テレ朝ch2で新日20周年大会を24年振りに観た

テレ朝ch2『ワールドプロレスリングクラシックス』で、

昨夜放送された『新日本プロレス20周年記念大会特集』を、

3時間ぶっ通しで観ました。
ワープロクラシックス番組内容

1992年3.1 横浜アリーナの、

『超戦士IN横浜アリーナ』ですね。

当時は当たり前の事ながら、

NJPWワールドもPPVも『完全版』も存在しておりませんので、

このフルバージョンは生観戦かビデオを購入しなければ不可能。

そのビデオにしても編集されていますから完全とは言えませんし。

とにかく24年越しで全試合観たんですよ。

そしたら…面白いんですよね、やっぱり。

これを観てると、

やっぱり90年代前半の新日本こそスーパースターズというか、

文字通り“超戦士”…人材の宝庫でしたよね。

さらにこの日は旗揚げ20周年のボーナストラックというか、

レジェンドたちも集結した訳です。

星野勘太郎、山本小鉄vs山本広吉、ブラックキャット

坂口征二、ストロング小林vsタイガー・ジェット・シン、上田馬之助

エル・サムライvsタイガーマスク


小鉄さんの身体がまだ現役時代と遜色ないんですよね。

もちろん当時現役の星勘も速い速い、

二人揃ってヤマハ色全開の試合運びです。

終盤に放った小鉄さんのダイビングヘッド自爆!

本意気で当てに行ってかわされるもんだから、

顔面強打して試合後には、

鼻っ柱が真っ赤になってるんですよ。

坂口は引退後間もないので動きはいいんですけど、

“怒涛の怪力”ささ…あ、小林の方は、

試合前から足を引きずってて目一杯なんですよ。

それでもシン、上田の容赦ない凶器攻撃。

素晴らしいじゃないですか、どっちも。

しかも坂口がシンのサーベルで返り討ちして、

逆に後頭部から流血させるとか。

タイガーは金本ですね、

当初一夜限りの特別編だったのが、

そのまま3代目として継続したという。

動きは悪くないのですが、

「初代のムーブをやらなくちゃ」という気持ちだけが先行して、

ややぎこちなかったんですよね。

先日、タイガー記事を書いて痛感しましたが、

思い入れ強いファンが多いだけに、

いろんな意味で初代タイガーに触るのは難しい!! ですね。

西村修vs小島聡

小原道由vsブライアン・ブレアー

越中詩郎vs野上彰


当時のヤングライオンの2試合、

とにかく西村細いんですよね~、懐かしい。

小島は元気いいし、

小原は既に中堅の域かな?

そして越中、実際にはくすぶってる頃ですよね。

この直後に誠心会館との抗争で大ブレイクする訳です。

IWGPタッグ選手権試合

馳浩、武藤敬司vsクラッシャー・バンバン・ビガロ、ビッグバン・ベイダー


とにかく武藤が放っていた“華”の部分!!

今、L.I.Jの内藤を支持してるファンは是非観といた方がいい。

…いや観ない方がいいのか?

そのくらい突出していたレスラーですよ。

それに対してベイダーとビガロがコンビっていう!!

