天の川に掛けた人間橋(1981)

突然ですけど今日の記事はこの試合です。

1981年8.6 蔵前国技館

賞金3万ドル&覆面剥ぎマッチ

アントニオ猪木vsマスクド・スーパースター

アントニオ猪木vsマスクド・スーパースター

以前書いた様に(参照:天の川は流星仮面の調べ)、

この試合の放送日が北海道では七夕にあたる日でして、

当時の記事では小4と書いたんですけど、

私9歳、小3ですね。

おやつ袋もらってダッシュで家路につき、

じいちゃんと一緒にテレビを食い入る様に観た一戦です。

この春にNWFヘビーを返上したアントニオ猪木は3万ドルの賞金を、
入場時の顔…いいですね

対するマスクド・スーパースターは自らのマスクを賭けて臨みました。
流星仮面

ゴング直前の猪木の咆哮を合図に、
「アッシャ!!」

試合開始です。

二人の闘いは常にロックアップから。
ロックアップから、

パワーに勝るスーパースターは、

2度、猪木を突き放していきます。
2度突き放すスーパースター

3度目のロックアップ、

猪木は足を使って崩しにかかります。
3度目のロックアップは、

期せずして首相撲となり、
首相撲となり、

猪木がヘッドロックに入ろうとした瞬間、
猪木ヘッドロックに行くが、

スーパースターは素早い切り返しから、

スインギング・ネックブリーカー!!
切り返して早くもスインギング・ネックブリーカー炸裂!!

虚を衝かれた受け身も不完全だった猪木は、

たまらず場外へエスケープを図ります。
一旦場外エスケープの猪木

呼吸を整えてリングインした猪木を待っていたのは、

スーパースターのフロントヘッドロック。
スーパースターのフロントヘッドロック、

そして左手を差してひっくり返すと、

カバーの体勢へ…巧い!!
ひっくり返してのカバー…巧い

左腕を深く差して右肩を、

左肩は右ヒザで固定していってます。

ただの体固めじゃないんですよ。

猪木がキックアウトすれば、

今度はスリーパーホールド。
太い腕でスリーパーへ、

“万力の様な…”という表現がピッタリですね。

猪木は起き上がると、

アームホイップで返していきますが、
アームホイップで脱出を図るが、

離さないスーパースターの、

締め付けはさらに厳しく。
再び投げを狙う猪木に、

もう一度、アームホイップでの脱出を狙いますが、

スーパースターは猪木のタイツを掴んで、
スーパースターも切り返してテイクダウン

後頭部からマットに叩き付けて、

さらに体重移動しての締め込み。
さらに体重移動して締め込むと、

3度同じ轍は踏まない猪木は、

柔軟性を利して後方回転へ。
猪木は柔軟性を利して、

見事に切り返してのハンマーロックから、

「アシャ!!」の掛け声一発。
後転からハンマーロックの切り返し

今度はスーパースターが、

フライングメイヤーで返していくと、
スーパースターはフライングメイヤー、

今度は猪木が離さない。
今度は猪木も離さない、

そのままリストロックに移行すれば、
リストロックに移行すると、

立ち上がったスーパースターは、

一気に猪木を押し込んでロープに振ります。
スーパースターはロープに振り、

カウンターのバックハンドエルボー、

これは猪木が潜り抜けて、
バックハンドのエルボーは猪木が潜り抜けて、

ドロップキックがヒット。
ドロップキックから、

アームホイップから、
アームホイップで叩き付けて、

腕ひしぎ逆十字。
腕ひしぎ逆十字

この頃くらいから、

猪木は逆十字を多用していますね。

しばらく極められていましたが、

スーパースターは何とかロープまで押し込みます。
ロープに押し込んで、

局面の打開を狙って場外戦へ。

猪木の額を鉄柱に打ち付けて、
場外戦へ

いち早くリングに戻ると、

エプロンまで上がって来た猪木を、

トップロープに固定してハンマーパンチ。
トップロープを利用してのハンマーパンチ

さらにトップロープを使い、

ジャンピングして猪木の喉元を叩き付けます。
さらにトップロープを使ってのネックブリーカー

ジャンプ力もありますね。

ヘッドバットを挟んでから、
ヘッドバットを挟んで、

強烈なベアハッグで締め込んできます。
強烈なベアハッグ、

猪木は悶絶しながら何とかスペースを作ると、

ショートレンジでナックルパートを見舞って行きますが、
スペースを開けてナックル連打

突然、切り替えての高角度ベンジュラム・バックブリーカー!!
いきなり高角度のベンジュラム・バックブリーカー!!

