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闘いの学び舎~6時限目~(1988)

はい! 席に早く着いて下さい!

早く早くー!

それじゃあ5時限目の続き始めます!

卍固めの応酬から、

アントニオ猪木藤波辰巳の両者が、

互いにキャンバスに膝を付くと、

試合時間は遂に40分を経過しました。
両者蓄積したダメージでダウン

猪木、藤波の順にゆっくり立ち上がると、

解説の山本小鉄さんはある異変に気が付きます。

小鉄さん
「顔色ですね、藤波選手はですね、少し紅潮してますけど。猪木選手は少ーし蒼白になってますね」

先に立ったのは猪木

前を見て視線を外さない藤波に対して、

確かにややうつむき加減の猪木。

小鉄さんはリング上における、

選手のこういう顔色や肌艶を見逃さなかったですよね。
静から一気に動へ

しかしながら! この顔色をも猪木のフェイントなのか?

突如ハイトップにシフトチェンジしたかの様に、

猪木は張り手のワンツーフックを放ちます!
張り手のワンツーフック連発

とにかくガムシャラにワンツー! ワンツー!
打つべし打つべし!

的確に藤波の顔面を連打していきます。
ガンガン打っても、

が! 藤波は仁王様の様に揺るがないどころか、

顔と胸を突き出して前に出て来ました!
藤波は前に出る、

その顔にはこう書いてあります。

『もうアンタにハッパをかけられる立場じゃないんだ! わかって下さい!!』

ならば猪木は拳を握り、

分厚い胸板目掛けてナックルアローの連打で、

藤波の意識を散らしてから、
ならばナックルアローから、

ここで“紫電一閃”延髄斬り!!
延髄斬り!!

これは藤波の延髄にモロに入り、

大の字にキャンバスへ横たわります。
藤波大の字にダウン

藤波ファンからの大きなドラゴンコールを受け、

必死にロープを掴んで起き上がると、
ロープを掴んで起き上がると、

待っていたのは猪木の喧嘩殺法! ヘッドバット3連打!
待ってたのは猪木のヘッドバットから、

幾多の強豪を葬ってきたブレーンバスターから、
ブレーンバスター!

フォールに行きますが、

カウント2で藤波はキックアウト。
カウント2で返す藤波

そしてこの期に及んで、

猪木は信じられない技を繰り出します。

一旦スリーパーを挟んでから、

藤波の背後で膝を着くと、
猪木は藤波の背後で膝を付くと、

猛然と背中に担ぎ上げて、

何と力技、アルゼンチン・バックブリーカー!!

小鉄さん
「猪木選手もね、こういった事、敢えて果敢なねぇ、体力が消耗する様な事を。立ち上がったら大変ですよ!」

猪木のアルゼンチン・バックブリーカー!

その小鉄さんの声に応えるかの様に、

猪木は片膝を立てて持ち上げんとします。

小鉄さん
「…ああ凄いなぁ、やっぱり」

まさかのアルゼンチン・バックブリーカー

この小鉄さんの一言に色んなものが詰まってるんですよね。

新日旗揚げ時、二人三脚で全幅の信頼を寄せ合っていた二人(参照:追悼・鬼軍曹)。

世紀の一戦においてラウンドが終わる度に、

イの一番にリングインして身を挺したセコンド姿(参照:神様にとっての猪木アリ~後編~)。

そして決定的な決裂となったクーデター事件…(参照:元祖・逆下克上宣言1983)。

猪木の事を、

“人間的に”大嫌いだと公言していた小鉄さんですが、

ことリング上に限っては最大限の敬意を表していました。

この小鉄さんのフレーズを聞くにつけ、

私はこの試合が縁を結んでくれた一人である、

みのるさん(参照:夏の終わりに驚嘆のハーモニー~前編~同~後編~OPとED)のことを思い出します。

今年もこの記事を読んで下さっているかなぁ…。

猪木はそこから一旦藤波を降ろすと、
藤波を降ろすと、

「ダァーー!」の掛け声と共に、

低空ながらバックドロップ敢行!
バックドロップ!

