Yoji Anjo Is Alive vol.5~Uの本質~(1991~1992)

私の中での大好評企画(笑)、Yoji Anjo Is Aliveの第5弾です。(参照:vol.1vol.2vol.3vol.4)

安生といえば、Uインターでの重要な役柄として、“ポリスマン”という立場にもありました。

そもそもポリスマンとは、プロレス団体においては初参戦の選手の実力を見極めるための物差しとなる選手のことです。

古くは日プロにおける吉村道明、

新日では星勘(参照:頑張れー!! 星野ぉーーー!!)でしょう。

得体の知れない相手の技を受けられる度胸と技量がないことには勤まりません。

また相手が仕掛けてきたときには対応できなくてはポリスマンと呼べません。

さらに名のある選手を迎えたときには“それなりの”おもてなしも出来なくちゃなりません。

安生にはそういう実績が残されてます。

1991年12.22 両国国技館

安生洋二vsボブ・バックランド


安生vsバックランド

安生は「ここがUWFのリングである」ことを表現した上で、世界的なプロレスラーのボブをしっかりと引き立てました。

十字狙い

それはまさしくU系の選手にしては類まれな才能でした。

蹴りは強烈

自身の技術をしっかり刻み込んだ上で、

膝十字は初体験か?

相手の見せ場をしっかり作り出すのですから。

ボブの見せ場もしっかりと

最後はNYの若き帝王が切り札で勝利。

必殺のチキンウィング

ある意味、88年の新生UWF登場以来初めてボブらしい試合が出来たのが、この一戦だったと思います。

ボブ勝利

しかし、“もてなし切れない時”には切り捨てる目利きも必要です。

1992年2.15 後楽園ホール

安生洋二vsペーズ・ワットレー


安生vsワットレー

ワットレーのバックボーンは知りませんが、おそらくアマレスが下地となっているのでしょう。

序盤から安生を寝かせては、上のポジションを取ります。

テイクダウンは巧いのだが…

しかし“極め”を持たないワットレーにしびれを切らした安生は蹴りで煽る。

業を煮やしての左ミドル

やっとの思いで投げを打って来たワットレー。

しかし…

投げを放ったが、

極めたのは安生。

逆に腕を極めて

Uインターのスタイルに対応できない場合はこれで契約終了です。

安生勝利

どんなベテランであっても、そこはシビアでした。

出ましたアイアン・シーク

そんな試合の極めつけは、

1992年10.23 日本武道館

安生洋二vsアイアン・シーク


安生vsI・シーク

当時のお目付け役であったルー・テーズがブッキングした元WWFヘビー級王者。

レスリングでの五輪経験もあります。(それは選手としてではなく、コーチとして)

構えは本格派

だが何かを吹き込まれたのか? 単なる勘違いか?

試合運びが以上に硬い。

しかし安生が前に出るとロープ際へ

突然アピールしたりする。

急にアピール

何度も安生が組み付く度に、シークはロープ際へ。

胴タックルにロープを握っての対応

苛立ちが頂点に達した安生は思い切り顔面を張って、さらに挑発。

強烈な張り手から、

挑発

さらに挑発

それでも及び腰…

それでも後退するシーク

反応できない事は承知の上で速いミドルキック。

見切りの右ミドル

シークは右手でピストルを作って和田レフェリーに確認。

シークの右手…

さらに安生は挑発。

完全に舐めた安生

組むと初めて大技を放ったが、往年の反りはもうない。

ここでシークのバックドロップ

一個だけ見せ場を与えると安生はもう仕上げに入る。

膝一発

まずは足を極めて…

と、これでタップアウト(笑)

ステップトウホールドでタップ!?

シークはこの試合を最後に来日することはありませんでした。

このスタイルは無理でした。

当時は「オールドネーム呼んで、無理やりUWFスタイルに付き合わせた挙句に潰してしまって」という声もありましたが、

実はそれこそが“UWFイズム”なんです。

古くは旧UWFで一介の若手に過ぎなかった高田伸彦が、毒蛇マーク・ルーインに何もさせず撃破したことがUWF幻想のルーツですから。

安生が行なってきたこれらの行為こそが、“UWFの本質”なのです。

安生強かった

だが、ポリスマンにはもっと大切な仕事があったのです。

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tag : 安生洋二 ボブ・バックランド アイアン・シーク ペーズ・ワットレー

comment

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No title

初お目見えの選手をどうするか・・・選手の技量を見る上でポリスマン、とっても重要な役目だと思います。
そういう点で頭の良かった安生選手はうってつけだったんでしょうね。高田も安心してまかせられたんだと思います。
そうそう、星野さん!あのミル・マスカラスの来日第一戦も星野さんでしたね(^^)

さて、バックランド戦は生で見ていたんですが、キーロックの攻防での会場の盛り上がりは忘れられません!
試合後の勝敗などさておき、みんなバックランドよりも安生に声援を送っていましたよ(^^)

アイアン・シークはハシミコフあたりとやったらボク的には最高に食いついたんですが・・・
ちょっと玄人好みすぎですかね(^^;

>流星仮面二世さん

そうそう、星野さん!あのミル・マスカラスの来日第一戦も星野さん<あ、そうでしたか。私はリック・スタイナーの初戦が印象深いです。
いきなり投げっぱなしジャーマン(バックドロップだったかな?)で頭から落とされてました。
普通はやらないんでしょうけど、新日に来る外人は「なめられないために」必ず何かやってくるんですよね。
確か藤原もポリスマンだったと思います。

キーロックの攻防での会場の盛り上がりは忘れられません!<バックランドの試合には欠かせない場面ですからね。それをUのリングで実現させるんだから安生はやはり千両役者かと。

アイアン・シークはハシミコフあたりとやったらボク的には最高に食いついた<あ~、そういうことですね。
実際、この後も来てたら面白かったかも知れません。
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