モッフル上にてプロレス実況のBI砲を聴く

気持ち良い青空の下、

今日も愛犬と午前のお散歩。
20170105お散歩1

ベルギーワッフル…白いからモッフル? の上を歩きながら、

恒例の古舘伊知郎アーカイブ巡りが始まります。

今日見つけたのが、

先輩アナ、プロレス実況においても古舘アナの先達である、

徳光和夫アナのラジオ番組『とくモリ歌謡サタデー』に出演した際の音源です。

これは本当に面白い!!

昭和のプロレスファンなら必聴です。

古館伊知郎「プロレス会場で徳光と叫んでました」とくモリ歌謡サタデー(ニッポン放送H28.6.18)


まず、あのプロレス実況における定番フレーズである、

「全国1000万のプロレスファンの皆様」というアレは、

徳さん発祥らしいのです!!

徳光アナ
「最初は全国1000万から始まったんだけども、26パーセントの視聴率だったんで、関東地方で100万掛けると2600万でしょ? で、全国もうちょっと400万ぐらいいるだろうって事で、それで全国3000万のプロレスファンって」


ここから続く古舘アナ大学4年時の、

日大講堂における徳光アナとの初遭遇話には、

部外者の私でも感動を覚えますね。

そして古舘アナの過激フレーズの原点は、

小5から愛読し始めた東スポだったという事実(笑)。

古舘アナ「小学校5年の段階で東スポ買ってましたから。やっぱ言葉が面白いんです。“ジャイアント馬場、死のボート漕ぎ”とか。どんな技だ“死のボート漕ぎ”!? 死んだらボート漕げないだろ、とか。“お化けカボチャ、ヘイスタッグ・カルホーン”とか、“お化けカボチャ”ですよ!?」


ここでリスナーからプロレスの話題を振られ、

徳さんから知られざるエピソードが語られます。

徳光アナ「当時(王、長嶋を)『ON砲』って言ってたじゃないですか。そっから単純に取って『BI砲』」

古舘アナ「はーそうだ、インタタッグの頃ですよね?」

徳光アナ「『ハンサムタワー』って新東宝にね、つまり背の高い役者さんばっかり集まって『ハンサムタワー』ってあって。それでね『BIタワー』って最初言ってたんですよ。それが段々プロレスのそれこそ東京スポーツとか『弾丸砲』とか出て来るじゃない。に書かれて、それで『BI砲』の方がかっこいいかな? って」

古舘アナ「あ、そうですかぁ」


何と“BI砲”の名付け親までも徳さんだったと!!

実際には「BIタワーズ」というのが当初のフレーズだったそうですが、

これ採用されなくて正解でしたね。

むしろ馬場、坂口で使われた『東京タワーズ』は、

ここから由来しているのかも知れませんね。

そして徳さん、

かつてNHKの番組でも話していました(参照:国営放送の猪木アリ検証)が、

日プロ退団後も猪木との交流は続いていたそうです。
猪木アリ@NHK-BS41

徳光アナ「猪木さんとは結構仲良かったんで。それで飲みに行ったりとかもしてて」

古舘アナ「『寛ちゃん、寛ちゃん』ってね」

徳光アナ「寛ちゃんはねぇ、『凄いアナウンサー出て来た』って、それが伊っちゃんだったんだよね、古舘伊知郎。『こーんな凄いアナウンサーが…徳さん知ってる?』って。『知ってますよ、後輩ですよ』って言ったら、『ああそうなの!? 凄いね彼は!』って、“凄い”を連発するんだけどもさ。内容は言わなかったけど」

古舘アナ「はっはっはっはっ!!」

徳光アナ「でも猪木はあれだよね、猪木がある意味では恩人でもあるよね?」

古舘アナ「はい、もう猪木さんがいたからこそ私あんな実況させて頂いて。これが例えば僕『大相撲ダイジェスト』担当になるかプロレス実況か、どっちか決めなきゃいけない時があったんですけど。(略)“たられば”はないって言いますけど、人生に。『大相撲ダイジェスト』だったら、あんな自由奔放にさせてもらえない」


当時のテレ朝において、

金曜8時の『ワールドプロレスリング』は看板番組でありながら、

深夜の長寿番組だった『大相撲ダイジェスト』と比較して、

かなり下に見られていたんですねぇ…。

その差は“権威”というやつでして。
放送席の猪木と古舘アナ2

番組後半で語られていますが、

『エンタメ』という言葉がまだ存在しない時代、

スポーツを見る基準が『真剣勝負』か『八百長』しかなかった、と。

その中間に位置するプロレスと、

その語り部だった古舘アナは、

局内においても冷遇されていたんですね。

でも徳さんという“同志”はプロレスが持つ力を知っています。

古舘アナ「やっぱりプロレスの、あの場外乱闘付きの世界があったからこそ言葉も場外乱闘出来たなっていう、本当思いますよ」

徳光アナ「言葉の場外乱闘だよね。プロレスはあんまり選手の事取材しませんしね」

古舘アナ「そうですねー」

徳光アナ「だから今映って、今目の前で行われてるものをどういう風に面白く伝えるかっていう、そういった様な事をね、古舘さんも考えて。それでプロレスで成長したから、のちの『報道ステーション』にもなる訳だし、『ヒットスタジオ』にもなる。僕は結び付いてると思うんだよね、言葉の組み立て方としましては。でもね、プロレス(実況)をやった人間っていうのは言葉の面白さっていうか、組み立てを勉強するよね」


