旅姿六人衆~完全版~(1988)

今年も迎えましたね、

8月8日という日を。

もう28年も前になるんですね…。

1988年8.8 横浜文化体育館

IWGPヘビー級選手権試合

藤波辰巳vsアントニオ猪木

36

毎年振り返っているこの試合からの縁で、

様々な巡り合いがありました。

今年2月には遂に、

あの映像の中の登場人物である、

カンガルーキックさんが降臨!!(参照:SUPER SUNDAY MORNING IN SURPRISE)
この少年が!?

まさにビッグサプライズでしたね。

当然、今年もこの試合を観返した訳ですが、

ちょっと趣旨を変えて、

“プロレス史に残る短編ロードムービー”とも呼ぶべき、

エンディングの『旅姿六人衆』を完全版でお送りします!!
旅姿六人衆1

♪ま~いに~ちち~がうぅ顔に出~会~うぅ~…

巡業バスの中のアントニオ猪木
旅姿六人衆2

穏やかな表情で会場へ向かいます。

バスは旧タイプ、
旅姿六人衆3

のちに破壊王がデザインし、今も続く黒いバスではなく、

原色を使った80年代仕様。

献血バスの色使いに似ていますね。

会場では少年たちから次々と握手責め。
旅姿六人衆4

みんな嬉しそうなんですけど、

誰一人として猪木の目を見ていませんね。

これ何となく…わかりますよね?

今のファンって握手したら必ず一声掛けれるじゃないですか?

