それが超獣のロケンロール(1985)

急速に春めいてきましたね!!

春は様々な名勝負が残されてきています。

今日は名勝負には程遠いんですけど、

記憶にしっかり刻まれた試合をお送りしましょう。

1985年3.9 両国国技館

長州力、谷津嘉章vsブルーザー・ブロディ、キラー・ブルックス

長州×超獣1

両国“新”国技館でのプロレスこけら落とし。

ただしこの日の主役は“超獣”ブルーザー・ブロディではなく、

待望の初来日となった“暴走戦士”ザ・ロード・ウォリアーズでした。

さらに相手チームの大将、長州力は飛ぶ鳥を落とす勢い。
長州×超獣2

明らかに自分の影が薄くなっている事に苛立つブロディは、

この試合でホタテマンばりのロケンロールを展開します。
長州×超獣3

チェーンを振り回して充分に観客席を暖めてから、

リングに到着したブロディに対して、
長州×超獣4

長州は奇襲を仕掛けますが、

事もなげにブロディは受け流して、

場外へ放り投げてしまいます。
長州×超獣7

試合が始まればパートナーのキラー・ブルックスがしっかり捕らえた、

谷津嘉章の顔面付近にいきなりICBM弾!!
長州×超獣5

格の違いを教え込むかの様に、

すかさずブロディは、

ワンハンド・スラム、いわゆるゴリラスラムで叩き付けます。
長州×超獣6

そしてブルックスにつなぐと、

谷津は自軍コーナーへ持って行き、

長州にスイッチ。
長州×超獣EX

勢いよく長州はトップロープからのエルボーでリングイン。
長州×超獣8

そのまま相手コーナーに待機するブロディに、

一発ぶち込もうとしますが、

ブロディは長州の長髪を掴んで試合の流れを止めてしまいました。
長州×超獣9

そして交代すると、

自ら走り込んでのICBM弾、
長州×超獣10

さらにロープのリバウンドを使って強烈な追撃。
長州×超獣11

やりたい放題のブロディです。

長州は何とかブルックスの胸板に、

バックエルボーを放って逆転を試みますが、
長州×超獣12

敵コーナーに捕まれば、

ブロディ今度はジャンピング・ニー。
長州×超獣13

さらに抱え上げると、

勢いをつけてのシュミット流バックブリーカー。
長州×超獣14

そしてショルダースルーを狙ったところを、

長州は蹴り上げて、
長州×超獣15

片足タックルでテイクダウンを奪うと、

一気にサソリの体勢へ持ち込みますが、

すぐにブルックスがカット。
長州×超獣16

両軍交代すると、

谷津は打点の高いドロップキック。
長州×超獣17

当時の谷津、最もコンディショニング良かった時期ですね。

さらにベンジュラム・バックブリーカーから、
長州×超獣18

主導権を握りかけたところで、

またブロディにスイッチされてしまいます。
長州×超獣19

ブロディは谷津を場外に放り投げ、

さらに追っていってマス席に叩き付けます。
長州×超獣20

完成して間もない会場であっても、

ブロディはお構いなしに暴れます。

のちに新日でもこの事で一悶着起こすんですよね。

リングに戻ってもICBM弾を顔面に。
長州×超獣21

谷津は何とか蹴り足を捕えて、

長州につなぎます。

そして足殺しの連係プレーから、
長州×超獣22

一気にブロディの長い脚を折りたたんで、

サソリ固め!!
長州×超獣23

これもステップオーバーする前に、

ブルックスがカットに入ります。
長州×超獣24

ほとんど見せ場を与えないガイジン組なのであります。

ブロディのアバランシュホールドは全体重乗っていますね。
長州×超獣25

ならばブルックスに照準を絞ったジャパン軍、

ツープラトンのブレーンバスターで叩き付け、
長州×超獣26

谷津お得意のブルドッキング・ヘッドロックを狙いますが、

これさえもブルックスはロープを抱えて回避。
長州×超獣27

ギクシャクした空気を打開せんと、

長州は一気呵成にサソリ固めに持ち込みます。
長州×超獣28

が、ステップオーバーと同時にブロディがカット。
長州×超獣29

このキックも強烈です。

これまた強烈な逆水平チョップを挟み、
長州×超獣30

コーナーに振って対角線を走ると、

待ってました、と長州のカウンターキック。
長州×超獣31

さあ、やっとチャンス到来です!!