古舘アナは続けてこの出演と同時期に放映された、

アリ追悼特番(参照:神様にとっての猪木アリ~前編~同~後編~)に関する苦言も述べていますが、

プロレスに対しても、アントニオ猪木に対しても、

いまだに深い愛情と思い入れを持っているのがわかって、

聴いてて嬉しかったですね。

ふと足を止めて、
20170105お散歩2

空を見上げると、

touch the sky!!※tomoさんいつも引用すみません。
20170105お散歩3

最後にフリー転向時のいきさつも語っていますが、

つくづく男にとって転機って、

突然来るもんなんだなぁ、と。
古舘本表紙

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tag : 古舘伊知郎 徳光和夫

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>○○さん

こちらこそ、大変失礼いたしました。

強風に煽られて(笑)。

No title

遅コメ、失礼いたします。

北海道の澄み渡る空、素敵です!
今年も素敵な空を目指してお伺いしますよ!!

二人のベテランアナウンサーの言葉、
プロレス愛に溢れてますね。
「勝つ負ける」だけじゃなく、その行間にある物語。
それがプロレスなのかなって思いました。


>tomoさん

とんでもないです、いつもありがとうごあいます。

北海道の澄み渡る空…今年も素敵な空を目指してお伺いします<北海道がtomoさんにとって特別な地である事が私にも誇りであります。

二人のベテランアナウンサーの言葉、プロレス愛に溢れてます<プロレス実況においては師弟の様な関係でもありながら、互いに尊敬しあってる様子がいいですよね。
歳を重ねても私もそうありたいです。

「勝つ負ける」だけじゃなく、その行間にある物語。それがプロレスなのかな<勝つ事負ける事、強いか弱いか、それだけじゃなく…しかしながらそれが軸であり…実に奥深い世界ですよね。
観る側にとっても視点は何処に置いたっていい。やっぱり他に比類なきジャンルという世界なんでしょうね。

No title

遅ればせながら今年も宜しくお願い致します!

いや~味わい深い対談ですね。徳光氏はアナウンサーの枠を越えて、タレントというか文化人的な位置づけになってますけど、こうしてみるとプロレス中継の数々の名フレーズの生みの親だったのですね。プロレス愛に溢れた名アナウンサー同士の語らい、良いですね。

対談を聞いていて思ったんですけど、幼少期からプロレスファンになると、他の人と比べてどこか偏った学習をしちゃいますよね(笑)。マニアックといいましょうか。熟語とか、言語感覚とか、地理感覚とか。で、年を重ねて経験を積んで整合性をとる、みたいな。小学生の時に、月間プロレスのグラビアに書いてあった何かのフレーズを受け売りで親に話したら、「小学生がそんな熟語使うな」みたいに叱られた憶えがありますもの(笑)。

古舘氏が大相撲ダイジェストの中継アナをする可能性があったのも初耳でした!本人もおっしゃってましたけど、相撲では持ち味が生きなかったでしょうね。プロレスが持つジャンルとしてのスケールの大きさと、古舘氏の持ち味が噛み合って、あの見事な実況が成し得たのでしょうから。

そう言えば、以前、レガさんがブログで取り上げられていた「新日熊本旅館破壊事件」について、蝶野がネットニュースで独自の解釈を唱えてましたよ!影の首謀者?はドン荒川、実行犯は後藤達俊という説です(笑)。

改めまして今年も宜しくお願い致します!

>亀熊さん

こちらこそ、本年も宜しくお願い致します!!
そろそろテレビCMで恒例の鬼を見掛ける様になってきました。ご多忙かと存じます。

味わい深い対談<最近は休日のお散歩に古舘氏関連の動画探しては聴きまくっております。この徳光さんのと高田文夫先生との対談は内容が濃かったです。

こうしてみるとプロレス中継の数々の名フレーズの生みの親だった<私も聴いてて驚いた次第です。全国1000万の…はプロレス中継のお約束フレーズですからね。

幼少期からプロレスファンになると、他の人と比べてどこか偏った学習をしちゃいます<そうなんですよ~(笑)。私もご多分に漏れず…偏り方がひどいんですよ。
でも確かに位置関係は別として、やたらと地名には詳しくなっちゃいましたよ。
三重県の津市なんて前田アンドレ戦がなければ絶対に記憶する事なんかないですから。

小学生の時に、月間プロレスのグラビアに書いてあった何かのフレーズを受け売りで親に話したら、「小学生がそんな熟語使うな」みたいに叱られた憶え<やたらと難しい単語を記憶しました。私も同様です。
そこいくと流星さんは究極ですよね!! 古舘実況フレーズがボンボン飛び出してきますから。

古舘氏が大相撲ダイジェストの中継アナをする可能性<銅谷アナとかはかけもちでしたよね? でも大相撲ダイジェストの方が印象強いですね。
もう一個、番組中に徳光さんも言ってましたが、もしも日テレ入りしていたら…。逆に先駆者となって、のちの福沢アナの台頭はなかったんじゃないですかね?
それか徳光さん言ってる様に馬場さんがお抱えのアナウンサーに引き抜いたり…。

「新日熊本旅館破壊事件」について、蝶野がネットニュースで独自の解釈を<先日コメント欄にチョ・ウノさんが情報下さっていますが、これはまた新展開ですね。
蝶野もシラフのはずですから、古舘アナ並みに信憑性は高いです(笑)。

今年も楽しく美味しく呑みましょうね~!
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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