目にすることが許されなかった映像があります。
オレの激闘!ベスト5猪木編1

それが製作した局のCSオリジナル番組という特権で、

すんなりとクリアされた模様です。
オレの激闘!ベスト5猪木編3

一つ目は猪木とアリの入場シーンの中で、

花束贈呈とラウンドガールに抜擢された、

当時の女性アイドルの姿!!
オレの激闘!ベスト5猪木編4

カメラに背を向けたモハメド・アリの向こうに見える、

向かって右のノースリーブ姿が山本由香利さん

そして左のセンター分け美女がモモレンジャーこと小牧りささんですね!!
オレの激闘!ベスト5猪木編5

山本さんに思い入れはほとんどないのですが、

小牧さん…いやモモレンジャーには1972世代なら、

大いなる思い入れがあるはずです!!
モモレンジャー

スーパー戦隊シリーズの始祖『秘密戦隊ゴレンジャー』は、

とにかく我らの世代にとって、

いくつになっても憧れの対象なのです。

3歳~5歳という物心がつき始めた時期に、

モモレンジャーの存在から何かが芽生えたというか…。
小牧りさ

余談ですが、

この時代の子供たちがカレー好きなのは、

間違いなくキレンジャーの影響が大きいと思っています。

さらにこの小牧さん、

次々作の『バトルフィーバーJ』でも、

ミスアメリカのスーツアクトレスをしていたというのですから、

二重の驚きがありますね~。
ミスアメリカ

話題を1976年に戻すと、

当時、『ゴレンジャー』の放送時間は土曜19:30でした。

しかし、この日は昼に生中継された猪木アリ戦が、

19:30から再放送されたため放送休止。
北海道新聞1976年6.26朝刊ラテ欄

よって少年ファンへのサービスとして、

番組内のペギー松山の衣装そのままに、

リングへ登場したという説が濃厚です。

アリの向こうにもう一人映っている女性は不明ですが、

この方もかなりの美人ですね。
オレの激闘!ベスト5猪木編6

ちなみに後方に並ぶ外国人女性は、

試合前にアメリカ国家を斉唱した、

スリーディグリーズの三人です。
スリーディグリーズ

とにかく必要以上に大物は登場させずとも、

絢爛豪華な試合前のセレモニーだったんですね。

ちなみに『燃えろ! 新日本プロレス』の映像では、

こういう感じでボカシが入っていました。
猪木アリ試合直前

他にもラウンドガールを務めていたんですね。



二つ目は試合終盤の第11ラウンド、

冒頭に石坂浩二がコメントをしてる部分です。
猪木アリ@NHK-BS37

石坂氏
「そろそろ頭から飛びこんで、僕は足を取るんじゃないかって気がするんですけどねぇ。これだけ蹴ると見せかけ…へへへ」

これもDVDでは丸ごと消されているんですが、

続く舟橋慶一アナの返しだけ、

不自然に残っているのです。

しかしこの時の石坂氏、

何だか半笑いで言ってるんですよね。
オレの激闘!ベスト5猪木編24

あとDVDにもしっかり入っているのですが、

この11ラウンドでは猪木のスライディング・キックに、

業を煮やしたアリが我慢出来ずに足首を捕らえて、

見様見真似で極めにいく姿に、

大爆笑する石坂氏の声もあります。

アリがサブミッションを仕掛けるという、

唯一無二の超有名シーンなのですが、

当時は「アリ、何やってんの?(笑)」という、

冷ややかな反応がほとんどだったのでしょうね。
オレの激闘!ベスト5猪木編9

番組のゲストとして放送席に座りながら、

石坂氏は声高らかに「あっはっはっはっはっはっ!!」と爆笑です。
オレの激闘!ベスト5猪木編10

…にしても猪木の足首は柔らかいですね。

アリもこれ以降、

猪木の土俵に乗る様な真似は止めました。

この試合のキーポイントの一場面ですね。
オレの激闘!ベスト5猪木編11

石坂氏は14ラウンド冒頭にもコメントしていますが、

さすがにそこは真剣なトーンでした。

映像の中では小ネタ的部分かも知れませんが、

私は猪木アリ完全中継放映へ向けての、

大きな一歩だったのではないかと思います。

さらには『水曜スペシャル』での調印式の模様を、

当時の高島夫妻進行でノーカット放送してもらえると、

もう私は失禁してしまうかも知れません(笑)。



