ガーン! と行ったカーン~後編~(1982)

前編からの続きです。

アンドレ・ザ・ジャイアントが怯んだ隙に、

キラー・カーンは一気に足首へのピンポイント攻撃を開始。

前年、ニューヨークで引き起こした“アンドレ足折り事件”の再現を狙います。
そして遂に足殺しへ!!

アンドレが倒れ込んでもなお、

ロープを利した足攻めをやめません。
一気に足首を折りに行くかカーン

ここがチャンスと見たカーンはストンピングから、

自らロープに走って攻撃に出ますが、

待っていたのは下からの18文キック!!
自らロープに走ったが待っていたのは18文

しかしアンドレは自ら場外へエスケープ。
場外エスケープのアンドレ

場外カウント18で何とか戻ってきたところに、

今度はカーンも慎重に捕獲して、

再度足首攻撃に転じます。
戻ってきたところを今度は捕獲、

これは大番狂わせがあるのか!?

しかしながらアンドレも左足を引きずりつつ、

逆水平チョップで切り抜けます。
しかし一発で逆転を許す

さらにヘッドバットで倒して、

回復を図っておいてから、

カーンをフロントネックロックに捕えると、
アンドレはフロントネックロックから、

即座にフロント・ネックチャンスリー・ドロップ!!
そのままネックチャンスリードロップ!!

前編でも触れましたが、

ビッグマッチにおけるアンドレのレスリングテクニックには、

目を見張るものがありますね。

立て続けにカーンの首へ体重を乗せていっての、

スタンディングクラッチ。
首に全体重を乗せてスタンディングクラッチ、

カーンはとっさに左手を振りかぶると、

アンドレの左足首めがけてチョップ一閃。
カーンは左手を振りかぶって、

これには思わずアンドレ、飛び起きます。
アンドレの左足首に手刀一閃!!

しかし追い撃ちは許しません、

トーキックで止めておいて、

その場飛びの圧殺ヒップドロップ!!
圧殺ヒップドロップ!!

これは強烈に決まりましたが、

アンドレ自身も左足首に大きなダメージが!!
しかし自らの足首を痛めた!

たまらず崩れ落ちますが、

何とか立て直してのデッドリードライブ。
デッドリードライブから、

そして2発目のヒップドロップ…は自爆!!
もう一発ヒップドロップは自爆!!

カーンは回り込んでストンピング攻撃に出ますが、

アンドレ必死に転がりながら3度目の場外エスケープ、
逃げる様に場外へ転がるアンドレのスピードたるや!!

その回転速度たるやリコシェ顔負けです。

みたびリングに戻ったアンドレは、
みたび上がってきたアンドレは、

向かってきたカーンを捕えると、

何とそのままトップロープとセカンドロープに首を挟んで、

さながら絞首刑の様相です。
ロープで挟んでカーンを絞首刑!!

さらには密着テクニックのショルダークロー、
これまた強烈なショルダークロー、

これもまた強烈に入ります。

カーンは必死に左手でアンドレの左足首を掴みに行き、

脱出に成功すれば、

アンドレもレスリングの基本通り、

カーンの後頭部を押さえてテイクダウン回避から、
カーンが左足を掴むやアンドレも冷静に対処して、

延髄付近へのヘッドバット!!
後頭部へ二階からのヘッドバット!

矢継ぎ早にヒップドロップ炸裂!!
ここでヒップドロップ!!

そのままコーナーに追い込んでの、

ヒッププッシュ…これをカーンは右膝を突き立てての防御!!
追撃のヒッププッシュはカーンが膝を突き立てて回避して、

再びチャンス到来のカーンは、

アンドレの左足首めがけてショルダータックル連発。
左足首へのショルダータックル連発

それでも捕まえれば、

アンドレのヘッドバットが二階から落とされます。
アンドレもう一度二階からのヘッドバット

アンドレはここでカーンをロープに振ると、

カウンターでショルダースルーを決めておいて、
ロープに振ってのショルダースルーから、

息も絶え絶えのカーンをもう一度ロープに振り、

カウンターの18文キック!! 人間エグゾセミサイル!!
カウンターの人間エグゾセミサイル!!

