運命の不協和音 WoO.10~前代未聞の喧嘩マッチ・前編~(1985)

WoO.9より続いております。

アントニオ猪木ブルーザー・ブロディ

互いに複雑な感情を抱えた状態で、

『バーニング・スピリット・イン・オータム』最終戦、

1985年10.31 東京体育館は波乱含みの中、

実に6度目のシングル対決を迎えました。

試合前、ブロディがランバージャックデスマッチを要求すれば、

猪木は三本勝負での完全決着を要求。

結局双方ともに突っぱねた形で当日を迎えた訳です。

試合前のインタビューにおいて、

露骨に不快感を表わす猪木。

猪木
「一つは腹が立つのは、
(過去の対戦の)その度ね、俺が逃げたという表現してるんでね。ルールやいろんな部分でね、条件付けてきてるんで。一回も逃げてない! 向こうが逃げてるんでね、どっちかと言えば」

(ルール問題は)とにかくやる気がありゃあね! ルールはどうでも、とにかくリングの上で決着つけりゃいいんだから…どーって事ないです!(タオルゴシゴシ)
猪木試合前のインタビュー

この日も先に入場した猪木、

暗転した会場の中で闘魂に火をつけます。
闘魂に火をつけた瞬間

『運命』から『移民の歌』が大音量で流れる中、

姿を見せないブロディに猪木はやや苛立ちます。
徐々に苛立つ猪木

曲が終わりに差しかかり、

猪木は憮然とした顔つきに変化。
憮然とする猪木

とうとうフルコーラス終了で、

騒然とする中、会場に照明が灯されます。
遂に移民の歌フルコーラス終了

たまらず説得に乗り出すべく、

ブロディの控室に走る山本小鉄さん
小鉄さんが動く

猪木はガウンの紐を解くと、
ガウンの紐を解いて待つ猪木

遂に激昂!!
苛立ちはピークに

闘魂ガウンをマットに叩き付けて、
ガウンを叩き付けて、

リングをあとにしてしまいました。
控室へさがる猪木

もはや異常事態です。

アントニオ猪木の証明表紙
 アントニオ猪木の証明―伝説への挑戦 より

猪木
「結局、自分を高く売ることばかり考えてたんですよ。プライドの高さをそのまま即ギャランティとかに結びつけちゃう…プロですからそれは当然構わないんだけど、ちょっとそのやり方が度を越してたね。こっちが『よし、今日は徹底的にやるぞ!』ってテンションを高めているときに、直前になって突然、『試合をやらない』って言い出すんだから…。これから闘おうってときに、俺が控え室まで乗り込んだこともありましたよ」

「本当のところは結局わからなかったけど、人をどうしても信じられないという精神的なベースだけじゃなくて、彼自身もコントロールしきれない分裂症的な部分もあったんじゃないかと思うんだけどね」


心理戦と呼ぶにはあまりにもえげつない、

そのブロディが何とこのタイミングで通路に登場!!
ここでブロディ登場

いつも通り会場中をかき回しながら、

練り歩くとチェーンが連脚椅子に絡まるハプニング発生。
チェーンが連脚椅子に絡まるハプニングも

無理矢理に振りほどくと、

早くもブロディシャウト最高潮。
シャウトを繰り返して、

猪木不在のリングに上がれば、

いつもより余計にチェーンを振り回します。
リングインしたブロディ

さらに放送席でゲスト解説を務める、

左膝半月板の手術で欠場中の藤波辰巳を見つけると、

リングに上がれ、とアピール。
放送席の藤波を挑発

その挑発に乗った藤波が、

右足でケンケンしながらリングに上がると、
挑発に乗る藤波を、

待ち構えていたかの様に、

ブロディはストンピングの雨あられ。
ストンピングの嵐

そこにダッシュで猪木が駆け付けます。
ここで入って来た猪木、

ナックルパートの連打から、
ナックルパートから、

エスケープしたブロディの顔面にストンピング連発。

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

ここでやっとゴングです。
ストンピング

古舘アナ
「これは前代未聞の喧嘩マッチになりそうだ!!」

ブロディがリングに戻った瞬間の、

延髄斬り!!
延髄斬り!!

これは面食らったか、よろめくブロディに、
よろめくブロディ

もう一発打ちますが、

ブロディ左手でしっかりブロック。
2発目をブロック

返す刀でロープに振ると、
ロープに振って、

いきなり地獄のICBM弾!!
いきなりのICBM弾!!

伸び切った右足が猪木の顎にヒット!!

ブロディはゴリラスラムから、
一発目のゴリラスラムから、

左腕を極めに行きます。
左腕を取るブロディ

しかし猪木はロープに押し込むと、

反対側に振ってのショルダータックル相打ち、
ロープに振って、

これに打ち勝ったブロディが自らロープに走ると、

猪木が伏せてそこを飛び越えるブロディ、
ショルダータックル合戦から飛び越えたブロディに、

もう一度スピードに乗って戻ってきたところを、

ベストタイミングのヒップトス(腰投げ)が決まりました。
カウンターで腰投げ一閃

巨体を軽々と叩き付けた猪木はこのポーズ。
牽制する猪木と、

ブロディはやや動揺したか、

とりあえずシャウトします。
やや動揺の色が見えるブロディ

ブロディは気を落ち着けんと、

右手を差し出して組みに行きます。

猪木もそれに応えると、
互いの右手をクラッチで結び、

一転してブロディは猪木の手首(?)を極めに掛かります。
ブロディが猪木の手首を極めに行く?

しかしこれは猪木が冷静に後退して対処。

ロープ際でブレイクしたところに、

ブロディは強烈な逆水平チョップを叩き込みます。
強烈な逆水平チョップ

そして早くも2発目のスラムから、
2発目のゴリラスラムから、

ブロディはロープに走って助走をつけての、

ジャンピングニードロップを喉元にグサリ。
走り込んで喉元にニードロップ、

キングコングニーとは違いますが、

むしろこのフォームの方が体重乗ってますね。

猪木はカウント2でキックアウト。
カウント2で返す猪木

もう一度、猪木の左腕を取るブロディですが、
再度左腕を取りに行くブロディを、

これを切り返した猪木はショルダー・アームブリーカーへ。
切り返して猪木の腕折り

前戦では極め切れませんでしたが、

今回はブロディの腕を横に捻って極めに掛かります。
今回も極め切れないか?

しかし効果は薄いと見て、

猪木はハンマーロックに移行。
ハンマーロックに移行、

そのままバックに回りますが、

ブロディは回り込んでのディフェンスから、
回り込むブロディ

隙を見て猪木の足を取りに行きます。
股の間から足を取りに行くブロディ

これをバックステップでかわした猪木は、

身を沈めて逆にテイクダウン。
かわして足首を掬う猪木のテイクダウン

得意のステップオーバー・トウホールドに入りますが、
猪木のステップ・トウホールドを、

これも極め切れず、

ブロディが右足の力で猪木を跳ね除けます。
右足で跳ね除けたブロディ

そしてロープに振ると、
ロープに振って、

早くも出ましたドロップキック!!
ドロップキックで猪木の首が直角に曲がる!!

この日は顔面に直撃した右足が、

直角に猪木の首を真横へ曲げてしまいました。

早くも大ダメージを負ってしまった猪木、
これは大きなダメージ

札幌に続いて心身共、ブロディに蹂躙されてしまうのか!?

WoO.11へ続きます。

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tag : アントニオ猪木 ブルーザー・ブロディ

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待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

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