闘いの東京サミット~Ⅱ~(1986)

~Ⅰ~からの続きです。

長い長い前段を経て、

新日軍はアントニオ猪木、UWF軍は前田日明の先発でゴングが鳴りました。
19860326東京イリミネーション39

互いにオーソドックススタイルに向かい合うと、
19860326東京イリミネーション40

まずは前田が右ミドルの先制、

これを猪木はバックステップでかわします。
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そして全速力でロープに走ると、
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すぐに前田はリング中央で、

今度はサウスポーに身構えます。
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ならば猪木は一拍置いてから、

今度は反対側のロープへ走ります。
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のっけから「ロープに飛ぶ飛ばない」の、

まさしくイデオロギー闘争の象徴的幕開けとなりました。

猪木は素早く走り込むと、

前田はカウンターの左ハイで迎撃。
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これを見切って猪木はスライディングでかわすと、

すぐに前田はエルボードロップを投下しますが、
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これも猪木がスレスレでかわします。

立ち上がるとこの構図!!
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あー懐かしいですね、これ。

この年のIWGP後楽園大会で、

ベースボールマガジン社主催興行のポスターになった場面ですよ。

次は猪木から右ロー…アリキックですね。
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食らった前田はすぐに同じ右ローで返して、
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左ミドルとつなぎますが、
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これも猪木がバックステップから避けて、

ニュートラルコーナーに陣取ります。
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当時は「あぁ猪木は前田の蹴りが怖くて逃げてるんだなぁ」と思っていましたが、

実はこれも猪木流ディフェンス技術でして、

要するにリングの構造を使ってるんですよね。

コーナーまで下がればロープが障害となって、

回し蹴り系の軌道は制限されてくる訳ですから。

ここら辺り藤原喜明も常套手段にしていました。

前に出て来れば、

再び前田は右ローから、
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左ミドルの追撃。
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猪木も右の蹴りを出しますが、

これを前田はキャッチして、
19860326東京イリミネーション54

出ましたキャプチュード!!
19860326東京イリミネーション55

この頃はまだ序盤のつなぎ技でしたね。

そのままダブルリストロックに入りますが、

猪木は立ち上ると前田はそのまま藤原に交代。
19860326東京イリミネーション56

勢いよく飛び出した藤原は一本足頭突きの連発。
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猪木も藤波辰巳に交代します。
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組めば藤原は早くも脇固めの体勢に。
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藤波は何とか堪えて、

バックを取ると藤原のバランスを崩してから、
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ガッチリとサイド・ヘッドロックに捕えます。
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藤波だってゴッチ道場の優等生です。

さらにアームロック・ホイップから星野勘太郎へ交代。
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星勘はリングインと同時に、

藤原の背中にサッカーボールキック一発。
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ならば藤原はコーナーに持って行って、

横っ面への強烈なオープンブロー。
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これに“三度の飯より喧嘩好き”星勘の血が騒ぎ、

ロープ際でボクシングテクニックが炸裂。
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ここで藤原は高田伸彦に交代、

若い高田はペース配分お構いなしに猛蹴します。
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右のハイキックも、ややブラジリアン・キック風味。
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さらにバックドロップで叩き付けて、
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当時、猛威を振るっていたアキレス腱固めへ。
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これを星勘は自ら裏返り、
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そのままロープまでほふく前進エスケープ!!
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これには新日ファンからヤンヤの喝采が上がります。

この局面、のちの格闘技ブームにおいて、

サンボなどを習い出したプロレスファンから、

「アキレスが極まってるのに裏返って逃げようとして怪我をした」という、

いわれのないクレームも上がったそうですが、

これ極まる前に逃げていますからね。

或いは一度極まっても、

プロにはポイントをずらしていく技術もありますから。

または試合においては汗なども関係してきますしね。

ちょっと脱線しちゃいましたが、

星勘はさらに強烈な張り手を高田の顔面へ。
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これには血気盛んな高田もカッとなり、

蹴りを繰り出してきますが、
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星野はいなす様に木村健吾へ交代、

高田もすぐに冷静になり山崎一夫へ。
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シャープな蹴りを連射していく山崎を、

キムケンはコーナーに詰めていくと、
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思いっ切り張り手。
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当然、山崎も熱くなり、

ガンガン蹴っていきます。
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なおも「蹴って来い」とキムケン、
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飛び込んだ山崎の、
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蹴り足を捕えたキムケンは、

逆片エビの形に入ってから猪木に交代。
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絶好のポジションでリングインした猪木は、

リバースのインディアンデスロックから、
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ボー・アンド・アロー!!
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クイックタッチで代わった藤波は、

スリーパーに行きますが山崎は切り返して、
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チキンウィング・フェースロックへ!!
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そして木戸修の登場です。

強烈な木戸蹴りを、
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藤波はキャッチすると、

素早くドラゴンスクリューで自軍に持って行き、
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上田馬之助にスイッチ!!
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ドーーーッと歓声が上がりますが、

なぜか猪木が大声で戻るよう指示。
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すぐに星勘が飛び込むと、
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上田は何もせずロープの外へ。

会場中に『???』を投げ掛けて、

~Ⅲ~へ続きます。

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tag : アントニオ猪木 藤波辰巳 木村健吾 上田馬之助 星野勘太郎 前田日明 藤原喜明 木戸修 高田延彦 山崎一夫

comment

Secret

改めて観ました。

いつもお返事ありがとうございます。


たった今 改めて試合を観終えました。

当時、新日VSUWFイリミネーションマッチ5対5が行われて、観客の方は新日ファン?UWFファンどちらが多かったのかな〜
猪木コールが凄いのでやはり新日だったのでしょうか…。


いいですね〜〜前田選手( ´ ▽ ` )

この試合を観ていて一番気になったのがアキレス腱固めのシーンです!
よく観えなかったのですが、極まっていなかったのですね。
レガさん話が脱線…とありますが逆にもう少し書いてほしかったかな…(´・_・`)


続き楽しみに待ちます!

>みーさん

こちらこそ、いつもありがとうございます。

観客の方は新日ファン?UWFファンどちらが多かった<この時点では圧倒的に新日でしょうね。
UWF…というより前田氏がヒーローになったのは、この次のシリーズのアンドレ戦からIWGPの藤波戦を経て、10月のニールセン戦でしたから。

いいですね〜〜前田選手<あんたも好きねぇ~♡

アキレス腱固め…よく観えなかったのですが、極まっていなかったのですね<星勘の脱出シーンのは極まる前の段階ですね。
裏返るというのは、まだ“遊び”があるからだと思います。
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Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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