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一蓮托生の真実

『Gスピリッツ』の最新号を買って帰って来ました。


前号の国際プロレス(参照:2018年1月19日以降の紫レガと国際プロ)に続いて、

崩壊した団体ジャパン・プロレス(実はまだ会社は残っているらしい)の特集。


巻頭のインタビューが谷津嘉章だったので、

ちょっと買うのやめよっかな~と思いましたが、

買って来て、読んでみて、

これは正解でした。

ジャパンプロという団体は、

とにかく長州力の団体だったと思います。

常々、長州のインタビューで出てくる“おコメ”の成る木。

そして「我々は一蓮托生」と立ち上げた団体でしたが、

実際には一人一人の思想はバラバラ、

袂を分かった現在では、

選手同士ほとんどいがみ合ってるという。

新日系はほとんど昔の仲間の事良く言いませんが、

ジャパン程いがみ合うのは珍しいと思うんですよね。

でも、これが長州とジャパンプロを最も表わす一言でしょうね。

 Gスピリッツ Vol.47 より

谷津
「だから、チャンピオンになったり、看板を張っていくには、ある程度カリスマがないとダメだよね。それは天龍さんも一緒。そういう人は、たとえ間違っていてもOKなんだよね」


あと谷津の発言の中では、

売り興行の内訳がわかったり面白かったです。

当時はそんな事知らないし、

興味もなかったですから。

ですから永源遥の力を評価する人、恨み持ってる人、

捉え方によって両極端なのが印象的です。


1987年春からはTBSで、

レギュラー放送が始まると思っていましたから。

当時、TBS系って前の番組が終わると、

次の番組の出演者が「この後は○○です」みたいなのやってたんですよ。

私、夢にまで見ましたからね。

長州、谷津、コバクニが3ショットで、

「この後は俺たちの熱い闘いを見てくれ!」って棒読みで言うパターン(笑)。

良い時代は確かにあったんですよね、

でも本当に長くは続かなかった。

そして本気で日本マット界統一を目論んでいた大塚直樹(参照:幻の5団体集結)と、

本物のレインメーカー竹田勝司

小林邦昭はレスラーという個人事業主として、

真っ直ぐに突っ走っていたんだなぁ、とか。

でも全日本から最もプロレスの大事なものを吸収したのは、

馳浩だけだったんでしょうね。


読んでて一番面白かったのは、

保永昇男でした。

熱心なプロレスファンだった事で、

全日で違和感なく仕事が出来た、という。

あと、仲野の信ちゃんが一度引退した理由が意外でしたね。


ジャパンプロの生い立ちから崩壊までを、

当時リアルタイムで見て、改めて検証してみると、

良くも悪くもプロレス界のパイを広げてきたのは、

離合集散による権力争いによるものだったんだなあ、と。

今、新日も安定期に入りつつありますが、

そのままでは終わらないはずです。

遅かれ早かれ必ず再編はやってくるのです。



昨年の『プロレス総選挙』での長州とアニマル浜口とのやり取り。

これを読むと、また味わい深いものがあります。
維新連係その1

谷津
「新日本時代にハワイで長州と合流した時はまだ訳がわかんなかったんだけど、会社が何を求めていたかといったら、俺に長州の側近になることを求めてたの。それは浜口さんだって大人だからわかってるけど、惨いことをするよね。俺が浜口さんのポジションを取っちゃうわけだから。だからって、我々レスラーは機械じゃないからさ。俺には“申し訳ない”という気持ちがあったし、あの人は“何だよ!”というストレスを持っていたと思うね。その後、浜口さんは酒をメチャクチャ飲むようになっちゃった。それで“リキちゃん、あの頃は楽しかったなあ!”という話ばっかり。だから、あの人にとってゼロから長州力と2人でやっていた時がプロレス界を渡り歩いてきて一番楽しい時期だったんじゃないのかな。もっと言えば“維新軍を作ったのは俺と長州力だ!”と思っている部分があるんじゃないの。でも、それと会社の思惑は違うからな。浜口さんは酔っ払って俺に“考えなくたっていいんだ、そんなことは!”と言っていたけど、やっぱり一緒に酒を飲んで浜口さんの姿を見てると、申し訳ないと思っちゃったよね」


結局、一番心に響くのは“おコメ”の話じゃなくって、
「リキちゃん!」

人間ドラマなんだよな、おーん。
「浜さん」

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tag : 長州力 谷津嘉章 全日本プロレス

comment

Secret

No title

浜口は引退する時、長州に手紙を書いた様な事を週刊プレイボーイの広告で見たことがあります。買わなかったけど。
プレイボーイはUWFのスポンサーみたくなる前からプロレス扱っていてましたね。

長州襲撃後の浪人状態の前田のインタビューもしていたし。そんなに買わなかったけど、貴重な情報源でした。

高田VSヒクソン計画もプレイボーイで知ったんですよ。

No title

僕も開けてすぐに谷津が出てきて、
「お前はムック本だけでいいよ」
とか思って読み飛ばそうとしました(笑)

しばらく読んでても
「本当、お前はカネの話しかしないな」
とか思ってましたが、やはり浜口のとこの話は感じるところがありました。

子供の頃純粋に見ていて思ったのは
「副将格は浜口だけど、どう考えてもカーンや斎藤の方が強いよな
そして何故谷津なんだ?」
とも思っていました。

ジャパン解散時には馬場としては大型で同郷の可愛がってるキラー・カーンくらいでいいと思っていたかも知れません。
谷津に関しては永源を通じて
「こいつは誘えば残るかも?」
と聞いていたくらいのような気もします。

>aliveさん

浜口は引退する時、長州に手紙を書いた様な事を週刊プレイボーイの広告で見たことがあります<87年ですか? 全く記憶にないですねぇ。

長州襲撃後の浪人状態の前田のインタビュー<それ持っていましたよ。結局、週プロとそのプレイボーイが原因で坂口がメキシコに島流しする決断をくだしたんですよね。

高田VSヒクソン計画もプレイボーイで知った<そっちはスコラだった様な記憶があります。

…で、それは買ったんですか?

>ナリさん

すぐに谷津が出てきて、「お前はムック本だけでいいよ」<早速、最新のムック本にも登場している模様です。

「本当、お前はカネの話しかしないな」…浜口のとこの話は感じるところが<長州もそうですが、結局アマで極めた人間のプロでのモチベーションは“おコメ”という事なんでしょうね。

子供の頃…思ったのは「副将格は浜口だけど、どう考えてもカーンや斎藤の方が強いよなそして何故谷津なんだ?」<私もそうでしたが、子供にとっての序列っていうのは世間的なそれとはやや異なるんですよね。私もカーンの方が上と位置付けていました。
ちなみに正規軍では坂口を猪木、藤波のずっと下(もしかすると星勘と同列?)に位置付けていたものです。

馬場としては大型で同郷の可愛がってるキラー・カーンくらいでいいと思っていたかも<カーン自身も日プロ離脱時、坂口に付いて行った事を後悔していたみたいですもんね。

谷津に関しては永源を通じて「こいつは誘えば残るかも?」<逆に言うと谷津の場合、長州ほどのカリスマ性を持っていなかったという事なんですよね。周りからプッシュされても、自ら引っ張っていくという器量は持ち得なかった訳ですから。
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Author:紫レガ 
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「紫レガのブログは少し滑る感じになってるんです。ですから今、スライディングしながらね。下ネタも使ってですね、巧く腕極めましたね」

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