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闘いの学び舎~3時限目~(1988)

どうぞ皆さん、

自由に空いてる席へお座り下さい。

2時限目からの続きとなる、

アントニオ猪木藤波辰巳の師弟対決です。
再び向き合う師弟

藤波は猪木の左足を取ると、
猪木の左足を取ると、

すぐに身を翻してドラゴンスクリュー!
本家本元ドラゴンスクリュー

その名の通り藤波が本家本元の技なのですが、

これは元々テイクダウンに特化した技ですよね。

1985年の武藤vs高田(参照:歴史は10月に作られる~平成編~)以降、

膝を破壊する技として認知されていますが、

そもそもあれは偶発的なアレでしたからね。

猪木はしっかり受け身を取った上で、

逆に下から腕ひしぎ逆十字狙い。
猪木が下から腕ひしぎ逆十字、

藤波は両手をクラッチして、

懸命にディフェンスします。
藤波は懸命にディフェンス、

すると猪木はすぐにキーロックへと移行。
猪木はキーロックに移行、

ここら辺は流れる様なプロのレスリングテクニックですが、

武藤もこの連携が巧いんですよね。

体力的に勝る藤波は、

左腕を極められたまま押さえ込んで行きます。
藤波はそのまま抑え込むが、

猪木は焦らず、

レフェリーのカウント2で跳ね返します。
跳ね返す猪木、

ガッチリ入っているキーロックに対し、

藤波は後方回転による脱出をチョイス。
藤波は後方に回転、

しかしこの体捌きは猪木も得意としていて、

安易に離す様な事はしません。
猪木は離さない、

結局ポジション的にニアロープな為、

レフェリーからブレイクが掛かりました。
ニアロープの為ブレイク

先に立ち上がったのは藤波の方で、
すぐに立ち上がったのは藤波

おっとり刀で猪木も立ち上がると、

狙いすました表情から、
何かを狙う猪木は、

肩口へショートレンジのジャンピング・ハイキック! 延髄斬り風!
肩口にハイキック!

これは全くノーダメージだった藤波、

猪木を力一杯ロープに振ると、
しかしダメージゼロの藤波はロープに振ると、

カウンターのドロップキック! 打点が高い!!
打点の高いドロップキック!

そうですよ、オカダが出現するまで、

新日のヘビー級におけるドロップキック歴代1位は、

断然ドラゴンのでしたからね!!

山本小鉄さんも思わず一言、

小鉄さん
「いいの入ったですね!」


軽々とボディスラムで叩き付けての、

上四方固めはカウント2。
ボディスラムからカバーに行くもカウント2

だが藤波はここでも痛恨のミステイク、

不用意に仕掛けたサイド・ヘッドロックを、
不用意なヘッドロックに、

猪木が高角度のバックドロップで返します!
猪木のバックドロップ炸裂!

しかしながら投げた猪木の方もダメージがあり、

両者とも頭を押さえてダウン。
両者ダメージで立ち上がれない

余談になりますが、

私は藤波と天龍の二人が、

断トツで“バックドロップの受け手2トップ”だと思います。

二人ともバックドロップの名手がライバルってのもありましたし。

逆にワースト3が藤原、キムケン、橋本です。

起き上がって向かい合ったあと、

まだダメージが残る猪木は、

コーナーに退がって間合いを外します。
一旦猪木が間合いを外す

対する藤波は片膝付く低い構えから、
藤波は低い体勢から、

身体を起こすと、

左からの強烈な張り手!
スタンドに戻ると強烈な張り手!

足元がふらつく猪木に、

狙いすましてもう一発!
さらに一発、

またしても余談で申し訳ありませんが、

藤波、大谷、棚橋は張り手の名手だと思います。

チョップ、掌底とは違うプロレス流の張り手の事です。

さらに左ミドルキックの連打でコーナーに詰めて、
ミドルキックの連打でコーナーに詰める

ヘッドロックホイップから、
ヘッドロックホイップから、

肩固めを狙っていきますが、

猪木は咄嗟に、

自分の左耳の横に左腕を持っていって防御。
肩固めは猪木が防御、

猪木の試合はこういう一瞬一瞬の動きが面白いんですよ。

ここから猪木は藤波の指先を手繰っていき、
藤波の指先を掴むと、

ガッチリ掴んだ瞬間にブリッジへ。
ブリッジで脱出

さらに見事な人間橋へ!!
こんな返し方猪木にしか出来ない!

こんなサブミッションの返し方、猪木にしか出来ません!!

まさしく“リアルとファンタジーの境目がない男”(参照:リアルとファンタジーの境目)の真骨頂です。
この人間橋!!

起き上がったところで、
起き上がると、

これまたブリッジを効かせたダックアンダー・スープレックス!
ダックアンダー・スープレックス

そのまま袈裟固めから、

肘を伸ばしていきますが、
袈裟固めから肘を狙うも、

藤波もヘッドシザースで返します。
藤波がヘッドシザースで返す、

するとポジションを変えた猪木、

ここもブリッジして、
またも猪木はブリッジから、

頭を抜くと、
頭を抜くと、

藤波の両足を畳み換え、
藤波の脚を畳み換えて、

右足をこじ入れるこの速度たるや!!
右足をこじ入れると、

リバース・インディアンデスロック完成!