カバーに行きますが、

ここも藤波はカウント2で返します。
カウントは2

二人が肩で息をしながら、

番組はCMに突入します。
CMへ

CM明けと同時に、

藤波はアームホイップから腕ひしぎ逆十字。
藤波の腕ひしぎ逆十字を、

猪木は余裕を持って受けておいてから、

藤波の力が緩んだ一瞬を突いての脱出。
猪木は抜け出すと、

瞬時にして同じ技を完成させます。
同じ技で返す

藤波が上体を起こして返しにいくと、

サッと猪木はスリーパーへ移行します。
スリーパーはチョーク気味か?

ここはチョークと取られてブレイクがかかりますが、

猪木はロープ際まで離しません。
ロープブレイクに

ブレイク後、藤波が喉元を押さえながら、

レフェリーに抗議する素振りを見せると、
藤波がレフェリーにクレームをつけると、

突如、猪木がロープに走り出します。
突如猪木はロープに走る、

リバウンド際で藤波はがぶって止めると、
藤波はがぶって止めると、

ネックチャンスリー気味に転がして、

フォールの体勢を取りますが、
ネックチャンスリー気味に転がして、

カウント1で抜け出した猪木は、
猪木は抜けると、

バックを取られまいと、

物凄い速度で四足歩行!
バックを取らせない、

追いすがる藤波の片足を取って、
足を取って、

軸足を刈るテイクダウンから、
コカしてから、

時計の逆回りにロープ際を移動し、

距離を取りますが、
距離を取ると、

そこに藤波が飛び込んでのジャンピングキック!
藤波はジャンピングキック!

蹴りは空を斬りますが、

圧に押される形で猪木は思わず尻餅。
猪木は思わず尻餅、

勢いついた藤波のアピールに、

一瞬、呆然としてしまいます。
一瞬呆然となる

古舘伊知郎アナはこの光景に、

独特の表現を被せてきます。

古舘アナ
「まるで日本の伝統芸能を見ている様だ! 何かが取り憑いた様に二人が闘っている!」

藤波はグラウンドに持ち込んで、

レッグシザースを見せると、
藤波のレッグシザースに、

猪木はもう一つの“裏必殺技”である、

バックからのボディシザース(参照:猪木流格闘技術vs前田流プロレス~前編)で返します。
猪木は裏必殺技のボディシザース!!

試合時間も既に50分を経過してのこの技はキツイ!

藤波は悲鳴を上げながらロープにエスケープします。
藤波はロープへ

ブレイクして猪木は得意のネックロックから、
猪木はネックロックから、

絞り上げずに首投げ、

そしてスリーパーへ…この試合何度目か?
首投げ、そしてスリーパー

ここら辺は藤波もアゴを引いて防御。

猪木が何やら呟くと、

技に入ったまま挑発合戦が始まります。
互いに挑発し合うと、

猪木
「カマーーン!!」

藤波
「#$%&@*っ!!」

猪木
「立て立て立てー!!」


猪木は締めを解くとナックルパート!

藤波も「ここを殴ってこい」とばかり、

指先で挑発します。
猪木のナックルに「藤波はここを打ってこい」と

そこに猪木は弓を引いてもう一撃!
ナックルの反動で、

食った藤波はそのままロープに飛んで、

内藤ばりのフライング・フォーアーム!
ロープに飛んでのフライングフォーアーム!

猪木は大きく受け身を取りますが、

先に立ち上がっておいて、
猪木が先に立って、

目の覚める様なフライングヘッドシザース!
フライングヘッドシザースから、

藤波を寝かすと、

左手で喉元を抑え付けていきます。
喉元を抑え付けて、

反則カウントが入ると、

即座にスリーパー。
スリーパーから、

ここも入らないと見るや、

猪木は締めを解いて起き上がります。

藤波もすぐに追随して、

再び仕切り直しに入ると、

猪木は自らを鼓舞するかの様に両手を広げました。
再び仕切り直し!

