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猪木と秀樹のほど良い距離

最近、通勤途中にスマホを見る時間が増えまして、

今まで知る由もなかった、

面白い記事に出会う事も多々あり。

そこはやっぱりアントニオ猪木に繋がってくるんですけど、

いささか古い、半年前の記事で恐縮ですが、

紹介させて頂きます。

 ベースボールマガジン社WEB より
鈴木秀樹はアントニオ猪木とビル・ロビンソンでできている
猪木と宮戸と秀樹

鈴木
「やっぱり忙しい人なんで、最初は疲れた感じでくるのかなと思ったんですよ。でも、練習する場所に来たからなのか目つきも変わるし、すごくいい顔してましたよね。楽しそうでしたね。『俺は現役とはやらねぇんだ』とか言ってたし(苦笑)。
(略)イジけてるのかな、もう現役じゃないから(苦笑)」


ちょうどISMを立ち上げた頃にスネークピットで、

若い衆相手に練習しに来た話なんですけど…。

もうお気付きになられましたよね?

語り手が鈴木秀樹なんです。
鈴木秀樹@ニットキャップ

面白くならない訳がありません。

鈴木
「いざ始まったらすごい喋ったじゃないですか、『これはこうで』とか『こうじゃねぇんだ』『実際やってみねぇとわかんねぇだろう』とか。ああいうのはやっぱり猪木さんですよね。変わらないですよ。やっぱりプロレスラーなんだなって思いました。一生プロレスラーなんでしょうね。もちろんいまは国会議員が本職なんでしょうけど、やっぱり道場が似合うなって思ったし」

「多分変なストレスがないんじゃないですか。あと、いい意味の張り合いがあったというか。だって、猪木さん、僕とかが自分よりも出てくるなって感じがしたら押し返そうとしてきましたから。アキレス腱固めやってるときとかフェースロックやってるときとかも、ガチッ!ってかけられましたし(苦笑)。写真撮るだけなのに、グギッて(苦笑)。猪木さんも『音、鳴ったけど大丈夫か?』って言ってましたからね。大丈夫じゃねぇよ!って(笑)。しばらく首が痛かったですよ」


道場に入って汗を流して、

リングに上がってしまえば、

当たり前の様にスイッチが入る訳で。

どれだけ年齢を重ねたとしても、

猪木=プロレスラーなんです!!
猪木のジャラジャラ(≠ペールワン)

読んでて嬉しくなりますね。

何世代も離れた若い衆に対しても、

道場の中では壁を作らないのが猪木イズムです。

鈴木
「あの辺が猪木さんですよね。喋りやすい雰囲気を作ってくれるんですよね。年齢的には孫ですもんね。74歳と20何歳ですから。下手したらひ孫の世界ですよ(笑)」


そして、そんな猪木に対して、

ある意味フランクに教えを乞う鈴木も、

日本のプロレス界にあってはユニークな存在かも知れません。

40近くも歳の離れた二人が、

極めっこにおいて駆け引きしまくるのです。

鈴木
「アキレス腱固めは僕にガッチリ決まらなかったっていうのが分かったと思うんですよ。はい、アキレス腱固めってわかるんですよ。僕もそんなにしっかり決まる前にタップしましたし。それでフェースロックの時、がっちりきたんだと思うんですよ。
(略)『お前、俺に気を使っただろ?』みたいな。僕の予想ですけどね」

「昔、高円寺のIGF道場で猪木さんに練習してもらったことがあったんですよ。最初の(ピーター)アーツ戦(2011年9月)の少しあとぐらいに。
(略)(猪木が道場に来て)押さえ込みの練習してたんですよね。横四方をやってたんですよ、(定)アキラか誰かと。その時、僕はずっと見てたんですけど、猪木さんが『お前、信用してねぇだろ?』って言われて、僕も若かったんで、『はい』って(笑)」


こういうところが、

ビル・ロビンソンとの練習で、

知らず知らずに身につけた、

鈴木ならではの先人との接し方なのでしょうね(参照:蝦夷っ子同士のCACC談義)。
ロビンソンのセミナー

中邑真輔鈴木みのるが語っていた、

猪木とのスパーリング風景(参照:リアルとファンタジーの境目ファンタジーの中のリアル)も興味深かったですが、

その全盛期を知らないだけではなく、

新日時代の猪木そのものと接していない鈴木は、

IGFにおいて先入観のない状態で肌を合わせます。

鈴木
「それで『(練習を)やってもらっていいですか?』って言って。それでやってもらって、やっぱりアゴを使って押さえてくるんですよ。僕は顔とか髪の毛とか鷲掴みにして、耳とかもつかんで逃げたんですけど、ダメでした。それはホントに。その時、猪木さんが『俺はもうジイサンだし、試合になったら負けるかもしれねぇけど、殺し合いだったらお前らに負けねェぜ』みたいなことを言ってて」


ここで出ました!! 『“命のやり取り”なら負けない』!!