先程のリベンジに成功です。
リベンジのリバース・インディアンデスロック!!

さらに体勢を変えると、
さらに、

今度はボー・アンド・アロー!!
ボー・アンド・アロー!

この場面での古舘伊知郎アナも絶品です。

古舘アナ
「思えば戦後の敗戦、焼け野原にプロレスの炎がともって、高度経済成長の波と共にこの猪木の闘いが花開いていったのであります。大人の人気者はジャイアント馬場、我々少年の人気者はこのアントニオ猪木だったのであります!! 弓矢固め、弓矢固め!!」

一度外すと同時に、
外すと同時に、

すぐさま再度のインディアンデスロック!!
もう一回インディアンデスロック!!

このループは凄いですね…そしてこの眼光!!
この目!!

さらに古舘節が冴え渡ります。

古舘アナ
「我々は思えば全共闘もビートルズもお兄さんのお下がりでありました。安田講堂もよど号ハイジャックも浅間山荘も三島由紀夫の割腹もよくわからなかった。ただ金髪の爆撃機ジョニー・バレンタインとの死闘。あるいはクリス・マルコフを卍固めで破ってワールドリーグ戦に優勝した、この猪木の雄姿はよくわかりました!!」

もう一度ボー・アンド・アローに行きますが、
さらに弓矢固め!?

ここは大量の汗で滑ったか?

藤波の身体が流れます。
これは汗で滑ったか?

すると満を持して飛び出したのが、

藤波のオリジナル技、ドラゴンスリーパー!!
ここでドラゴンスリーパー!!

猪木のアゴの長さも相まって、

いつもより深く入ってるかの印象ですが、

何より藤波もまた、

いつも以上に渾身の力を込めている模様です。
渾身の力で締め上げる藤波

4時限目に続けましょう。

また再び、お集まり下さい。

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 IWGP 山本小鉄 古舘伊知郎

comment

Secret

No title

昨年くらいに買ったロビンソンのプロレスリング入門によると、ドラゴンスクリューは、ちゃんと片足タックルを決めてからテイクダウンを取る為の技と写真説明入りで載っていました。ワンハンドバックブリーカーも使ってたし藤波はヨーロッパ系の選手なんですかね。櫻井さん曰くゴッチタイプのホープでしたし。キムケンはテーズタイプのホープとおっしゃってましたけど。「何やらゴッチVSテーズの趣もある、この両雄の対決」by櫻井さんに乗っかる古館さん。ドロップキックはジョージもいますよ。どうも趣味が偏ってすみません。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ドロップキック

木戸修さんもあんまり出さなかったんですが、美しいドロップキックをやっていたような記憶があります。むしろ藤波さんは正面飛びドロップキックをスカされるイメージが強いです。

No title

読ませていただいてますよ〜。自分が知らない時代の試合なので、余計にレガさんの細かな書き込みが嬉しいです。

四時限目も楽しみにしております!

No title

ドロップキックは武藤も。
そして長し…



いや、やめておこう(._.)

>aliveさん

ドラゴンスクリューは、ちゃんと片足タックルを決めてからテイクダウンを取る為の技<そもそもはランカシャーの技で、さらに原型はもっとエゲつないらしいですもんね。

藤波はヨーロッパ系の選手<最初の修行地がハノーバーでしたかね? ゴッチさんの教えもあって、基礎がしっかり根付いてるんでしょうね。でも◯◯系というよりも藤波こそがオールラウンダーだと思います。
ニューヨークでもメキシコでもメインエベンターでしたもんね。

キムケンはテーズタイプのホープ<そこは謎ですね。単純に猪木に体型が近いからですかね? 寝技が強いわけでもなく、バックドロップもそれ程ではなかったですし。

どうも趣味が偏ってすみません<お互いに困ったもんですな(笑)。

>◯◯〜〜さん

おはようございます。

夏の風物詩なのであります。
何度も寝落ちしながら頑張ります^_^

こちらこそ、ありがとうございます!!

>ろけねおさん

木戸修さんもあんまり出さなかったんですが、美しいドロップキックをやっていた<そこら辺は言葉足らずになって申し訳ありませんが、藤波のドロップキックは助走なしのその場跳びですので、現在のオカダの系譜なんですよね。ですから同じドロップキックでも流派が違うというか。
木戸のはステップ踏んで跳ぶタイプですし、馬場さんはじめ他の名手でも助走つきで跳ぶタイプもいますよね。あとマードックみたいな跳びながら身体を捻るのとか。
本当、ドロップキック論争は最高の酒の肴ですよね。

藤波さんは正面飛びドロップキックをスカされるイメージが強い<確かに! 自爆する時は正面跳びなんですよね(笑)。

>てつさん

自分が知らない時代の試合<この試合当時の熱が少しでも伝わったなら幸いです。
眠い目をこすりながら頑張りますので宜しくお願い致します!

>HBKさん

ドロップキックは武藤も。そして長し…<武藤のも、その場跳びでは打点が高い部類でしたよね。でも突き刺すというか、蹴っている感覚が薄かったです。むしろ時折見せていたミサイルキックの方が突き刺さる感覚ありました。
長州のはどちらかといえばマードック系というか…両足が揃っていないですよね。

いや、やめておこう<そこら辺はまた近日中に(笑)。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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