すぐさまロープに走ってジャイアントプレス!!

これはかわされて自爆!!
さらにジャイアントプレス!!…は自爆!!

再びチャンスが来たがカーンのダメージも深いです。
チャンス到来だがカーンのダメージも深い

それでも館内の大オザワコールに奮い立たされて、

カーンは立ち上がるとモンゴリアンチョップ!!
ガムシャラにモンゴリアンチョップ!!

2発目を狙ったところ、
さらにもう一丁、

アンドレもカウンターパンチで返す。
アンドレも返していくが、

しかしカーンは構わずに一発、さらにもう一発。
構わずもう一丁、

もう一発狙ったところをアンドレはブロックし、
これがブロックされて、

ここでも二階からのヘッドバット。
ヘッドバットの返礼、

それでもモンゴリアンチョップを打ち続けるカーンは、

立て続けに打ちまくります。
それでも打ち続けるカーン、

ガッチリ固めたガードの上から、

ガンガン打ちまくって行くのです。
ガードの上からぶち込むカーン、

一瞬グラついたところを見逃さず、

カーンはセカンドロープに飛び乗ると、

ダイビング式のモンゴリアンチョップ!!
セカンドロープからのダイビング・モンゴリアンチョップ!!

ここで遂にアンドレが片膝をつきました!!
遂にアンドレがダウン!!

ここはもう行くしかない!! とばかり、

トップロープに登っていったカーン、

しかしこれをアンドレは回避すべく、

デッドリードライブで投げ飛ばしました。
ダメ押しのトップロープからはアンドレが回避

もはやアンドレも必死です。

カーンを引きずり起こすと、

高角度ブレーンバスター炸裂!!
左足が流れながらもブレーンバスター!!

やや痛めた左足が流れましたが、

角度的には完璧に近い形でした。

そして最後はノーモーションの“その場飛び”ヒップドロップで、
最後はノーモーションのヒップドロップ!!

カウント3が入ってしまいました!!
さすがのカーンも返せない

向正面で悔しがる坂口征二の表情が印象的です。

苦しい闘いを制したアンドレは、

思わず雄叫びを上げます。
心からの雄叫びを上げたアンドレ

死力を振り絞ったカーンは、

なかなか起き上がる事が出来ません。
カーンは全力を出し切ったか

MSGシリーズ初制覇のアンドレは、

早速、ガイジン仲間が持ってきたビールを手にします。
アンドレはリング上で勝利の美酒

この試合、カーンの名勝負でありながら、

終わってみれば印象強く残るのはアンドレの強さ。

翌年から始まったIWGPリーグ戦においては、

当時、ガイジン勢から“クラッシャー”と恐れられていた前田明に対しても、

「何でもやって来い」と自信満々に言って来たそうです。

最後にアンドレとカーンの関係を言い表した、

“足折り事件”の真相で終わりましょうか。

KAMINOGE23表紙
 KAMINOGE vol.23 より

カーン「折ったっていうかヒビが入っただけなんだよ。ヒビを入れるとかそういうことはもう二流なんですけどね。相手だって生活かかってるんだから」

玉袋「アンドレとはそのあとなんかあったんですか?」

カーン「いや、ないですよ。アンドレが退院したとき、フレッド・ブラッシーがアンドレのとこに行って『キラー・カーンが申し訳なかった』って言ったら、アンドレが笑って『俺がカムバックしたら2人でカネ儲けしようぜ』って言ってくれて」


カーンがガーン! と行くには、

相手の側にもそれ相応の気構えと、

何より受け切れる頑丈さがないと成立しません。

この80年代前半までのアンドレは、

カーンに限らずどんな相手に対しても、

絶対的な自信と技術を持ち合わせていたと言えるでしょう。

また機会を見てアンドレの名勝負を掘り起こしますね。

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tag : キラー・カーン アンドレ・ザ・ジャイアント MSGシリーズ

comment

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No title

おはようございます。

85年頃にアンドレが全日本移籍みたいな噂が出た時、週プロ誌上で猪木が「昔のアンドレならレスリングが出来たけど今は、そうでもないから行ってもダメだろう」みたいなコメントを出していたのですが確かに、この頃は動けてましたね。でも85年のIWGPでも、じっくりとした攻撃で猪木と試合していたと思います。列伝だとレスリング技術はガニアが仕込んだみたく書いてましたけど、どうなんですかね。ベイダーもムーンサルトや回転エビ固めを出し器用でしたがアンドレも相当なものだったと思います。


