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人間風車と流血大王~後編~(1978)

前編の続きです。

重いキラー・トーア・カマタを、

見事にモンキーフリップで投げ切ったビル・ロビンソン
ロビンソンvsトーア・カマタ48

パンチを挟んだ独特のコンビネーションから、

エルボースマッシュ。
ロビンソンvsトーア・カマタ49

これは現在でも鈴木秀樹が見せるテクニックです。

再三に亘るロープに飛んでのショルダータックル、
ロビンソンvsトーア・カマタ50

またしてもダメージが大きいのはロビンソンの方です。
ロビンソンvsトーア・カマタ51

またもやショルダークローのカマタ、

テレビ解説のジャイアント馬場さんも思わず、

「カマタはバランスが良い」と高評価です。

勢いに乗ったカマタは空手チョップ連発で、

左肩へさらなるダメージを与えていきますが、
ロビンソンvsトーア・カマタ52

ロビンソンも黙っていません。

パンチのラッシュから、

カマタに右フックをヒット! まさに“顎の先端にヒッ!”。
ロビンソンvsトーア・カマタ54

またしても場外にエスケープのカマタは、

間を置いてからリングに戻るとこの表情!!
ロビンソンvsトーア・カマタ55

大きく心理的揺さぶりをかけてくる訳です。

それに動じないのが百戦錬磨のロビンソン。

手四つに組むと、

カマタの顔面めがけてヘッドバット。
ロビンソンvsトーア・カマタ56

さらにもう一発。
ロビンソンvsトーア・カマタ57

そしてエルボースマッシュから、
ロビンソンvsトーア・カマタ58

走り込んでのショルダータックルで、
ロビンソンvsトーア・カマタ59

またもや大きなダメージを負ってしまいます。

カマタの領域である場外戦に持ち込まれ、
ロビンソンvsトーア・カマタ60

ヘッドロックから走り込んで、

鉄柱に左肩を当てていきます。
ロビンソンvsトーア・カマタ61

敢えて額ではなく痛めている肩に、

強烈な攻撃を加えていく訳です。

もう一丁狙ったところで、
ロビンソンvsトーア・カマタ62

ここはタイミング良くロビンソンが脱出し、

真正面からカマタが鉄柱に突っ込んでいきました。
ロビンソンvsトーア・カマタ63

この一撃で額を割ってしまったカマタに、

ロビンソンは追い撃ちで本部席への叩きつけ。
ロビンソンvsトーア・カマタ64

カマタの庭である場外戦を回避しリング内へ戻ると、

ロビンソンは容赦なくヘッドバット連打。
ロビンソンvsトーア・カマタ65

パックリ開いた傷口から大流血のカマタ、

ここからが“流血大王”の本領発揮か?
ロビンソンvsトーア・カマタ66

しかし攻撃の手を止めないロビンソン、

ロープに振ると、
ロビンソンvsトーア・カマタ67

カウンターの逆水平チョップ。
ロビンソンvsトーア・カマタ68

前編で触れたロビンソンの技術について、

再び書かせてもらうと、

“ロープに振る”2つ上の画像=いわゆるハンマースローですが、

ロビンソンの右手の位置に注目して下さい。

カマタの左肘を逆方向に押しています。

要するに『最小限の力』で、

カマタの体重をコントロールしているんです。

こういうところに目が行ってしまうのが、

変態の証かも知れませんが(笑)。

続けてロビンソンは自らロープに走ると、
ロビンソンvsトーア・カマタ69

棒立ちのカマタめがけて、

物凄い踏み込みでショルダータックル。
ロビンソンvsトーア・カマタ70

しかし安定感抜群のカマタ、

ビクともしません。
ロビンソンvsトーア・カマタ71

これを誘い水と知りながら、

もう一回ロープに飛んだロビンソンは、
ロビンソンvsトーア・カマタ72

ダメージを顧みずショルダータックル。

これを堂々跳ね返すカマタ!
ロビンソンvsトーア・カマタ73

ロビンソンは肩を押さえながら、

カマタに一言二言呟くと、

今度はお互いロープに飛んで、
ロビンソンvsトーア・カマタ74

ショルダータックルの正面衝突!
ロビンソンvsトーア・カマタ75

当然打ち勝ったのはカマタです。
ロビンソンvsトーア・カマタ76

勢いのままロープに飛んだカマタに対し、
ロビンソンvsトーア・カマタ77

ロビンソンは後藤洋央紀ばりのロープワークから、
ロビンソンvsトーア・カマタ78

大きくリバウンドがついて跳ね返ったカマタに、
ロビンソンvsトーア・カマタ79