ちなみに番組冒頭で観た猪木の顔と枯れた声に、

最初、私は「いやぁ、急に歳とっちゃったなぁ…」と、

寂しい気持ちになってしまったのですが、
オレの激闘!ベスト5猪木編15

蝶野を相手に昔を振り返って、

プロレスへの想いや過去の思い出を語っていくにつれ、

どんどん笑顔が溢れて、

若返っていく様に見えたんですよ。
オレの激闘!ベスト5猪木編16

観ているこちらも嬉しくなってきましたね。

いまだ元気をもらえるヒーローなのであります。
オレの激闘!ベスト5猪木編17

さて、アリ戦の他にも番組では、

猪木が選んだベストバウトを他にも4つ挙げていたのですが、
オレの激闘!ベスト5猪木編8

一つは1973年10.14 蔵前国技館

猪木、坂口征二vsルー・テーズ、カール・ゴッチ
の、

世界最強タッグ戦
オレの激闘!ベスト5猪木編18

二つめは1974年6.26 大阪府立体育会館

NWF世界ヘビー級選手権試合

vsタイガー・ジェット・シン
“腕折り事件”(参照:血で血を洗う信頼感・੩~キラー猪木の腕折り~)。
オレの激闘!ベスト5猪木編19

三つめが1980年9.25 広島県立体育館

NWFヘビー級選手権試合

vsスタン・ハンセン
の“逆ラリアート”(参照:暴風雨の中の風車 Vol.6~0コンマX秒の逆ラリアート~)。
オレの激闘!ベスト5猪木編20

しんがりには1995年4.29 平壌メーデースタジアム

vsリック・フレアー
という、

一部信者が“実質上の引退試合”と定義する一戦でした。
オレの激闘!ベスト5猪木編21

あー、ビル・ロビンソン戦(参照:至高のプロレスリングから40年)はランクされていませんでしたねぇ。

猪木の場合、試合内容のみならず、

その闘いまでのプロセスや、

闘いの際のシチュエーションにまでこだわるというか、

それがベストバウトの条件の様な気がします。

ひとしきり語ったあと最後、

蝶野に向かってこう言いました。

猪木
「今こそ次の時代に向けた、このメッセージの送り方というのかな、その辺をね、やっぱり格闘技はなくならない、プロレスもなくならない。なぜかというとやっぱり本能のアレだから。そのときの人気は上がったり下がったりはあるにしても、その辺の一つの、まぁこれから若い人たちをしっかり指導して、ねぇ、導いてもらいたいと思っています」


やっぱり今でもプロレス界を気に掛けてるのが、

よーくわかりましたよ。

番組が終わる頃の笑顔は、

以前のンムフフ顔に戻っていて安心しました。
オレの激闘!ベスト5猪木編22

さらにエンディングで微笑む猪木の表情は、
オレの激闘!ベスト5猪木編23

43年前のあの瞬間と何ら変わらなくって、

私は感動で鳥肌が立った次第です。
オレの激闘!ベスト5猪木編7

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tag : アントニオ猪木 モハメド・アリ 格闘技世界一決定戦 蝶野正洋

comment

Secret

フッフッフッ

私、ディナーパーティー式の記者会見のDVD所有していますよ。

次回、集まった時に皆様にお渡ししようと思っていたブツです。

進行のアシスタントで風吹ジュンがいるのですが今もキレイですけど1976年当時はオールナイトフジや夕ニャンに出ている人みたいなビジュアルで結構な衝撃映像です。

感想としては中学生くらいに、この時代を体感したかったと思わせる様な映像です。

期待して下さい。

ラストBI

レガさん。
2/19に猪木が来ます。
ずいぶん遅くなり本当のラストチャンスにBI砲が見れることがうれしいです。

No title

へえ、ペギー松山が出てたんですねぇ~。

オラの記憶ではゴレンジャーは18時30分でその後19時からTBS系列で「仮面ライダーストロンガー」を放送してたような気が・・・(最近記憶が当てにならない…)。

BSでBI対ブルクラやるようですね。
観たいが、観れない・・・。

No title

こんばんは。

何だかもう、胸いっぱいです。猪木の笑顔とレガさんの語りに涙がにじみました。

すごいなぁ・・・

どうも岩○○さん!!

