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強きIWGPジュニア王者(1986)

先日のサミット告知記事(参照:チャレンジ・スピリット86+31)で使用した画像は、

新日プロ1986年秋のシリーズ、

『チャレンジ・スピリット86』の予告映像からでしたが、
ワイキキから次期シリーズ予告12

『スター・サイクル』をBGMに炸裂する古舘節!

懐かしいですよねぇ。

そのシリーズ開幕戦の1986年8.29 後楽園ホールで行なわれた、

IWGPジュニアヘビー級選手権試合
IWGPジュニアヘビー級選手権

高田伸彦vsブラック・タイガー
を振り返りましょう。
高田伸彦vsブラック・タイガー

この試合は第2代王者である高田伸彦が、
ペースを掴めない高田

“暗闇の虎”ブラック・タイガーを迎えた6度目の防衛戦でしたが、
リングで待つブラック

実にジュニア王者として最後の防衛成功となった一戦です。

放送は試合途中からだったのですが、

序盤の主導権は確実にブラックが奪っています。

トップロープ越しのブレーンバスターは、
上がり際のトップロープ越しブレーンバスター、

叩き付けた勢いを利して、

そのままカバーに行くブラック特有の形です。
ブラック特有の勢いに任せてカバーに行く形

カウント2でキックアウトした高田は、

当時まだ痛め技の域だった腕ひしぎ逆十字で打開を図りますが、
サブミッションで打開を図るも、

ブラックは脱出してすぐさま反撃。
すぐに反撃のブラック

以前書きましたが(参照:歴史のお勉強)、

私は初代タイガー3大ライバルの中で、

一番嫌いだったのがこのブラックでして、

梅雨時の霧雨の様にジワジワジワジワ攻めて来るんですよね。

例に漏れずこの試合でも、

高田がペースを握ったかと思うと、

時に老獪に、時にはラフに、

ブラックが主導権を奪い返す訳です。

パワーも持ち合わせているブラックは、

カナディアン・バックブリーカーで担ぎますが、
カナディアン・バックブリーカーを、

脱出してすぐにロープへ走る高田、
脱出した高田がロープに走ると、

そこへブラックはカウンターのラリアートに行くと、

高田は走り込みながらダッキングでかわして、
カウンターのラリアートはダッキングして、

反対側のロープで勢いをつけての、

逆ラリアートはクリーンヒット!
反対側から逆ラリアート!

一瞬ブラックの目が飛んでるやん!
これは効いたブラック

しかし高田の体固めはカウント2。
しかしカウントは2

すぐに起き上がった高田のソバットは、

高打点にして強烈!
高田のソバットは高打点!

たまらず場外エスケープのブラックでしたが、
たまらず場外エスケープのブラック

エプロンに立ったところで、

追撃に来た高田をエルボーで阻止。
上がり際、高田の追撃を止めて、

スイスイとトップロープに登りますが、

これを逆に待っていたのが高田、
トップロープに登ったところを待ってたのは高田、

デッドリードライブは超遠投!

さすがオール横浜の正捕手!
超遠投のデッドリードライブ!

ここも場外に降りたブラック、

実にインサイドワークに長けていますよね。
立て続けに場外エスケープ

上がり際、今度は高田も深追いしませんが、
再び上がり際、

そこを読んでいたのか?