ジャンプ一番! エルボーバット!!
ロビンソンvsトーア・カマタ80

これは顔面にヒットして、

カマタも思わず大の字にダウン。
ロビンソンvsトーア・カマタ81

すかさずカバーに入るロビンソンですが、

カウントは2。
ロビンソンvsトーア・カマタ82

今度はコーナー対角線に振って、
ロビンソンvsトーア・カマタ83

突進したところに待っていたのは、

カマタのカウンターキック。
ロビンソンvsトーア・カマタ84

チャンスと見たカマタは、

ロビンソンとは反対に力でロープに振って、
ロビンソンvsトーア・カマタ85

ショルダースルーにいきますが、

ここでロビンソンはローリングクラッチホールドの返し。
ロビンソンvsトーア・カマタ86

カマタはここもカウント2でクリアすると、

試合時間は20分が経過、

両者の体力もかなり消耗しています。
ロビンソンvsトーア・カマタ87

ところが、ここから驚異の攻めを繰り出すのがカマタです。

今度は中邑真輔ばりのジャンピング・カラテキック!
ロビンソンvsトーア・カマタ88

さらにトップロープに登ると、

棚橋弘至顔負け(?)の、
ロビンソンvsトーア・カマタ89

ダイビング・ボディプレス…が、

あっさりとロビンソンにかわされ、
ロビンソンvsトーア・カマタ90

一転してカマタに大ダメージ。
ロビンソンvsトーア・カマタ91

今度はロビンソンが猛ラッシュです。

ロープに走ってのジャンピング・エルボーバット!
ロビンソンvsトーア・カマタ92

これはかなり効いた様子で、

ロビンソンはさらにロープへ飛び、もう一発!
ロビンソンvsトーア・カマタ93

一気呵成にバックを奪うと、

軽々とカマタを抱え上げて、
ロビンソンvsトーア・カマタ94

ワンハンド・バックブリーカー!!
ロビンソンvsトーア・カマタ95

自らの体重の衝撃をモロに腰で受け止めたカマタ、

カウント3が入ったのは当然のことでした。
ロビンソンvsトーア・カマタ96

今観ても激闘ですね、

ロビンソンの右手が挙がりました。
ロビンソンvsトーア・カマタ97

日本におけるベルト奪取は、

IWA世界ヘビー、UNヘビーに続き3本目ですが、

実に様になっていますね。

歴史ある『日本テレビ杯』も似合います。
ロビンソンvsトーア・カマタ98

このトロフィーに関しては、

流星仮面二世さんの解説が詳しいです。

 団塊Jrのプロレスファン列伝 より
受け継がれし王者の魂

これは日本プロレスから全日本プロレスと、長きに渡り活躍したトロフィーでした。ただ土台の天使の飾りですが、ここは初期はなかったり、全日本時代にはちがう飾りだったりと、変化があった箇所と思われます。


“天使の飾り”しっかり付いていますね。



この当時の全日本プロレス、

テレビで観ていた記憶がかすかに残っています。

この後、ロビンソンの防衛ロードは、

すぐにブッチャー戦で終わってしまいますが、

自らの左膝を痛めながらも繰り出す、

ワンハンド・バックブリーカーの美しさと破壊力は、

祖父と一緒に観ていたモノクロテレビの残像として、

ずっと私の心に残っています。

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tag : ビル・ロビンソン キラー・トーア・カマタ PWFヘビー 流星仮面二世

comment

Secret

No title

どもっす!

あけおめっす!

いやぁ~、凄い試合取り上げましたね!
思わず動画探して観てしまいましたよ^^
意外といい試合でしたね!

しかし新日では考えられないメインイベントですよね。
フラッグシップチャンピオンシップが、外国人同士で、
しかも両者とも元々は国際プロレスのエース外国人同士だったという・・・(お客さん入ったのかな?)。

猪木やビンスではあり得ないマッチメイクでした。


今年もよろしくお願いします!

No title

この肘付近を押さえながらのハンマースローは、かつてクラッシュギャルズが旧UWF道場に行った時に藤原が「プロレスは派手さも必要だけどウソがあっちゃイケねぇ」といって指導したと週プロの浜部記者が書いていました。木戸やボックもこのスローなんですよね。ガマンして逆らったら肘関節イカれますから。さすがレガさん目のつけどころ違いますね。

>HBKさん

あ…あけましておめでとうございます。なぜこのタイミングなんだ!?

