夜空を斬り裂け!!(1988)

今年のG1クライマックス最終戦は、

まさかの西武ドーム大会となりました。

西武ドーム…屋根はあってもほぼ屋外。

もっぱら今のところ観戦予定者の話題の中心は、

暑さと熱中症対策の様です。

夏の屋外ビッグマッチ…昭和プロレスなら田コロですね。

そしてこの会場ですね。

1988年7.29 有明コロシアム

IWGP挑戦者決定リーグ戦

アントニオ猪木vsビッグバン・ベイダー

アントニオ猪木vsビッグバン・ベイダー

バラエティに富んだアンダーカード(参照:元祖プロレスハンター無謀の雨)を終えて、

メインのリングに向かったアントニオ猪木
猪木入場

対戦相手の“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダーは、
ベイダーは甲冑で入場

いつもに増してハイテンションで、

大切なアイテムの杖を真っ二つにヘシ折ってしまいます。
ドクロの杖をヘシ折る

恒例の儀式で甲冑に祈りを捧げると、

噴射する煙の死角を衝いて、
いつもの祈りを捧げた瞬間、

猪木奇襲のドロップキックで試合の幕開けです。
猪木奇襲のドロップキックで、

たまらず場外転落のベイダー、
ベイダーは場外転落

猪木も追って行き、

雨で足元を滑らせながらナックル連発。
そのまま場外戦へ、

ベイダーも反撃に転じます。
ベイダーも反撃に転じ、

両者もつれてフェンスの外に出ますが、
フェンスの外に出た時、

どうやらここで左腕を痛めてしまった様です。
どうやら左腕を負傷

そこは見逃さない猪木、

ジャンピングキックから、
そこに猪木のジャンピングキック、

ミドルキックと続け、
さらにミドルキックから、

早くも腕折りが飛び出します。
ショルダーアームブリーカーへ

しかしベイダーもまだ元気いっぱい、

コーナー対角線に猪木を振って、

ベイダーアタックで圧殺していきます。
ベイダーもベイダーアタックで返す

猪木は隙を見て再び腕折りへ。
もう一度アームブリーカーへ

たまらず場外へエスケープするベイダー、
ダメージが大きいベイダー

こういった間の取り方が、

他の巨漢レスラーとは違う部分なのでしょう。

リングに戻ると待っていたのは、

猪木のバックドロップ!!
猪木のバックドロップ

頭部よりも左腕にダメージを負った模様ですが、

投げた猪木も腰にダメージ。

そこを見逃さないベイダーのベアハッグ…さすがです。
ベイダーはカウンターのベアハッグから、

さらにサーフボードストレッチでグイグイ締め付けます。
強烈なサーフボードストレッチ

耐え抜いた猪木は腰投げで返すと、
猪木は腰投げで返して、

こちらも腕ひしぎ逆十字で再び左腕に照準。
腕ひしぎ逆十字へ

ベイダーは上体を起こすと、

顔面へのパウンド連打で脱出。
ベイダーは顔面パンチで脱出すると、

これに怒った猪木はコーナーに詰めて、

ケンカ殺法で返していきます。
猪木は一転してケンカ殺法

ベイダーは再度場外に降りて、間をおいてから、

リングへ戻るとハイアングルのブレーンバスター。
ベイダーは高々と持ち上げてのブレーンバスター

さらにビッグバンクラッシュ!!
さらにビッグバンクラッシュ!!