No title

アンドレ名勝負シリーズ!いいですね!vs藤波戦は毎回名勝負で個人的に好きでした。トラゴンもアンドレもどちらも光るという。

No title

レガさんいつもお返事ありがとうございます。

この試合動画は見つける事が出来ませんでした。


とにかくデカイ!(笑)
でも意外と動けるんですね〜〜

ヒップブレス?にジャイアントブレス?チョップにヘッドバット
もうどの技も凶器にしか見えない((((;゚Д゚)))))))
ヒップドロップあんな技受けてたら死んでしまいそうで…
もう耐えるしか他ないのでしょうね。

前編から読ませていただきましたが、見ていて
これは自爆を誘うしか無い!!
と思ったけどやっぱりアンドレ選手は並の人間ではなかった(笑)
それでも真っ向勝負するカーン選手はすごいですよね。
カーン選手も決して小さい選手では無いと思いますが、相手がアンドレ選手だと…ねっ。

>aliveさん

こんばんわ。

85年頃にアンドレが全日本移籍みたいな噂…週プロ誌上で猪木が「昔のアンドレならレスリングが出来たけど今は、そうでもないから行ってもダメだろう」<そんな時代もあったんですか?
出ていく者にはひどく厳しいですからね。

85年のIWGPでも、じっくりとした攻撃で猪木と試合していた<あのショルダークローとスタンディングクラッチはこの試合でも強烈でしたね。

レスリング技術はガニアが仕込んだみたく書いてましたけど、どうなんですかね<ですから1976年6.26のウェップナー戦の映像が観たいですね。

>みのるさん

vs藤波戦は毎回名勝負で個人的に好きでした<藤波自身もアンドレ戦はやりがいあったみたいですね。
アンドレグロッキー状態に、藤波がロープに飛んでクロスボディか何か狙ってジャンピングしたタイミングで炸裂する18文が忘れられません。

>みーさん

こちらこそ、いつもいろいろとありがとうございます。

動画は見つける事が出来ません<その後どうですか? ないかな??

とにかくデカイ!(笑)…でも意外と動ける<そうですね、故橋本真也も生前に言ってました。
「デカイだけで2000円!」って(笑)。
まずデカイ事は素晴らしいんです。レスラーも○ッパ○も同じです。

どの技も凶器にしか見えない…ヒップドロップあんな技受けてたら死んでしまいそう<さらにアンドレの場合はノーモーションで浴びせますからね。本当の意味で制御不能です。

自爆を誘うしか無い!!と思ったけど…それでも真っ向勝負するカーン選手はすごい<アンドレにああいう闘い方が出来た日本人ってほぼいませんからね。凄いですよ。
そしてビジュアルですね。猪木が「小沢の顔は素晴らしい」って言ってたんですから。

フッフッフッ

ウェップナー戦、DVD持ってますよ。上映会の機会さえ作ってくれたらバッチリです。

>aliveさん

ウェップナー戦、DVD持ってます<マジっすか!? ひょっとしてあの日のシェアスタジアム大会の映像保有してらっしゃるんですか!? ハンセンvsサンマルチノも!?

aliveさんのライブラリーは底なし沼ですね。

No title

こんばんは。

実は、次回のメインにと考えてはいたんですよ。ハンセンのは映ってないです。

>aliveさん

こんばんわ。

次回のメインにと<あ~、またあのもつ鍋屋さんでやりたいっすね~!!
マイティの声はかき消されがちですけど、aliveさん秘蔵映像は最高の酒の友ですもんね。

ハンセンのは映ってない<あ、それは失礼しました。
先日知ったんですが、猪木アリのアンダーカードにも“aliveさんのキムケン”出ていたんですね!
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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