総括の名を借りた極私的願い

大晦日の田村vs桜庭から、実に40日が経過しました。

各格闘技雑誌や、それぞれのブログの中ではとっくにこの試合の総括は終わっています。

「今さら…」という声があちこちから聞こえてきそうですが、ここで私の総括…とは違うかな(汗)

思いのままに書き殴らせていただきます。

桜庭から握手に行き

まず、試合までの思い…それをまとめたこちら↓から読んでいただくと幸いです。

 今一度、噛みしめてみる。

アップライトからスタート

何度も書いてきたので、飽き飽きされてるかも知れませんが、

やはり、今回の試合は私にとって『田村と桜庭がリングで対峙するだけで充分。内容も結果も関係なし』というものでしたし、その気持ちは現在も変わる事はありません。

笑顔で握手

そう言ってしまうと後が続きませんが、本当にそう思っているんです。

ただ一つだけ、たった一つだけその場面に足りないものがありました。

そうです、

「Uインターのみんな、上がって来いや!!」

高田の姿です。

高田の存在がなければ、それほど特別な感情を持つことはなかったのではないでしょうか。

北尾戦勝利の1ショット

前記した高山のインタビュー(参照:周囲の証言を元に)が掲載された雑誌の中に、その感情を探るためのヒントがあります。

格闘技通信 2009年 03月号 [雑誌]格闘技通信 2009年 03月号 [雑誌]
(2009/01/23)



 格闘技通信 3月号 より
高山善廣「認識の差があの試合を作りだした」

― 田村選手は桜庭選手にジェラシーを抱いていた?

高山「どうなんだろう…。もしかしたら、抱いていたのかも。田村さん、一時期は高田さんのことを愛していたんですよ。『高田さんは絶対(的存在)なんだよ』って実際にいっていたし、高田さんも田村さんのことを信頼していたし」

― 強い信頼関係で結ばれていた時期があったんですね。それはUインターで、対抗戦が始まる前?

高山「うん。おたがいに言葉は交わさなかったけど、そういう関係にあったと思う。これは俺の推測だけどね」

― どのあたりからですか、ふたりの関係がこじれてきたのは。

高山「うーん…、ベイダーとかを呼びはじめたころ(93年)かな?」

― 方向性が違ってきたのでしょうか。

高山「かもしれないね。田村さんが好きなのは、あくまで“UWF”だから」

(略)

― Uインターでは高田さんの横に田村選手がいて、PRIDEでは高田さんの横に桜庭選手がいた。

高山「そういった面でも、あのふたりのあいだには(複雑な関係が)あるんです。だから、『俺がいつもいた場所に、いまは桜庭がいるな』と。田村さんの意識の裏側に、そういう気持ちはあったかもしれない」

― 愛している人を取られた!

高山「そこまではいわないけど(笑)、『あれっ、あの場所は…』という思いがチラッと出てくることはあったかもね」

(略)

― 再戦の機運は高まりますかね?

高山「ちょっとつらいかもね。ふたりがミドル級のトーナメントを勝ち上がっていって、決勝戦で闘えば最高に盛り上がるんだけど(笑)。高田さんは、Uインターのときは田村さんに気を使っていて、PRIDEのときはサクに気を使っていた。Uインターにおける高田さんと田村さんの位置関係と、PRIDEにおける高田さんとサクの位置関係は同じなんですよ。だから、このカードは高田さんが統括本部長をつとめていたPRIDEでやるべきだったんです」