猪木はこれをカウント2でキックアウト。

ベイダーは休む事なくロープに振ってのラリアート、

これを猪木はダッキングして、
ラリアートは猪木がダッキングして、

例によって打点が高いドロップキック。
ドロップキック炸裂

この時点で45歳ですが、バネが衰えていませんね。

勢いよくベイダーをボディスラムで叩き付けると、
ボディスラムで叩き付けて、

トップロープに駆け上がり、

急降下爆弾。
急降下爆弾

この一連の流れ…実に速いです。

ここで延髄斬り!!
延髄から、

そして再び左腕を極めていきます。
腕を極めに行くが、

これを凌いだベイダーは、

コブラツイスト気味のストレッチから、

無防備な猪木の顔面へパンチの連打。
逆にベイダーがストレッチから顔面パンチ連発

一瞬意識の落ちかけた猪木に、

ベイダーはカバーに入りますがカウント2.9。
そのままカバーに行くが、猪木2.9で返す

返す刀で三度目のショルダーアームブリーカー。
もう一回アームブリーカーから、

そこからもつれ合って場外へ転落しますが、

ここからキラー猪木の凶行現場を目撃する事となります。

ベイダーは左手で猪木を鉄柱に押さえつけて、

右手でリング下から何かを探します。
場外戦で猪木を鉄柱に固定して何かを探すベイダー、

見つけたリング調整用の工具を手にすると、

フルスイングで一撃!!
手にした凶器での一撃は猪木が間一髪かわして、

しかしこれを間一髪かわした猪木は、

右のオープンナックルと同時に工具を奪い取ると、
奪い取ると、

何と尖った柄の先端で、

ベイダーの左上腕に一撃!!
上から一撃、

横殴りでもう一撃!!
横殴りに一撃、

倒れ込むベイダーにさらにもう一撃!!
トドメにもう一撃

すぐにキャットらが“介抱する為”に囲むと、

無残にパックリ開いた傷口…。
パックリ開いた傷口

この猪木の表情…。
「またやっちまった…」

ベイダーが呻きながらリングに戻ると、

傷めがけて蹴りまくり。
リングに戻ったベイダーを容赦なく蹴りまくって、

一気に卍で勝負に出ますが、
卍固めにいくが、

これを力で振りほどくと、
ベイダーは返して、

ベイダーも一発狙ってトップロープへ。
ボディスラムからコーナー最上段へ、

ダイブしたタイミングで猪木はかわしながら腕を取ると、
飛んだところで猪木が腕を捕えて、

“大巨人殺し”の腕固め!!
完璧なアームロック!!

これでもかというくらいに絞り上げるとベイダーはギブアップ!!

快心のダーッ! が飛び出します。
たまらずベイダーはギブアップ

ぐったりしたベイダーの傷口が痛々しい。
しばし動けないベイダー

この勝利によって、

IWGP挑戦者決定リーグをトップ通過した猪木が、

8.8横浜での藤波辰巳への挑戦権を獲得したのです。
猪木は力を込めてのダー!

全身に返り血を浴びた猪木が控室に戻ると、
返り血をたっぷり浴びて向かった先は、

すぐに向かった先は弟子の藤波のもとでした。

猪木
「藤波…約束通り来たからな。あとは勝負だ」

IWGP王者・藤波のもとです

無言で握手に応える藤波。
がっちり握手して、いざ8.8へ

今年も暑い夏がやってきました。

 俺達の飛龍革命

 20 years ago

 お前が目の前にいるならいい

 僕らの記念日

 ひとりアントンハイセル


感動させてよ!!

関連記事
スポンサーサイト

tag : アントニオ猪木 ビッグバン・ベイダー 藤波辰巳 IWGP

comment

Secret

No title

おおう、奇遇にもワタクシも今週、この辺りのワールドプロレスリングを見まくってました。

この猪木VSベイダー、藤原VSニールセン、ベイダー・マサVSマードック・アドニス、そして伝説の8.8に続く流れですね。

この時点で45なんですね。フィニッシュは、やり慣れている技でもないのに、淀みなく極めて、しかもそれが絵になるからさすが猪木だなと思いましたよ。

こりゃ、また懐かしい。

こんばんは。

ベイダーの傷口を見た時は戦慄が走りましたが、最近出た、語れ新日本にはクロネコはカット職人みたいな記述があり時代も変わったというか何というか。


ちなみに私の初中島は猪木ベイダーの3戦目があり海賊男の乱入で無効試合となりました。当時はオイオイと思いましたが海賊男を生で見れたのは、かなり貴重な体験となりました。その日の第5試合ぐらいにオートンJr.が出てて山崎に勝ってましたけどね。

>スパさん

奇遇にもワタクシも今週、この辺りのワールドプロレスリングを見まくってました<これまた縁を感じますね。

ベイダー・マサVSマードック・アドニス<そういやアドニス来てたんですね。恐らく最後の方ですよね。
この時期はソイヤーとかマニー・ヘルナンデスも来てましたし、何気に豪華でした。

