運命の不協和音 WoO.2~両国最初の名勝負・前編~(1985)

WoO.1より続きます。

遂に実現するアントニオ猪木ブルーザー・ブロディの初対決、

実は決戦当日まで舞台裏では揉めに揉めていたのです。

その原因はブロディの守護神とも言える、

チェーンの存在です。

新国技館プロレスこけら落とし(参照:それが超獣のロケンロール)において、

ブロディがチェーンを振り回し、

完成間もない国技館の壁やドアなど数か所を殴りつけた事で、

全日プロは日本相撲協会から莫大な損害賠償を請求された為、

チェーンの使用禁止を巡って新日側とブロディは、

前日深夜~当日の朝4時までホテルの部屋で押し問答。

結局、ブロディが折れる事なく話し合いは座礁。

それによって新日は急遽、ガイジン側控室から30メートルに亘り、

通路の両壁に高さ2メートルの厚いフェルトを貼って万一に備えました。

そして、大一番を前に集中力を削がれたブロディは、

試合直前、実力行使に打って出ました。
試合前に突如、

猛然と日本側控室に乱入すると、
試合前、突如襲撃1

ウォーミングアップ中の猪木を急襲し、
試合前、突如襲撃2

メッタ打ちにしてしまいました。
試合前、突如襲撃3

これにはさすがの猪木も大きなショックだった様で、

烈闘生表紙
 烈闘生―傷だらけの履歴書 より

蝶野
「試合前にブロディが日本側控室に殴り込んできて、チェーンで猪木さんをブン殴ってヒジをケガさせちゃったんですよ。で、ブロディが戻っていったあと、猪木さんは控室の奥で大声をあげて泣き叫び始めたんですよね。マスコミの人とかも入れない控室の仕切りの奥でですよ。『なんでこんなことするんだ。チクショー! 俺はベストな状態で戦いたかったのに』って…号泣してるんです。あんな猪木さんの姿っていうのは、俺もその時初めて見たし、プロレスに打ち込む、その精神的なものは本当にタダ者じゃないなって思った」


当時、付き人を務めていた蝶野正洋はそう証言しています。

猪木は久々のライバル出現に、

並々ならぬ闘魂を燃やしていたんですね。
遂に新日緒戦のブロディ

しかしながら左肘筋膜炎という重傷を負っての初陣、

猪木は応急処置のテーピングを施し、

尚且つ真紅の闘魂タオルを巻き付け、

『炎のファイター』をフルバージョン使ってリングに立ちました。
手負いの猪木

1985年4.18 両国国技館

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

遂にゴングです。

火の出る様な睨み合いから、

ロックアップに入ろうとしたブロディに、

猪木はそれを嫌ってボディへ鉄拳。
ロックアップに行くブロディのボディに鉄拳

これに一瞬戸惑いの表情を魅せたブロディですが、

すぐに気持ちを落ち着かせるかの様なシャウト。
シャウトするブロディ

2度目のロックアップも猪木は拒否。
2度目のロックアップも避ける猪木

3度目でカウンターの張り手を見舞うと、
3度目で張り手を見舞いますが、

とうとうブロディは我慢出来ず、

猪木の左手を取って強烈な前蹴り。
ブロディも左腕を取ってキック一撃

一旦離れると猪木は、

左腕を差し出してブロディを挑発。
「折ってみろ!」

ここでやっと組み合うと、

ヘッドロックに来たブロディをすぐにロープへ振り、
ヘッドロックに来たブロディをロープに振り、

身を伏せて飛び越えさせてから、
一度走らせておいて、

カウンターのドロップキック。
いきなりカウンターのドロップキック

シングルマッチで猪木が、

序盤にドロップキックを放つのは珍しいですね。

それでも猪木にとって左肘のハンディは痛く、

またブロディに固められてしまいます。
左肘を絞るブロディ

ならば猪木はヒットアンドアウェイに。

ロープに走ってのショルダータックルから、

さらに走り込んだところで、
ショルダータックルからロープに飛ぶ猪木、

ブロディは受け止めて、

そのままアバランシュホールド。
受け止めたブロディはアバランシュホールド

一度コーナーに下がってから、

充分な助走をつけてキングコング・ギロチンドロップ!!
早くもキングコングギロチンドロップ

これは高さもあって強烈に決まりました。

得意のゴリラスラムから、
ゴリラスラムから、

もう一度、左肘を固めてきます。
左肘を固めるブロディ、

猪木はこの距離を利して、

エルボー3連発で脱出すると、
猪木はエルボー3連打で脱出、

ブロディも痛烈な前蹴りの3連発。
ならばブロディ前蹴り3連打から、

そしてここで出たビッグブーツ!! 地獄のICBM弾!!
地獄のICBM弾から、

そのままカバーに行きますが、

カウント2で猪木はキックアウト。
フォールに行くが猪木はキックアウト

リング下のキムケンと星勘も思わずガッツポーズです。

再び左腕を取るブロディに、
もう一度左肘を固めていくブロディに、

猪木は作戦変更で身を捻ってから、
猪木は体を入れ替えて、

逆にショルダーアームブリーカー!! 得意の腕折りです。
ショルダーアームブリーカーに切り返す

だが身長差もあって極め切れず、

猪木は身を沈めてアルゼンチンバックブリーカー狙いに行きますが、
さらに猪木のアルゼンチン狙いは、

これはさすがに無謀だったか、

ブロディの阻止に遭ってしまいます。
ブロディが阻止

が、こういう好機にイージーな技を出すのがブロディの特徴で、

ロープに振ってショルダースルー。

これは猪木が蹴り上げて阻止、
ショルダースルー狙いのブロディを蹴り上げ、

左ミドルキックを2発入れておいてからの、
左ミドル2発から、

延髄斬り!!
延髄斬り!!

モロにヒットしても倒れないブロディに、

トーキック気味にもう一発!!
さらに2発目!!

これで足に来たか?

ふらつくブロディに側頭部をかすめる3発目!!
3発目はやや浅いか!?

延髄斬り3連打でやっとブロディはセカンドロープにもたれかかりました。
しかしダメージの大きいブロディ

俄然大きくなる超満員札止めの猪木コールに、
大観衆の猪木コール

後押しされて、猪木はナックルパートから、
猪木はナックルパートから、

ロープに振りますが、これを切り返したブロディが、
ロープに振るがブロディが切り返して、

逆にカウンターのドロップキック!!
ドロップキック炸裂!!

ブロディのドロップキックは両足が離れた泥臭いフォームなのですが、

実はこれが理に適っていまして、

右足で喉元、左足で肋骨をヒットする為、

ディフェンスがままならないんですね。

さらにブレーンバスター狙いのブロディですが、

猪木はロープ際に後退してディフェンス。
ブレーンバスターは猪木がロープに、

ブロディは離れ際にショートレンジのICBM弾!!
至近距離からのICBM弾

そのまま反対側から場外に放り投げます。
場外に放り投げるブロディ

一拍置いてから場外に追いますが、

猪木はすぐにリングイン。
追っていくが猪木はリングイン

ブロディがエプロンまで上がると、

渾身のナックルパートを額にぶち込み、
ナックルパートの連打から、

トップロープ越しのフライングメイヤーから、

首4の字固めに取って、

一度ブロディの勢いを止めにかかります。
首投げ→首4の字

このままWoO.3へ続けましょう。

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tag : アントニオ猪木 ブルーザー・ブロディ

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待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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