長州は右腕をぐるぐる回してロープに走ると、
長州×超獣32

リキ・ラリアート!! …はダッキングされ、
長州×超獣33

逆にブロディのドロップキック!!
長州×超獣34

これ両足を揃えないので、

2か所にダメージが行くんですよね。

代わったブルックスは長州をロープに振って、

カウンターのバックハンドエルボー…今度は長州がダッキングすると、
長州×超獣35

ここでリキ・ラリアート炸裂!!
長州×超獣36

すぐにカバーに行きますが、

ブロディもまた、すぐにカット。
長州×超獣37

絶対に華は持たせないつもりです。

長州軍はフィニッシュに向けて、

分断作戦に出ますが、
長州×超獣38

これもまたブロディが切り返して、

ブルックスと谷津が衝突するという見慣れぬ光景が…。
長州×超獣39

間髪入れずブロディは谷津の背中に、

ドロップキックをぶち込んで場外へ吹っ飛ばします。
長州×超獣40

いびつな試合にケリをつけんと、

長州はブルックスをロープに振りますが、

ここもブルックス切り返して、
長州×超獣41

振られたのは長州、

待っていたのはブロディのビッグブーツ。
長州×超獣42

ブルックスは長州を捕えるとブレ-ンバスター、
長州×超獣43

これを長州が空中で切り返して、

やや低空のバックドロップ。
長州×超獣44

これでカウント3が入りました。
長州×超獣45

勝ちが告げられると、

長州はブロディを一切見る事なく、

そそくさと引き上げて行きました。
長州×超獣46

一方のブロディは、

テレビ生中継のタイムテーブルを無視するかの様に、

観客席を徘徊し続けました。
長州×超獣47

それは間違いなく主役であるウォリアーズに対するものでしょうし、

もう一つはこのタッグマッチがブロディにとって、

全日本における大会場での最後の試合でしたから、

ファンに別れを告げる意味もあったと解釈します。
長州×超獣48

時の人、長州に一切の見せ場を与えず、

やりたい事だけやったブロディ組。

これはもう一世を風靡したホタテマンの歌詞そのものでした。

長州軍団を迎えて全日本がまさに上昇気流に乗る中、

はっきりと馬場さんに異を唱えて、

インディ団体に成り下がる寸前の新日本に“移民”したブロディ。

それは多くの敵を作ってしまったブロディ革命の根幹でした。

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tag : 長州力 谷津嘉章 ブルーザー・ブロディ キラー・ブルックス

comment

Secret

No title

多くに伝えられているブロディが長州に強さと格の違いを見せつけようとした試合。



・・・・と、思っていましたが、以前どこかのブログで
「次のウォリアーズの試合が控えていたのでサッサと切り上げる為に終わらせようとした」
という記述がありまして。

あ~~、そういう見方もあるのか。
とも感じました。
勿論、真相はブロディが亡くなった今は誰も知らない話になってしまいましたが、やっぱりプロレスというのは奥が深いなぁと感じました。

>ナリさん

ブロディが長州に強さと格の違いを…と、思っていましたが…「次のウォリアーズの試合が控えていたのでサッサと切り上げる為に終わらせようとした」という記述<色んな憶測が飛び交う試合こそが後世にまで伝わるべき試合なんでしょうね。これは別に名勝負だけに非ず。
ですから不穏試合も語り継いでいく意味はあると思います。

真相はブロディが亡くなった今は誰も知らない話になってしまいました<もしブロディが生きていたら…

プロレスからスパッと身を引いていたでしょうね。
一つ確かな事は、長州に対して「あんなチビが…」と言っていた事ですね。
でも不思議と藤波は認めてたり、坂口とかサクラダにはカタイ攻撃しかけたり…とにかく謎多きレスラーでした。

No title

この一戦と対鶴田戦が長州を一介の職業レスラーから闘うプロレスラーに変貌させたわけです。のちの90年ドーム大会、全日本勢を迎え撃った長州は、大事なお客様である天龍&三沢タイガー組にたいしてブロディよろしく主導権を握りつづけ、新日本の強さを体現することになります。さらに95年の10.9大会の安生戦もあわせ、長州は全身にオイルを塗ってリングにあがりました。秋山の先をいくリアルファイトぶりです(笑)。
型どおりの、あらかじめ勝敗が決められたプロレスで真剣勝負を挑む、これこそが猪木イズムであり、全日本参戦が長州をして猪木に接近せしめた事実は、猪木とは遠くにありて思うものであることを知らしめてくれています。そこいくとIGFの連中は猪木の財布にたかって何がしたいのだろうかと。

猪木を理解したければ、いちど猪木から離れてみることをお薦めしたい今日このごろ。

プロレスだからこそ闘わなければならない。競技選手に闘いのリアリティを奪われたままでプロレスの復権は果たせないのです!

No title

中学時代、この試合見て受けた印象は本当、
「ブロディ強ぇ〜」
でしたね。

当時長州を鶴田より格下と捉えていたオラは、「やっぱりな」と思ったものでした。

長州を酷評したブロディですが、ブロディに限らず全日外人勢で長州を絶賛した選手は1人もいなかったですね。その裏には余所者なのにその人気からメインに出続ける事へのジェラシー、そして自分1人目立とうとする試合作りなどがあったんじゃないかな?

