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暴風雨の中の風車 Vol.3~戦慄のウェスタン・ラリアート・前編~(1979~1980)

Vol.2からのつづきとなります。

第2回MSGシリーズ優勝戦において、

短時間ながら熱戦を展開したアントニオ猪木スタン・ハンセンの両雄は、

二か月後、初めて海外でのシングルマッチを行ないます。
猪木vsハンセン@カナダ1

1979年8.17 スタンピード・グラウンド・ビクトリア・パビリオン(カルガリ)

NWFヘビー級選手権試合

アントニオ猪木vsスタン・ハンセン


終始余裕を持ちハンセンの攻撃を受け流した猪木が、

最後はドロップキック2連発から延髄斬り、
猪木vsハンセン@カナダ2

ダメ押しにコーナートップからの急降下爆弾でピンフォール。
猪木vsハンセン@カナダ3

見事、24度目のタイトル防衛に成功しました。

この時点においては体調万全ならば、

やはり実力的には猪木の方が一枚も二枚も上でした。

しかしこの半年後、1980年『新春黄金シリーズ』において、

通算5度目の来日にして初めて、

ガイジン側の単独エースとして乗り込んできたハンセンは、

もはや誰にも止められない進化を遂げて、

名実共、一気に“新日トップガイジン”へ登り詰めます。

シリーズ中に木戸修永源遥を相手にハンディキャップマッチを敢行するなど、

まさしくアクセルベタ踏み状態。

その原動力は母国アメリカでのビッグビジネスを捨て、

日本を主戦場にしていく覚悟を決めた事にあります。

Gスピリッツ46表紙
 Gスピリッツ Vol.46 より

ハンセン
「新日本が大きなチャンスを私にくれたということだよ。私のスタイルを気に入ってくれて、プロモーションをかけて売り出してくれた。交渉の結果、私自身が満足できるファイトマネーも提示してくれた。アメリカンフットボールに例えるなら、私は渡されたボールを持って思い切り走ったということだ」


シリーズ中盤で猪木を欠場に追い込み、

2.2 札幌中島スポーツセンター2.7 大阪府立体育会館では、

ノンタイトルながら北と西の大会場でシングルマッチを2連戦。

そして最終戦、2.8 東京体育館において、

3度目の挑戦となるNWFヘビー級選手権試合

アントニオ猪木vsスタン・ハンセン
を迎えます。
アントニオ猪木vsスタン・ハンセン

ゴング直前、ハンセンは何やらレフェリーに確認をします。
試合前、何やらレフェリーに確認するハンセン

猪木は静かに右手を差し出しますが、

ハンセンは膝に手を当ててそれを無視。
猪木の差し出す右手をハンセンは無視

微動だにしないハンセンから距離を置くと、

「アッシャ!!」の気合一発、

高らかにゴングが鳴り響きます。
猪木は気合一発

開始早々ロックアップのタイミングから、

猪木は潜り込み足をすくってテイクダウン。
ロックアップを潜って足をすくう猪木お得意のタックル

いわゆる“抜ける片足”ですね。

そのままお得意のバックから極めに行きますが、
そのままグラウンドの攻めに入るが、

ガソリン満タンのハンセンはスクッと立ち上がり、

コーナーへ猪木の身体を打ち付けます。
ハンセンはパワーで返していく

もう一度組み合うと、

猪木は左腕を取りに行きますが、
ハンセンの左腕殺しに行く猪木ですが、

ハンセンは髪を鷲掴みにしてロープへ振ります。
ロープに振って返すハンセンに、

リバウンドしてきた猪木は、

ショルダータックルでハンセンの巨体を倒すと、
ショルダータックルで倒していきます

ハイアングルのボディスラムで叩き付け、
ハイアングルのボディスラムから、

起き上がりざま猛然と突進してきた勢いを利用して、

カウンターの巻投げに捕えます。
突進をカウンターで巻き投げ

そのまま左腕を取りますが、

すぐに起き上がってきたハンセン。

猪木は顔を押さえながらコーナーまで行くと、
左腕を取るがすぐ起き上がるハンセン、

待っていたのはハンセンの強烈なエルボースタンプ。
強烈なエルボースタンプ

猪木は一旦場外に降り、

ハンセンの機先を制してから、
一旦場外で間を置く猪木

リングへ戻ると左からの張り手、
猪木左の張り手、

ハンセンも同じく左で張り返します。
ハンセンも張り返す、

すると猪木はもう一発!
猪木もう一発、

これがタイミング良くヒットし、

ハンセンは一瞬、腰から崩れてロープダウン。
一瞬腰から崩れるハンセン、

だが、すぐに立て直してのフルネルソン、
すぐに立て直してフルネルソン

とにかくタフですよねぇ。

猪木は焦らずジワジワとロックを緩めてから、

カンガルーキックを顔面にぶち込み、
猪木のカンガルーキック

改めて気合を入れ直します。
再び気合を入れる猪木

ロープ際まで押し込んだところで、

ハンセンがハンマーパンチを何発も落としてきますが、
ハンセンが何発もハンマーパンチ

猪木は己を鼓舞しつつ、

ハンセンを挑発していきます。
己を鼓舞しつつハンセンを挑発していく猪木

ハンセンがここもタイミング良く足を取りに行くと、

ナックルパートを打ち込んでおいて、
足を取ったハンセンにナックルパート

瞬時にスライディングレッグシザース、
猪木のスライディングレッグシザース

いつみても素晴らしいテクニックです(参照:猪木流ローシングルとは何か?)。

そのままリバース・インディアンデスロックに取る流れも鉄壁。
リバースのインディアンデスロックで痛めつける

ここを耐えたハンセンも徐々にギアを上げていきます、

ボディスラムの仕掛けを嫌われると、

すぐにロープへ振ってのバックハンドエルボーは強烈。
ハンセンはカウンターのバックエルボー

そこから再びボディスラムを狙いますが、

猪木は巧みにスモールパッケージホールドの切り返し。
ボディスラムをスモールパッケージで返す猪木、

当然ハンセンは跳ね返します。

再び猪木が足を極めに来たところを、

ハンセンは力で返していきます。
力で跳ね返すハンセン

ならば猪木は拷問技でもあるネックロックで、

長時間にわたって絞り上げていきます。
猪木の強烈なネックロックから、

さらにスリーパーホールドに移行しますが、

これはやや浅い入りとなり、
スリーパーは掛かりが浅いか?

ハンセンが巻投げを打ちます。
巻投げで返すハンセン、

しかし猪木は離さずに、

締め込んで行きます。
猪木は離さず締め込む

ハンセンは脱出に成功すると、

上からのパンチ。
脱出したハンセンは上からパンチ

猪木も下から打ち返しますが、

ハンセンが打ち勝つ形で猪木は場外エスケープ。

すぐにハンセンが追うと、

猪木はリングに戻って場外戦を回避。
場外戦は猪木がすぐに回避

再びリング中央で組み合えば、

自然と首相撲の様な形となり、
首相撲から、

ここで放たれたハンセンの巴投げは完璧!! 一本っ!!
見事なハンセンの巴投げ!!

すぐにエルボードロップを落として、

カバーに入りますが、

猪木はカウント2でキックアウト。
エルボードロップからのフォールはカウント2

すぐさまハンセンがチンロックに入ったところで、
猪木のアゴを極めに行くハンセン

この試合はVol.4へ続きます。

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tag : アントニオ猪木 スタン・ハンセン NWF

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