C.A.C.C.唯我独尊~後編~(1975)

お待っとさんでした、前編より続きです。

グレッグ・バレンタインがリングインしてからの部分は、

ここでは割愛しまして、

再び顔合わせはビル・ロビンソン坂口征二です。

飛び込みざまロビンソンは坂口の巨体を跳ね上げ、

お得意のワンハンド・バックブリーカー!!
改めて坂口との局面は、

この瞬発力が凄いんですよね、

しかもこの時点で右膝は重傷を負っていた(参照:至高のプロレスリング~episode・Ⅶ~)訳ですし。

ここで人間風車の構え!!
人間風車狙いに腰を落として耐える坂口、

坂口は重い腰を落として、

「絶対に食うまい!」とディフェンスに入りますが、
そのままコーナーまで引きずっていくロビンソン、

何とロビンソンはそのまま自軍まで引きずっていき、

バレンタインに交代します。

出ました!! 毒針エルボー。
代わったバレンタインは得意の毒針殺法

ロビンソンに刺激されてか、

バレンタインも得意技を惜しげもなく繰り出してきますが、

捕まってしまう場面も多く、

やや苛立つ様な表情を見せるロビンソン。

ここで交代です。
再びリングインのロビンソン

坂口はじっくりとリストロックに入りました。
坂口のリストロックに、

すると、すぐにタッチを要求するロビンソンに、

ややギクシャクした空気が流れます。
すぐにタッチを求めるロビンソンにややギクシャク

バレンタインが形勢を戻して、

もう一度ロビンソン登場。

速攻の逆さ押さえ込みに入りますが、
もう一度登場のロビンソンは速攻のバックスライド

坂口の右足がセカンドロープに伸びます。

今度は正面から向き合うと、
正面から向き合うと、

高速で踏み込んで小内刈りによるテイクダウン。
素早く小内刈りでテイクダウンのロビンソン

柔道日本一の坂口の足をものの見事に刈って、

そのままトウホールドで捻り上げると、
そのままトウホールドから、

一瞬の隙を突き、

坂口の首と左足を固めてのホールド。
坂口の巨体をコントロール

これを凌がれたところで、

ロビンソンはサッと離れて交代…、
もう一度クイックタッチに応じないバレンタインに、

これに応じないバレンタイン。

思わずロビンソンはそれに対して、

横っ面に一発お見舞いします。
ロビンソンが一発お見舞い、

そして、「いいから出ろ!」と。
「いいから出ろ!」

結局、この乱れた歯車を付き入れられ、

日本組はクイックタッチでつなぎながらバレンタインを痛めつけ、

最後は小林が豪快なブレーンバスターで、
案の定、小林のブレーンバスターで沈むバレンタイン

一本目を先取。
日本組が一本目先取

すぐに開始された二本目では、

これを挽回すべくバレンタインが奮起。

絶好の形で小林を自軍コーナーへ連れてきてのタッチに、
絶好の形で自軍へ連れてきたバレンタインを、

ロビンソンはそれを無にするかの如くリング中央へ。
ロビンソンは堂々と無視

全く噛み合いません。

バレンタインが渋々離したところで、

ロビンソンの攻撃が始まります。

この試合2発目のネックブリーカーから、
この試合2発目のネックブリーカーから、

今度こそガッチリ捕えておいて、
ついにここで、

ダブルアーム・スープレックス炸裂!!
人間風車炸裂!! …しかしニアロープ

だが、すぐそばにあったロープに小林は救われました。

ロビンソンはすぐにバレンタインにタッチ、

するとリングインしたバレンタインは、

当てつけの様にダブルアーム・スープレックス敢行!
交代したバレンタインが元祖の目の前でダブルアーム敢行!!

他人の必殺技を使う事が、

今よりもずっとタブーだった時代にです。

さらにギロチンドロップ2連発から、
ギロチンドロップ2連発から、

キチンシンクを挟んで、

ロビンソンにタッチを要求したところ、

今度はロビンソン、公然と無視!
タッチを求めるが今度はロビンソンが無視

これには遂にバレンタインもブチ切れ、

思い切りパンチを見舞います。
遂に怒ったバレンタインのパンチ、

ロビンソンも黙って受けるはずはなく、

バレンタインの喉元をトップロープへ!!
逆にロビンソンはバレンタインの喉元をロープに!!

