暴風雪の選手権試合~後編~(2017)

中編からの続き…即ちラストです。

長期戦の様相を呈してきたIWGPヘビー級選手権ですが、

ここで遂に鈴木軍の介入を許してしまいます。

鈴木みのるのセコンド、タイチがリングインと同時に、

オカダ・カズチカへストンピング連発。
そしてリングに飛び込んだのはタイチだ

さらにボスである鈴木が合図を出すと、

軍団構成員のデイビーボーイ・スミスJrランス・アーチャーも出現して、

3人掛かりでのストンピング。
さらにスミスJrとアーチャーも乱入、

まさか期待していた“事件”が、

こんな形で巻き起こるのか?…と思った矢先、

今度はCHAOS石井智宏矢野通が援護射撃の乱入。
矢も楯もたまらず石井と矢野が救助

すぐにガイジン二人を連行していきました。

余談ですが、現在の新日本プロレスにおいて、

ヒールユニットというのは幾つもありますが、

本当のヒールと呼べる存在は鈴木軍だけなんですよね。

懲りないタイチは鈴木と二人掛りの攻撃を画策しますが、
タイチが二人掛りの攻撃を画策するも、

オカダは冷静にタイチを振り払って、
オカダは冷静にタイチを振り払い、

向かってきた鈴木にはビッグブーツ。
鈴木にビッグブーツから、

そしてロープワークの中から飛び出したのが、

超絶ドロップキック!!
起死回生のドロップキック!!

この打点の高さは世界一…いや宇宙一ですよ!!

そしてフラストレーション満タンの外道はタイチを補導、
タイチも外道が補導

そのまま通路から連れ去っていくと、

リング上ではオカダが雄叫びを一発。
オカダは雄叫び一発

今一度ツームストンドライバーを狙っていきますが、

鈴木相手なら“ちょい足し”が必要だと、
ツームストンの体勢から、

たまたま鈴木の両足が開いたタイミングを見逃さず、

クラッチを結び直してゴッチ式へ。
クラッチを結び直してゴッチ式狙い、

ところが…これが実は鈴木の罠でした!!

そのまま身体を下方に移動しての、
これが鈴木の罠、

アンクルホールド炸裂!!
またも足関地獄へ、

この角度ではオカダを極め切れないと踏んだか?

またしてもヒールホールドに移行!! かなり深く入ります。
ヒールホールドも完璧に、

治まったはずの地吹雪が再び襲って来たのです。

これにはオカダも一切抵抗が出来ません。

ひたすら暴風が過ぎて行くまで耐えるのみ。

アキレス腱固めに移行すると、

思わず左手がキャンバスを叩きかけ、
アキレスにオカダ思わずタップか!?

思いとどまって何とかロープを手繰ります。
必死にロープを掴みに行くが、

僅かに出来たスペースを見つけたオカダは、

鈴木の顔面を蹴る事で脱出を試みますが、
必死に蹴り続けるオカダ、

敢えて「来い」と蹴らせておいて、

またもや角度を変えてのヒールホールド、

さらにはクロスヒールホールドに移行する鈴木。
今度はクロスヒールだ、

360度、どの角度からでもオカダの右膝を壊しに行ける、

それこそ鈴木だけが持つ“技術”という名の“ナイフ”ですね。

最後はほぼ裏アキレス腱固めの体勢の中、

何とかオカダはロープに辿り着く事が出来ました。
やっとの思いでエスケープ

ブレイクしてもしばらく起き上がれないオカダを尻目に、

鈴木はゆっくりと会場を見渡してから、「立てぇー!!」と一喝。

容赦なく蹴りを入れていき、
容赦なく蹴りを入れる鈴木、

効いたと見るやガッチリとカバー。
効いたと見るやすぐにカバーはカウント2

オカダはカウント2.8でキックアウトしますが、

勝機と見るやどこででもフォールを取りに行く鈴木の動きに、

なぜだかわかりませんが私は懐かしさすら感じました。

一転して鈴木はオカダを引きずり起こすと、

強烈な右の張り手を連打連打!
強烈な張り手にも、

オカダは食らい続けながらも前へ前へ!
オカダは前へ前へ

そして張り返す。
指に近い部分でアゴを狙っていくオカダの張り手

オカダの張り手は、

指先で顎の先端に引っ掛ける様に打つんですよね。

打撃の衝撃以前に意図的に脳を揺らしに行ってるんです。

鈴木も打ち返す。
鈴木はスナップを利かせた掌底気味

鈴木の場合はやはり掌底気味に、

手首に近い部分をテンプルから頬にかけて打ち抜く。

張り手という単純な技一つとっても、

両者は正反対なんですね。

互いに何発も打ち合ったところで、

オカダの一発が鈴木の動きを止めました。
オカダの連打で鈴木の動きが止まる

そしてロープに走ったところ、
オカダがロープに飛ぶと、

鈴木も時間差で走っての、
鈴木も追随してオカダを翻弄し、

“抜ける片足”から、
オカダの懐に入って、

スリーパーホールド完成!
スリーパー完成

そして間を置かずにパイルドライバーの仕掛けに、
ゴッチ式パイルドライバー狙いは、

オカダは瞬時に反応して、

逆にリバース・ネックブリーカー。
オカダがリバースネックブリーカーで返す

敢えて傷めてる右膝に落とすのは、

天龍源一郎曰く「泥臭いところを見せる」オカダの“成長の跡”でしょうか(参照:極上の不快感、語れるNJPW)。

なりふり構わずロープに走ったところ、
ロープに走ったところへ、

待っていたのは鈴木カウンターのドロップキック!!
鈴木がカウンターのドロップキック!

タイミング、打点、角度、スピードと100点満点の一撃!!