PRIDE.34…最後のドリーム・ステージでの揃い踏みの際、高田は二人と距離を置いてました。

気を使ってたかどうかはわからないのですが、かつて気にかけていた二人との最後の再会はドライなものでした。

もしかすると…もう高田自身は田村にも桜庭にも特別な想いはないのかも知れません。

大晦日に高田が現れなかったことは必然だったのかも知れません。

今日の時点で高田の口からこの一戦に対するコメントは一切出てきてません。

今後も出てくる可能性は低いです。

試合の方はもう振り返るだけ振り返りましたんで、もう何も書くことはないでしょう。

 家~his home~

 会場にいない事を悔やんだ瞬間

 田村は田村、桜庭は桜庭、UはU~前編~

 田村は田村、桜庭は桜庭、UはU~後編~

ついでに、試合後から今日までのまとめもしておきましょう。

 その後の田村、その後の桜庭、そしてU

 プロレスです。

 総括は、まだ先。

 ニュートラルコーナーからの反論

 本人の証言を元に

 続・本人の証言を元に

 続々・本人の証言を元に

 周囲の証言を元に

 至近距離からの証言を元に

 続・至近距離からの証言を元に

最後に今後の田村に望むこと、桜庭に望むことを書き綴って締めましょうか。

まず、田村潔司

田村は田村らしく

山崎、前田、高田、船木…と倒してきてしまったあなたが背負った宿命はやはり“U”の継続です。

どんな規模であれ、U-STYLEを実践していって欲しいです。

「中村らがやっている」というかも知れませんが、

田村潔司がリングに立つから“U-STYLE”なんです。

誰が相手でもいいから、あの素晴らしいプロレスリングを魅せ続けて欲しいのです。

そして、桜庭和志

試合直前の桜庭は自然体?それとも…

あなたが背負った宿命はやはり“総合格闘技”を全うすることです。

その為にはまず、カッキーも言ってる様にゆっくりと休んで欲しいです。

そうすることによって常々言ってる「50歳までの現役」が、実現できると思います。あなたなら。

それから、桜庭和志が倒すべき相手…私はそれはヒクソン・グレイシーではないと思います。

あなたが倒すべき相手…それは、秋山成勲です。

もう不正など許されない場で秋山から完全なるテイクダウンを奪い、関節技を極めてこそ桜庭和志だと思います。

むしろ、ヒクソンを倒すべき人間はこれからも“U”を背負っていく田村の方ではないでしょうか。

最後に、二人がもう一度、試合をするのなら…

それでも、ルールは何だっていいです。

もういっそ腕相撲だっていいくらいです…いや、それはいやだな。

ただし、場所は日本武道館で。

藤波vsキムケンのようなワンマッチ興行なら、なお良いです。

そして、そのリングサイドには高田延彦の姿があって欲しいです。

そこは絶対に。
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tag : 高田延彦 田村潔司 桜庭和志 高山善廣 Dynamite!! 格闘技通信 藤本かずまさ

comment

Secret

No title

入場でレガースをネタに使用した事を前フリにしてヒクソン戦ではレガース着けてきて欲しい・・・なんて非日常な時代遅れの妄想してます。

田村ぐらい自分をセール出来ていたらUを一番背負ってたのは桜庭ですよ。
※風格では負けますが。

桜庭のアンチ的なコメントを聞いても、桜庭和志がしてきた事が私の理想(当たり前)のプロレスラーであって・・・でも桜庭はセンチな事は腕が逆に折れてもしない。

・・・まあ、結局は桜庭の勝手ですが、

でもレガさん、桜庭はプロレスをどう捕らえているとお思いですか( ´Д`)??

またお邪魔します。

こんにちは。

大晦日の試合はテレビで観ていました。田村さんと桜庭さんの試合はテレビの前に近寄って正座して観ていました(笑) 
(近寄っていたのは、Fさんがどこかに映らないか探してもいましたけれど 瞬きをするのも惜しいくらいの試合でした

腕相撲…とは(^o^;
ふと見える紫レガさんのお人柄は素敵だと思います

No title

いつも楽しく見させてもらっています。
自分はそこまでこの2人に思い入れはなく、
それでも気になる2人でもありました。
で、この一戦、映像やら雑誌でザザーっと見ました。

結果見えてくるのは、紫レガさんも言ってましたが
田村がプロレスラーで
桜庭は総合格闘家だと。

2人を遠くから見てた自分には、
田村はプロレスラーのような、そうじゃないような
そんな立ち位置にいるように見えていて、
逆に桜庭はプロレスラーじゃないのに
ド真ん中に立っているような、そんな印象でした。

事実そんな時期もあったと思いますけど、
今の桜庭はもう、プロレスラーじゃないんですね。
プロレスをネタにして利用はするけど、
責任感を強く持つ心根もプライドも
総合格闘技にあるんだな~と。
プロレスに裏切られたと思った高田と
結果同じような思いに至ったのが
皮肉なようで、ただただ悲しい気持ちです。

田村はネタとしてプロレスを使わないですけど、
心身ともに健康的なプロレスラーだったと。

プロレスを守り続けて
過去を美化しても決して否定はしない
なんやかんや言っても
プロレスに誰よりもプライドを持ち続ける
そんな猪木が一番美しいと思う自分にとっては、
田村が勝って良かった。
それが私の総括です。

