粉雪が舞い散る12月~Case by TAMURA~(1997)

昨日(粉雪が舞い散る12月~Case by SAKU~)のつづきです。

桜庭がプロレスファンに希望を与えた頃、総合格闘技団体の草分け“FIGHTING NETWORK RINGS”においては遂に田村がトップの座に躍り出ようとしていました。

田村、前田越え

田村は前年5月の桜庭戦(参照:別れは突然に)を最後にUインターを離脱、リングスへ移籍した。

そしてこの試合までの1年半の間に前田に次ぐナンバー2の座を確固たるものとしていた。

前田も田村に対しては外様的扱いではなく、新生UWF時代からのつながりでリングス・ジャパン所属として実力を高評価していた。

そこに噛み付いた生え抜きの人間もいた。

長井満也である。

「連れて来い!! すぐ連れて来い!!」

しかし、前田にしてみれば膝がとっくに限界を越え、次のエースを作り上げなくてはならない状況の中で長井ら生え抜きの力は大いに不満で、そこにやって来た田村は願ってもいない後釜だった。

これを最後に“生え抜き”長井はリングス離脱

そんな内乱の中で、初対決(参照:私についての説明から~高校編①~)から8年の月日を経て、3度目の一騎打ちは行われた。

1997年12.23 福岡国際センター ワールド・メガバトル・トーナメント準決勝

田村潔司vs前田日明


いつもの四方礼

奇しくも桜庭がブレイクしたUFC-Jの2日後です。

3度目の正直なるか?

試合は淡々と進みました。

良いタイミングのタックル

体重差に潰される

田村の技を前田が体格差で返していく展開。

上からの十字狙い

足首極められる

それは2月に行われた2度目の対戦とは違い、非常に淡白なものでした。

巨体をコントロールしようと試みるが、

足を取られ

ネックロック

さらに膝固めで田村がファーストエスケープ

グラウンドの攻防では珍しい場面もありましたが、

珍しい田村のクロックヘッドシザーズ

田村の攻撃の糸口はやはり打撃でした。

左ミドルを糸口に打撃ラッシュ

さしたるダメージもないまま、試合はクライマックスを迎えます。

自ら下になって

乗りかかってくる前田に、

一気に、

十字取る!!

前田タップ

この淡々とした“儀式”に、前田はやけにサバサバして、

Uの象徴バトンタッチ

田村の表情は複雑でした。

田村の胸に去来するのは…

ただ確かな事は、前田日明という“U”の象徴からタップアウトを奪った事で、今度は自らがリングスのエース、と同時に“U”の象徴になったという事でしょう。

あれから11年…今でも田村の背中にはあの頃背負った“U”が重くのしかかっています。

大きなものを背負ってしまった…
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tag : 田村潔司 前田日明 長井満也

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