いやぁ~さすがのアーカイブ、情報です!!あの放送日の猪木vsアリで、そこまで見てるとはさすがの一言であります(≧∇≦)

モモレンジャーがいたんだなぁ・・・バトルフィーバーJ、ミスアメリカのダイアン・マーチンのエロさに子供心が刺激された思い出が甦ります(^_^;)

って、それはどうでもよくて・・・やっぱり猪木の表情ですね~。番組通して、だんだんと顔つきが変化していくのが見てるこちらからもわかって、なんだかうれしくなりましたよね。最後の頃は、あの猪木の顔だ~と、本当にうれしくなりました(*´∇`*)

いつも素晴らしい記事、ありがとうございます(^○^)

>aliveさん

ディナーパーティー式の記者会見のDVD所有<おおっ! 映像部長、これまた凄いものをお持ちでらっしゃるぅ!!

進行のアシスタントで風吹ジュンがいる…オールナイトフジや夕ニャンに出ている人みたいなビジュアル<オールナイトフジと夕ニャンに出ていたというなら…立見りか???
きれいな女優さんでしたねぇ。日曜劇場の日野さんドラマでヒロイン役でしたねぇ。

中学生くらいに、この時代を体感したかったと思わせる様な映像<我々の中学時代、あれもあれで良い時代だったと今なら思えます。

>アスク御大

遅れ馳せながら、今年も宜しくお願い致します。

2/19に猪木が来ます…本当のラストチャンスにBI砲が見れることがうれしいです<皮肉にも元子さんがお亡くなりになられたことでBI砲はあるべき姿に戻って平成を終えることが出来そうですね。

平成のBI砲…思えば長年のベルリンの壁崩壊となった平成2年から猪木引退の平成10年、翌11年の馬場さん“引退”。そこから今回の再会。
御大! つくづく改めて、プロレスは大河ドラマですね。

>HBKさん

ゴレンジャーは18時30分でその後19時からTBS系列で「仮面ライダーストロンガー」を放送してたような気が<私も戦隊モノはGOGO5時が終わった辺りに見てた記憶があります。
そして19時半は暴れはっちゃくだった様な記憶が…。

BSでBI対ブルクラ<はい。先週末、急いで日テレG+加入しました。
そしたらいきなり徳光さんの番組で古舘アナがゲストでBIの事を語り合うという凄い番組を観る事が出来ましたよ!!

>rascalさん

こんばんわ。

猪木の笑顔とレガさんの語りに涙が<ありがとうございます。思い入れがなければ、普通にスルーしてしまうエンディング風景でしたが、あの笑顔と角度を見てしまったらもう…という感じでした。

>流星さん

こんばんわ。アルフィーの○○沢です。ギュイ~ィ~ン♪

あの放送日の猪木vsアリで、そこまで見てるとは<もう~いつもながらの変態で申し訳ございませんですっ!!(笑)

バトルフィーバーJ、ミスアメリカのダイアン・マーチンのエロさに子供心が刺激された思い出<今に続くスーパー戦隊モノの創世記。アクションやドラマの中で私たちはエロの種を植え付けられ、やがて東スポ、レジャーニューズ、はたまた11PMや海賊チャンネルで花開いたという…ね(笑)。

やっぱり猪木…だんだんと顔つきが変化していくのが見てるこちらからもわかって、なんだかうれしくなりました<これこそ猪木ファンにとってのリアルタイムショウだったのではないでしょうか。今ではプロレス自体に触れる事も少なった猪木ですが、いざ腰を据えて語り始めるとこういう風に若返るんですね!

素晴らしい記事<それはこちらのセリフです。そのままお返ししたいですよ!(´▽`*)

No title

モモレンジャーじゃ無い方の山本由香利さんは、当時『暴力教室』という映画に出演しています。
主演は教師役の松田優作で、不良生徒役の舘ひろし(デビュー作)と対決するという、ストーリーはあまり気にならないアクション映画です。DVDも有りますので未見の方は是非。
不良グループと対峙する松田優作の常軌を逸している演技や、映えるカメラ写りとリアリティを同時に成立させるところ等はアントニオ猪木との共通点も有るような気がしますね。

>アンドレ・ザ・カンドレさん

山本由香利さんは、当時『暴力教室』という映画に出演<いろいろ検索してみましたら、かなりの美人女優さんだったんですね? そしてこの映画の予告映像…次期シリーズ商会みたいな殴り書きの文字がかっこいいですね。『優作vsクールス』みたいな。

https://www.youtube.com/watch?v=R8rsSQ8jWdY

不良グループと対峙する松田優作の常軌を逸している演技や、映えるカメラ写りとリアリティを同時に成立させるところ等はアントニオ猪木との共通点も<色気っていう部分で重ねるものがありますね。いずれにせよ、あの時代の“男”はほぼみんなかっこいいです!!
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
48歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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