個々のポテンシャルだけなら超獣コンビにもなり得たタッグチームでしたね。

蝶野正洋vs橋本真也

このタイミングでは蝶野が格上、

前年が第1回G1ですもんね。

でも橋本が勝利。

G1では強い蝶野、G1後にリベンジの橋本…ってのが、

当時の新日あるあるかも知れませんね。

これ観てて気が付きましたが、

この頃って健介と藤波が長期欠場中なんですよね。

マサさんも出ていないし。

それなのにこの厚み…脅威ですね。

それもこれも闘魂三銃士の存在感ゆえでしょうね。

そしてメインです、

アントニオ猪木、木戸修vs長州力、木村健悟

まずこの時点においては長州が完全なるトップ、

現場の仕切りはもちろんの事、

IWGPとグレーテスト18の2冠王です。

対する猪木は国会議員として、

リングの方は大会場のみのスポット参戦でした。

力の差は歴然としていた訳ですが、

それを計算の上か、

猪木…仕掛けまくるんですよねぇ。

ゴング前にマイクを持って、

「長州!! 一騎打ちで来い!!」と挑発しておいて、
「長州! 一騎打ちで来い!!」

自分は控えにまわり木戸に先発させたり、

長州と対峙すれば、いきなり右腕を極めて締め上げ、

見せ場を一切与えないという…、
猪木のリキラリアート返しの脇固め

今のプロレスの180度真逆なんですよ。

それにつられて木戸もサソリ固めをアキレスで返したり、

キムケンは稲妻打ちまくりの足4の字掛けまくり、

さらには足4の字から変化しての新技が偶然誕生したり。

実況も聞いてると、当時悪評高い辻アナなんですけどね、

現在と比べると中身のある事言ってるんですよ。

余計な事もたくさん喋っていますけど、

余計な事言う位が丁度いいのかも知れません。

試合に話を戻すと、

猪木が魔性スリーパーでキムケンを落としまくり!!
魔性のスリーパーでキムケンを落とす

最後は長州がリキラリアート3発で、

木戸を押さえるんですけど、

やや尻切れトンボの締め括り。

勝った長州は何度も首を傾げて納得いかない顔つき、

猪木はそんな長州の右腕を気遣って「大丈夫か?」(笑)。

最後は全員でリングインして「1、2、3、ダー!」という恒例のエンディング。



明らかに、明確に、今のNJPWとは違う空気感…。

どっちが上で、どっちが下で、ってのは一切ないですよ。

どっちも新日本プロレスの歴史なんですから。

一つだけ思った事があります。

柴田にスライディングレッグシザースを使って欲しいなぁ。

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tag : アントニオ猪木 長州力 木村健悟 木戸修

comment

Secret

No title

いつも楽しませて頂いています。

尻切れだったのは、確か木戸が肩を脱臼するアクシデントがあったからだったと記憶しています。

キムケンがムキになったり、長州が猪木にマジギレしたりと、何のテーマも無かったタッグマッチに見せ場を作った猪木はさすがでした。

>ひらたさん

初めまして。
コメントありがとうございます。

尻切れだったのは、確か木戸が肩を脱臼するアクシデントがあったから<え!? そうだったんですか? 全く知り得ませんでした。
そこを察して長州はガンガンラリアートぶち込んでたんでしょうかね?

何のテーマも無かったタッグマッチに見せ場を作った猪木はさすが<そうですね。今改めて観ると凄いと思いましたね。
猪木の腕とか脚の張り見てもコンディション的には全然ダメだったと思うんですよ。
でも形にしちゃうし、何より一番目立っちゃうんですからね。そりゃあ長州も橋本も目障りに思ってたでしょうね。

No title

羨ましいっちゅーか、怨めしいとゆーか(笑)。
テーマ曲は当然差し替えではなくオリジナルなんでしょ。

「超戦士」ってタイトルが素晴らしい!同じゲームソフト由来でも「レッスルキングダム」より、わたし的には全然イケてる(死語w)。
翌年のドームが「ファンタスティック・ストーリー」でしょ。ガキの頃は新日本の歴代ドーム大会のタイトルと観客動員数、あとケロちゃんの前口上を無意味に暗記してたなー。たかがプロレスが野球以上にドームを満員にできることが誇らしくてね。

ドームに次ぐのが横アリ!
横浜アリーナですよ!有名歌手御用達の殿堂ですよ!はっきりいって西の大阪城ホールと並んで日本版マジソンですよ!
ホームとしての横浜文体や大阪体育館にたいして、よそ行きドレスアップ、カレーライスに卵つきの贅沢感!!
そんなステイタス溢れる会場を、かつての新日本は当たり前に埋めていたんだなー。
新日本は横アリと大阪城ホールを買収して東西のホームとすべし!
ついでに、遠い将来、全日本が再結成してメジャーに返り咲いた暁には、読売グループを説得して武道館を買収すべし!
んで気になったのは、今週号のSPA!「これでいいのだ!」で菊池成孔さんが今年のレッスルキングダムを1.4ドーム史上最も満杯かつ熱気溢れる大会だと断言していた点。え?90年代の1.4はそれ以下なのかよ!?って。

さて、まいど話は変わりますが、「七帝柔道記」を著した増田敏也さんが、MMAさながらとゆーか、リンチとゆーか(笑)、北海道警特練科との過酷きわまる練習について、あたかも柔道固有の厳しさみたいに誇っておいででしたが、ほかのスポーツだって過酷だと思うんですよ。
とくにプロレスの過酷さときたら、決して七帝柔道にひけをとらないのではないかと西村修インタビューで再確認した次第。

あるいは、秋山成勲が日本を上回る韓国柔道のシゴキについて、人格さえ認めないとその厳しさを評していましたが、プロレスの場合、辞めさせるためのシゴキに耐え抜いた眞壁の証言にみられるように、存在すら認めない怖さがあったわけでしょ。
大学スポーツに負けない厳しさがプロレス界にあったからこそ、世界の菊田は二度もケツを割ったわけで(笑)。

でもまぁ、かつて船木をつうじて知った七帝柔道の幻想はただごとではないですね。なにしろ作家の井上靖や東映のドン・岡田茂、格闘家の中井佑樹に当の増田先生といった傑物を輩出していますから、それはもう凄い格闘技なのでしょうね。

ふと、

>し~まさん

羨ましいっちゅーか…テーマ曲は当然差し替えではなくオリジナルなんでしょ<もちろんそうですよ。テレ朝ですからね。

ガキの頃は新日本の歴代ドーム大会のタイトルと観客動員数、あとケロちゃんの前口上を無意味に暗記してたなー<し~まさんも本当にマニアですね~。『闘強導夢』名義じゃなくなったのっていつからでしたっけね?

そんなステイタス溢れる会場を、かつての新日本は当たり前に埋めていたんだなー<そうなんですよ。そして埋まらない事が当たり前になっても、新日本はドームと国技館だけは撤退しなかったんですよね。私はそこを素直に評価したいです。

菊池成孔さんが今年のレッスルキングダムを1.4ドーム史上最も満杯かつ熱気溢れる大会だと断言していた点<この方が言う事に私は説得力の欠片も感じないんですけど、確か1.4としては入った方なんじゃなかったですか?
かつての猪木引退試合や新日vsUインター、全日勢参戦のドームには敵わないでしょうけど、それらは全部1.4じゃないんですもんね。

北海道警特練科との過酷きわまる練習について、あたかも柔道固有の厳しさみたいに誇っておいででしたが、ほかのスポーツだって過酷だと思う<武道と格闘技はそれ相応の厳しさがあるもんだと思いますし、他の種目もまた然り。
ただプロレス道場のそれはまた性質の違うものだと思います。

船木をつうじて知った七帝柔道の幻想はただごとではないですね<し~まさんは本当にお詳しいですね。お話に付いていけなくて申し訳ないです。
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Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


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