ダブルバウト、競技としてのプロレス(1991)~前編~

先日の『UWF三羽烏“3WAY”トークバトル!』(参照:三羽烏のちゃんこ論)、

大盛況だった様ですね。



MCの大役を終えた堀江ガンツさんのツイートを、

読むだけで胸が熱くなりますね。

三羽烏のUインターでの試合を振り返りましょうか!!
安生、宮戸組

山崎、中野組

1991年5.10 後楽園ホール

山崎一夫、中野龍雄vs安生洋二、宮戸優光

山崎、中野vs安生、宮戸

旗揚げ戦で行われたダブルバウト初お目見えの一戦です。

新生以降はシングル以外考えられなかったUのリング。

この旗揚げ戦も第1試合(参照:未来は僕等の手の中)とメイン(参照:追悼・愛すべきUインター常連ガイジン)は当然シングルバウト。

そこに挟まれたこの試合形式、

初お披露目という大切な試合です。

U.W.F.最強の真実 (BLOODY FIGHTING BOOKS)
 U.W.F.最強の真実 より

宮戸
自分がダブルバウトに出たのは、ダブルバウトがどういうモノか自分で感じておきたかったことと、私と安生さんが組むことによって、今後下の人たちに見本となる試合にしたかった。それとファンには今までUWFはシングルでの闘いを極めていくんだという印象が強かったので、ダブルバウトに対する拒否反応もあったのだ。だからそこで下手は打てないという気持ちもあった。


私は今でもUインターの革命(参照:Uインターの革命 1/2~ダブルバウト~)だったと思っています。

そこにはプロレスにおける従来のタッグマッチとは違う、

競技としての駆け引きがありました。



先発は宮戸優光中野龍雄
先発は宮戸と中野

中野からローを打てば、
中野がローを出せば、

すぐに宮戸も一発返す。
宮戸もローで返す

組み合えば自然とロックアップが出来上がり、
ロックアップから、

寝技になって宮戸が足を極めに行くと、
グラウンドで宮戸が足を極めにいくと、

腕ひしぎ逆十字に切り返す中野。
中野も腕十字に切り返す

すぐ宮戸は反応して離れると、

サッカーボールキックで背中を蹴り上げてから、
立ち上がった宮戸はサッカーボールキックから、

「立て」と挑発。

猛然と突っ込んできた中野をいなすと、
挑発すると中野は猛然と敵陣へ

早くも安生洋二にスイッチです。
早くもスイッチする安生組

安生は速いミドルキックから、
左ミドルキックから、

ハーフハッチに行くも崩れてしまいます。
ハーフハッチは崩れるも、

が、すぐに腕ひしぎ逆十字、
下からの腕十字

中野もすぐに脱出しますが、

先に立った安生はサッカーボールキック。
抜けた中野に安生もサッカーボールキック、

宮戸同様、挑発していきます。
そして挑発、

カッとなった中野はそのまま突進すれば、

すぐに宮戸に交代します。
中野が熱くなると、

宮戸はコーナーに詰めての掌底ラッシュ。
今度は宮戸が掌底連射

息が上がる前にすぐ交代です。
すぐにクイックタッチ

この闘い方…戦略面ですが、

いわゆるクイックタッチでガンガン攻めていくという、

通常のタッグマッチでも攻撃の鉄則なんですよね。

特に連係プレーやカットプレーのないダブルバウトにおいては、

このクイックタッチこそ“ツープラトン”的意味合いを持っていたのではないでしょうか。

いや、むしろプロレスのタッグ理論に絡めるよりも、

テニスやバドミントンのダブルスに近い部分があった様に思えます。

中野、今度はニュートラルコーナーに押していきます。
中野、今度はニュートラルコーナーに押し込んで、

そして自軍コーナー付近に安生を投げて、

反則気味のエルボーを入れてから、
投げを放ってエルボー一発、

山崎一夫につなげます。
ここで山崎につなぐ

手の内を知り尽くす両者は探り合いから、
探り合いから、

掌打を繰り出したところで、

安生の一発がカウンターでヒット。
カウンターで安生の掌打がヒット

そこからバックを取ると、
安生がバックを取ると、

山崎もアームロックで切り返して、
山崎はアームロックの切り返しから、

足を取り直すとアキレス腱固めに持ち込んで、
アキレス腱固めで絞り上げ、

絞り上げると安生はロープエスケープ。
最初のロストポイントは安生

そのまま中野につなぐ山崎。
そのままタッチに行く山崎

このタッチワークもダブルバウトならではですね。

安生も交代し、

振り出しに戻った局面は、
安生も宮戸につなぎ、

宮戸がハイキック。
再びの顔合わせで宮戸のハイキック

中野も蹴り足をキャッチしてテイクダウンから、
中野も蹴り足を取ってテイクダウン

サイドを取って得意のリストロックでエスケープ奪取。
得意のリストロックで宮戸エスケープ

スタンドに戻ると、

ミドルキックが交錯したかに見えましたが…、
ミドルが交錯?

中野のトウが宮戸の金的にヒット!!
宮戸の金的にヒット

宮戸は何とか起き上がると、

すぐに安生にタッチを果たします。
たまらず安生にタッチ

後編へ続きます。

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tag : 山崎一夫 安生洋二 中野龍雄 宮戸優光

comment

Secret

No title

ダブルバウト、タッグマッチと称さない時点でインターなりの主張が感じられますね。
私の記憶が正しければ、週刊ゴングの記事によると宮戸→安生の最初のタッチの際に
「歴史的瞬間だ!」
というヤジが飛んだそうです。

高校生ながら
「・・・絶対に前から考えてただろ?狙いすぎだろ?」
と思いましたが(笑)

ゴングに載っていたルールによればタッチをする際には試合中でもタッチの意思を示せば交代できるという感じの事が書いていたような?
両者スタンドで離れている状態に限るとかのようなだった気がします。

しかし、トークライブ。
何らかの形で文字起こしを見てみたいものです。

>ナリさん

タッグマッチと称さない時点でインターなりの主張が感じられますね<これ不思議でもありますね。
総合格闘技という表現をあれ程嫌って、「大仁田の方じゃなく、こっちがプロレスなんだ」と言ってた宮戸がタッグマッチという言葉を使わなかったんですよね。

宮戸→安生の最初のタッチの際に「歴史的瞬間だ!」<Uの会場には、そういう掛け声マニア的ファンがたくさんいましたよね。独特のフレーズ持った方とか。

タッチをする際には試合中でもタッチの意思を示せば交代できるという感じの事が書いていたような?<攻防中にタッチした場合はエスケープ扱いで減点1でしたね。

トークライブ。何らかの形で文字起こしを見てみたい<そうなんですけどねぇ。
ただ過去のスネークピットイベントはほぼ活字NGですので、今回みたいのは特に出て来ないでしょうね。残念。
紫レガとは?

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Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

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