さあ、いよいよクライマックスです。

もちろん7時限目へ…まだまだ放課後は来ませんよ!!

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 IWGP 山本小鉄 古舘伊知郎 みのる

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No title

う〜ん、たまりません。
毎年少しずつ角度の違う視点からのレガさんの記事を読んで、分かった気持ちになっていた自分ですが。我慢できずに

隔週刊燃えろ!新日本プロレス 飛龍革命の乱 

を注文しちゃいましたよ!早速鑑賞しようと思いきや****の事情でお預け状態の自分です。


いや〜楽しみです!(鑑賞もレガさんの記事の続きも!)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

凄いなぁ、やっぱり・・・

いつも観てますよ!

そして『燃えろ新日本プロレス』バージョンではなく、『レガさんバージョン』の8・8を正座して観ましたよもちろん!

俺たちの夏が来ましたね!
どんなに酷暑でも8・8が来ないと、やっぱり夏らしくないんです!


毎年 嫁に必死でこの試合の思い出を語ります。

なぜ古舘アナのフレーズが感動するのか?

なぜ猪木が引退をかけているのか?

なぜ藤波は猪木を超えたいのか?

なぜ旅姿六人衆が感動するのか?をいちいち嫁に熱く語ります。

さらに、なぜ辻アナが人気なかったのか?もついでに熱く語ります(笑)。

そしてさらに、レガさんとの思い出を熱く語ります!

しかし!

毎年聴いてるフリして居眠りしている嫁の事も、また新たに思い出に加わるのです(笑)

それにしても
レガさんホントに凄いなぁ・・・

毎年この闘いを記事にしてくださって本当にありがとうございます!

私は小さな会社の代表として毎日頑張ってますが、毎年8・8だけはレガさんの記事を通じて子どもに戻れます!

>てつさん

我慢できずに隔週刊燃えろ!新日本プロレス 飛龍革命の乱を注文<おおっっと!! お買い上げありがとうございます!!

…って、いや!

****の事情でお預け状態…楽しみです!<やはりここも櫻井さんの教えである「タイミング」でしょうね。その後、楽しめましたでしょうか???

>○○さん

お忙しい中ありがとうございます!!

遅くないですよ、決して。こうやって映像にも残っている訳ですから。
その前に参考資料としてブログを読んで頂けたなら幸いです!!

>みのるさん

お久しぶりです!!

『燃えろ新日本プロレス』バージョンではなく、『レガさんバージョン』の8・8<嬉しい限りです。私の方も日々みのるさん製作の昭和新日曲集を聴いて闘魂に着火していますよ!!

どんなに酷暑でも8・8が来ないと、やっぱり夏らしくない<たとえ冷夏だったとしても、この試合を観れば夏は一気に加速しますね。もはや私らにとっては盆踊りより季節の風物詩となった感さえあります。

嫁に必死でこの試合の思い出を語ります…さらに、レガさんとの思い出を熱く語ります!<嬉しい限りです!! そして奥様に申し訳ない気持ちで一杯なのであります(笑)。

聴いてるフリして居眠りしている嫁の事も、また新たに思い出に加わる<…本当に申し訳ないです…が! これはプロレス者の伴侶となった宿命ですからね(笑)。

毎年この闘いを記事にして<逆にいつもいつでも読んで下さいまして、ありがとうございます!!

小さな会社の代表として毎日頑張ってますが、毎年8・8だけは…記事を通じて子どもに戻れます!<本当に気の抜けない立場でいらっしゃって、大変だと思います。
そんなみのるさんの一瞬でも息抜きになれれば、私のブログの意味もあるかとと思います。

今後とも宜しくお願い申し上げます!!
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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