こういうセリフがスッと出てくるところに、

私たちはゾクゾク来る訳です。

そしてグレート小鹿も力説していた“アゴ”の技術(参照:力道山最後の弟子が語った猪木)、

何十年経っても培ったものは錆びないんでしょうね。

鈴木
「はい。力も強かったけど、ポイントの決め方とかですよね。今回もそうでしたけど、フェースロックもガチッて、1回でハマるんですよ。組長(藤原喜明)もそうですけど。僕はまだ全然下手だからポイントを探しちゃうんですけど、うまい人はグッとやってあぁもう決まったってなる。
(猪木も『本当に決まったら参ったなんて言ってるヒマない』と言うが?)そうそう。ホントにそんな感じでしたね。参った言ってるヒマなんてない感じ。猪木さんだって教えてもらったでしょうから。でも、やっぱり場数だと思いますけどね」


近年、藤原喜明の試合なんか観ていると、

中高生時代に初めて知った、

塩田剛三とかの動きを思い出すんですよ。

“達人の域”というものを実感する訳です。
藤原組長セミナー

一つの技術を何千回、何万回と反復してきて、

さらに微調整を重ねつつ磨き上げていくと、

最終的にはああいう形が出来上がるんでしょうね。

それと昭和の名レスラーたちの特徴といえば、

常人とかけ離れた身体のつくりです。

鈴木
「昔の人に聞くと、猪木さんってすごい練習したっていうじゃないですか。引退してからも道場行って、ヨガやって、走り込みして。練習のたまものじゃないんですかね。お客さんの期待に応えるっていうのは絶対あると思うんですよね。でも、それプラス本質的に好きだからっていうのがあると思いますよ。単純な話しですけど、好きだから続けられるんだと思います。(スネークでの練習後に)『まだできるな』って言ってましたけど、できなくなるわけないだろうって思いましたよ。そこまでやりきった人ですから。でも、そういう人でもしばらくリングから離れるとそう思うんでしょうね。僕は『(猪木のフェースロックで)首を痛めたからできてますよ』って言いたいですね、ハハハ!」

「あと思ったのは猪木さんは骨の太さですよね。しっかりしてるんですよね。猪木さんだけじゃないですけど、藤原さんもそうだし、ロビンソン(故人)もそうでしたけど。現代っ子とは違うなって」


若い頃の練習方法も違えば、

食事の摂り方も違うでしょうし、

何より下り坂に差し掛かってからも、

ましてや引退後であっても、

常にコンディションを重視してるんですよね。
闘魂棒

そして鈴木はそれを理解しつつも、

自分は自分の方法論で、

先人たちの技術を利用していく腹づもりなのです。

鈴木
「ゴッチさんから学んだ技術を自分なりに習得した猪木スタイルですよね。みんなそうなんですよね。藤原さんは藤原喜明の技術ですし。猪木さんも言ってましたけど『みんな決めるポイントは違う』って。(その教えは)ロビンソンも同じでしたから。
(略)僕の受け取り方はそうです。猪木さんもそう言ってましたし。自分なりに消化しないと意味ないですから。猪木さんの技術を盗ませてもらいました」

「実際、僕は猪木さんとロビンソンの技で構成されてますから、ハハハ! ほぼ、おふたりの技を使ってやらせてもらってますから(笑)。あの2人も似てますしね。猪木さんもダブルアーム(スープレックスを)使ってましたし。議員さんになる前ぐらいまではけっこう使ってましたよね。猪木さんのダブルアームは、テイクダウン取りにいく感じでしたよね。つかんだ瞬間にブリッジにいっちゃうんですよ。相手をポーンと投げるんじゃなくて、スパンって返す感じ。僕がロビンソンに教わったヨーロッパスタイル、そのままって感じでしたよね。投げてすぐ腕を取りにいったりとか」


猪木、ロビンソン、鈴木をつなぐ技が、

人間風車なんですよね。
低い弧を描いた猪木のダブルアーム、

人間風車炸裂!!

出たダブルアーム・スープレックス!!

三者ともフォームは微妙に異なりますが、

プロレスリングの高等技術のエキスパートに違いはありません。

鈴木は現在の猪木とプロレスの距離感を、

こう語っています。

鈴木
「やっぱりレスラーですよ、猪木さんは。絶対プロレス好きなんですから。大好きですよ」


実際に肌を合わせた鈴木が言うのですから、

間違いなく『猪木はプロレス大好き』なんでしょう!!

ただし鈴木自身が猪木から可愛がられているかというと、

鈴木
「気にかけてもらってるんですかね(苦笑)。多分、『アイツ、鈴木だよな?』って言ってますよ(笑)」


そういう風に感じているみたいです(笑)。



さあ、明日から新日は札幌二連戦。
NJPW2018.1.27~28ポスター

天候は芳しくない様ですが、

満員マーク付いて欲しいですね。

私はどうやら会場には行けません。

あとで後悔する様な結末を期待しています。



tag : アントニオ猪木 ビル・ロビンソン 藤原喜明 鈴木秀樹

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突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒b--n.net
でブログをやっているさくらといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^

>さくらさん

二度目の訪問、お疲れ様です。

色々なブログをみて一年間勉強されて、その後いかがでしたか?
「やってもいいよ」と思えませんでしたので、残念ながらコメントを返さないでおきます。
また一年間、勉強頑張って下さい。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
46歳のプロレス話


「紫レガのブログは少し滑る感じになってるんです。ですから今、スライディングしながらね。下ネタも使ってですね、巧く腕極めましたね」

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