こうなってしまうとタッグマッチは成立する訳がありません。

大きく吹っ飛んできたバレンタインを捕まえた日本組は、

ツープラトンのアトミックドロップ!!
そのまま日本組ダブルのアトミックドロップ!!

そのまま交代したばかりの坂口がカバーして、

カウント3。
坂口のフォールでカウント3つ!!

即席タッグが相手とはいえ、

ロビンソン、バレンタイン組にストレート勝ちしたのは凄い。
日本軍ストレート勝ち!

のちに北米タッグ王座を長期保持した事を思えば、

順当勝ちだったのかも知れませんが。

それにしても最初から最後まで、

コンビプレーの欠片もなかったガイジン組。

もしろタッグの鉄則を無視しまくったロビンソンの方に、

非はあったと思いますが…。

そもそもロビンソンというレスラー、

自己中心な試合運びが要因で、

レスラー仲間からも世界各地のプロモーターからも、

嫌われ続けた現役生活だった様で…、

ロビンソンの最も近くにいた宮戸優光が、こう語っています。

喋る!!道場破り表紙
 吉田豪の喋る!!道場破り より

宮戸
「っていうか、この世界はべつにプロモーターの言うことなんて聞かなくたっていいんだもん。それをいまは聞かなきゃいけないと思ってるでしょ? 違うんですよ!
(略)だけど、その代わり、聞かない場合どうなるかっていうと、その話がリングに上っちゃうんですよ。そして、たとえリングでその実力があったとしても、今度は客を呼べる実力がないと、結局お払い箱になってくる。たとえば昔のビル・ロビンソンなんてタイプは、プロモーターの言うことなんて聞かないわけじゃないですか。聞かないけど、強くて客が呼べて華がある。だから嫌でもみんな使うわけですよ」


言う事なんて聞かない、

自分に自信があるから好きにやらせてもらう。

周りは面白くないけど、

集客力を持っているから誰も文句は言えない。

元々、プロレスラーの力量というのは、

そういうところで測られていたのでしょう。

数少ない新日での試合の中で、

最もロビンソンらしさが見えたのは、

実はこのタッグマッチだったのかも知れませんね。



こんなに貴重な映像を惜しげもなく送って下さったスパさん

本当にありがとうございました!!

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tag : 坂口征二 ストロング小林 ビル・ロビンソン グレッグ・バレンタイン スパさん

comment

Secret

No title

なるほど、プロモーター論はそういうことでしたか。
例えば、日本の芸能界ならジャニーズ事務所やバーニングといったところが一声かければ
「どいつもこいつも俺を使ってくれねぇ・・」
とシークに反旗を翻したブッチャー風になるわけですが、
結局客を呼ぶのはプロモーターではなく、プロレスラーですから使わざるを得ないとなってくるんですね。
そうなると
「プロモーターのいうことは絶対」
というのは実力も集客力もないレスラーが肝に銘じる言葉だったのかもしれませんね。

今の時代はWWE一極、新日本プロレス一極だから”プロモーターの力”が絶大になりすぎているのかも知れませんが・・・


それはさておき、昔の外人タッグは試合中の仲間割れ結構ありましたよね。
今は仲間割れ=新たな軍団編成の動きに直結しますが、昔はその日が終わればまた改めてやり直しってかんじが多かったです。
そういう意味では、こういう時代が懐かしいですよね。

>ナリさん

結局客を呼ぶのはプロモーターではなく、プロレスラーですから使わざるを得ないとなってくる<ロビンソンは究極かも知れませんが、かつてのトップレスラーたちはそうやって自分の価値を高めていったんだと思います。そしていざという時の護身のためにシュート技術を携えていたという事でしょうか。

今の時代はWWE一極、新日本プロレス一極だから”プロモーターの力”が絶大になりすぎているのかも<これはある時期に合議制となってから尚更でしょうね。今や現場監督のいう事が絶対なのでしょう。

昔の外人タッグは試合中の仲間割れ結構ありましたよね…その日が終わればまた改めてやり直しってかんじが多かった<そこから名タッグになるというパターンもありましたし、そう考えると幅広い展開がありますよね。
いつも割れそうでギクシャクしながら勝ち星を重ねていく…みたいコンビも今では懐かしいですね。

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>名も無き戦士さん

こちらこそ、永らくお待ち下さいまして、ありがとうございます。

またリクエストなど頂けると幸いです。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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