フィニッシュは、やり慣れている技でもないのに、淀みなく極めて、しかもそれが絵になる<むしろアンドレ戦よりも絵になっていましたからね。
あと諸説ありますが、躊躇なく尖った方で刺していくあたり…文字通りキラーですよね。

>aliveさん

こんばんわ。

最近出た、語れ新日本にはクロネコはカット職人みたいな記述が<あの本ってオフィシャルではないんでしたっけ?
でも選手も登場していた様な…だとしたら凄い事書いてますよね。

私の初中島は猪木ベイダーの3戦目があり海賊男の乱入で無効試合となりました<粉撒いちゃいましたよね。
あの試合も行っていないんだよなぁ…。

海賊男を生で見れたのは、かなり貴重な体験となりました<ガスパーとして完成する前のプロトタイプですからね。

その日の第5試合ぐらいにオートンJr.が出てて山崎に勝ってました<このシリーズが久々の来日でしたよね?
オートンはこの急な起用に何を思ったんでしょうね。

No title

「語れ新日本」とは何だろ?と思ってamazonを見たら、あ~これかと。
本屋にあって中をチラッと見て読んでないけど買ってなかったです。

私ら世代では、カット職人とかそういう”裏側”については徹底的に隠すべきという育ち方(振る舞い方?)を染みこませながら生きてきた訳ですが、そういう部分については編集の段階でどうもしなかったのか、気づきもしなかったのか、編集側の意図なのか。

以前、ジャガー横田かデビル雅美のインタビューを紙プロで見た時に
「こんなこと言っていいのかなぁ?」
インタビュアー「いいですよ、今はみんな知ってますから」
みたいな会話を見て、読んでるテンションが一気に下がった事を思い出します。
お前が決めることじゃないだろ?って感じで。


話はそれましたが、この頃猪木は45歳。
そりゃあ、藤波も「いつまでこの時代が続くんですか」と言いたくなりますよね(笑)

>ナリさん

中をチラッと見て読んでないけど買ってなかったです<他ジャンルでは結構読み応えある一冊が多いんですけどね。
今日書店で似通った本があり、表紙を見ると宝島社でした。
何か数年前はさんざん攻撃しておいて(今はノアですね)いざ新日が軌道に乗ったら手のひら返して…みたいに感じます。

私ら世代では、カット職人とかそういう”裏側”については徹底的に隠すべきという育ち方<高橋本が免罪符みたいな。
わかっちゃってるんですよね、今は。だからほとんどの団体でやらなくなった訳ですし。
ただ言ったり書いたりするのは野暮でしょうね。

インタビュアー「いいですよ、今はみんな知ってますから」…お前が決めることじゃないだろ?<みんなが知ってるという事はないでしょうし、知らないのに知ったふりをするとか、誰か一人の文言だけを鵜呑みにしてる方もいます。
だから悪い意味での何でもありになっちゃってるんでしょうね。

そりゃあ、藤波も「いつまでこの時代が続くんですか」と言いたくなりますよね<言葉のやり取りだけを受け取れば、あれも高橋本以上のインパクトなんですけどね。

こんなことを書くのは最初で最後

「介抱のために」って、レガさんも冗談がきついですなぁ。
でも、あの当時も、「クロネコ攻撃で流血」なんて言ってる奴は居たし。
90年日米レスリングサミットを報じる東スポもすごかった。「椅子で脳天を強打、額から出血」って、叩いたところと傷ついたところが違うじゃねえか。

>SisLANDさん

冗談がきついですなぁ<えっ!? あれって介抱してるんじゃないんですか? 応急処置みたいな。

「クロネコ攻撃で流血」<不自然な囲み方したり、レフェリーが異様に指先にテーピング施してたり…わかりやすいっちゃわかりやすいんですけどね。

「椅子で脳天を強打、額から出血」<はははは。
80年代にひょうきん予備校という番組で講師として出演した古舘アナは、本部席の机に叩き付けられた際、明らかに手で押さえてたのに、額を押さえるレスラーの仕草について、「あれは手を打って痛いので、額で押さえてるんです」という逆転現象を強調していました(笑)。
物は言い様…いか様にも脳内変換出来るのがプロレスの素晴らしいところだと思います。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード