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闘いの学び舎~2時限目~(1988)

さて皆さん着席しましたか?

1時限目の続きです。

アントニオ猪木藤波辰巳

正真正銘の師弟対決を象徴する技、

足4の字固めが飛び出しました。
そして足4の字固め

2年前の一騎打ちにおいて、

6分40秒もの時間極め続けた藤波でしたが、

一線を超える覚悟は持てませんでした(参照:あの秋、いちばん美しい師弟対決~後編~)。

しかし立場が違うこの試合では、

容赦なく締め込みます。
力を込める藤波、

すぐに猪木も苦悶の表情となりました。
ロックを外さんとする猪木、

当然、古舘伊知郎アナもすぐに呼応します。

古舘アナ
「さあ猪木が苦しそうだ。前回の対決、この両雄の対決、猪木の『折れコノヤロウ!』というその雄叫びに気合負け致しまして、徹底的に非情になれなかった藤波辰巳の足4の字。その光景がまざまざと蘇って来ます!」

そして解説の山本小鉄さんもお馴染みのフレーズが飛び出します。

小鉄さん
(足を)狙ってたっていう感じありますね。それと猪木選手はですね、いつもの事ながら汗をあまりかかないですね。藤波選手もう汗かいてますねぇ」

汗をかく藤波、汗をかかない猪木、

このフレーズだけでもぜひ覚えて帰って頂きたい。

藤波は真っ直ぐに猪木を見据えます。
猪木を見据える藤波、

猪木は耐えながら、

ロープとの距離を測っておいて、
ロープとの距離を測りながら、

徐々に身体を反転させていきます。
身体を返していく猪木

足4の字のディフェンスとして、

最も効果的なリバースに成功しました。
リバースするも、

体力的に勝る藤波はすぐに反転し、

元に戻してしまいます。
またすぐに反転、

しかもポジションはほぼリング中央です。
ほぼリングの中央、

さらに藤波は締め込み強化を図り、

自らの身体を左手一本で持ち上げて行きます!!
藤波は左手立ちで締め上げ

思わず猪木は失神せずして舌出し!!
猪木舌出し苦悶、

小鉄さん
「古舘さん、あのね、今ね、藤波片手で立ってるでしょ? これ4の字でも一番キツイ事
(=形)なんですよ!」

しかし諸刃の刃か? バランスも崩しやすく、

そこを利用した猪木は再び反転して、
それを利用して猪木が反転、

何とかロープまで辿り着きました。
何とかロープへ

でも、いつかのHBKさんのコメントだったかな?

今の若いプロレスファンって、

この攻防知らない方もいらっしゃるんですよね。

要するにプロレスごっこ自体知らないんですよ。

足4の字で痛めつける→リバースで逆転→またリバースで再逆転…みたいな、

プロレスファンならずとも男子ならみんな知ってた攻防が、

今や『知る人ぞ知る』みたくなってしまってる、と。

すぐ起き上がった藤波に対し、

猪木は一拍置いて向き合うと、

自然と手四つの形になりました。
手四つから、

猪木は左足で片方の手を切ると、
片手を切って、

ダブルリストロックに入ってから後方への投げ。
ダブルリストロックからの投げ、

グラウンドに持ち込みましたが、

藤波の両手のクラッチが強固です。
極まらないとみるや、

ここは無駄な力を使わず、

スリーパーホールドへの移行。
スリーパーへの移行、

それをスッと抜けた藤波は、
スッと抜けた藤波は、

左腕を極めながら猪木を潰すと、

フルネルソン気味の体勢を作っておいてから、
フルネルソン気味の体勢から、

猪木のお株を奪う腕折り固め!
猪木のお株を奪う腕固め!

アンドレ戦のギブアップ勝ちを筆頭に、

猪木にとっては巨漢殺しの大切な技ですね。

藤波は渾身の力を込めて締め上げます。
渾身の力で締め上げるが、

この場面に気づいたのが実は数年前なのですが、

極められている方の猪木が自らの左足を持ち上げて、
猪木は左足で、

藤波の左足甲に膝を乗せて行くんですよ!
藤波の足の甲を潰しにかかります

すると藤波はロックを解き、

バランスを崩しながらダブルリストロックに作戦変更。
技を解いた藤波はダブルリストロック、

これに気が付く前までは、

「何で藤波すぐに技を解いたんだろ?」って疑問でした。

猪木は腕を抜くと、

サッとバックに回ってジャーマンへ!
猪木はサッとバックに回ってジャーマン狙い、

ここは藤波も察知して、

すぐさまバックを取り返しに行きますが、
藤波がバックを取り返すところで、

そこを猪木が回避してブレイク。
猪木はそこを回避

両者共に一個一個の動きが、

私の頭の中のプロレスリングそのものなんですよ。

ここからさらに、

ストロングスタイルの攻防と、

それに伴う小鉄さんの名解説もあるのですが、

そこら辺は5年前に書いた記事(参照:ひとりアントンハイセル)を、

是非とも、再読願いたいです。
8.8の序盤戦12

お次は藤波が逆片エビ固めから、
藤波の逆片エビ固め

そのまま猪木の両脚を畳んで、

リバース・インディアンデスロックを狙いますが、

交差する足の形を間違えてしまうというミステイク!
足の交差を間違えると、

そこを逃さず猪木は切り返すと、
猪木はすぐに切り返し、

藤波の両足を股裂き気味に取ってから、
股裂き気味に取ってから、

一気に本家本元リバース・インディアンデスロックへ! 速いっ!!
一気にインディアンデスロックへ、

しかしトム・ハワード顔負けのほふく前進で脱出する藤波!!
藤波ほふく全身で脱出、

ここら辺りの藤波のフィジカル面の充実ぶりは素晴らしい!!

まさにオリンピック金メダリストのレヴェルです!!

 団塊Jrのプロレスファン列伝 より
謎の映像を解析する その1

この猪木の表情の先にあるものは、
猪木の表情

古舘アナ
「『もうあんたの手は食わんぞ』とばかりに! 指先で猪木を挑発していったー!! 藤波ふてぶてしいぞ! 猪木は微妙な心境だろう!」
藤波の表情

それまで心理戦において、

一度も勝った事がない相手である猪木に、

初めて精神的揺さぶりに成功した藤波。

ここから試合は中盤に入ります。
再び向き合う師弟

また、3時限目の教室でお待ちしています。

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 IWGP 山本小鉄 古舘伊知郎

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Secret

No title

私、一番最初に憧れたのが、藤波でした。

まだ小さい頃、汗をよくかく藤波やホーガンに憧れて、外走って汗をかいては、家の中で上半身裸になる、というのを繰り返していたのを思い出しました(笑)。

>平田さん

最初に憧れたのが、藤波<私も小学生の頃はバリバリの藤波派でしたよ〜。

汗をよくかく藤波やホーガンに憧れて、外走って汗をかいては、家の中で上半身裸になる<何だかかわいいエぴソードですね(笑)。
走ってる時はもちろんドラゴンブレスですね?
プロレスラーや格闘家には最初藤波に憧れた選手がたくさんおられるんですね。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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