続けざまに河津落としで腰に集中砲火。
さらに河津落としから、

ロープに振っておいて、
ロープに振って、

バックハンドエルボー、今度は命中。
バックハンドエルボー今度は命中

ここが勝負と見たスーパースターは、

もう一度ロープに振って、
もう一度振って、

“必殺”のフライング・スリーパー!!…は空振り!!
必殺のフライング・スリーパーは猪木がダッキングし、

自らマットに叩き付けられてしまいました。
自爆は大ダメージ

…にしてもこの巨体で凄いジャンプ力ですよね。

ここから一気に畳み掛ける猪木、

延髄斬りをクリーンヒットさせると、
猪木は延髄斬りから、

バックを奪って、
バックを取ると、

ジャーマンスープレックスホールド!!
背筋力で投げるジャーマン!!

綺麗に掛かった人間橋に、

カウントは3数えられました。
完璧なカウント3

老若男女大喜びする蔵前の観客席。
大喜びの蔵前の館内に、

猪木は会心のダーを決めると、
猪木のダーが響きわたる

ルール通り容赦なくマスクを脱がしに行きます。
約束通りマスクを脱がせば、

脱がされたスーパースターは、

頭からスッポリとタオルを被って退場。
すっぽりタオルを被って帰って行くスーパースター

猪木はマスクを掲げてのアピールです。
マスクを手にしてアピール一発

…が、ちょっと待った。

これマスクを賭けただけで、

素顔は晒さなくていいんですね。

いずれにしても、この試合、

猪木が現役最後に見せた、

背筋でぶっこ抜くジャーマンだったと思うんですよ。

フィニッシュの形的にも、

七夕の天の川に掛かった人間橋の様でした。



そして6.4…私は一ヵ月早い、

いや北海道的には2ヵ月早く七夕を迎えます。

その日と翌日の夜空には、

紫色の流れ星が幾筋も閃光を放つ事でしょう。

 『サミット2015夏』開催告知(追記:参加選手決定)

 団塊Jrのプロレスファン列伝 より
流星仮面二世 北へ ~第一話~

とにかく、この一戦から34年の時空を超えて、

私は流星仮面二世さんと巡り合う訳です。

9歳でブラウン管の中に観た星のマスクの大男が、

「ムスコ」と認めた方と運命のご対面を果たすのです!!

合言葉は『騎乗位にTKシザース』。

…とにかく詳報を待て!!

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tag : アントニオ猪木 マスクド・スーパースター 七夕

comment

Secret

この頃の猪木さんはもうジャーマンができないんじゃないかって言われてましたね。この試合のジャーマンが確か3年ぶりだったはず。だからテレビで見た時は物凄く興奮しました。

ひとりジャコビニ流星群

カール・ゴッチの夢を見て、そして試合でジャーマン・スープレックスを繰り出した猪木!!最後のぶっこぬきにふさわしいジャーマン・スープレックスでしたね(^^)

マスクドも交わされはしましたが、これほどの高さのフライング・スリーパーはなかなかないですね。コンディション、この頃が一番よかったんじゃないかな~。

世界で唯一、息子と認められたボクももちろんベストコンディションで北海道へフライング・スリーパーしますよ!!おおっと騎乗を、モンゴリアン・ベアハックで返した~!!

お疲れ様です!

一昨日に観た映画「新宿スワン」で綾野剛さんががクライマックスに決めた技が

観客にドロップキックと思わせておいての

【フライング・スリーパー】

だったのですよ!!

(ネタバレですがm(_ _)m)


ランニング・ネックブリーカー・ドロップではなく間違いなく空中に飛んでの

フライング・スリーパーでした(≧∇≦)


映画館で

うおー!(◎_◎;)

となりました

(#^.^#)

パーカーを着たままのマスクド・スーパースターのショットがカッコイイ!長身だけど、しっかりとしたレスリングが出来て息の長い選手でしたね。WWFとの提携が解消されて見られなくなったのが残念な1人でした。デモリッションのギミックはトゥーマッチだったけど、それでもこなせてるのは流石でした。

今更言うまでもなく猪木さんの肉体美…そしてマエストロと言いたくなる様な試合運びの流麗さ。別格だなぁと。他団体の外国人選手でも選手としての猪木さんの悪評はほとんど聞きませんし。

あ、そんなこんなで6/5はまた皆様の胸にぶつかり稽古に挑ませて戴きます(笑)

これってオープニングで猪木がマスク叩きつけてた試合ですか?
子供の頃の記憶なのでアレですが、確かこれ猪木がマスクかドル札を手にしたオープニングだったような…。だから絶対猪木が勝つって思って観てた記憶があるのですが、記憶違いかな?

さて、いよいよ近づいて来ましたね。
今回はテレコはいらないのかな^_^;?