当時は結構恐れ多くってね…特に猪木なんかは、

もう“一週間手を洗えない”っていうアレですよ、うん。

カメラを構えた少年に、
旅姿六人衆5

猪木
「開いていないだろオイ、カメラ」

旅姿六人衆6

典型的な地方会場ですね、

アリーナに椅子席を8列組んだだけの体育館。
旅姿六人衆7

各自ウォーミングアップ中です。

木村健吾はマッサージを入念に、
旅姿六人衆8

坂口征二はゴムチューブによる補強トレ、
旅姿六人衆9

藤波辰巳はゆっくりとストレッチをこなします。
旅姿六人衆10

猪木を含めば新日正規軍の四天王ですね。

その猪木は控室でシューズに紐を通しています。
旅姿六人衆11

壁にたくさんのロッカーが並んだ、

地方会場ならではの狭さ…これがいいんですよね。
旅姿六人衆12

ゴングが鳴り響けば大会開始です。
旅姿六人衆13

当時は『スコア』も流れませんし、

音楽が鳴るのは選手の入場くらいしかありませんでした。

興行開始の合図は5点ゴングと決まっていましたね。

ケロちゃんが本部席近くのお客さんに、

「耳塞いでて下さ~い」って言うんですよね。

地方の6人タッグマッチでも急降下爆弾。
旅姿六人衆14

マニーを場外へ投げ捨て、
旅姿六人衆15

女性ファンも大喜び。
旅姿六人衆16

当時はプ女子なんて言葉ありませんからね、

学生さんもOLさんも主婦もおばあさんも、

全員“プロレスファン”なんです。

続いてアサシンにはコブラツイスト、
旅姿六人衆17

男の子もリング上を凝視、

瞬きひとつしないで…我々みんな通ってきた道です。
旅姿六人衆18

そしてこの表情!!
旅姿六人衆19

世界中に一流と呼ばれるレスラーは、

数多存在しますけど、

“闘い”というものをここまで顔で表現出来たのは、

猪木以外にはいないでしょうね。

一転して画面は海上を走る大型船舶に。
旅姿六人衆20

風を受ける猪木は、
旅姿六人衆21

デッキの上でも絵になるなぁ…。
旅姿六人衆22

どこぞのフェリー? はたまた青函連絡船?
旅姿六人衆23

今は北海道に来る手段は飛行機なんでしょうね。

再びバスの中、

バスの座席順に“もう一つの序列”があると聞きますが、

猪木のすぐ後ろで爆睡する荒川の姿…。
旅姿六人衆24

今夜の会場もセットアップ完了。
旅姿六人衆25

会場が近づくにつれ、

猪木の表情も徐々に険しくなってきます。
旅姿六人衆26

双眼鏡を覗いて選手の到着を待つ母と、

ワクワクしながらバスを待つ少年。
旅姿六人衆27

私も初観戦は母と一緒でした(参照:生観戦30周年記念日)、

このシーン見ると思うところありますね…。

今夜の興行、

レスラーとしての想いと経営者としての想いと、

猪木の胸に去来するものは?
旅姿六人衆28

当日券売り場、

大人のファンはここで買っていましたよね。
旅姿六人衆29

さあ、会場は手前です。

猪木の目には既にバーニングスピリットが!!
旅姿六人衆30

リングの照明が入り、大会が始まります。
旅姿六人衆31

当時、テレビマッチ以外は会場が暗かったんですよ。

試合が始まれば、いろんな立場の人々が、

それぞれの日常を忘れてリングを凝視しています。
旅姿六人衆32

ここにも楽しそうな母と子の姿が。
旅姿六人衆33

あぁ、プロレス会場って本当に良いですね。

前座試合が進む中、

薄暗い控え室で一人瞑想するのは、
旅姿六人衆34

もちろん猪木です。
旅姿六人衆35

そして8時40分、『炎のファイター』が響き渡れば、

闘魂ガウンに身を包んだ猪木の入場です。
旅姿六人衆36

闘魂に点火されれば、

滑り込む様にリングイン。
旅姿六人衆37

老若男女一体となっての猪木コールが起これば、
旅姿六人衆38

今宵も延髄斬りが炸裂!!
旅姿六人衆39

みんなが笑顔で見つめる先には、
旅姿六人衆40

レフェリーから右腕を上げられる猪木の姿。
旅姿六人衆41

「…また、新しい旅が始まる」
旅姿六人衆42

…いやぁ~、いいっすね!!

この試合~エンディングの一連の流れ、

私の心がプロレスから離れていた時期も、

必ず8月8日には観ていたんですよ。

アントニオ猪木が作ったリング、

44年経っても、まだ旅は続いています。



最後にみんなで歌いましょうか!!

例によってクオリティの高いカヴァーですけど(笑)。

サザンオールスターズ『旅姿六人衆』by 桑田研究会バンド


♪ラララ~ラララ~ララ~ラ~~…

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 IWGP サザンオールスターズ

comment

Secret

No title

こんばんは。

猪木が瞑想している畳の控室は、おそらく格技場ですね。私の初観戦のニセコ体育館では新日本とUWFが合同で格技場が控室でした。田舎の体育館なので入口でビニール袋を渡され館内は、ブルーシートを敷いて土足禁止でした。一度リングサイド1列目を買い凄く楽しみにしていたら、その前に招待席というのがあり「これ、2列目じゃん」となった事がありました。これは、生観戦あるあるなのかな。

>aliveさん

こんにちわ。

瞑想している畳の控室は、おそらく格技場<このロケも北海道の様な気がするんですよ。88年の『サマーファイト・シリーズ』巡業風景ですし。

田舎の体育館なので入口でビニール袋を渡され館内は、ブルーシートを敷いて土足禁止<あ、そうなんですか。
地方会場の土禁って聞くとみちのくのイメージがありますが、体育館によってはそういう条件で使用する場所が結構あるんでしょうね。

リングサイド1列目を買い凄く楽しみにしていたら、その前に招待席というのがあり「これ、2列目じゃん」<記事中で参照を貼った私の初観戦もまさしくそれですよ(笑)。
1列目の前にA列ってあるんですよね~。しかも私の場合は本部席の後ろでしたから、1列目にして実質3列目というイリュージョンでした(笑)。

ああ~

もう何十年も前の遥か昔で、過ぎ去ったことなのに鮮明に思い出しては悔やんだりもする。そんな88年・・・

ああ~レガさん夏ですねぇ・・・

No title

田舎の体育館ってそうなんですよねぇ。

うちの街の体育館も高校の時行ったときそうでした。天龍革命時の全日本で、二階席のチケット買ったら主催の方に「今日は全員一階ね」と靴を持ったままブルーシート張りの館内に誘導されました。多分300人くらいだったかなぁ。結構クラスメイトが来てて、こっちが詳しいと言うことで解説しながら観戦しましたね。小学校の時の初観戦時はカブキブームで満員だったけどあんときもパイプ椅子なしだったのかなぁ?その時は祖母と一緒だったなぁ。

サザンは当時好きだったけど、この特番見るまで旅姿六人衆は正直聞いたことが無かったので映像と相まってすげぇ良い曲だなぁって。即レンタルでバラッド2借りてテープにダビングしました。

カラオケでは人と一緒の時はなかなか歌えなかったですね。ラストのラララの部分が長いから相手もサザンに思い入れが無いと多少変な空気になっちゃって。

以前もお話したことがあるかもしれませんが、8.8はある種プロレスの最終回を見せられた気になりました。88年って年末には輪島や石川敬士の引退や阿修羅の解雇とかもあったり、一つの転換期でしたね。もちろん最終回なんてことはなく、続々と起こる出来事にファンとして翻弄されていくのですが(笑)