この頃ブロディはWWFと契約寸前だったんですよね?結局新日移籍に止まりましたが、行ってたらどうなったかな?
テリーは莫大な大金を稼ぎだしたはずだと言ってましたが…。
猪木ーブロディの夢の対決の裏でホーガンーブロディの夢の対決が流れてしまっていた事は残念ですね。
まぁ、ビンスとブロディが合うはずないでしょうが…でも、ブロディが”キングコング”と呼ばれるキッカケを作ったのはビンスなんですけどね。

>し~まさん

この一戦と対鶴田戦が長州を一介の職業レスラーから闘うプロレスラーに変貌させた<そうだったんですか? そういう意味を持つ試合だったんですか。

大事なお客様である天龍&三沢タイガー組にたいしてブロディよろしく主導権を握りつづけ、新日本の強さを体現<あの試合も見る角度によって賛否両論ありますよね。天龍はオイルをしった瞬間に愕然としたそうな。

全日本参戦が長州をして猪木に接近せしめた事実<確かにあの時代の長州と一時期の前田氏が最も猪木に近付いたといえるでしょうね。

IGFの連中は猪木の財布にたかって何がしたいのだろうか<猪木の団体でありながら、ほとんどの選手が挑戦も冒険もしていないですよね。
強さを持っているだけに歯痒いです。

プロレスだからこそ闘わなければならない。競技選手に闘いのリアリティを奪われたままでプロレスの復権は果たせない<全てが闘いですよね。プロレスにはリアリティ以上のものも要求されますし。
とにかく奥が深い世界だと思います。

>BKっち

中学時代、この試合見て受けた印象は本当、「ブロディ強ぇ〜」<実際の強さ以上に強く見せる事が重要なプロレスの世界において、この試合のブロディはプロの仕事をしたともいえます。

余所者なのにその人気からメインに出続ける事へのジェラシー、そして自分1人目立とうとする試合作り<そう考えると…1986年の札幌で前田vsブロディが行われていればなぁ…と。間違いなく歴史の証人になっていたんですけどね。

ブロディはWWFと契約寸前だった…ホーガンーブロディの夢の対決が流れてしまっていた事は残念<結局NYには登場しなかったんですか?
新日移籍会見ではWWFに上がる事も公言していた記憶がありますが。

ブロディが”キングコング”と呼ばれるキッカケを作ったのはビンス<そうだったんですか?
キャラプロレスを作り上げたビンスの黎明期にキングコング・ブロディが存在していたんですね。

No title

前田ー坂口も歴史の証人ですよ(^ ^)

結局ブロディはビンス時代は上がってませんね。ビンスシニアの時代にブルーノのライバルとして上がったっきりです。
ブルーザーブロディの名付け親もピンスシニアでしたよね?
で、ビンスがブロディの知名度を上げろとの指令を受けて、あの有名な''キングコング”ポスターとツーショット写真を撮ったと。
WWAで”ブルーザー”を名乗れなかった時、キングコング・ブロディとしたのは、その宣材写真のインパクトが強かったからだそうです。

試合動画観ました。

昨夜観たのですが。

ブロディー選手客席を暖めるにも程があると思う位
チェーンを振り回し歩き廻っていますよね。
会場に居たら逃げるだけで疲れちゃいそうです(怖)
でも、こういうシーンもプロレスの醍醐味なのかもしれないですよね⁈

今だと特に飯塚選手が客席を暴れながら徘徊してると逃げるどころか近づくファンも居て観ていると”危ないよー”と思いながらみてますから。

試合は意外とあっけなく終わった印象でした(・_・;
もう少し展開があるかなと思ったのですが…。

>HBK博士

前田ー坂口も歴史の証人<プロレス史的にはそうなんでしょうね。
のちの新生Uも前田vs船木が流れて、田村が潰された事によって、歴史の証人になった事ですし。

ビンスシニアの時代にブルーノのライバルとして上がったっきり<ハンセンもそうですが、ビンスシニアは強さ(強く見える才能)っていう部分を大切にしていたんですね。ボブ政権にしても。

有名な''キングコング”ポスターとツーショット写真を撮った<キングコングの知名度を最もうまく利用したのは全世界でブロディだけでしょうね。
一歩間違えれば、イヤウケアの二番煎じに終わってた可能性すらある訳ですから。


こういうの本当にBKっち頼りになるなぁ。
フミさんのコラムのスピンオフ見たいですよ。

>みーさん

観て下さったんですね!? ありがとうございます。

客席を暖めるにも程があると思う位チェーンを振り回し…こういうシーンもプロレスの醍醐味なのかも<まさしくその通りですよ。
必死に逃げ出したくなる緊張感、それもプロレス観戦の醍醐味です。昔のガイジンはマジで怖かったです。

飯塚選手が客席を暴れながら徘徊してると逃げるどころか近づくファンも<そうですね。逃げるにしても笑いながらですしね。

意外とあっけなく終わった…もう少し展開があるかなと思った<試合としては生中継というのもあったんでしょうけど、ブロディも長州も出し切れていませんね。
Nextがあるという部分もあったのか? それでもこれが最初で最後のコンタクトに終わりました。

また気になる試合があれば、ご紹介させて頂きます。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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