INOKI vs ROCKY~前編~(1977)

先日のサミットで初めて、

アンドレvsウェップナーの完全版を観る機会に恵まれました。
サミット20161022 6

それもこれも全てalive映像部長のお陰によるものです、

本当にありがとうございました。



今から40年前、この試合が行われた日に、

日本ではアントニオ猪木vsアリが行われた訳でして。
北海道新聞1976年6.25夕刊広告

まさに今年から制定された、

『世界格闘技の日』そのものであります。
北海道新聞1976年6.26朝刊ラテ欄

そこからちょうど1年4か月後、

二人は運命に従う様にリングで向かい合いました。
北海道新聞1977年10.26夕刊ラテ欄

不朽の名作映画『ROCKY』のモデルとなったチャック・ウェップナーを、
チャック・ウェップナー

迎え撃つ猪木…このガウンかっこいいですよね~。
猪木@白ガウン

1977年10.25 日本武道館

格闘技世界一決定戦

アントニオ猪木vsチャック・ウェップナー
です。
オープンフィンガグローブ装着のアントニオ猪木vsチャック・ウェップナー

猪木はこの試合で愛弟子の佐山サトルが考案した、

オープンフィンガーグローブを初めて装着しました。

今では世界中のMMAの試合において、

当然の様に使用されているこのアイテム。

正真正銘、プロ格闘技史上初のお披露目がこの一戦でした。

試合開始のゴングが鳴り、

互いにオーソドックススタイルで向き合うと、

まずはウェップナー軽くジャブ。
ジャブを繰り出すウェップナー

猪木は右のローキックで返します。
猪木はローキック

お互い牽制しあう様な立ち合いの中、

猪木飛び込みざま左からの張り手? 気味のジャブがヒット。
猪木張り手気味の左ジャブがヒット

猪木はロープを背に片足タックルを試みますが、

ウェップナーも巧みにクリンチから、
ロープ際でのタックルに、

お得意のラビットパンチを見舞って行きます。
出ましたラビットパンチ

アントニオ猪木の証明表紙
 アントニオ猪木の証明―伝説への挑戦 より

猪木
「あのラビットパンチがね、後頭部を狙って打つやつなんだけど。あれで一週間くらいは頭痛に悩まされた」


ウェップナーは胴タックルに対しても冷静な対処で、
もう一度タックルに行く猪木、

自らコーナーを背にして倒されない様に、

がぶった状態でパンチを打ち込んできます。
ウェップナーはがぶってパンチを振り落とす

ここら辺りは「レスリングを研究してきた」というより、

むしろ豊富な喧嘩の経験から来る“勘”でしょうね。

ならば猪木はアリ戦で開発したスライディング式の蹴り、

いわゆるアリキックで下から切り崩し、
猪木アリキックから、

スタンドでは顔面に左ストレート。
左ストレート

そこから組み付いて一本背負い狙いにいきますが、
組み付いての一本背負い狙い?

これも回避したウェップナーは、

またもラビットパンチ。
ラビットパンチ

ボクシングの試合においては明らかな反則行為ですね。

それでも何とかして寝かせたい猪木は組み付きますが、

待っているのはクリンチからのラビットパンチ。
再三にわたってラビットパンチ

あまりのしつこさに一瞬キレた猪木は、

ショートレンジの右フック一発!
猪木怒りの右フックがヒット!

さらにカニ挟みからテイクダウンを奪い、
カニばさみでのテイクダウンから、

バックを取ったところで1ラウンド終了のゴング。
バックを取ったところで1R終了

インタバル中の両者ですが、

猪木に声を掛けているのがデビュー1年半の佐山です。
インタバル中の両雄

グローブの件といい、セコンド抜擢といい、

猪木は本当に佐山を買っていたという表われですね。

それともう一つ、

この試合もそうですが、

猪木ってラウンド制の試合において、

インタバル中は絶対に椅子に座らないんですよね。

ここら辺りも猪木一流の格闘哲学だと思います。

さて第2ラウンド開始です、

猪木のタックルは完全に攻略されています。
飛び込んで行く猪木を冷静にがぶるウェップナー

それならば…猪木はカウンターに切り替えるだけです。

ウェップナーが長いリーチで繰り出すジャブに合わせて、
ウェップナーのジャブに合わせて、

片足タックルから軸足を刈ってテイクダウン。
片足タックルから軸足を刈ってテイクダウン

しかし流れの中で上になったのはウェップナーの方で、

躊躇せずパウンドを落とす辺りはさすがですね。
しかし上になったウェップナーのパウンド

ブレイクして立ち上がった猪木の表情!
闘魂に火が点いた猪木は、

闘魂に火が点いた瞬間ですね。

大きく踏み出しているウェップナーの左脚目がけて、

アリキックをぶち込みますが、
アリキックに行くが、

ウェップナーは「そんなの効かねえぜ!」とばかり、このジェスチャー。
ウェップナーは「効かねーぜ」のジェスチャー

さらにこのローキックから、
ローキックを合図に、

一瞬打ち合いになりますが、

ヘビー級ボクサーに対して真っ向行く猪木の凄まじさ!!
激しい打ち合い

猪木
「なんか当時は格好つけてたんじゃない(笑)。打ち合ったって勝てるわけないからね。あのときはアクシデントで足の指を骨折してて、フットワークがきかなくてね」


しかしウェップナーはこの局面でも、

なりふり構わずラビットパンチの連打。
痛烈なラビットパンチ

ヘタに組みに行くのは危険と見た猪木は、

敢えてアリキックをフェイントにしての、
猪木はアリキックをフェイントに、

両足タックルで完璧なテイクダウン奪取。
両足タックルでテイクダウン成功

しかしここもニアロロープ…。
しかしニアロープ

突破口が見えぬまま、

猪木はコーナーに詰められて連打を浴びますが、
激しいラッシュで2R終了

ここで第2ラウンド終了。

何とかして主導権を奪いたい猪木が、

第3ラウンドのゴングと同時に仕掛けます。
3R開始と同時に、

ダッシュで青コーナーに飛び込むとそのままアリキック!
ダッシュしてのアリキック、

勢いに任せてそのまま追撃していくと、
さらに蹴りのラッシュを、

ウェップナーは右フック一閃!!
右フックで食い止めるウェップナーに、

猪木も怯まず左ストレートをクリーンヒット!!
猪木も負けじと左!

期せずして第3ラウンドは、

激しい打ち合いから始まりました。
再び激しい打ち合い

迷わず後編へ行きましょう。

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tag : アントニオ猪木 チャック・ウェップナー 格闘技世界一決定戦

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