凄い試合取り上げましたね!…意外といい試合でした<ロビンソンはカマタみたいな相手だとワガママに弄ぶのかな? と思いますが、カマタもレスリング出身だけに要所要所で対応してるんですよね。

新日では考えられないメインイベント…フラッグシップチャンピオンシップが、外国人同士で、しかも両者とも元々は国際プロレスのエース外国人<PWFの場合は馬場さんの防衛記録を止めたのがカマタというのが意外な様ですね。ロビンソンにつなぐための中継ぎ…バックランドとホーガンの狭間のアイアン・シークみたいなアレでしょうかね?

猪木やビンスではあり得ないマッチメイク<この頃から既に馬場さんは自分不在の際の団体運営を描いていたんでしょうかね? のちのガイジン天国の初期の形だったということでしょうか。

こちらこそ、今年も宜しくお願い致します。

>aliveさん

今年も宜しくお願い致します。

肘付近を押さえながらのハンマースロー…かつてクラッシュギャルズが旧UWF道場に行った時に藤原が「プロレスは派手さも必要だけどウソがあっちゃイケねぇ」といって指導した<aliveさんは本当に忠実に昔の記事を覚えてらっしゃるんですね!! 凄い。
私も過去の記憶を辿ると、初代タイガーの自叙伝か何かで、『ゴッチさんの指導ではハンマースローもテコの応用』みたいな発言を読んでいるんですよ。
組長の教えもまたゴッチ流ということでしょうかね?

木戸やボックもこのスロー…ガマンして逆らったら肘関節イカれます<奥深いですよね。BIや日プロ系はだいたい手首と後頭部持って投げますよね。藤波なんかはゴッチ流ではなく一旦脇に差して、ロープに押し込んでから投げますよね。
ロープの振り方だけで技トーーク出来そうですね。

どうしよう

動画探してみようと思います。


流血、、、
あの鉄柱攻撃が苦手なんですよ〜(怖)
今画像を見てもなんだかもう
私が痛めつけられているような
気がして(;´д`)

これは珍しいですね~

いやぁ~本当に、レガさんのところでカマタを見れるとは新鮮です(^o^)

カマタ、ロックアップ行く寸前に体をこう、反らすんですよね。小学生の頃はそれをよくマネしたもんでした。あと、このカラテキックとジャンピング・トーキックですね。なつかしいです(*´∇`*)

ロビンソンのワンハンド、すごいですね。ブッチャーやカマタのような体型にも高々と上げて決めるのが本当に見事です。パワーとテクニックが一体となっていないとできない技ですね~。しかし流血大王vs人間風車って、夢がありすぎる対決ですよね(^-^)/

>みーさん

鉄柱攻撃が苦手なんですよ〜(怖)<確かに見ていてキツイですよね。硬い鉄柱に頭を当てるんですから。

なんだかもう私が痛めつけられているような気がして<みーさんは感情移乳が激しいんですね。プロレスの観方としては絶対に正しいと思います。

>流星さん

カマタを見れるとは新鮮<自分でも書いていて新鮮な感じでした。でも断片的であれ、あの時代の全日が記憶に残っているんですよ。

カマタ、ロックアップ行く寸前に体をこう、反らす<またまた流星さんのマニアックものまねですね?(笑) ロックアップの体勢を真似る小学生って!
まさに昭和版M・Tマシーンズといった趣きですね。

あと、このカラテキックとジャンピング・トーキック<ほとんどの小学生ならその手の蹴り技はカンフー映画から仕入れるものでしょうし、流星さんも人一倍詳しいはずなのに敢えてカマタバージョンで繰り出すというのがいいですね。

ロビンソンのワンハンド…ブッチャーやカマタのような体型にも高々と上げて決めるのが本当に見事<この後ブッチャーにベルトを奪われてしまうんですけど、この時期のワンハンド・バックブリーカー使用が晩年膝を壊した原因だと思うんです。
鈴木秀樹が言うには「俺はレスリングで身体を壊していない。原因は酒だ」と言っていたそうですが(笑)。

しかし流血大王vs人間風車って、夢がありすぎる対決<称号を並べるだけでワクワクするものがありますよねぇ! ベストバウトマシンじゃ個人的にはときめかないです。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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