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暴風雨の中の風車 Vol.8~最後のNWF戦・前編~(1981)

Vol.7からの続きとなります。

再びNWFのベルトを腰に巻いた(参照:Vol.5)アントニオ猪木は、

凄まじい勢いで進化が加速するスタン・ハンセンを相手に、

過激な受け身を取り続けながら、

新たな境地を迎えていました。
猪木のタオルゴシゴシ

いよいよ「新たな夢」である“世界統一”への野望、

『インターナショナル・レスリング・グランプリ(IWGP)』へ向け、

一連の格闘技戦を封印したのと同様に、

虎の子のベルトであるNWFヘビーをも、

封印してしまおうという決意です。
「どうもっ!!」

その最後を飾る防衛戦2回の相手として、

まず1981年4.17 鹿児島県立体育館での、

NWFヘビー級選手権試合は、

ボブ・バックランド戦が予定されましたが、

バックランドのスケジュールの都合で中止。

結局、代打として挑戦したのはハンセンでした。
1981.4.17鹿児島のハンセン

試合は大荒れとなり裁定は“没収試合”、

しかもベルトはコミッショナーが一時預かり。
1981.4.17鹿児島の猪木

その結果、最後のNWF戦となる1981年4.23 蔵前国技館での、

アントニオ猪木vsスタン・ハンセンが、

NWFヘビー級王座決定戦になったのです。
アントニオ猪木vsスタン・ハンセン

ちなみにこの日はプロレス界の歴史において、

衝撃的な記念日でした(参照:世界を変えた569秒)。
初代タイガーマスクデビュー戦32

この蔵前大会は『ロックDEプロレス』と題され、

プロレスと音楽のコラボが企画されていました。
外道の演奏

猪木(他にも藤波、タイガー)は『ブレイン・ウォッシュ・バンド』、
猪木リングイン

ハンセン(他にもカネック、キッド)は『外道』による、
ハンセンもリングイン

それぞれテーマ曲生演奏によってリングインしました。

そして両国国歌吹奏、選手権前のセレモニーを終えると、

倍賞鉄夫リングアナ(参照:追悼・闘魂の扇動者)による両選手の紹介ですが、

コールと同時に飛び出した猪木の「ダーーッ!!」

これ実に珍しいですね。
珍しい選手紹介でのダーー!

両者はベルトと共に自身のプロレスラー魂も賭けるべく、

リング中央に入場コスチュームを置きました。

なぜか新間寿の上着も…。
互いのコスチュームが賭けられる

ゴングが鳴るか鳴らないかのタイミングで、

ハンセンが動き出すと、

導かれる様に猪木もロープに走り出して、

出だしから闘いの“スクランブル交差点”。
いきなり走り出す両者、

リング中央で足を止めた両者は、

しばしの睨み合いから組み合うと、
足を止めて睨み合い

早くもハンセンは猪木をコーナーに押し込み、

エルボーを振り下ろしますが、
コーナーに詰めてのエルボーをかわして、

スルッとかわした猪木は、

懐に潜り込んでボディスラム。
ボディスラムで叩き付ける猪木

ハンセンはすぐに起き上がり、

再び睨み合いとなります。
再び睨み合いから、

ロックアップからサイドヘッドロック、

さらに足を取って寝技に持ち込んだ猪木は、

バックを奪うと得意の展開に持ち込みますが、
バックを取ってのグラウンドでの攻めを、

ハンセンもすぐに切り返して、

足を極めておいてから、
ハンセンが切り返して、

スクッと起き上がり、

猪木の腰にエルボードロップ。
腰にエルボードロップから、

レバーブロックからの体固めを挟んで、

強烈なスリーパーで締め上げていきます。
ハンセンのスリーパーは強烈

立ち上がると手四つからハンセンはリストロック、

そのまま猪木の身体をコントロールして、

ボディを蹴り上げていきます。
ハンセンのリストを取っての蹴り上げに、

それに対して猪木は、

胸板にナックルパート一閃。
猪木はナックルパートで返すと、

ハンセンはリストを離さずに、

猪木の髪を鷲掴みにしてのテイクダウンです。
強引にテイクダウンを奪うハンセン、

猪木はしっかりと受け身を取っておいて、

ヘッドシザースに切り返していきます。
猪木はヘッドシザースでの切り返しから、

そのまま腕ひしぎ逆十字に移行!
腕ひしぎ逆十字に行くが極めきれず

ここら辺りは流れる様な攻防ですね。

「変拍子」のハンセンに対して、

猪木はその流れに沿う様に次々と切り返します。

その様相は暴風雨に逆らわず回り続ける風車の如し!!

文字通り、“風車の理論”そのものですね。

ハンセンもまた、一瞬の隙をついて脱出すると、

一転して殴る蹴るのラフにシフトチェンジ。
ハンセンは一転してラフに

仰向けに倒れた猪木の喉元に、

間髪入れずニードロップを落としていきます。
ニードロップを喉元に投下

もう一度スリーパーを挟んでから、

引きずり起こすと、

早くも大技ドリルアホール・パイルドライバー。
さらにパイルドライバー

フォールを跳ね返した猪木は、

そのまま場外へエスケープしました。
体固めを返すと猪木は場外へ

ハンセンは深追いせずにリングで待機すると、

猪木も短い間を置いてリングに戻りますが、

当然、過去の教訓を活かして(参照:Vol.4)低い体勢です。
慎重に低くリングへ入る猪木

すぐにハンセンはヘッドロックに捕らえますが、

これは猪木も読んでいたのか、

すぐさまロープに振っていきます。
ヘッドロックに来たハンセンをロープに振って、

待っていたのは、

まさにダンプカーそのもののショルダータックル。
待ってたのはショルダータックル、

猪木が倒れるとサイドに走ったハンセン、

今度は猪木がカウンターで腰投げに捕えます。
今度は猪木がカウンターの腰投げ

このタイミングの取り方は絶妙ですね。

改めて腕ひしぎ逆十字に行きますが、
もう一度、腕ひしぎ逆十字に行くが、

ハンセンはかいな力で持ち直し、

喉元へのニースタンプで脱出成功。
ハンセンはニースタンプで脱出

猪木の額をコーナーポストに叩き付けてから、

ロープに振っての重爆ドロップキック!!
ロープに振っての重爆ドロップキック

これは強烈にヒットしましたが、

直後にハンセンはエルボードロップを叩きこんでのカバー!

猪木もカウント2で必死のキックアウト!!
カウントは2

今宵もまた暴れ放題のハンセンに対し、

猪木は成す術ないまま耐え忍ぶだけなのか!?

Vol.9の後編へ続きますよっ!!

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tag : アントニオ猪木 スタン・ハンセン NWF

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