>流星さん

何十年も前の遥か昔で、過ぎ去ったことなのに鮮明に思い出しては悔やんだり<この試合を観て、流星さんから頂戴したUSBを聴き、今年も夏が来ておりますよ。
鮮明に…そうなんですよね、不思議です。
色んな事が走馬燈の様に…って、まだまだ死ねませんけどね(笑)。

夏ですねぇ<この一戦がなければ、私は流星さんとお会いしていないし、一緒にビール園の樽の前でアジアン・テローズやっていませんですからね(笑)。それは間違いない事ですからね。

ここから何十年も語り継いでいきたいと思います。

>“俺は闘犬”ささのっちさん

天龍革命時の全日本で、二階席のチケット買ったら主催の方に「今日は全員一階ね」<案外地方だけじゃないんですよ、それ。
PRIDE.4観に行った時、友人はスタンドの後ろの方の席だったんですけど、誘導された席はかなり前のスタンド席で藤原紀香見れて嬉しそうでした(笑)。
結局は観客数次第で変動するのが、またプロレスの良さですね。

小学校の時の初観戦時はカブキブームで満員…その時は祖母と一緒<省三っちもご多分に漏れずじいちゃんばあちゃんっ子の様ですね。

この特番見るまで旅姿六人衆は正直聞いたことが無かった…即レンタルでバラッド2借りてテープにダビング<私もこれきっかけでサザンのCD聴きまくったなぁ…。主にサンホームビデオでUWFのビデオと一緒に借りてきてましたよ。

カラオケでは人と一緒の時はなかなか歌えなかった<それでも歌うのがプロレスファンですよ!
私は上司と呑んでて『怒りの獣神』絶唱しました(笑)。

8.8はある種プロレスの最終回…一つの転換期でしたね。もちろん最終回なんてことはなく、続々と起こる出来事にファンとして翻弄されていくのですが<ここを最終回と取るか、ターニングポイントと取るかですね。
同時期に『真夏の格闘技戦』が開催されて…余計にそういう印象強いでしょうね。

猪木さん

今晩は
初めてコメントします
なんて素晴らしいブログでしょうか。泣けてきます。
 私の人生 6才の時からアントニオ猪木でした。
 いまの自分があるのも アントニオ猪木の試合にて感じた激しさや悲しさ優しさ這いつくばり立ち上がる勇気など全て学びました。アントニオ猪木ありがとう。
レガさん素晴らしいブログありがとう。
 

>つとむさん

初めまして。
コメント頂きありがとうございまう。

私の人生6才の時からアントニオ猪木でした<現在おいくつでいらっしゃるのでしょうか?
世代によって様々な猪木が存在しているとお察しします。

アントニオ猪木の試合にて感じた激しさや悲しさ優しさ這いつくばり立ち上がる勇気など全て学びました<だからプロレスって本当の意味で情操教育だと思うんですよね。
プロレスがもっと世間に伝われば、おかしな事件なんて減少すると思うんです。

こちらこそ、ここに辿り着いて下さって、ありがとうございます。

お疲れ様です!

つとむさんのコメントに凄い共感です!!

それこそ88年辺りからかな?何故だかレスラーに対して上から目線でプロレスを語るようなファンが増えてプロレスは好きでもそういう人とは極力関わりたくないという

猪木風に言えば

「風呂屋で視界に入るジジィの○コチンの理論」

についてはレガさんと飲んで語り合いましたが

つとむさんの猪木に対する思い

ホント読んで嬉しくなりました\(^o^)/

No title

先日G1公式戦を地元で観戦してきました。昨年以上の来客数はもちろん、沢山のお子様たちの応援に胸が熱くなりました。

「おかだ〜」「けに〜」「ないとう〜」

みんな思い思いに選手を応援して声を嗄らせて。いや〜、プロレス最高です。レガさんが僕をプロレスに戻してくれたように、自分も頑張ります。まずは息子から!(1,2の三四郎を読ませたところドはまりし、少しずつ興味を持ち始めたようです。来年は一緒に観戦できるといいなあ)

>ヨンペイさん

つとむさんのコメントに凄い共感<やっぱり敬意を持ってプロレスに接してる方にお会い出来ると清々しい気持ちになります。

88年辺りからかな?何故だかレスラーに対して上から目線でプロレスを語るようなファンが増え<なぜでしょうね? 新生UWF旗揚げとも関係してくるんでしょうかね?
この年から急激に新日と全日で不透明決着がなくなったんですよ。週プロなんかじゃ露骨でしたよね。
あの流れからプロレスの持ち味が薄められた感もあります。

「風呂屋で視界に入るジジィの○コチンの理論」<そんな話もしましたっけ?(笑)
じじいのPCからプロレスにつなげるヨンペイさんのラッシングパワーに脱帽ですな!!