>BPHさん

もうジャーマンができないんじゃないかって言われてましたね<決定的だったのはやはり小林戦のフィニッシュですか?
でも改めて観ると、この試合のジャーマン腰を落として背筋力で流星仮面の巨体を投げ切ってるんですよね。

テレビで見た時は物凄く興奮しました<猪木自身も会心の一発だったらしく、ダーのポーズが指折りの決まり方ですよね。

>流星仮面二世さん

カール・ゴッチの夢を見て、そして試合でジャーマン・スープレックスを繰り出した猪木!!<言ってます言ってます!! 古舘アナ言ってますよぉ!!
そういう取材に裏打ちされたレポートって今はあんまりないんですよね。試合前にこう言ってました、的な。

これほどの高さのフライング・スリーパーはなかなかない<凄い高いんですよね。
これ入ったら凄い破壊力です。
藤波とのWWFインタ戦のも凄かったですよね。

おおっと騎乗を、モンゴリアン・ベアハックで返した~!!<いや~煽りメールも世界初の試みでしたね(笑)。

とにかく、もう待ったなし!!
明日の今頃は二人でいる訳ですからね!!

>ヨンペイさん

「新宿スワン」で綾野剛さんががクライマックスに決めた技が…【フライング・スリーパー】だったのですよ!!<え!? そうだったんですか!?
ここのところ映画でのアクションシーンはMMA的テクニックをアレンジしたものが多かったですけど、一周してプロレス技に戻りつつあるんでしょうかね?

映画館でうおー!(◎_◎;)となりました(#^.^#)<そこに気付いてる人がヨンペイさん含めて何人いたんでしょうね。

さてヨンペイさん、明後日宜しくお願い致しますよ!!

>ささのっちさん

パーカーを着たままのマスクド・スーパースターのショットがカッコイイ!<そうなんですよ。大型なのにボテッとしていないんですよね。

デモリッションのギミックはトゥーマッチだったけど、それでもこなせてるのは流石でした<器用でしたよね。タッグの名人という側面もありますし。
だってしっかりスーパースターで確立してんのにスーパーマシンとか、普通やらないですよね。

今更言うまでもなく猪木さんの肉体美…そしてマエストロと言いたくなる様な試合運びの流麗さ<上半身の独特のシルエットは美しいですよね。
古舘アナ曰く「ママレモン!」(笑)。

また皆様の胸にぶつかり稽古に挑ませて戴きます<とんでもない。いつも勉強になります。

とにかく宜しくお願い致します!!

>BKっち

オープニングで猪木がマスク叩きつけてた試合ですか?<いかにも!!
ダーの後に叩き付けていますね。

確かこれ猪木がマスクかドル札を手にしたオープニングだったような…。だから絶対猪木が勝つって思って観てた記憶があるのですが、記憶違いかな?<あらら、そんな簡単にネタバレやっちゃってたんですね(笑)。
過去記事に書いた通り、この日はオープニングから観れていないんですよ、私。

今回はテレコはいらないのかな<あっいつもの話題ですね(笑)。
ノーTV! ライブが全て!! のUWF的ノリで行きましょう!!

当日が今日の天気じゃなくて良かったです。

No title

レガさん、流星仮面二世さん、みなさん羨ましいです。この時代のプロレスは全然知らないのですが、いつか後追いで皆さんの輪に加われるよう楽しみながら進みます。サミットの成功をお祈りしております!

この時のダー!

DXプロレスの表紙だか扉ページを飾ったんですよね。
この時の札幌大会も猪木対スーパースターだったと思います。観に行きましたよ。当時札幌ではおこらなかった「イノキ」コールがおきかけたのに、私と友人の「スーパースター」コールがかき消してしまったんだ、いい気分だった!
東京に居た友人は、スーパースターにプレゼントを渡しにホテルまで行ったのに、素顔で歩いていたので渡せなかったと嘆いていました。

>てつさん

いつか後追いで皆さんの輪に加われるよう楽しみながら進みます<いやいや全然ウェルカムですよぉ!!
皆さんそれぞれのプロレス論があってこそサミットですし、自分の知らない話を聞くのも醍醐味ですからね。

てつさんもいつか!! かならず。

>SisLANDさん

DXプロレスの表紙だか扉ページを飾った<あれ本当にキマってたんですよね。
撮影は原悦生氏だったかなぁ?

札幌大会も猪木対スーパースター…「イノキ」コールがおきかけたのに、私と友人の「スーパースター」コールがかき消してしまった<そういった部分も生観戦ならではのエピソードですね。
後年、延長コールや落とせコール…味気なくなっちゃいましたよね。

友人は、スーパースターにプレゼントを渡しにホテルまで行ったのに、素顔で歩いていたので渡せなかった<その辺り、スーパースターって無頓着なんでしょうかね?
元々素顔で闘ってた選手だけにオフはオフで割り切ってたのかも知れませんね。

また貴重なお話ありがとうございます。

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>〇木様

私の様なブロガーを評価して頂きありがとうございます。

色々と熟考させて頂きましたが、今回は辞退させて頂きたく存じます。

あくまでも一ファンの立場に過ぎない事と、ご希望にお応え出来る程の文才も持ち得ていない身ゆえに、自信が全くございません。

申し訳ありません。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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