No title

こんばんは
正直難しいですね・・・。
プロレスっていう枠で考えると、新日と試合した桜庭の方がプロレスラーぽいですよね(笑
田村vsヒクソン大いにアリだと思います・・
が・・でもやはりあえて
ヒクソン・グレイシーは桜庭とやってもらいたい。
どうしても高田の仇をとってもらいたいという意味で桜庭です
田村じゃ駄目というわけじゃ当然ないんですが・・・・
私は桜庭がホイラーを倒したときの高田の笑顔が忘れられません
本当に笑顔で・・・
あの試合みて絆は本当に感じれました
今の高田と桜庭の関係はともかく
間違いなくその場に高田はいます

No title

おはようございます。
高田にはリングサイドで見届けて欲しかったなぁと、今でも思います。
この試合に一切のコメントを出していないのは、やはり特別な想いがあるんじゃないでしょうか。そうであって欲しいですね。

>ケツさん

非日常な時代遅れの妄想してます。<いえいえ、私のブログこそ半分以上が“時代遅れの妄想”ですから(笑)

田村ぐらい自分をセール出来ていたらUを一番背負ってたのは桜庭<う~~ん、形を変えればそうかもしれないですね。だとすれば高山こそが一番背負ってるのかも知れないし…どうでしょう?

『桜庭和志がしてきた事が私の理想(当たり前)のプロレスラーであって・・・でも桜庭はセンチな事は腕が逆に折れてもしない』<そうなんですよね。桜庭はどんな状況でもシリアスには持っていきません。意地でも。
だから大晦日のSAKUライダーもある部分寒いのですが、他意はないんですよね。

桜庭はプロレスをどう捕らえているとお思いですか<格通のコラムで書いてましたが、本人には今後プロレスに戻るという選択肢はないそうです。
猪木祭りのカシン戦が最後だったようです。

>あきさん

こんばんわ。

田村さんと桜庭さんの試合はテレビの前に近寄って正座して観ていました(笑)<素晴らしいです。すでに30年近くプロレス見てきた私の様なおっさんと同じ視点で…嬉しい限りです。

ふと見える紫レガさんのお人柄<いや、アホだと思いますよ(笑)我ながら、限りなくアホだと思います。

てへ。

>NWFさん

初めまして。閲覧ありがとうございます。

結果見えてくるのは、田村がプロレスラーで桜庭は総合格闘家だと<そこなんですよね。改めて感じたんですが、田村はアスリート然としたプロレスラーで、桜庭は酒もタバコもやる昔気質の豪傑な格闘家なんです。
だから別な見方をすれば、田村が格闘家で、桜庭がプロレスラーになるんですよね。

プロレスをネタにして利用はするけど、責任感を強く持つ心根もプライドも総合格闘技にあるんだな~と<でも、桜庭がプロレスに抱いてたイメージは“強さ”ですから、今やってることが、桜庭なりのプロレスなのかも知れませんね。

プロレスを守り続けて過去を美化しても決して否定はしない
なんやかんや言ってもプロレスに誰よりもプライドを持ち続ける
そんな猪木が一番美しいと思う<そうですね。猪木みたいな立場の人間が、いろんな事をカミングアウトすれば、まだまだ大金入って来ると思います。
しかし苦言は呈しても、決してプロレス界に後ろ足で砂かけるようなマネはしない。
当たり前のようですが、一部が思っているような猪木が金の亡者なら、とっくにやってるはずですから。
ましてや老体に鞭打ってIGFなんて立ち上げませんもんね。

ある部分では猪木と田村って似てると思いますよ。

>Fさん

こんばんわ

プロレスっていう枠で考えると、新日と試合した桜庭の方がプロレスラーぽいですよね<あ、そうですね(笑)

でもやはりあえてヒクソン・グレイシーは桜庭とやってもらいたい。<PRIDEの総決算としては、やはり桜庭vsヒクソンなんですよね。
でも私の気持ちとしてはヒクソン征伐というのは“UWFの総決算”なんですよね。

桜庭がホイラーを倒したときの高田の笑顔が忘れられません<あぁ…そうですよね。あの時の高田の喜びよう。
常に桜庭の勝利に満面の笑みを浮かべてた高田…こうなるなんて思ってもみなかったですよね。

>Fさん

こんばんわ。

高田にはリングサイドで見届けて欲しかったなぁと、今でも思います<武さんは早い段階から高田が呼び込むという予想でしたもんね。

一切のコメントを出していないのは、やはり特別な想いがあるんじゃないでしょうか<だったらいいです。やっぱり二人の感情の中に高田の占めるウェイトは大きいはずですから。
紫レガとは?

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Author:紫レガ 
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