つとむさんの猪木に対する思い<我々が持つ猪木への偏愛は一生治らないでしょう。

>てつさん

今年も行って来られたのですね? 観戦お疲れ様でした!

昨年以上の来客数はもちろん、沢山のお子様たちの応援に胸が熱く<観客動員数は伸びてるんですね? 主力がごっそり抜けても団体自体に信頼感があるのでしょうね。
欲を言えば、もう少し“裏切り”も欲しいんですけどね。先日の札幌はそういう意味では札幌らしい興行でしたよ。
でも少年たちが増えてるのは嬉しいですね。

まずは息子から!(1,2の三四郎を読ませたところドはまりし、少しずつ興味を持ち始めたようです。来年は一緒に観戦できるといいなあ)<おおっと! それ英才教育じゃないですか(笑)。
漫画から入るのも手ですね…私もこの秋始まるアニメのタイガーマスクを子レガに観せて洗脳しようかと(笑)。

昨年に続き、素敵な観戦記ありがとうございました!!

そうそう!

この88サマーファイトシリーズの2連戦?を特定しましょうよ!

レガさんならできますよo(^▽^)o

最初がヘルナンデス・ソイヤー・アサシンがメインで次の日が黄金コンビのタッグマッチ?

バスの中は明らかに同日だとして(笑)

函館とか室蘭の気が・・

適当な予想

こんにちは。

ひとつめは、7月23日に苫小牧で猪木&坂口&ジョージVSソイヤー&マニー&アサシンというのがあり、フェリーは、苫小牧からのでは?

しかし、このシリーズで猪木と坂口、この日しか組んでいないので、ふたつめは、謎ですね。このシリーズの映像じゃないかもしれませんね。苫小牧の体育館があんなに小さいかとも思います。でも、やたらと映像は北海道っぽいんですよね。

No title

私は昭和47年産まれの今年で44です。
あんな素晴らしいプロレスラーは これから出て来ないでしょうね。猪木さんの試合で何回泣いたかわかりません。
 東京ドームで橋本に蹴りまくられた帰り道も泣きました。
 でも勇気を沢山もらいました。

 実はレガさんのブログ かなり前から見てます。
 新日本70s 80s など大好きです。
これからも素晴らしいブログ期待しております。
長々とすいませんでした。お身体お大事にしてください。

こんにちは

そうそう

橋本に蹴られまくった東京ドーム

僕はあのテレビ中継のエンディングが

プロレスの最終回を見た気持ちになりました

ボロボロになった猪木がマイクを取って初ダーの後、最後カメラが横に流れるのね

あれは泣けたなあ

>ヨンペイさん

この88サマーファイトシリーズの2連戦?を特定しましょうよ!<やりますかっ!!
う~ん、雪が降るまでに…少々お時間下さい。

函館とか室蘭の気が・・<結構範囲は広いですな~。

>aliveさん

こんにちわ。

7月23日に苫小牧で猪木&坂口&ジョージVSソイヤー&マニー&アサシン…フェリーは、苫小牧からのでは?<早速絞って頂きありがたい限りですっ!

ふたつめは、謎ですね。このシリーズの映像じゃないかもしれませんね<ひょっとしたら試合は同一かも知れないですね。
会場は二つ出ていますが…確かに違うシリーズのものかも知れません。

夏のわりにはみんな厚着ですしね。

>つとむさん

私は昭和47年産まれの今年で44<おおっと! 同い年じゃないですか~!!
グレーテスト1972、新メンバーとしてよろしくお願い致します。

東京ドームで橋本に蹴りまくられた帰り道も泣きました<プロレスを観て泣ける方…すぐにお友達になれる気がします。

お気遣い頂き嬉しいです。
今後とも宜しくお願い致します。

>ヨンペイさん

橋本に蹴られまくった東京ドーム…あのテレビ中継のエンディングがプロレスの最終回<まあ国会議員でしたしね。
翌日が応援演説か何かで、小鉄さんも「恐らく猪木さん明日は歩けないでしょう」。

ボロボロになった猪木がマイクを取って初ダーの後、最後カメラが横に流れる<なる程。映像をご自身で消化されるのはヨンペイさんの真骨頂ですね。
でもあの日の猪木の目の痣って橋本じゃなく蝶野のバックドロップで自分の膝が当たったんじゃなかったでしたっけ?
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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