ジョージはOn My Mind

また新たな証言が出た熊本での旅館破壊事件(参照:真相究明! 旅館破壊事件謎が謎呼ぶ旅館破壊事件)、

 YAHOOニュース より
蝶野が明かす「旅館丸ごと破壊」の真実 

情報下さったチョ・ウノさん、ありがとうございました。

今回は事件の口火を斬った、

“床柱ヘシ折り”のドロップキッカー、

ジョージ高野の伝説についての記事です。
ジョージの如く!!

師匠にあたる山本小鉄さんの著書において、

ジョージと弟・高野俊二の桁外れな食欲が書かれています。

プロレス金曜8時の黄金伝説表紙
 プロレス 金曜8時の黄金伝説 より

小鉄さん
ジョージと俊二の高野兄弟と僕が三人で焼肉屋に行って、六十五人前をたいらげたこともあった。僕はふつうにしか食べなかったので、兄弟二人で三十人前ずつたいらげた計算になる。二人は「上カルビだ上ミノだ」と何でも上がつくものを次々と注文していたのを覚えている。当時、若手選手を連れて食事に行くときは、僕はいつも財布に百万円ぐらい入れていたものだ。


とにかく“上”が付くものを注文。

高野兄弟の上昇志向ぶりを表していますね(?)。
高野ブラザース@SWS

この小鉄さんのお金の使い方は、

長州本においてあれこれ書かれていましたが、

先行投資として決して間違いではなかったと思います。

先日、新日にリターンしてきた鈴木みのるも、

かつて『KAMINOGE』における自身の人気連載、

『鈴木みのるのふたり言』において若手時代に目撃した、

抱腹絶倒のジョージ伝説を語っていました。
猪木withみのる

ここは聞き手の堀江ガンツさんによるところが大きいでしょう。

KAMINOGE21表紙
 KAMINOGE vol.21 より

鈴木
「まあ、凄い人でしたよ(笑)」

「身長がデカくて、パワーリフターみたいなムキムキの締まった身体して、運動神経だって高いんだよ? それこそオカダみたいなドロップキックやってたのに。何かが決定的に違う!(笑)」


ヤングライオン時代からほぼ同期の前田日明も、

ジョージの生まれ持った身体能力を高く評価していましたが、

冗談抜きにしてオカダ並みのバネを持っていました。

辻アナ曰く、「鋼鉄のスプリングボード」…言葉の意味はよくわかりませんが、

とにかく凄いジャンプ力だったという事でしょう。
ジョージのドロップキック

黒人とのハーフだった高野兄弟、

特に兄ジョージは黒人特有の強靭な下半身を持っていました。

鈴木
「トラックとかダンプカーの凄いデカいタイヤがあるじゃん。昔はそのタイヤにロープをくくりつけて引っ張って、道場の前を何往復も走るっていう、『巨人の星』みたいなトレーニングがあったんだよ。『タイヤ引き』っていう。道場でスクワット何百回もやったあと、そのタイヤ引きをやると、みんなやっと引きずりながら走るような感じなのに、ジョージさんがやるとタイヤが跳ねるの。バンバン走るからさ、それぐらい脚力が凄かった」

「でね、馳浩がオリンピック上がりでプロレスに入ってきたのがその頃なんだけどさ。相撲大会やったら、ジョージさん、馳に勝っちゃったの。それで『強えー!』とか思ってね」


スタンドではレスリングの五輪代表をも、

身体能力で凌駕してしまうナチュラルな強さ!!