ブラックはコーナー金具のカバーを使ったチョーク攻撃。
今度はアイテムを投入か

充分にスタミナを奪っておいてから、

ロープに振ると、
ロープに振っての、

ショルダースルーに行きますが、

タイミングが合わずに持ち上がらず、
ショルダースルーは、

半ば強引なボディスラムに変更。
タイミング合わず変形のボディスラムに

ここら辺りですね、

私が「高田のロープワークは下手」という根拠なんですよ。

リバウンドの仕方も、戻るタイミングも、

若干ズレがあるんですよね。

異論はあるかと思いますが、

やはりUで一番ロープワーク巧いのは、

前田日明だと思います。

…あ、佐山サトルは別格ですよ。

カウント2で返すと再び反撃に出る高田は、

ツームストン・ドライバーでブラックを叩き付けていきます。
カウント2で返すとすぐにツームストンで反撃

高田の墓石脳天は下に落とすというより、

前に叩き付けるんですよ。

ハーリー・レイスと同系ですね。

再び逆十字の高田ですが、
腕ひしぎ逆十字に入るが、

ブラックは巧みに体を入れ替えて、

両足を交差するとデスロックへの切り返し。
ブラックもデスロックに切り返し、

そこから高田の左膝に照準を絞ると、

集中攻撃で“わがまま封じ”に出ます。
高田の左膝に照準を絞ると、

仕上げにニークラッシャー。
ニークラッシャーまで使い、

しかしこれを高田はものともせず、

ミドル連打から左ハイキックを放ち、
高田のミドル連打から左ハイキックで、

ダウンを奪います。
ダウンを奪い、

さらに一発目よりも打点の高いソバット!!
さらに高打点のソバットから、

間髪入れずスロイダー!
ハイアングルのスロイダー

動きが止まったところを、

アキレス腱固めで締め上げます。
さらにアキレス腱固めで締めあげる

ロープブレイクを一度挟みながら、

長時間にわたって締め上げられたブラック、

当然黙って試合を捨てるはずもありません。

局面を変えてのボディスラムは、

ほぼ頭から落としています。
このボディスラムの角度はエグい

さらにはドリルアホール・パイルドライバーから、
さらにドリルアホール・パイルドライバーから、

フェイスロックでお返しの締め上げにいったところで、
フェイスロックで締め上げると、

今度は高田がバックドロップの返礼!
高田はバックドロップで返す

続けて三角締めを試みますが、

ここは不十分で簡単に逃げられてしまいます。

ブラックはブレーンバスターの体勢から、

前方のトップロープに落とす荒技。
ブラックは高田のボディをトップロープに叩き付ける

さらにトウキックの連発で痛めつけて行きますが、

キャッチした高田は、
ブラックのトウキックをキャッチして、

そのまま後方に倒していき、
後方に倒していく高田

サッカーボールキック、ストンピング、逆水平チョップから、

ダブルリストロックで左腕を充分に痛めつけましたが、

ブラックは反撃のラリアート2連発、
ブラックは至近距離からのラリアート

特に2発目のショートレンジが効きました。

追撃のバックドロップもハイアングル!
バックドロップは高角度、

高田がカウント2で返すと、

ここで出た! 暗闇脳天!!
出た暗闇脳天!!

ボディスラムの要領で持ち上げて、

そのまま左手で相手の後頭部を固定したまま、

一気に垂直に叩き付けるんですよね。

しかもブラックの場合は形だけじゃなく、

キャンバスにつく瞬間に「ズン!」という感じで体重かけているんですよ。

これを何とか返す高田、
何とかカウント2でキックアウト!!

古舘アナ
「カウント2つ半! ギリギリだ!」

間髪入れず正調ドリルアホールは2発目、

しかも垂直落下型!
さらにパイルドライバーも垂直!!

ここが勝負どころと踏んだブラックは、

素早くトップロープを登り切ると、
トップロープからダイブしての、

ダイビングしてのセントーンか? エルボードロップか?

ハイジャンプでいきますが、これがモロに自爆!!
ダイビング・セントーンは自爆!!

ここからの高田の回復力とスタミナも驚異的です。

序盤と中盤に打ったソバットよりも、

さらに美しいフォームでスピーディーなソバット2連発から、
申し分ないローリングソバット2連打から、

ドラゴン狙いか!?

ブラックは右足をフックしてのディフェンス。
ドラゴン狙いを必死に阻止するブラックだが、

高田は一旦離すと、

目の覚める様な左ハイキック一閃!!
高田の左ハイキックが顔面に炸裂!!

改めてフルネルソンに捕らえると、
もう一度フルネルソンに捕らえ、

今度こそドラゴン・スープレックス完成!!

しかもフォールではなくギブアップ奪取!!
ドラゴン・スープレックスでギブアップ奪取!

これ藤波辰巳がMSGで初披露した時(参照:日本ジュニアヘビーの夜明け)と同じですね。

難敵を退けてのV6でしたが、

冒頭に書いた通り、

これがジュニア王者・高田の最後の防衛成功。
高田のIWGPジュニアベルト姿

試合後、しきりに水で口をすすぐ姿が印象的でした。

恐らくドラゴンでブラックの体重がモロに顔に乗ったんでしょう。

それにしても…フィニッシュの前の蹴りは説得力十分でしたね!!

現在IWGPジュニア王者は第77代ですか?

歴代(一時期見落としあり!)見てきましたが、

高田ほど“強さ”を感じさせられたチャンピオンはいません。



この放送中にも古舘伊知郎アナが、

「夏休みも終わりという事で…」と言っていましたが、

よく野球中継とかでも8月末には、そう実況していましたよね。

あれが道産子プロレス少年には悔しくってですね~、

「あん? もうとっくに2学期始まってるって!」と、

当時は越中口調でぼやいてたもんです。

この時が奇しくも中二の夏、

いつまでもこの日のまま、

永遠の中二病から醒めないままの私なのです。

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tag : 高田伸彦 ブラック・タイガー IWGPジュニアヘビー

comment

Secret

No title

時代は30年近く前のものなので比較するのは悪いですが、
強さよりも上手さ・・・
になってますね。
おそらく、今ブラックタイガーのようなパイルドライバーをやれば
「あいつは下手、怪我させる気か」
と言われるかも知れません。
高田にしても
「格闘技っぽいことやるより、プロレス覚えろ」
と言われるかもです。


やっぱり北海道の子供たちも、お盆過ぎたあたりから宿題をやり始めたのでしょうか?(笑)

>ナリさん

比較するのは悪いですが、強さよりも上手さ<プロレス史自体は繋がっているのですが、広い意味で評価の基準は確実に変わってしまっていますよね。

今ブラックタイガーのようなパイルドライバーをやれば「あいつは下手、怪我させる気か」…高田にしても「格闘技っぽいことやるより、プロレス覚えろ」と言われるかも<話は脱線しますけど、折原なんかも無茶苦茶なパイルドライバーやっていましたよね。
今は説得力の出し方が複雑というか、むしろ単純というか…エプロンの角とか、トップロープ越えとか…受け身を超越していますからね。

北海道の子供たちも、お盆過ぎたあたりから宿題をやり始めた<そうですね(笑)。最終3日間が勝負というか。とにかく短い夏、寸暇を惜しんで遊びまわっていましたね。
ただ中二くらいからは両親がいなくなった午前からプロレスのビデオ見まくって…現在の下地作ってた感がありますね(笑)。
紫レガとは?

紫レガ

Author:紫レガ
47歳のプロレス話


「昔はインターネットを旅してましたからね。毎晩ブログでね、今みたいにSNSがいっぱいある訳でもないし、終わったらみんなブログでね、一日の終わりにUPして。今こんなこと言ったらエラいことになりますけどね、よく寝不足になったね、部屋でPCを打ったりね。…いや、そういう歴史はちゃんと教えとかないとね」

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