してやったりの鈴木は思わず、

掟破りのレインメーカー・ポーズwithニヤリ!!
鈴木のレインメーカーポーズ

そして始まるボディパンチと張り手の猛ラッシュ!!
猛烈なラッシュから、

もはやオカダはサンドバッグ状態で、

フラつきながら繰り出したラリアートは当然かわされ、
フラつきながら放ったオカダのラリアートを潜り抜け、

ここでスリーパー!! 今度は充分に締め上げておいて、
またもスリーパー完成、今度は充分締め上げて、

フィニッシュを狙っていきますが…オカダはバタ足で必死に抵抗。
ゴッチ式パイルはオカダがバタ足で阻止

足が降りたところでショルダースルーに取り、
オカダがショルダースルーから、

引きずり起こして、
そのまま引きずり起こして、

間髪入れずレインメーカー!!
不完全ながらレインメーカー

フォームも角度もバラバラでしたが、

とにかく流れを引き戻す為だけに決めた強引なレインメーカーです。

右手を離さずに引き起こし、
そのまま右手を離さず、

雄叫びと共にもう一発!
雄叫びと共に2発目、

これに鈴木は張り手を合わせます!!

そして再び連打! 連打!
鈴木が張り手の連打で阻止、

膝蹴りを挟んで、
さらに膝蹴りから、

強烈な打ち上げ式のヘッドバット!
強烈なヘッドバット一撃!

これを食いながらもオカダはレインメーカー!!
しかしオカダはレインメーカー今度は完璧

今度はほぼ完璧な角度で決まりました。

オカダは額を押さえながら立ち上がると、

もう一発!
フィニッシュ狙いでもう一発、

鈴木はバックに回ってスリーパー!
これも鈴木はかわしてスリーパーへ、

オカダは凌いでもう一度!

ならば鈴木は前方回転でもう一度、膝十字狙い!
オカダすぐ脱出で鈴木は膝十字狙い、

これを踏んばったオカダは、

そのまま持ち上げてのジャーマン!
オカダは踏んばってからジャーマン!!

いつものハイブリッジとは異なる叩き付け型です。

そのまま右手を離さずに、
そのまま引きずり起こすと、

レインメーカー!! 鈴木後頭部強打!!
鈴木の後頭部を叩き付けるレインメーカー!!

オカダ決死のカバーでカウント3!!
ガッチリカバーしてカウント3!!

厳しい試合でしたがオカダは堂々の勝利。

しばらく大の字で動けない鈴木でしたが、

その顔は最後まで不敵な笑みを浮かべていました。
見下ろすオカダ、大の字のまま動けない鈴木は不敵な笑み

『事件が起きる』と謳われた雪の札幌大会、

終わってみれば、いわゆる事件性はありませんでした。

しかし40代後半にして、

あれだけのクオリティを40分間保つ事が出来る、

鈴木というプロレスラーそのものが既に事件なのかも知れません。

こういうIWGP戦はもう観られないと思います。
絶対王者への道を驀進するかオカダ

この選手権試合を振り返って思ったのは、

「真冬の北海道だからこその試合」だったな、と。

近年、新日の試合レベルや技の危険度は再び上昇一途にあります。

そんな中でベストバウトは量産されていきますが、

常に上書き上書きを重ねているが故に、

いま一つ記憶に刻まれていくものが少ない。

しかし今回のオカダ政権においては、

昨秋の丸藤戦、イッテンヨンのケニー戦、真冬の鈴木戦、

それぞれのシチュエーションに適った記憶が残されている気がします。

春ですね、桜の季節。

次のオカダの相手は待ちに待った柴田勝頼です。
2017春オカダvs柴田

さあ、どんな選手権試合になるのでしょうか。

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tag : オカダ・カズチカ 鈴木みのる IWGP

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事件…

冬の札幌で事件が起きなかったのは
良かったのですが、前日の調印式でみのる選手
から右膝を攻撃され大ダメージをおったのが
すでに事件‼︎

今年の1.4、1.5の試合以降ほとんどプロレスを
観れていませんが、この札幌大会も例外ではなく
唯一メインのオカダ選手VSみのる選手の試合は
観ました。

入場して右膝に巻かれたテーピングを観て更に
実況アナウンサーの話を聞いて絶句。。。

試合を観ながら言葉を失うし本当に痛みが伝わ
る感じがさましたし、セコンドの介入 必要なん
ですかね(-_-)


レガさんの仰るように丸藤選手やケニー選手とは
違う試合を作り上げましたネ。

やっぱりプロレスラーって最高です。

>○○さん

お久し振りです。

人の人生を預かる重責は私なんかのボンクラには想像も出来ないです。
本当に気が抜けない世界…心より敬服致します。

少しでもお役に立てれば何よりです。
そしてお会い出来る日を楽しみにしています。

>みーさん

前日の調印式でみのる選手から右膝を攻撃され大ダメージ<鈴木はこの試合における自分の存在の意味をとことんまで追及していた感じでしたね。
前日会見動画の観客の反応、HBKさんとも話したんですけど、本来あるべきプロレスファンの姿だと私は思います。
また、あの様な空気に持って行った鈴木も凄いレスラーだなぁと思っています。

今年の1.4、1.5の試合以降ほとんどプロレスを観れていません<そこはファンそれぞれのペースでいいんじゃないですかね。私だっていつプロレスが観れない立場になるかもわかりませんし。
ただ、いつでも戻って来れるのが今のプロレスの状況であるのが嬉しいですよね。

試合を観ながら言葉を失うし本当に痛みが伝わる感じ<そういったご感想を読むにつけ、改めてこの試合は素晴らしかったと思います。
明らかにこれまでのオカダの防衛戦とは一線を画す試合でした。

やっぱりプロレスラーって最高です<素直にそういう言葉が出るみーさんも最高ですよ。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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