鈴木もレスリング出身者だけに、

これには驚いた事でしょうね。
ザ・コブラ@デビュー戦1

しかしここからが本当のジョージ伝説の幕開けです。

今から27年前、日本中を驚かせた事件で、

ジョージの行動力が発揮されます。

鈴木
「やっぱり最初は“1億円伝説”かな。あの頃ね、川崎の竹やぶで1億円がカバンに入ったのが見つかったの。それがニュースに出たらさ。その日の夜にジョージさんが合宿所に来たんだけど、頭に川口浩探検隊みたいなライト付けて現われたの(笑)。それで、真面目な顔で『おい、お前ら1億円探しにいくぞ!』って言い出してさ。そのとき、合宿所には俺とエル・サムライと、片山
(明)さんがいたのかな? なんか洗濯物畳んだりしてたんだよ」

「そこにジョージさんが『おまえら行くぞ!』って言ってきたんだけど、俺とサムライは『いや、このあと社長
(猪木)が道場に来ると思うんで』とか適当に言ってスカしてて。片山さんだけ連れていかれたんだよ。それで(前日1億円が見つかった)その竹やぶを見つけて、一晩中竹やぶの中探して、朝方帰ってきてさ。『結局、どうだったんですか?』って聞いたら、『ないよ。そんな都合のいいことあるわけないじゃん』って、片山さんが言ってて」


付き合わされる方は大変ですけど、

あくまでもジョージは本気ですからね。

さらにここからがジョージっぷり全開です。

鈴木
「ところがさ、次の日のニュース見てたら、もう一個見つかったの。同じ場所から(笑)。あんたらどこ探してんの? って話だよね。そこまで行って見つからないのが、ジョージ高野なんだよな。逆の引きが強いという(笑)」


ここです!!(笑)

一晩中探し抜いて見つからない、

そこに確かに1億円は落ちていたのに!!

鈴木のご指摘通り、この“逆の引きの強さ”こそがジョージなんです。

再び話題はジョージの肉体鍛錬に。

鈴木
「暑い日に『ランニングに行く』って言って、暑いからってシャツ脱いで上半身裸で、緑色のちっちゃいブーメランの海パン一丁で走りに行ったんだよ。そのとき俺はちゃんこ番で、しばらくして道場の裏にある『池田屋』っていうコンビニみたいな店に行ったら、ジョージさんが立ち読みしててさ。『お疲れ様です。あれ、ランニング行ってたんじゃないですか?』って言ったら『涼しいんだよ、ここ』って。こんなちっちゃいブーメランパンツ一丁ですよ? あり得ない」


「涼しいんだよ、ここ」って(笑)。

走るつもりが直前で立読みに切り替えるというのも、

ジョージが持つ野性の勘なんでしょうね。

猛暑の中、ブーメランパンツで走っていたら倒れる危険性もある訳ですから。

でも想像しただけで異様な光景ですね(笑)。
烈風隊

そんないつも本気のジョージを象徴するエピソードが、

最後に語られています。

前田氏をはじめとしたUWFへのライバル心です。

鈴木
「でも、UWFが帰ってきたときは対抗心があってね。あの頃、移動のバスの席は俺が一番後ろで、その横の一人席にジョージさんが座ってたんだけど。ずーっと本を読んでて、それをいきなりパタンと閉じたと思ったら、『おい鈴木。前田(日明)とかな、UWFとかな、いくら強い強いって言ったってな。ミサイル撃ったら絶対勝てるぞ!』って言われて。『何言ってるんだろ?』って思ったら、その本パッと出して『ここにな、作り方が書いてあるんだよ!』って言って、『ミサイルの作り方』っていう本を読んでた(笑)。
(略)ジョージさんはその本を読んで、ミサイルでUWFに対抗しようとしてた。真顔でしたね」


ミサイルキックじゃなく本物のミサイルを発射!!

そりゃUWFじゃなくても木端微塵ですよ。
ジョージ

しばらく雄姿を拝見しておりませんが、

我ら昭和新日ファンの心の中には、

いつもジョージが存在しています。

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tag : ジョージ高野 山本小鉄 鈴木みのる

comment

Secret

No title

ジョージ!

スコットホールは新日に来日してた時、本気でジョージとコンビを組みたいと思ってたらしいですね。

ホールだったらジョージにプロレス教えてあげれたかも。残念!

No title

Uインターのテイセンで初代タイガーの相手がXになっていてコブラ説は、あったものの誰だろうと思いながら入ってみたらリングサイドでインタビューを受けているコブラがいて「コブラなんだ。」となりXになっていませんでした。入場テーマがかかりXの正体がバレどよめきを誘うのが定番なのに入場式で対戦カードを発表するUインターの演出も問題ありますけどね。

これぞトンパチ!

いいですね~。こういう常識では測れないようなトンパチレスラー。ジョージに天性のプロレスセンスがあったら、マット界の図式は変わっていたことでしょうね。

ミスターヒトの著者でもジョージのトンパチエピソードを沢山知ったんですが、ソースがソースなんで(笑)。半信半疑だったんですが、今回のブログではジョージ幻想は膨らむ一方ですね。

内容は忘れましたけど、いつだったか紙プロでドン荒川と対談して、SWS時代の事で大放言してて、大笑いした覚えがあります。昭和のレスラーって、良くも悪くも常識に縛られない、型破りなタイプのレスラーが沢山いて、リングの内外で楽しませてくれましたよね。

ジョージの全盛期って、マシンと組んでた烈風隊の頃?それともコブラ時代のチャンピオンだった頃?はたまたSWS時代?評価は人それぞれだとは思いますが、こうして未だに語り継がれるというのは、レジェンドである証ですね。こういう、大ブレイクをし損ねた、惜しいな~。ってレスラーは沢山いますよね。

>HBKさん

スコットホールは新日に来日してた時、本気でジョージとコンビを組みたいと思ってたらしい<レーザーラモンになる前のホールって、かなり新日本の中に溶け込もうとしていましたよね。骨法とか。
そしてジョージとのコンビなら画的にもしっくりきますね。観たかったなぁ。

ホールだったらジョージにプロレス教えてあげれたかも<90年2.10の対抗戦とかSWS旗揚げ当時のジョージを観るにつけ、全日側のレスラーから煙たがられた理由がよくわかりますが、やっぱり小鉄さんが直接の師だっただけに仕方ない部分ありますよね。
これ国際との対抗戦のキムケンにも同じ事言えますが。

>aliveさん

Uインターのテイセン<当然私も行きましたが、Xだった事自体忘れていました(笑)。

リングサイドでインタビューを受けているコブラがいて<インタビューと言えば、90年1.25の札幌中島大会で開場前、半月後のドームで猪木、坂口と対戦する橋本、蝶野のテレビ用のインタビューが外で撮影されていて、友人と歩きながら遠くから「あれ誰だろうね?」と言ってたところ、その週のワープロで正体がわかって大後悔したのを思い出します。友人は橋本の大ファンだったんです。

入場式で対戦カードを発表するUインターの演出も問題あり<末期のUインターも迷走していましたね~。

>亀熊さん

常識では測れないようなトンパチレスラー。ジョージに天性のプロレスセンスがあったら、マット界の図式は変わっていた<才能に関しては記事でも触れたとおり、前田氏も脱帽していました。プロレスセンスに関してはジョージがそもそもプロレスファンじゃなかった事にも関係してるんでしょうかね。
入門直後、猪木とストコバの見分けがつかなかったらしいですよね。

ミスターヒトの著者でもジョージのトンパチエピソードを沢山知った<カルガリで修業した選手はかなり濃厚なエピソード持ってそうですね。橋本が干された真相を知った時は衝撃でしたよ。

ドン荒川と対談して、SWS時代の事で大放言…昭和のレスラーって、良くも悪くも常識に縛られない、型破りなタイプのレスラーが沢山<荒川が絡むとキナ臭い話しか出てきませんからね(笑)。でも藤原だけじゃなく、荒川みたいな指南役がいた事で三銃士世代辺りはレスリングの幅が広がった部分あるかも知れません。

ジョージの全盛期…評価は人それぞれだとは思いますが、こうして未だに語り継がれるというのは、レジェンドである証<私はやっぱり長州に抜擢されて表舞台に出てた頃だと思いますね。
何だかんだ言って新日出身のレスラーは、新日に上がってた時がベストタイムだったと思います。前田氏なんかはその最たる例で。
新日以外のリングで輝いた新日OBって、実は高田と船木ぐらいじゃないですかね?

No title

高野兄弟は自分的に謎とゆーか、ミッシングリンクとゆーか。
新日、全日どっちだっけ?と、そもそもレベルで知らない二人なんですね。

わたしがプロレス心ついた頃には、弟拳滋はPCWを率いていたし、兄貴はいずこ?といった印象。
どうしても拳滋の日本人離れしたルックスと、なにより巨体が魅力満点で、鶴田や前田と比べてよほど大器というべきではないかと思いかけたものの……人間、努力を怠ってはいかんなと(笑)。
かつてはリットン調査団をいたぶってみせた「堕天使」も、いまや米国在住の実業家として、日系市民の顔役になっているそうな。やはり人間、努力が大切ですナ。

兄貴の方はというと、ずいぶん後になってからYouTubeで長州と組んでの対天龍&三沢タイガー組戦を繰り返しみているうちに、彼の真価に思いをいたしましたね。決して員数合わせではなく、間違いなく長州はジョージを抜擢したんだって。
馬場や猪木がそうであったように、長州もまた後進にたいして、ナチュラルな身体能力を求めていたのでしょう。レスラーたるものベースはなくてもアスリートたれと。

そんなジョージは、古舘さんの語り伝えるところによれば、九州巡業中、ハンセンが地元の筋モン相手との腕相撲でアヤをつけたことを発端に勃発した新日勢と反社会同盟な方々とのホテルロビーにおける乱闘に際して、ドロップキックやバックドロップを当たり前にキメてみせたそうな。誰だよ!?プロレス技が実戦で通用しないとか言った奴は(笑)。

10年くらい前かな、ライターの中田潤さんが、ご自身のブログに、九州でドサ回りをしていたジョージを取材したとき、彼が自分の鼻を指でグニャリと潰して、コレ前田にやられたんだよ、でも恨んでなんかいないと懐かしそうに語ったというエピソードをお書きになっていました。
骨肉を賭けた闘争が上っ面の友情にまさる縁をつむぐところにこそ、プロレスの魔力を実感すべきではないでしょうか。かくいうわたしは、ジョージの近況なぞてんで存じません。生きているのか死んじゃったのか。

考えてみると、高野兄弟ほどプロレスラーらしい人物はいないかもしれませんね。

>し~まさん

高野兄弟は自分的に謎…そもそもレベルで知らない二人<スパンとしては短かったのかも知れませんね。SWSに在籍した事で尚更。お

拳滋の日本人離れしたルックスと、なにより巨体が魅力満点<とにかく練習しなかったらしいですからね(笑)。でも彼もまたブロディに憧れて、ある意味近い(?)プロレスラー人生を送れたのかな? とか。

いまや米国在住の実業家として、日系市民の顔役になっているそうな<一時は死亡説とかありましたからね。ご無事で何よりです。

兄貴の方はというと、ずいぶん後になってからYouTubeで長州と組んでの対天龍&三沢タイガー組戦を繰り返しみているうちに、彼の真価に思いをいたしました<全日サイドはカンカンだったみたいですけどね。でも、五輪コンビと対した木戸もそうですけど、あれこそが他団体に対する新日本の闘い方だったんですよね。

古舘さんの語り伝えるところによれば、九州巡業中…反社会同盟な方々とのホテルロビーにおける乱闘に際して、ドロップキックやバックドロップを当たり前にキメてみせた<『第4学区』ですね? あの話も最高ですよね。人を殺しかねない猪木のうっかりっぷりとか(笑)。
しかもあの話もまた九州…。

自分の鼻を指でグニャリと潰して、コレ前田にやられたんだよ、でも恨んでなんかいない…骨肉を賭けた闘争が上っ面の友情にまさる縁をつむぐ<平田もよく前田氏のニールキックでカカトが当たって前歯が唇を貫通した話とかしていましたけど、みんな殊更に自慢げなんですよね。そこが気持ちいいですね。
当時SNSがあったらプロレスラーは何人逮○されてるんだ? って話も裏ではたくさんありますけど、そこを通過してきた当人たちは一様に誇らしげなのがいいです。

高野兄弟ほどプロレスラーらしい人物はいないかも<トンパチだけでは成り立たないでしょうけど、あのくらいの奇抜さは当たり前だったんでしょうね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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