暴風雪の選手権試合~前編~(2017)

北海道にも春がすぐそこまで来ています。

この冬はスタートこそ局地的な大雪に見舞われましたが、

例年に比べると穏やかな暖冬で終わりました。

そんな中で“復活!雪の札幌決戦”として、

2017年2.5 北海きたえーるで行われた、

北海道では実に5年半ぶりに実現したIWGPヘビー級選手権試合の、

オカダ・カズチカvs鈴木みのるは、
オカダ・カズチカvs鈴木みのる

冬の厳しさを闘いで表現した一戦だったのかも知れません。

挑戦者 鈴木みのると、
鈴木みのる

王者 オカダ・カズチカ
オカダ・カズチカ

オールドファンが期待していた“事件”は起こらなかった結果、

そこには語れる試合内容が色濃く残りました。

じっくりと振り返りましょう。
試合開始

それまでのいきさつ(参照:NJPWワールドで1.5後楽園大会を観た)から一変して、

立ち上がりは静かな展開です。

ロープ際においてもオカダはクリーンブレーク、
クリーンブレークのオカダに、

鈴木もまた同じく、
同じく鈴木も…、

…な訳がありません!

早くも前哨戦から傷めつけてきた右膝へ、

ピンポイントで蹴りを打ち込んで来ます。
そんな訳がない!

右足を取ってのテイクダウンと同時に、

アキレス腱固めに極めると、
鈴木のアキレス腱固め

大声を上げながらオカダはすぐにロープエスケープ。
必死にエスケープ

そのまま場外で一呼吸置きますが、

敢えて鈴木は追いません。
一旦インタバルを置いたオカダ

リングに戻ってきたところで、

改めてローキックを打ち込むと、
鈴木は猛然とローキック、

オカダはここで挑発に出ます。

すると鈴木はこの表情。
オカダの気迫に一瞬表情が変わるも、

私はこの顔を映像で観た時に、

強烈な印象が残りましたね。

「お?」とも見えるし、「何、この野郎!」とも取れるし。

二人の2年間の空白がこの瞬間に埋まった気がしました。

そして鈴木の蹴りの軌道も大きくなります。
冷酷なインロー、

オカダは上から叩き込む様なエルボーバット、
オカダも強烈なエルボーバット

ならば鈴木もエルボーに切り替えます。
鈴木も強烈な返礼、

ここは打ち勝ったオカダ、

スピーディなスライディングキックを顔面に一発。
打ち勝ったオカダは顔面へスライディングキック

鈴木はエプロンで待ち構えると、

スパイダー式腕十字にいきますがオカダは難なくディフェンス。
鈴木のスパイダー式腕十字はディフェンスして、

逆にセカンドロープを使っての三角飛びドロップキックで、

鈴木を場外に蹴落としました。
オカダは三角飛びドロップキックで蹴落とす

右足を引きずりつつも王者の意地が垣間見えます。

さらに場外では鉄柵を使って角度を付けたDDT、
場外では鉄柵を使ったDDT

リングに戻ると鈴木の先手を取っての締め技です。
ガッチリ締め上げてから、

立ってはカチ上げ式のエルボースマッシュ、
得意のエルボースマッシュに、

ここで鈴木は「もっと来い」とばかりに挑発を挟み、
鈴木は「来いテメエ!」

バックスイングの小さい鋭角的なエルボーバット。
鈴木の痛烈なエルボーバットに、

負けじとオカダは、

エルボースマッシュ3連発でダウンを奪いました。
オカダはエルボースマッシュ3連発でダウンを奪う

完全にオカダペースですね。

鈴木はたまらず場外エスケープ、

オカダは猛然と追いかけ、さらにエルボー連打のお見舞い。
場外エスケープの鈴木を追ってエルボー連打、

その背後から!?
後方から何者かの蹴りが…、

鈴木のセコンド、タイチが出したちょっかいですね。

オカダの意識がそっちに向いた瞬間、
タイチだ

これを待っていた鈴木は後方から襲撃!
気を取られた刹那、後方から鈴木の襲撃

オカダの入場時には、

札幌初となる“カネの雨”が降り注ぎましたが、

季節は真冬、ここは北国。

雨が上がった後に待っていたのは、

ここから鈴木が吹き込む猛烈な風によって出来上がった、

立つ事さえもままならない凍結路面のアイスバーンでした。

カメラ機材の三脚や鉄柵というアイテムを利用しての膝攻めから、
鉄柵を使った鈴木のクロスヒール

仕上げは定番であるパイプ椅子の一撃であります。
鈴木の椅子攻撃

「ここまでの全てが想定内だ」と言わんばかりの、

鈴木の不敵な笑みが浮かび上がります。
鈴木はニヤリ

両者がリングに戻ると、

鈴木はすぐにオカダの右足を捕獲。

必死にエルボーで抵抗しますが、
足を取られたオカダは抵抗するも、

これまた嘲笑うかの様に、

膝にエルボーを落としてのテイクダウン。
嘲笑うかの様なエルボーでなぎ倒す鈴木

右足をセカンドロープに固定しておき、

走り込んでのスライディングキック。
ロープに固定してのスライディングキック

そしてガッチリと膝十字に極めていきます!!
鈴木の膝十字

いわゆる格闘技キャラのレスラーが見せるそれとは全く違う、

鈴木にしか出せない説得力なのです。

悲鳴を上げてのたうち回るオカダに、

お次はクロスヒールホールド。
今度はクロスヒールホールド、

U系技術だけに非ず、

リバースバイパーホールドの様なパワフルな複合技も織り交ぜつつ、
リバースバイパーホールド気味の技から、

オカダの得意技であるレッドインクの様な極め技までも。
オカダのお株を奪うレッドインクまで、

ここは精神的な揺さぶりも加味されますね。

絞り上げられながらも何とかロープに辿り着いたオカダ。
何とかロープに辿り着いたオカダ

息つく間もなく膝へのストンピングが襲ってきます。
容赦ないストンプを落とす鈴木

しかも鈴木の攻めは多角的で、

オカダが立ってくる様に促しておいて、
「立てオラ」

今度はエルボー合戦へ。
またもハードなエルボーはノアでの激戦仕込みか?

昭和ファンが鼻をつまむ展開なのですが、

「グラウンドよりはマシ」とオカダも打ち返していきますが、
オカダも返していく

鈴木は倍の速度、倍の重さで打ち抜いてきます。
鈴木のエルボーバット

そう、これが鈴木の2年間の重み…、

ノアで繰り返し行ってきたハードヒットのプロレスです。

オカダは気合一発、声を上げて打ち込みますが、
声を上げての一発に、

鈴木は言葉も発さずにフルスイング!!
鈴木は無言で打ち抜くエルボー

これは効いた!! オカダは力なく後退してコーナーダウン。
コーナーに力なくもたれていくオカダ

絶対的自信を持つ試合展開に書き変えた鈴木は、

倒れたオカダの右膝を踏み付けてプレッシャーを掛けます。
鈴木は膝を踏み付け、

レフェリーのチェックをものともせず、

今度は顔面を足蹴にすると、
さらに顔面を足蹴にしていくと、

ここまでやりたい様にやられて、

黙っていられるチャンピオンではありません。

怒りを滲ませた顔つきでオカダが立ち上がり、
オカダの怒りに火が点いたか?

この試合は中編へ続きます。

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tag : オカダ・カズチカ 鈴木みのる IWGP

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Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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