Yoji Anjo Is Alive vol.25~Future Killer~(1989)

UWFが新日との業務提携時代を終え、

新生UWFとして再旗揚げすると、

お世辞抜きで社会現象が巻き起こりました。
新生UWF旗揚げ

そこで安生洋二は三羽烏(参照:三羽烏のちゃんこ論)として、

中野龍雄宮戸優光とシノギを削ります。

そこに1年後、藤原喜明と同時に、

UWFとプロレス界の未来を背負って移籍してきたのが、

船木優治鈴木実でした。
船木、鈴木…若い

特別な存在の藤原はアレとしても、

二人はまさに上3人(前高山)と下3人(三羽烏)の壁を壊す存在として、

周りからの期待を受けましたが、

そう簡単に通用しないのがUのリングでした。

鈴木の移籍第1戦は1989年4.14 後楽園ホールでしたが、

その相手を務めたのが若くして既にポリスマン(?)の安生です。

試合はキャリア1年の鈴木の持ち味を十分に引き出してから、

20分弱で片羽締めにより安生勝利。
安生vs鈴木1

しかし若手の一人に過ぎなかった鈴木が、

大抜擢を受けて同年11.29 東京ドームの6大異種格闘技戦で、

UWF代表の一人にまで飛び級した決め手は、

直前の10.25 札幌中島体育センターでの安生との30分フルタイムドローでした。
札幌の安生vs鈴木1

当然この大会、生観戦しましたが、

完全にメインを食う様な試合内容でした。
札幌の安生vs鈴木2

インパクトではセミに軍配が上がるんですけど…。
前田vs田村@札幌②



一方の船木は移籍初陣の藤原喜明戦、

第2戦のボブ・バックランド戦と、

注目を集めながらも、なかなか結果が出ない中で、

第3戦、1989年6.14 愛知県体育館での安生戦を迎えます。
船木vs安生1

この試合、22分44秒、アームロックで安生が勝利するのですが、

若い二人がほぼノンストップで攻防を繰り広げる、

UWF史上屈指の名勝負となりました。
船木vs安生3

船木は敗戦こそしましたが、

何かに吹っ切れた印象を残し、

次戦の中野戦で念願の初勝利を挙げました。

怒涛の快進撃が始まるのは、

このちょうど1年後の事ですが、

山崎一夫高田延彦、藤原を連破していくきっかけの試合が、

復帰戦のvs鈴木と、やはり1990年5.28 宮城県営スポーツセンターでの安生へのリベンジマッチでした。
船木vs安生リマッチ



こう考えると今回の引退試合、

非常に因縁深い相手に決まったのは言うまでもないのですが、

船木も鈴木も最初のブレイクのきっかけとなった試合は、

いずれも安生戦じゃないですか。

ただし、『最初から簡単に上には行かせないよ』と、

持って生まれたポリスマン体質はさすがですよね。

“レジェンド・キラー”という異名のレスラーもいましたが、

さしずめ新生U時代の安生の場合は、

未来ある選手を叩き潰す“フューチャー・キラー”。

これはUインターになってからも田村潔司垣原賢人に対して同様でした。
脇固めで安生勝利

安生が持つ引き出しの多さを知れば知る程、

U系という枠に限らない、

凄い選手だった事がわかります。

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tag : 安生洋二 船木誠勝 鈴木みのる

comment

Secret

あれは凄かった!!

こんばんは。

中島での安生vs鈴木は凄かったですよね。

私の生観戦の中でもトップ10に入る名勝負です。覚えているのは、安生がハイでダウンを取った後の指を上から下にやる長州ばりのアピールと鈴木の助走距離の長い串刺しドロップキックです。館内のどよめきも、あの雪まつりの6人タッグと大差なかったように思います。確か第2試合目だったのに。

この試合のインパクトが強すぎて、翌年の鈴木とスマイリー、安生と中野は悲しいくらい見劣りしたのも良い思い出です。

>aliveさん

こんばんわ。

私の生観戦の中でもトップ10に入る名勝負<やはり覚えてらっしゃいますね。
ちなみにメインの高田vs藤原はどうでした? 5ノックダウンのTKOで終わった試合。

安生がハイでダウンを取った後の指を上から下にやる長州ばりのアピールと鈴木の助走距離の長い串刺しドロップキック<当時の鈴木ってキックボクサー相手にもドロップキックでKOしてやろうと思ってたらしいですもんね。
一方の安生はチャンプア戦前で、体重をかなり落として蹴りのスピードも一番だったんじゃないでしょうか?

館内のどよめきも、あの雪まつりの6人タッグと大差なかったように思います<橋本と天龍の初遭遇? あれも凄かったですよね。あぁ雪まつり決戦懐かしい!!
中島が爆発したのは、小原vs彰俊、WARvs反選手会同盟、本当に数える程ですもんね。

翌年の鈴木とスマイリー、安生と中野は悲しいくらい見劣りしたのも良い思い出<スマイリーの初登場も札幌だったんですよね。山崎相手に変幻自在なサブミッション披露して。
最後の鈴木戦では普通のU系ガイジンになっちゃってましたが。

No title

とても思入れのあるメンツですね。

>アスリートライフさん

初めまして。
コメントありがとうございます。

とても思入れのあるメンツ<あの時代を知る者にとってはたまらない顔ぶれですよね。
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