徹底比較・田村vs桜庭

とりあえず昨日の 別れは突然に において、1996年の田村vs桜庭3連戦、

“過去”を振り返る作業は終了いたしました。

そうするとですね…今度は“現在”なわけです。

しかしながら二人が、直接相まみえた記録というのは“過去”にしかないわけですから、

ここは恒例の 技トーーク において、当時の試合を元に両者のスキルを素人なりに検証してみたいと思います。

開始直後


まずレスリング技術=タックルをはじめとするテイクダウン能力です。

桜庭 8-0 田村

これが、過去3戦の両者のタックルでのテイクダウン成功回数です。

とにかくレスリングキャリアにおいて田村よりも3年以上永い桜庭がかなり上を行ってます。

速い!!桜庭のタックル

もちろん田村のタックルも基本に忠実であって、非の打ち所はほとんどありません。

田村の片足タックル

しかしこの局面においての桜庭の反応というのは常人離れしています。

カウンターの取り方やフェイントの巧さは打撃のある総合ルールにおいては今でも世界屈指だと思います。

桜庭のタックル成功

一つだけ難点を挙げれば、それはやはり12年前とは違い過ぎる膝の状態でしょう。

決して田村の方からタックルにいくという事は考えられません。

桜庭以外の相手に対しても、総合での田村の戦法は相手の出方に合わせての打撃からですから。

桜庭が大振りのパンチから入るのか? それとも3戦目のようにいきなりのタックルに行くのか?

序盤いきなりの攻めには田村は弱い部分があります。

次に立ち技における打撃です。

素手の顔面パンチが話題となりましたが、実際には総合において諸刃の剣ともいえるキックがポイントとなるでしょう。

桜庭の打撃はフォーム自体が取り立てて良いという事はないんですが、よく言われるのはいわゆる“当て勘”。

ガードの隙間やカウンターに合わせる技術。時には“目線のフェイント”まで駆使して。

桜庭のローは田村が余裕でカット

桜庭の左ロー

しかしこの部分においては田村が上を行くでしょう。

蹴りの重さはデビュー戦から折り紙つき(by鈴木みのる)。フォームも総合にしては完璧すぎます(byモーリス・スミス)。

田村のローが走り出す

田村の速いロー

おそらく得意のミドルは封印してロー、さらにミノワ戦が記憶に新しいテンカオで行くのではないでしょうか?

そこにグローブがあろうとなかろうと桜庭は殴りにいけるのか?

最後にグラウンドです。

“サブミッション=極め”においては間違いなく桜庭だと思います。

エスケープのないルールでの田村はかなりの一本負けを喫してます。

桜庭の場合は遥かに多い試合をこなしてますが、極められた印象は全くありません。

十字!!

桜庭のアンクルに田村激痛

しかし過去のデータを見る限りでは3戦とも田村の一本勝ち。

ただしファーストエスケープにおいては、

桜庭 2-1 田村

と、なっています。

もちろんルールによって戦術は変わってくるのですから、これさえも参考程度に過ぎません。

田村のスリーパーで桜庭がロストポイント

完璧なスリーパー

例によって、徹底と謳いながらも駆け足での検証になってしまいましたが、二人の“感情によって”データ自体全くの無意味となります。

当日、この試合が始まる時、田村は、桜庭は、どんな感情を抱いているのか?

それによって試合の中身は全く変わってきます。

桜庭は本当にただ田村の顔面を殴ることに重点を置いているのか?

そして、何より大きいのは田村が持つ大一番の勝負強さです。

ここ数年は不発に終わってますが、マシュー戦に始まり、ゲーリー戦、パトスミ戦、ヤマヨシ戦、フランク戦、ヘンゾ戦…と、ここ一番においては必要以上の勝負強さを発揮してきたのが田村です。

この試合に対する思いは田村の方が深い、と見ていますが…

笑顔で握手
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tag : 田村潔司 桜庭和志 UWFインターナショナル

comment

Secret

No title

こんばんは!自分も田村の方が深い・・・決死の覚悟があるのではと感じています。
言われるとおり、ルールで戦術は変わりますよね。自分は田村の深い思いとルールによる戦術の違いがマイナスになることを少しだけ恐れています。寝技はおそらく桜庭ですよねえ。
 向かい合うだけで見ててドキドキする試合が堪能できそうで楽しみです!あたは高田来場ですね!

>H.Tさん

田村は総合ルールでの戦い方はカタイですからね。
やはりUくらいの度合いの方が技術を見せられるのには最良かと思います。

田村はかなり立嶋との打撃練習に時間を費やしてるようですね。
これでいくつもりでしょう。
あとはコンディショニングは田村のほうが絶対の自信があるでしょうね。

高田<大晦日の裏番組ですもんね。
いればもうそれだけで素晴らしいんですが…
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