本当の意味での真剣勝負(1991)

桜庭
「僕は緊張感を持って試合をしたいので、時間無制限で、素手でやるというルールはどうでしょうか?」


緊張感…これこそがUWFインターナショナルという団体を語る上でのキーワードじゃないでしょうか?

田村がかつて口にした「真剣勝負」

これ、宮戸の定義では『真剣勝負というのは単純にシュートではなく、全てを賭けた闘いの意。ワークマッチにだって起こり得る』らしいです。

発表記者会見

N.Y.での会見

調印式

17年前の今日、Uインターが団体の全てを賭けて臨んだ“真剣勝負”がありました。

満員の両国

ここでこければ、団体ごと終わってしまう。

それは観客動員でもあり、試合内容でもあり、試合の結果によってでもある。

その時、プロレスの神は舞い降りました…

この試合、後年さまざまな裏話が語られてきました。

バービック入場

試合数日前、スパーリング・パートナーとしてUインターが呼んだ世界ランカーのゴーディ・ラセットのボディ打ちで高田はアバラを折ってしまったという有名な話もあります。

高田入場

1991年12.22 両国国技館

格闘技世界一決定戦

高田延彦vsトレバー・バービック


格闘技世界一決定戦 高田vsバービック

ゴングの直前までバービックは下半身への攻撃=ローキックの禁止を訴えます。

ローキック禁止を要求するバービック

しかし高田の答えは「NO!!」。

この事で長年の間、Uインター側がルール面でダブルクロスしたという噂もありました。

高田「NO!!」

開始から重いローキックです。

開始早々ローキック

さらにバービックはクレーム。あくまで「約束が違う」という態度です。

再度クレーム

ただ、これに関してのUインター側の見解は「ローキックが禁止なら、バービックが普段付けていないニーサポーターを付けてる意味が分からない。あれはキックへの対策だろう」というもの。

高田も再度「NO!!」

後はもう、ガンガン蹴っていき、バービックに反撃の間を与えません。

2発目

膝の正面から入りダメージ大

さらに膝の正面

効いてきた…

打つ!

打つ!!

ハイまでも!!

最後の一発

突如バービックが逃亡。

脱兎の如くエスケープ

完全な戦意喪失です。

戦意喪失

高田の圧勝です。

完勝

この試合の途中から高田の眠れる実力が覚醒しました。

この“顔”見て下さい。

野次を睨みつける

明暗クッキリです。

動けぬバービック

勝利者インタビューでも高田は吼えました。

「ハッキリ言って、物足りません。

「ハッキリ言って、物足りません」

もし…もしぃ!! ボクシングの…アメリカのボクシングで!! 文句のある強ぇえ奴がいたら、こっちから指名します!!

「タイソンか、ホリフィールド!!」

マイク・タイソンかホリフィールド! ケーブルテレビ見てたらいつでも来てくれ! いつでもやります!!」


差し歯を抜いた貴重なショット

この試合がワークだったのか? 完全なるシュートだったのか?

今さらどうでもいいことです。

控室で苦悶のバービック

毅然とした態度

ただ、この試合の影響でUWFインターナショナルと、高田延彦に心を奪われてしまった人間は全国に何千人といたことは完全なシュートです。

田村潔司桜庭和志の試合が、通常のDREAMルールであろうと、素手の殴り合いであろうと、負けた方には決定的な黒い星が残ります。

私自身、ちょっと感傷的になりすぎてました。これまで。

これは試合なんです。

勝つか負けるかによって、雲泥の差がついてしまう真剣勝負なんです。

いよいよ決戦まであと9日です!!
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tag : 高田延彦 トレバー・バービック 格闘技世界一決定戦 田村潔司 桜庭和志

comment

Secret

久々っす!

そこまで思い入れのある試合がまだレガッちにはあるというのが物凄く羨ましいです…。
物凄く幸せな事だと思いますよ。

オラはもうないかなぁ~…考えても全然思い付かない…。ショーン対ヒットマンでもそこまで感情移入出来ないだろうなぁ…。

No title

もし…もしぃ!!いいっすね!(笑
確かにそう言ってましたね!
ただ・・これはチケット買えませんでした・・。
もの凄い速さで完売してましたね
当日現地には行ったんですが・・パンフ買って引き返した思い出ですね(汗
やはりタムvsサクも勝負ですよね
私も両方応援したい!そんな感じですが・・
やはり思い入れのあるほう、好きなほうを応援したいと思います

>BKっち

御無沙汰です!! BABY元気ですかっ!

幸せ…なんでしょうかね?

そうなんでしょうね。

今回、本気で行きたかったですから。こんな気持ち、高田引退以来ですよ。
感情移入出来る試合はこれだけかも知れません。本当に。
だからこの試合は私にとって“プロレスリング”ですね。

>Fさん

もし…もしぃ!! < 細かくてすみません(笑)

もの凄い速さで完売 < そうだったんですか。
田村vs桜庭…勝負ですよね、うん。
互いに勝つための最善の闘い方をするでしょう。
それに対して私らがいろんな思いを抱くだけで。

Fさんはやっぱり田村ですね。
私は…やっぱりどっちに勝て、というのは考えられないなぁ…まだ。

No title


>マイク・タイソンかホリフィールド! ケーブルテレビ見てたらいつでも来てくれ! いつでもやります!!

当時、このコメントに
タイソンとホリフィールドが日本のケーブルTVで
UWFインター見てる訳がないやろ!頼むわ~高田さん…。
とツッコんだ事を思い出しましたw
ただ、この頃のジェームス・ディーンは規格外の
強さを感じさせてくれました。まさしく”U”の象徴で
ありましたね。

>u-spiritさん

ケーブルテレビ見てたら < 確かに見てるわけないですね(笑)

グラップラーたかしのモノマネのネタにも使われてました。
UインターのPPV始まったのもずっと後の事ですしね。

u-spiritさんの小太刀が一日も早く返還されることを願ってやみません。
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